総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/6水)

米雇用統計ショックは一巡もトランプリスクを意識

———–8/5ドル円相場————————–

146.614まで続落後に147.838まで反発、米金利持ち直しで

OP147.054 HI147.838  LO146.614 CL147.559

———-8/5主な出来事—————————-

08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(6月16-17日分)
「経済・物価の中心的な見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくという考え方を共有」
「多くの委員は物価上振れしているが、経済情勢の見極めが必要と指摘」

10:45 中国7月サービス業PMI 52.6
前回50.6
予想50.4

18:00 ユーロ圏6月生産者物価指数(前年比) +0.6%
前回+0.3%
予想+0.6%

21:21 トランプ米大統領
「(次期FRB議長について)ウォーシュ氏とハセット氏以外にあと二人念頭にある」
「クーグラー理事の空席分を将来の議長指名に利用する可能性がある」
「ベッセント米財務長官はFRB議長職への検討を辞退した」

21:30 カナダ6月貿易収支 -58.6億カナダドル
前回-58.6億カナダドル(-54.9億カナダドル)
予想-63.0億カナダドル

21:30 アメリカ6月貿易収支 -602億ドル
前回-715億ドル(-717億ドル)
予想-613億ドル

23:00 アメリカ7月ISM非製造業景況指数 50.1
前回50.8
予想51.5

———-8/5株式・債券・商品———————-

日経平均 40549.54△258.84
豪ASX  8770.402△106.674
上海総合 3617.598△34.289
英FT   9142.73△14.43
独DAX  23846.07△88.38
NYダウ 44111.74▼61.90

日10年債利回り 1.472%▼0.044
豪10年債利回り 4.2251%▼0.0899
英10年債利回り 4.516%△0.007
独10年債利回り 2.624% 0.000
米02年債利回り 3.7242%△0.0490
米10年債利回り 4.2100%△0.0177

NY原油 65.16▼1.13
NY金  3434.70△8.30

———–8/6注目材料————————–

<国内>
08:30 6月毎月勤労統計(現金給与総額)

<海外>
07:45 4-6月期NZ失業率
07:45 4-6月期NZ就業者数
15:00 6月独製造業新規受注
17:30 7月英建設業PMI
18:00 6月ユーロ圏小売売上高
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米10年債入札
27:00 クックFRB理事、コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
29:10 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演

———–8/6きょうのひとこと———————-

昨日は米7月ISM非製造業景況指数が予想に反して低下したことに対するドル売りの反応は一時的でした。ISMを構成する雇用指数も悪化していたにもかかわらずです。米長期金利も一時低下しましたがプラス圏に持ち直しています。9月利下げを9割織り込んだことで、ドルと金利の低下余地が乏しくなったということでしょう。その意味では「雇用統計ショック」はようやく一巡したと言えそうです。ただ、FRB理事絡みなどで「トランプリスク」を意識せざるを得ないだけに、ドルや金利が大幅に上昇する地合いでもなさそうです。

本日もよろしくお願いします。