総研ブログ

17日のドル円相場ときょうのひとこと(5/20月)

米金利低下でも週足横ばいの十字線 ドル高一服も円安は継続 

———–5/17ドル円相場————————–

日銀オペ減額見送りをきっかけに155.978まで上昇

OP155.315 HI155.978  LO155.244 CL155.711

———-5/17主な出来事—————————-

10:10 日銀定例オペ、国債買い入れ額を前回から据え置き

11:00 中国4月小売売上高(前年比) +2.3%
前回+3.1%
予想+3.7%
11:00 中国4月鉱工業生産(前年比) +6.7%
前回+4.5%
予想+5.5%

18:00 ユーロ圏4月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比) +2.4%
前回+2.4%
予想+2.4%
18:00 ユーロ圏4月コアHICP・改定値(前年比) +2.7%
前回+2.7%
予想+2.7%

23:00 アメリカ4月景気先行指数(前月比)  -0.6%
前回-0.3%
予想-0.3%

26:30 ボウマンFRB理事
「今年はインフレ鈍化に関してさらなる進展はまだ見られない」
「政策金利の維持でインフレはさらに低下する見通しだが、リスクはある」
「金利変更には引き続き慎重、インフレ進展次第では利上げも辞さない」

———-5/17株式・債券・商品———————-

日経平均 38787.38▼132.88
豪ASX  7814.372▼66.918
上海総合 3154.026△31.625
英FT   8420.26▼18.39
独DAX  18704.42▼34.39
NYダウ  40003.59△134.21

日10年債利回り 0.949%△0.022
豪10年債利回り 4.212%△0.025
英10年債利回り 4.127%△0.048
独10年債利回り 2.515%△0.055
米02年債利回り 4.8245%△0.0292
米10年債利回り 4.4198%△0.0449

NY原油 80.06△0.83
NY金  2417.40△31.90

———–5/20注目材料—————————–

<国内>
なし

<海外>
10:15 中国LPR(ローンプライム金利)
21:45 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
22:00 バーFRB副議長、講演
22:00 ウォラーFRB理事、講演
23:30 ジェファーソンFRB副議長、講演
27:00 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演

———–5/20きょうのひとこと———————-

先週のドル円はほぼ横ばい。週足チャートには寄引同値の十字線が描かれました。この間、米10年金利は4.49%から4.42%へと7bp低下。2年金利も4.86%から4.82%へ4bp低下しています。米4月CPIが多少なりとも鈍化したことで金利差由来のドル高・円安圧力は緩和したはずですが、それでもドル円は横ばい。金利差だけではない円売り圧力が存在することを改めて感じる動きでした。たとえば、豪ドル円は米金利低下を好感した株高で104円台を回復。FRBの再利上げの目がほぼなくなったことでキャリー取引目的の円売りが発生していると見られます。つまり、ドル高が沈静化しても円安は継続。ドルが下落に(明確に)転じるまではドル円の下げにくさも継続する公算が大きいと考えられます。

本日もよろしくお願いします。