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外為リアルタイムレビュー: 2018年3月20日バックナンバー

2018年3月20日バックナンバー

パウエルFRB議長がFOMC初登板

本日から明日にかけて行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)では、米国の堅調な景気状況に鑑みて0.25%のFF金利引き上げが確実視されている。市場の関心も利上げそのものではなく、今後の利上げペースに向かっている。これを見極める上で、以下の3点には特に注目しておきたい。
 
(1)経済見通しのインフレ予測
トランプ米大統領の減税やインフラ投資拡大に加え、労働需給の逼迫などを背景に物価上昇ピッチが早まるとの見方がくすぶる中、FOMCのインフレ見通しに注目が集まっている。なお、前回12月の経済見通しでは2018年末のインフレ率(コアPCEデフレーターの前年比)を1.9%と予測した。もし、年内に目標の2.0%に達するとの見方が示されれば、FOMCタカ派化の印象が強まりそうだ。
 
(2)金利見通しのFF金利予測
いわゆるドットチャートが今回のFOMCで最大の注目を集める事になるだろう。前回、2018年末のFF金利の予測中央値は2.125%(0.25%利上げ×3回)、19年末を2.6875%、20年末を3.0625%、長期見通しは2.750%とした。もし、上方へのスライドがあれば、FOMCが利上げペースをアップさせるというシグナルになる。持続可能な金利水準であり「均衡金利」と解釈できる長期見通しの水準が引上げられるのかにも注目したい。
 
(3)パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見
FRB議長に就任して初めての会見だけに注目が集まろう。イエレン前議長の「緩やかで漸進的な利上げ」路線を継承するとの見方が一般的。ただ、2月末の議会証言では「インフレ率が今年は前年比で上昇し、中期的に2%近辺で安定すると予想」とした上で、「FRBが後手に回り経済が過熱すれば、利上げペースを速める必要が出てくる」などとややタカ派的な発言を行った。
 
今回のFOMCは、ドル/円が105.50-107.00円のボックス圏を抜けるきっかけになるかという点でも注目を集めている。上記の通り、FOMCはややタカ派色が強めに出る可能性がありそうだ。そうなった場合にはドル買いが見込める一方、長期金利の上昇が株価の値崩れに繋がれば円買いを誘発する可能性もある。FOMCに対する米国株や米国債の反応もドル/円にとって重要なポイントとなりそうだ。
 
 

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/20 火)

WS001729.JPG
 ----------3/19ドル円相場--------------------------

 
クロス円に連れ高するも米株安で失速。ただ、クローズはまたも106円台を回復。
 
OP106.013 HI106.305 LO105.679 CL106.065
  
-----------3/19主な出来事---------------------------
 
08:50 (日) 2月貿易収支 +34億円 
前回-9434億円(-9441億円) 
予想+891億円 
 
19:00 (ユーロ圏) 1月貿易収支(季調前) +33億EUR
前回+254億EUR 
 
20:45  英・EU、「移行期間」の導入で合意
移行期間中は英国にEUの政策に関する議決権は与えられないが、単一市場と関税同盟にはとどまる
 
21:10 ECB関係筋
当局者の討議の焦点が債券購入プログラム縮小から金利の道筋に移っている
19年半ばまでに利上げが実施されるとの市場の観測にECB内で違和感なし
 
------------3/19株式・債券・商品---------------------
 
日経平均 21480.9▼195.61
豪ASX 5959.434 △10.011
上海総合 3279.252 △9.370
英FT  7042.93▼121.21
独DAX   12217.02▼172.56
NYダウ 24610.91▼335.60
 
日10年債利回り 0.0430%△0.0050
豪10年債利回り 2.704%△0.012
英10年債利回り 1.445%△0.015
独10年債利回り 0.569%▼0.002
米2年債利回り 2.3075%△0.0166
米10年債利回り 2.8555%△0.0110
 
NY原油 62.06 ▼0.28
NY金 1317.80△5.50
 
------------3/20きょうの注目材料---------------------
<国内> 
なし
 
<海外> 
09:30 10-12月期豪住宅価格指数 
09:30 3月RBA理事会議事要旨 
16:00 2月独生産者物価指数
17:00 2月南アフリカ消費者物価指数
17:00 10-12月期南アフリカ経常収支
17:30 2月香港消費者物価指数
18:30 2月英消費者物価指数
18:30 2月英小売物価指数
18:30 2月英生産者物価指数
19:00 3月独ZEW景況感指数
19:00 3月ユーロ圏ZEW景況感指数 
21:30 1月カナダ卸売売上高
24:00 3月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
---- G20財務相・中央銀行総裁会議(ブエノスアイレス、最終日) 
 
------------3/20きょうのひとこと---------------------- 
 
昨日のドル/円はFBショックにもめげず105円台後半で下げ渋るとまたしても106円台を回復してクローズ。微妙に上値を切り下げつつある中ですが、なんとか105円台で踏ん張っているという展開です。こうした動きを、上値が重いと見るのか下値が堅いの見るのかは、立場によって違うのでしょう(違って見える)。やはり、明日のFOMC待ちでしょうかね。
 
本日もよろしくお願いいたします。 

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