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- 昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/2 木)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/2 木)
- 2019年5月 2日(木)12:12
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------------5/1ドル円相場--------------------------
米4月ISM製造業景況指数が2年半ぶりの低水準に軟化すると111.047円までドル売りが進んだ。しかし、FOMC後の会見でパウエルFRB議長が、景気と物価の先行きに前向きな見方を示すと市場にくすぶっていた利下げ観測が後退する形でドルが反発。
OP111.403 HI111.609 LO111.047 CL111.392
-----------5/1主な出来事---------------------------
07:45 ニュージーランド1-3月期就業者数増減(前期比)-0.2%
前回+0.1%
予想+0.5%
07:45 ニュージーランド1-3月期失業率 4.2%
前回4.3%
予想4.2%
17:30 イギリス4月製造業購買担当者景気指数(PMI)53.1
前回55.1
予想53.0
21:15 アメリカ4月ADP雇用統計(前月比)+27.5万人
前回+12.9万人 (15.1万人)
予想+18.0万人
23:00 アメリカ4月ISM製造業景況指数 52.8
前回+55.3
予想+55.0
23:00 アメリカ3月建設支出(前月比)-0.9%
前回+1.0% (0.7%)
予想+0.1%
27:00 FOMC、政策金利を2.25-2.50% に維持
「労働市場は依然として堅調で、経済活動は堅調な伸び」
「世界経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、どのようなFF金利の目標誘導レンジの将来的な調整がこれらの結果になるために適切かを決める際に、委員会は忍耐強くなるだろう」
「FF金利の目標誘導レンジの将来的な調整の時期と規模を決めるに当たり、委員会は最大雇用の目標と対称的な2%のインフレ目標との比較で経済状況の実績と見通しを評価する」
「この評価は、労働市場の状況に関する指標、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融動向や国際情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する」
27:30 パウエルFRB議長
「FRBは対称的な2%のインフレ目標に強くコミット」
「インフレはいくぶん弱まっている」
「堅調なファンダメンタルズが景気をサポート」
「個人消費や企業投資は増加するだろう」
「インフレは一過性の要因が作用している可能性」
「貿易交渉は進展し、ハードブレグジットのリスクは低下していると認識」
「超過準備預金金利は小幅な技術的調整。政策シフトではない」
「金利はいずれの方向にも動かす強い論拠が見られない」
「必要ならFF金利制御のためのツールを使用する」
「FF金利制御のために他の調整を予想せず」
---------5/1株式・債券・商品-----------------------
日経平均 -----
豪ASX 6375.889△50.423
上海総合 -----
英FT 7385.26▼32.96
独DAX -----
NYダウ 26430.14▼162.77
日10年債利回り -----
豪10年債利回り 1.781%▼0.006
英10年債利回り 1.150%▼0.035
独10年債利回り -----
米2年債利回り 2.3044%△0.0383
米10年債利回り 2.499%▼0.0019
NY原油 63.60▼0.31
NY金 1284.20▼1.50
------------5/2注目材料-----------------------
<国内>
国民の休日で休場
<海外>
07:45 3月NZ住宅建設許可件数
15:00 3月独小売売上高指数
15:30 3月スイス小売売上高
16:00 ハンソン・エストニア中銀総裁、講演
16:50 4月仏製造業PMI改定値
16:55 4月独製造業PMI改定値
17:00 4月ユーロ圏製造業PMI改定値
17:30 4月英建設業PMI
17:30 1-3月期香港GDP
20:00 英MPC政策金利
20:00 MPC議事要旨
20:00 BOEインフレリポート
20:30 カーニーBOE総裁会見
20:30 4月米チャレンジャー人員削減数
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
21:30 1-3月期米非農業部門労働生産性・速報値
21:30 1-3月期米単位労働コスト・速報値
23:00 3月米製造業新規受注
25:30 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演
26:30 プラートECB専務理事、講演
----- 英統一地方選
------------5/2きょうのひとこと---------------
パウエルFRB議長からは「インフレ鈍化は一時的で、米経済は堅調」「貿易戦争もブレグジットもリスク低下」と前向きな発言が聞かれました。一方で、米4月ISM製造業景況指数は2年半ぶりの低水準に沈み、内訳でも新規受注指数と雇用指数が大幅に低下しました。景気先行指標(ISM景況指数は米景気に先駆けて上昇・低下する傾向があるとされています)の悪化は気になるところです。
令和もよろしくお願いします。