昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/21木)

タカ派FOMC議事録は「過去」の議論か、あるいは「明日」の議長講演にも影響か
———–8/20ドル円相場————————–
146.866まで下落もFOMC議事録で下げ渋る
OP147.556 HI147.815 LO146.866 CL147.340

———-8/20主な出来事—————————-
08:50 日本7月貿易収支(通関ベース) -1175億円
前回+1531億円(1521億円)
予想+1962億円
11:00 RBNZ、政策金利を3.25%から3.00%へ引き下げ
「中期的なインフレ圧力が予想通りに緩和しつづければ金利をさらに引き下げる余地がある」
12:00 ホークスビーRBNZ総裁
「利下げをより速く進めるか、より遅く進めるかは、今後の経済データ次第」
15:00 イギリス7月消費者物価指数(前年比) +3.8%
前回+3.6%
予想+3.7%
15:00 イギリス7月消費者物価指数・コア(前年比) +3.8%
前回+3.7%
予想+3.7%
18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数・改定値(前年比) +2.0%
前回+2.0%
予想+2.0%
18:00 ユーロ圏7月コア消費者物価指数・改定値(前年比) +2.3%
前回+2.3%
予想+2.3%
21:36 トランプ米大統領
「(住宅ローン不正疑惑が報じられた)クックFRB理事は今すぐに辞任するべきだ」
27:00 FOMC議事録
「ほぼ全てのメンバーは金利据え置きが適切だと判断」
「過半数のメンバーはインフレリスクが雇用リスクを上回ると認識」
「反対票を投じたメンバーはインフレが持続する可能性は低いと見ており、雇用リスクを懸念」
———-8/20株式・債券・商品———————-
日経平均 42888.55▼657.74
豪ASX 8917.974△21.819
上海総合 3766.210△38.922
英FT 9288.14△98.92
独DAX 24276.97▼146.10
NYダウ 44938.31△16.04
日10年債利回り 1.611%△0.009
豪10年債利回り 4.2973%▼0.0297
英10年債利回り 4.672%▼0.068
独10年債利回り 2.717%▼0.033
米02年債利回り 3.7478%▼0.0023
米10年債利回り 4.2907%▼0.0155
NY原油 62.71△0.94
NY金 3388.50△29.80
———–8/21注目材料————————–
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
07:45 7月NZ貿易収支
15:00 4-6月期ノルウェーGDP
16:15 8月仏製造業PMI・速報値
16:15 8月仏サービス業PMI・速報値
16:30 8月独製造業PMI・速報値
16:30 8月独サービス業PMI・速報値
17:00 8月ユーロ圏製造業PMI・速報値
17:00 8月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
17:30 8月英製造業PMI・速報値
17:30 8月英サービス業PMI・速報値
18:00 6月ユーロ圏建設支出
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
21:30 8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:45 8月米製造業PMI・速報値
22:45 8月米サービス業PMI・速報値
23:00 8月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
23:00 7月米景気先行指数
23:00 7月米中古住宅販売件数
—– ジャクソンホール・シンポジウム(~23日)
———–8/21きょうのひとこと———————-
7月末に行われたFOMCの議事録が公表され「ほぼ全てのメンバーは金利据え置きが適切だと判断」していたことや、「過半数のメンバーはインフレリスクが雇用リスクを上回ると認識」していたことが明らかになりました。もっとも、これは7月の雇用統計やCPIで次回利下げ観測が急速に高まる前の議論につき、市場としては割り引いて評価せざるを得なかった模様です。金利もドルも下げ幅を縮小する動きにとどまりました。とはいえ、市場との対話を重視するFRBがこのタイミングでタカ派トーンの議事録を公表したということは、明日のパウエル議長の講演内容がそれとは逆のハト派トーンになる可能性が低いことを示唆しているのではないでしょうか。
本日もよろしくお願いします。