昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/23水)

日米関税「マッシブ・ディール」が成立 円買いと円売りが交錯の反応
———–7/22ドル円相場————————–
参院選後の円買戻し一巡で147.946まで持ち直すも米金利低下のドル売りで146.310まで反落
OP147.237 HI147.946 LO146.310 CL146.668

———-7/22主な出来事—————————-
07:45 ニュージーランド6月貿易収支 +1.42億NZドル
前回+12.35億NZドル(10.82億NZドル)
10:30 RBA議事要旨
「必要な政策引き締めの程度が弱まるにつれて、金利を慎重に引き下げることが賢明」
「(利下げを支持した3人は)インフレ率が持続的に目標に戻る軌道にあるという十分な証拠がすでにあり、政策をさらに緩和するのを待つ必要性は低下していると判断」
18:15 ベイリーBOE総裁
「借入コストの上昇は、通商政策による世界貿易への影響を巡る懸念や財政政策の不透明感によってもたらされている」
20:46 ベッセント米財務長官
「8月1日の期限までの合意は、多くの国にとって困難」
「期限が過ぎた後でも交渉の継続は可能」
「今後数日間に多くの合意が期待できる」
「28-29日にストックホルムで中国当局者と会談する予定」
「パウエル氏が今辞任すべきだと思われる要素は何もない」
23:00 アメリカ7月リッチモンド連銀製造業指数 -2
前回-7(-8)
予想-2
24:46 トランプ米大統領
「金利が住宅購入者に問題を引き起こしている」
「パウエルFRB議長が金利を高く設定しているのはおそらく政治的な理由」
「政策金利は1%にするべき」
「(パウエルFRB議長辞任について)彼は8カ月以内に退任しなければならない」
———-7/22株式・債券・商品———————-
日経平均 39774.92▼44.19
豪ASX 8677.172△9.004
上海総合 3581.861△22.070
英FT 9023.81△10.82
独DAX 24041.90▼265.90
NYダウ 44502.44△179.37
日10年債利回り 1.519%▼0.022
豪10年債利回り 4.3040%▼0.0184
英10年債利回り 4.569%▼0.034
独10年債利回り 2.590%▼0.023
米02年債利回り 3.8334%▼0.0274
米10年債利回り 4.3440%▼0.0337
NY原油 65.31▼0.64
NY金 3443.70△37.30
———–7/23注目材料————————–
<国内>
10:30 内田日銀副総裁、講演
12:35 日本40年債入札
<海外>
14:00 6月シンガポール消費者物価指数
17:00 6月南アフリカ消費者物価指数
23:00 7月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
23:00 6月米中古住宅販売件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米20年債入札
———–7/23きょうのひとこと———————-
先ほど午前8時過ぎ、トランプ米大統領が日本との「マッシブなディール」が成立したと発表しました。トランプ氏のSNSによれば、対日関税を15%に下げる代わりに、日本は5500億ドル(80兆円)の投資を約束し、利益の90%を米国に支払うとのことです。ドル円は売買が交錯しており、いまのところ反応は限定的です。詳細は不明ながらも関税が25%から15%に下がったことは円にとってポジティブかもしれません。日銀が利上げしやすくなるとの思惑にもつながる可能性があります。一方、80兆円の対米投資はフロー(ドル買い)の面で円のネガティブ材料でしょう。ディール成立を好感した株価の上昇も低金利通貨の円にとってネガティブです。そう考えるとドル円に売買が交錯するのは、とりあえず頷ける動きです。
本日もよろしくお願いします。