25日のドル円相場ときょうのひとこと(7/28月)

米・EUが関税合意、円はゆっくりと下落
———–7/25ドル円相場————————–
米欧貿易合意期待の円売りで147.940まで上昇
OP146.953 HI147.940 LO146.810 CL147.642

———-7/25主な出来事—————————-
08:30 日本7月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +2.9%
前回+3.1%
予想+3.0%
14:50 日銀が年内に利上げできる環境整う可能性、日米関税合意で-関係者
15:00 イギリス6月小売売上高(前月比) +0.9%
前回-2.7%(-2.8%)
予想+1.2%
15:00 イギリス6月小売売上高・除自動車燃料(前月比) +0.6%
前回-2.8%(-2.9%)
予想+1.2%
17:00 ドイツ7月IFO企業景況感指数 88.6
前回88.4
予想89.0
21:30 アメリカ6月耐久財受注(前月比) -9.3%
前回+16.4%(16.5%)
予想-10.5%
21:30 アメリカ6月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) +0.2%
前回+0.5%(0.6%)
予想+0.1%
22:16 トランプ大統領
「8月1日までに大半の貿易協定が成立する予定。すべてまとまる可能性もある」
「中国とは合意の枠組みができている」
「中国との貿易合意が間近に迫っている」
「EUとの合意は五分五分の可能性」
「米ドルについて、決して弱い通貨を望むとは言わない」
「依然として強いドルを望んでいる」
「昨日のやりとりで、パウエルFRB議長は利下げに前向きな印象を受けた」
27日 26:27 トランプ米大統領
「EUと(関税で)合意に達した」
「EUは7500億ドルの米エネルギー資源購入に同意」
「自動車への一律15%関税に同意」
———-7/25株式・債券・商品———————-
日経平均 41456.23▼370.11
豪ASX 8666.855▼42.554
上海総合 3593.655▼12.072
英FT 9120.31▼18.06
独DAX 24217.50▼78.43
NYダウ 44901.92△208.01
日10年債利回り 1.605%▼0.001
豪10年債利回り 4.3441%▼0.0104
英10年債利回り 4.635%△0.013
独10年債利回り 2.718%△0.016
米02年債利回り 3.9232%△0.0070
米10年債利回り 4.3875%▼0.0079
NY原油 65.16▼0.87
NY金 3335.60▼37.90
———–7/28注目材料————————–
<国内>
なし
<海外>
16:30 エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
21:00 6月メキシコ失業率
21:00 6月メキシコ貿易収支
24:30 米2年債入札
26:00 米5年債入札
—– 米中貿易協議(ストックホルム)
———–7/28きょうのひとこと———————-
EUに対するトランプ関税は大筋15%に落ち着きました。これによって、米国が貿易赤字を抱える主要な国・地域のうち、まだ合意が成立していないのは台湾・韓国、それに本丸の中国ということになります(カナダとメキシコはUSMCAがあるのでひとまず除外)。その中国とはきょうから明日にかけてベッセント米財務長官がスウェーデンの首都ストックホルムで何・中国副首相と会談を行う予定ですが、中国紙が8月12日の関税停止期限を90日延長すると報じていることろを見ると、ここで合意が成立する公算は小さいのでしょう。とはいえ、トランプ大統領は25日に「中国との貿易合意が間近に迫っている」と述べるなど、対中交渉を楽観視しています。足元の為替市場では、関税不安の緩和は米国景気悪化リスク低下でドル高要因となる半面、インフレ鈍化期待でドル安要因にもなっています。一方、円はリスクオンで売られやすい半面、日銀の利上げ再開期待に下支えされているようです。日銀の利上げ期待が「あやふや」で、日米金利差が依然として大きいことを踏まえると、ドル高・円安の流れが続きやすいと見ていますが、そのペースはゆっくりにならざるを得ないでしょう。
本日もよろしくお願いします。