サイト内検索:

外為リアルタイムレビュー: 植野の最近のブログ記事

植野の最近のブログ記事

ドル円相場、昨日の値動きと本日の注目材料(H23.11.30)

おはようございます。

昨日の外国為替市場でドル円相場は一時78円28銭と11月2日以来の水準まで上昇した後77円60銭台に下落するなど、やや荒っぽい展開となりました。現在は77円90銭台に買い戻されて推移しています。

1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)東京早朝は78円00銭前後。前夜のNY市場で円全面安が進んだ流れを引き継ぎ、序盤はドル買い・円売り優勢の展開。仲値公示に向けたドル買いの思惑なども意識されると午前中には一時78円28銭と11月2日以来の水準まで上昇。ただこの水準では上値が重く、本邦個人や輸出企業のドル売り注文などが意識されて反落すると、午後にかけて77円90銭前後まで下落。売り一巡後は78円00銭付近に買い戻されて欧州勢の参入待ち。

(2)欧州時間帯に入り、イタリア国債入札を睨んだ警戒感から欧州株が軟調に推移し、ユーロ円が下落するとドル円もつれ安、断続的に77円70銭台に下ヒゲを差し込む展開に。19:00に実施されたイタリア国債入札は利回り水準こそ高かったものの、応札倍率などが心配されていたほど低くなかったことが好感され、ユーロドルが急騰。同時にユーロ円も上昇したが、ユーロドル市場でのドル売りの方が強く意識される形でドル円も一時77円62銭付近まで下落。ただこの水準では下値も堅く、対ユーロでのドル売りが一巡してドルが買い戻され始めるとドル円でもショートカバーが優勢になって77円80銭前後に反発。

(3)NY時間帯に入り、序盤はドル買い・円売り優勢で77円90銭付近に上昇。その後24:00に発表された米11月コンファレンスボード消費者景気信頼感指数が市場予想を大幅に上回る良好な結果になると78円00銭目前まで上ヒゲを伸ばすが、この水準で息切れすると上値が重い展開となり、77円80銭前後に押し戻される。その後は手掛かり材料難から方向感を見失い、77円90銭前後に上昇した後、77円80銭台に押し戻されて東京勢の参入待ち。

・・・という流れでした。

本日の主な材料ですが・・・

08:50 日10月鉱工業生産(速報)
09:00 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁、講演
09:01 英11月GFK消費者信頼感指数
09:30 豪7-9月期民間設備投資
09:30 シュタルクECB理事、講演
10:00 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁、講演
10:30 日10月毎月勤労統計
14:00 日10月新設住宅着工戸数
16:00 独10月小売売上高
16:45 仏10月生産者価格指数(PPI)
16:45 仏10月消費支出
17:55 独11月雇用統計
19:00 本邦外国為替平衡操作の実施状況(10/28-11/28の介入実績)
19:00 ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP、速報値)
19:00 ユーロ圏10月失業率
19:30 スイス11月KOF景気先行指数
21:30 米11月チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス企業人員削減数
22:15 米11月ADP全米雇用報告
22:30 加10月鉱工業製品価格
22:30 加10月原料価格指数
22:30 加9月国内総生産(GDP)
22:30 加7-9月期国内総生産(GDP)
22:30 米7-9月期非農業部門労働生産性・単位労働コスト(改定値)
23:45 米11月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米10月中古住宅販売成約
25:30 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
28:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

・・・というラインナップになっています。

異様に材料が多い1日になりますが、ドル円と直接絡むところでは、19:00に本邦財務省が公表する10月28日から11月28日までの介入実績が注目されます。10月31日の介入金額は市場推計では7.5-8.0兆円程度だったとの見方が流布していますが、本日公表される数字がこれを大幅に上回る場合は、介入実施後数週間取り沙汰されていた覆面介入の疑いが濃厚になるかもしれません。

米国時間帯では、今晩は22:15にADP全米雇用報告の公表が予定されており、週末の米雇用統計の先行指標としての注目を集めることになりそうです。最近発表されている米経済指標は比較的良好なものが多く、非常に淡い米国景気自律回復への期待も一部で意識され始めていますが、ADP前後に発表されるその他の経済指標も含めて、米国系回復期待をサポートするか否かが注目されます。

このほか、本日欧州ではブリュッセルでEU財務相理事会、ポルトガルで2012年度予算案の最終採決なども予定されています。結果次第ではユーロ圏債務問題絡みの市場の期待がいずれの方向にも揺さぶられる可能性があり、ドル円相場の不規則変動の素になる可能性もあり、要注意です。

今日も一日よろしくお願いします。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル円、今週これからの攻防に注目

先週末から今週週明けにかけて、ドル円相場が堅調に推移しており、先ほど一時78円28銭と約3週間ぶりの水準にまで上昇する場面がありました。

この結果、最近のドル円相場の日足チャートフェイスを眺めてみると、

(1)60日移動平均線絡みの下値攻防を粘り切って、足下では上向きの20日移動平均線の上部に持ち上がって来ている。

(2)一目均衡の雲の下限付近での攻防も粘り切って、足下では雲の上限よりも上の水準で推移している。

・・・という状況が示現しています。

現在、暦的には米国のサンクスギビングが終わってクリスマス向かう時期に差し掛かっており、欧米系ファンド勢が既存の各種持ち高整理に動くとの期待が生まれ易い時期にあるため、今週これからのドル円相場がこの辺りの水準での下値堅めに成功すれば、いったんは上値トライの雰囲気が強まる可能性も出てきました。

その場合、現在値よりも上の水準には、

80.42 今年高安1/2戻し
80.00 心理的節目
79.53  10/31高値
79.36 200日移動平均
79.15 HBOP(ピボット・ブレイクポイント)
78.70 R2(ピボット・レジスタンス2)
78.48  ボリンジャーバンド2シグマ上限
78.35 R1(ピボット・レジスタンス1)

・・・などの攻防ポイントが控えており、これらの砦のうち、どの辺りまで突破できるかによってドル円の師走相場の味付けがかなり変わってくるかもしれません。

ただし、

最近のドル円の日足チャートフェイスを改めて眺めなおしてみると、

(1)現在値よりもちょっとだけ下の水準に、20日、100日、60日などの重要な移動平均線が密集していて、下抜けしたらすぐに走りそうな雰囲気もある。

(2)一目均衡の雲の厚みがかなり薄くなっていて、ちょっと下がったらすぐにまた雲の下限界隈での下値攻防に押し戻される可能性もある。

・・・という風にも受け止めることが可能です。

その場合、現在値よりも下の水準には、

78.05 10月高値と11月安値の半値押し
77.55   S1(ピボット・サポート1)
77.49 20日移動平均
77.10  S2(ピボット・サポート2)
77.01   60日移動平均
76.75  LBOP(ピボット・ブレイクポイント)
76.57   11/18安値
76.54  ボリンジャーバンド2シグマ下限
75.32   今年安値(戦後最安値)

・・・などが控えており、これらの砦のうちの幾つかが突破されたらすぐにまた戦後最安値界隈での攻防観測が盛り上がることも考えられます。

その意味で、今週これからのドル円相場の振る舞いが、テクニカル的にはとても重要な正念場になりそうです。

そこで改めて今週これから提供されるドル円直撃系の材料のラインナップを眺めてみると、月末月初特有の米国の重要指標ラッシュが目立ちます。今晩発表されるコンファレンスボードの消費者景気信頼感指数を皮切りに、明日水曜日のADP全米雇用報告、木曜日のISM製造業指数と失業保険新規請求件数、そして金曜日の米国雇用統計、などはいずれも直近11月分の米国の景況感や景気実態の動きを伝える指標としてかなり重要です。

最近のドル円相場は、ユーロドルやユーロ円に代表される他通貨市場の地合いを時間帯によって都合よくつまみ食いしながら主体性に乏しい日々の値動きを作り込んできたような雰囲気が濃厚でしたが、昨晩は久しぶりに米国のクリスマス商戦の出足好調を好感した米国株の大幅上昇に反応するなど、米国の景況感に由来する値動きが復活するような兆候を見せています。

今週これから発表される米経済指標が米国景気の回復期待をサポートするような内容になるなら、ドル円は上値試し、ガッカリの内容で失望を誘うようならドル円は下値試しで重要なチャートポイントの攻防を繰り広げることになりそうです。

その意味では、ちょっと大げさかもしれませんが、今週これからにかけての値動きが、ドル円の師走相場、大晦日に向けた地合いを決めてしまうことになるかもしれないぐらい重要なテクニカル・メッセージを発する転換点になる可能性があります。

楽しみな局面になってきました。

ご質問、ご感想などはこちらから

安住財務大臣、白川日銀総裁の発言コラボ伝えられるも・・・

安住財務相の発言として、

・為替の適正な水準確保へ努力していきたい

・・・が伝わってきています。

ほぼ同じ時間帯に

白川日銀総裁による

・長めの金利やリスクプレミアムに働きかけ、為替にも影響が出る政策を実行している

・・・とのコメントも伝えられており、財務省、日銀の2トップによる為替コメントのコラボが久しぶりに観測されました。

ただ内容的には新味に欠けるため、為替相場の反応は限定的です。

ドル円は現在、78円20銭付近で推移しています。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル円、一時78円28銭。昨晩高値を上抜け・・・

ドル円相場が堅調に推移し、先ほど一時78円28銭と、昨晩のニューヨーク市場で記録した78円24銭の高値を僅かですが更新する場面がありました。

特段の手掛かりは伝わってきていませんが、ほぼ同じ時間帯にクロス円も軒並み堅調ないし上昇気味に推移しているほか、日経平均株価も前日比プラス圏での推移となっていることから、昨晩同様にいわゆるリスク許容度緩和型の円安ムードが背景になっているのではないかとの声が多いようです。

前週末に伝えられたアメリカのクリスマス商戦の出足好調観測に加え、ユーロ圏債務問題への政策対応進展期待などが週末から週明けにかけてのリスクオンムードの背景になっているようですが、米国の景気回復期待、ユーロ圏の政策対応については、これまで何度も偽りの改善期待による糠喜びと、失望によるリスクオフモードへの逆戻りが繰り返されており、最近の動きが本物なのかどうか、まだ疑心暗鬼が渦巻いています。

その意味では今週これから発表される一連の米国経済指標とユーロ圏財務相会合以降の政策対応進展具合が注目されます。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル円相場、昨日の値動きと本日の注目材料(H23.11.29)

おはようございます。

昨日の外国為替市場でドル円相場は一時78円24銭界隈まで上ヒゲを伸ばし、約3週間ぶりの水準にまで上昇する場面がありました。

1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)週明け東京の動き出しは77円50銭前後。週末に伊地元紙が「国際通貨基金(IMF)が6000億ユーロ規模のイタリア支援を準備」などと報じたことを好感する形でユーロドルが上昇して始まると対ユーロでのドル売りの影響からドル円も一時77円44銭付近まで下落。ただ77円台半ばでの下値が堅く、ユーロドルの上昇が一巡すると今度はユーロ円や豪ドル円などのクロス円の上昇が意識されてドル円も77円80銭前後に反発するなど他通貨市場睨みで主体性に乏しい展開が続く。朝方の売買一巡後は材料難から方向感を見失い、77円60銭台で膠着状態に。

(2)欧州時間帯に入り、ECBが欧州債務危機に対して追加の対策を打ち出すとの期待から欧州株が上昇して始まったことや、週末に伝えられた米クリスマス商戦の出足好調を好感して国際商品市況がの堅調に推移するとクロス円が上値を伸ばしてドル円でもやや円売りが優勢に。一時77円70銭台まで上昇したが、同時にストレートドル市場ではドル売りが優勢となったため、ドル円の上値追いも限定的。その後は77円60銭台に押し戻された後、77円70銭台に買い戻されるなど、方向感の出ない往来に終始。

(3)NY時間帯に入り、序盤は77円70銭台でのもみ合いが続いたが、高寄り後のNYダウが一時前週末比で330ドル超の大幅上昇となったことを背景にドル買い・円売りが活発化して78円台を回復。ロンドン16時のフィキシングに向けた買いの噂なども意識され一時78円24銭と約3週間ぶりの高値圏まで上昇。その後は利食い売りなども入って反落するが77円90銭付近の下値が堅く、NY市場引けにかけては78円00銭を挟んだもみ合い商状となって東京勢力の参入待ち。

・・・という流れでした。

本日の主な材料ですが・・・

08:30 日10月完全失業率
08:30 日10月有効求人倍率
08:30 日10月家計調査
08:50 日10月商業販売統計(速報)
16:00 英11月ネーションワイド住宅価格指数
18:30 英10月消費者信用残高
18:30 英10月マネーサプライM4
19:00 ユーロ圏11月消費者信頼感指数(確定値)
22:30 加7-9月期経常収支
23:00 米9月ケース・シラー住宅価格指数
24:00 米11月コンファレンスボード消費者景気信頼感指数
24:00 米9月FHFA住宅価格指数
25:30 イエレン米FRB副議長、講演
26:15 ラスキン米FRB理事、講演
26:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁、講演
30:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演

・・・というラインナップになっています。

最近のドル円相場は対ユーロを中心とした他通貨市場でのドルの地合いに左右される傾向が強かったものの、昨晩の欧米市場に関して言えば、米国株価の大幅上昇に象徴される米国景気回復期待に反応してドル高、円安が進む展開となりました。前週末に伝えられた米クリスマス商戦の出足好調などが好感されたとみられるほか、欧州当局によるユーロ圏債務危機対応が進むとの根拠不明の期待などが欧米株の大幅反発に寄与したと伝えられています。問題はそうした期待の持続性ですが、上記のように、今晩は米国で複数の経済指標及びFRB要人の発言が予定されているほか、欧州ではブリュッセルでユーロ圏財務相会合が開催されます。週明けの外国為替相場は典型的なリスク・オン型での始動となりましたが、その傾向が持続するかどうか、本日以降が正念場になりそうです。

今日も一日よろしくお願いします。

ご質問、ご感想などはこちらから

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
RSSで購読

カテゴリ

最新の記事

外為どっとコム