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2018年9月14日バックナンバー
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/14 金)
- 2018年9月14日(金)09:56
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------------9/13ドル円相場--------------------------
米中貿易協議再開への期待と新興国不安の緩和で円売り優位。米CPI鈍化でドルも売られたが、それ以上に円売りが強く、112.00円前後まで上昇した。
OP111.237 HI111.998 LO111.167 CL111.938
-----------9/13主な出来事---------------------------
08:50 (日) 7月機械受注(前月比) 11.0%
前回-8.8%
予想+5.7%
10:30 (豪) 8月失業率 5.3%
前回5.3%
予想5.3%
10:30 (豪) 8月新規雇用者数 + 4.40万人
前回-0.39万人(-0.43万人)
予想+1.90万人
18:03 エルドアン・トルコ大統領
「トルコリラのボラティリティに対する新たな措置を取る予定」
「金利については同じ立ち位置のまま」
「金利がインフレの原因」
「中銀はインフレを正確に予測していない」
「インフレは中銀の間違った対応の結果」
「金利は低くするべき」
20:00 (トルコ) トルコ中銀、政策金利 を24.00% に引き上げ(+6.25%)
「物価安定を支えるために力強い金融引き締めを実施することを決定した」
「必要なら一段の金融引き締めを行う」
20:00 BOE政策金利を 0.75%に維持
BOE議事録
「0.75%の政策金利の据え置きを9対0で決定。資産買い入れプログラムの規模の維持を9対0で決定した」
「いかなる利上げも緩やかなペースで、限られた範囲となる可能性が高い」
「継続的な引き締めが必要」
「貿易や新興国市場など世界的なリスクが増している」
「第3四半期のGDP見通しを0.4%から0.5%に引き上げ」
20:45 (ユーロ) ECB政策金利 を0.00%に維持
21:30 (ユーロ) ドラギECB総裁会見
「ECBは必要ならあらゆる手段を調整する用意がある」
「経済の基調的な強さは信頼を支え続けている」
「足もとの指標は成長が継続していることを確認」
「GDP見通しについて2018年を2.1%から2.0%、2019年を1.9%から1.8%に引き下げ、2020年は1.7%で据え置き」
「成長リスクは概ね均衡」
「インフレ見通しのリスクは後退している」
「保護主義や新興国市場のリスクが顕著になっている」
「年末にかけて基調的なインフレは上昇していくと予想」
「2018年・2019年・2020年のインフレ見通しはいずれも1.7%で据え置き」
「ユーロ圏の経済成長はしばらくの間、潜在力を上回る」
「インフレが目標値に収束することに自信」
「オペレーション・ツイストについては議論しなかった」
「トルコやアルゼンチンの波及は持続しない」
「政策変更による金融市場の影響はリスク」
「保護主義が不確実性の主な源」
21:30 (加) 7月新築住宅価格指数(前月比) 0.1%
前回0.1%
21:30 (米) 8月消費者物価指数(前月比) + 0.2%
前回+0.2%
予想+0.3%
(米) 8月消費者物価指数(前年比) +2.7%
前回+2.9%
予想+2.8%
(米) 8月消費者物価指数・コア(前年比) +2.2%
前回2.4%
予想2.4%
21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 20.4万件
前回20.3万件(20.5万件)
予想21.0万件
27:00 (米) 8月財政収支 -2141億ドル
前回-769億ドル
予想-1565億ドル
---------9/13株式・債券・商品-----------------------
日経平均 22821.32△216.71
豪ASX 6128.717 ▼47.204
上海総合 2686.578 △30.468
英FT 7281.57▼31.79
独DAX 12055.55△23.25
NYダウ 26145.99△147.07
日10年債利回り 0.1120%▼0.0010
豪10年債利回り 2.604%△0.015
英10年債利回り 1.504%△0.020
独10年債利回り 0.423%△0.012
米2年債利回り 2.7565%△0.0084
米10年債利回り 2.9700%△0.0074
NY原油 68.59 ▼1.78
NY金 1208.20▼2.70
------------9/14きょうの注目材料---------------------
<国内>
未定 9月月例経済報告
<海外>
11:00 8月中国鉱工業生産
11:00 8月中国小売売上高
16:30 8月スウェーデンCPI
17:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
18:00 7月ユーロ圏貿易収支
19:00 カーニーBOE総裁、講演
21:30 8月米小売売上高
21:30 8月米輸入物価指数
22:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
22:15 8月米鉱工業生産指数
22:15 8月米設備稼働率
23:00 7月米企業在庫
23:00 9月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
23:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
------------9/14きょうのひとこと---------------------
ドル円は今度こそ日足一目均衡表の雲上抜けに成功した模様です。2カ月近く続く、約110-112円のレンジ上放れを期待したい展開になってきました。ただ、足元のドル売り+円売りの動きでは推進力が弱いのも事実です。ドル買い+円売りの流れになるためには、米小売売上高の好結果(と米長期金利上昇)は欠かせないところでしょう。
本日もよろしくお願いいたします。
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