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18日のドル円相場ときょうのひとこと(7/21月)

参院選後の円買い 「買い戻し」以外に理由を見つけるのは難しい

———–7/18ドル円相場————————–

ウォラー利下げ発言にインフレ期待低下でも、対EU関税(ユーロ安)と参院選(円安)でドル堅調

OP148.525 HI148.886  LO148.185 CL148.813

———-7/18主な出来事—————————-

07:34 ウォラーFRB理事
「7月会合で0.25%の利下げをすべき」
「雇用市場に問題が起こるまで利下げを待つべきではない」

08:30 日本6月全国消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +3.3%
前回+3.7%
予想+3.4%

21:00 ウォラーFRB理事
「利下げを6週間遅らせたとしても、大した問題にはならないだろうが、延期する明確な理由もない」

21:04 ベッセント米財務長官
「日本とのディールは、急いだものより良いディールが重要」
「日米相互に利益となる貿易合意は依然として可能」

21:30 アメリカ6月住宅着工件数(年率換算) 132.1万件
前回125.6万件(126.3万件)
予想130.0万件

21:30 アメリカ6月建設許可件数(前月比) +0.2%
前回-2.0%
予想-0.5%

23:00 アメリカ7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 61.8
前回60.7
予想61.5

24:00 G20財務相・中銀総裁会議声明
「中銀はそれぞれのマンデートに沿って、データを踏まえながら政策を調整する」
「中央銀行の独立性はこの目標を達成するために極めて重要になる」
「WTOの重要性を認識し、国際貿易体制の不可欠な要素として、WTOで合意されたルールを認識する」

24:48 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「米金利、今後12カ月で「かなり」低下する可能性 」
「新たな関税巡る小刻みの発表、利下げ遅らせる可能性」
「不透明感が払拭されたなら、前進(利下げ)すべき」

25:00 英FT紙
「トランプ米政権は貿易交渉でEUとのいかなる合意においても、15-20%の最低関税を課す構え」

———-7/18株式・債券・商品———————-

日経平均 39819.11▼82.08
豪ASX  8757.175△118.150
上海総合 3534.483△17.658
英FT   8992.12△19.48
独DAX  24289.51▼81.42
NYダウ 44342.19▼142.30

日10年債利回り 1.541%▼0.027
豪10年債利回り 4.3364%▼0.0096
英10年債利回り 4.674%△0.019
独10年債利回り 2.695%△0.020
米02年債利回り 3.8691%▼0.0354
米10年債利回り 4.4155%▼0.0358

NY原油 67.34▼0.20
NY金  3358.30△13.00

———–7/21注目材料————————–

<国内>海の日の祝日で休場

<海外>
07:45 4-6月期NZ消費者物価指数
10:00 中国LPR(貸出プライム金利)
17:30 6月香港消費者物価指数
23:00 6月米景気先行指数

———–7/21きょうのひとこと———————-

20日に投開票された参院選は世論調査どおりに自公・与党の過半数割れとなりました。円は買いが先行しており、東京オープン前のオセアニア市場では147円台に差し込む場面もありました。先週、政局の不安定化、財政の拡張化、対米関税交渉の不透明化などの思惑から円が売られていただけに「噂で売って事実で買う」動きのようです。与党の改選後議席は122で過半数割れとはいえ足りないのはわずか3議席。石破首相が退陣を否定していることもあって、「警戒したほど政局は混乱しないのではないか」「財政拡張一本足打法の政権がすぐにできるわけではない」「米国との関税交渉は同じメンバーで継続される」などとする見方がひとまず広がったと考えられます。ただ、政治が安定しない上に、中銀がインフレ下で低金利政策を続けているとくれば、通貨は売られるのが必定でしょう。ましてや、参院選で財政問題が海外勢に意識(捕捉)されてしまえば、もはや円を買う理由を見つけるのが難しい市場環境になってしまいます。結局のところ、足元の円買い材料としては「買い戻し」くらいしかない中で、参院選後の円高は長続きしないのではないでしょうか。

本日もよろしくお願いします。