総研ブログ

25日のドル円相場ときょうのひとこと(9/28月)

円安是正の必要性を日米共有 下落速度は鈍っても下落基調は変えられない公算

——-9/25ドル円相場——-

日米首脳が円安懸念を共有したとの見方から156.930まで2円近く下落

OP:158.882 HI:158.885  LO:156.930 CL:157.297

——-9/25主な出来事——-

11:08  片山財務相
「(日米首脳会談で)トランプ米大統領から円安への懸念が示された」

18:21 高市首相
「(トランプ米大統領から)円安によって米国の貿易が厳しいという話があった」
「金融政策や財政政策に関する議論はなかった」

18:38 ベイリーBOE総裁
「我々は中東での紛争開始以降、政策金利を据え置いてきたが、エネルギー価格が高止まりする期間が長くなるほど、そのスタンスを維持することは難しくなるだろう」

21:30 アメリカ8月耐久財受注(前月比) 0.0%
前回+1.1%(0.9%)
予想-0.3%
21:30 アメリカ8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) +0.3%
前回+0.4%(0.7%)
予想+0.6%

23:55 ベッセント米財務長官
「本日、片山財務相と生産的な電話会談を行った」
「日米首脳会談の議論に基づいて日本の強固な経済基盤を反映した強い円の望ましさを議論し、通貨市場について密接な意思疎通を維持することの重要性についても話し合った」

——-9/25株式・債券・商品——-

日経平均: 66364.2 △850.21
豪ASX: 8665.013 ▼37.009
上海総合: 休場
英FT: 10695.25 △15.26
独DAX: 25408.64 △142.11
NYダウ: 51828.62 △478.64

日10年債: 3.083 △0.003
豪10年債: 5.3686 ▼0.0003
英10年債: 5.366 ▼0.015
独10年債: 3.601 △0.002
米2年債: 4.8516 ▼0.0727
米10年債: 5.1604 ▼0.0374

NY原油: 92.41 ▼2.20
NY金: 4321.20 △23.20

——-9/28注目材料ときょうのひとこと——-

<国内>
08:50 7月30-31日分の日銀金融政策決定会合議事要旨

<海外>
19:00 ラムスデンBOE副総裁、講演
21:00 8月メキシコ貿易収支
21:15 ボウマンFRB副議長、講演
23:00 ラガルドECB総裁、講演
26:25 クックFRB理事、講演
26:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演

25日の円相場は、日米首脳が円安是正の必要性を共有したとの見方から大きく上昇しました。直感的には、米側(ドル)と日本側(円)の思惑が完全に一致した以上、ドル高・円安の流れが変わる転機になってもおかしくないところでしょう。ただ、当然ながら日米首脳が円安に対する懸念を共有したからといって、主に実需の(投機以外の)為替フローがドル買い・円売りからドル売り・円買いに転換するわけではありません。例えば、これをきっかけに日本の政府、企業、家計による対米投資が急速に反転することはまずないでしょう。また、当面、日米金利差が縮まることは考えにくい上に、中東情勢が好転しない限り、日本は割高な米産原油を買い続けることになります。これらを背景とする円売りフローは、日米が円安を是正したいと考えただけでなくなるはずもなく、今後も折に市場に持ち込まれることになるでしょう。したがって、「円安懸念の日米共有」は円安のスピードを鈍らせる効果はあっても円安の流れ自体を変える効果はないと考えられます。

今週もよろしくお願いします。