総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/5水)

「高市トレード」の持続性めぐり株価に注目 米ADPにも関心

———–11/4ドル円相場————————–

9カ月ぶり高値154.484へ上昇も153.315まで反落 株安で高市トレード逆回転

OP154.192 HI154.484  LO153.315 CL153.668

———-11/4主な出来事——————————-

11:34 片山財務相
「(為替ついて)一方的で急激な動きがみられる」
「高い緊張感をもって見極めている」

12:30 RBA、政策金利を3.60%に維持
「基調的インフレ率の上昇の一部は一時的要因によるもの」
「中心的予測では、基調インフレは今後数四半期3%を上回った後、27年には2.6%に落ち着く」
「慎重な姿勢を維持し、今後のデータを踏まえて見通しを更新する意向」

13:30 ブロックRBA総裁
「利下げは検討しなかった」
「一段の利下げ、行う可能性も行わない可能性もある」
「政策金利はほぼ中立に近い、会合ごとに判断」

17:14 リーブス英財務相
「世界的に政府の借入コストが上昇している」
「インフレ率の低下が予想よりも遅れている」
「政府債務の削減が予算の優先課題」
(公約である増税見送りへの言及なし)

———-11/4株式・債券・商品———————-

日経平均 51497.20▼914.14
豪ASX  8813.705▼81.091
上海総合 3960.186▼16.335
英FT   9714.96△13.59
独DAX  23949.11▼183.30
NYダウ 47085.24▼251.44

日10年債利回り 1.672%△0.003
豪10年債利回り 4.3499%△0.0135
英10年債利回り 4.425%▼0.010
独10年債利回り 2.654%▼0.013
米02年債利回り 3.5758%▼0.0287
米10年債利回り 4.0852%▼0.0253

NY原油 60.56▼0.49
NY金  3960.50▼53.50

———–11/5注目材料—————————–

<国内>
08:50  日銀金融政策決定会合議事要旨(9月)

<海外>
06:45  7-9月期NZ失業率
06:45  7-9月期NZ就業者数
10:45  10月RatingDog中国サービス業PMI
16:00  9月独製造業新規受注
16:45  9月仏鉱工業生産
17:30  スウェーデン中銀、政策金利発表
17:50  10月仏サービス業PMI・改定値
17:55  10月独サービス業PMI・改定値
18:00  10月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
18:30  10月英サービス業PMI・改定値
19:00  9月ユーロ圏生産者物価指数
19:00  ナーゲル独連銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
22:15  10月ADP全米雇用報告
23:45  10月米サービス業PMI・改定値
24:00  10月米ISM非製造業景況指数
24:00  コッハー・オーストリア中銀総裁、講演
24:30  EIA週間原油在庫統計
25:15  ブリーデンBOE副総裁、講演
—–  米最高裁、トランプ政権の相互関税巡る口頭弁論

———–11/5きょうのひとこと———————-

「高市トレード」の持続性という観点から、きょうは株価動向に注目です。昨日の世界的な株安は熱狂が続いていたAI関連銘柄の下落が主導したものでした。「高値警戒感による調整ムード」と「高市政権への期待」がせめぎ合う展開が予想される日本株の動きは、きょうも円相場の方向性に大きく影響しそうです。また、米政府機関の一部閉鎖が過去最長の36日めに入りました。今週7日の10月雇用統計も発表が延期となる可能性が高そうです。米景気のバロメーターである労働市場の状況を示すデータが限られる中、市場は今夜の10月ADP民間雇用統計に注目していることでしょう。

本日もよろしくお願いします。