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- 昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/22 金)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/22 金)
- 2017年9月22日(金)09:35
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----------9/21ドル円相場概況---------------------
OP 112.215
HI 112.716
LO 112.131
CL 112.483
東京市場は、前夜の米FOMCの余韻が残る中、底堅く推移。片岡新日銀委員の緩和拡大主張や黒田日銀総裁の緩和継続発言を受けて112.716円まで上値を伸ばした。欧州市場でも112.20円台に弱含む場面があったが底堅さは維持。NY市場ではトランプ大統領の発言や株の安寄りを受けて112.131円まで下落したが、FOMCの余韻で米国債利回りが上昇する中、112.60円前後まで持ち直した。もっとも、ユーロやポンド買いが根強く、ユーロドルやポンドドルが上昇する中でドル円の上値は伸びなかった。
-----------9/21主な出来事----------------------------
07:45 (NZ) 4-6月期GDP (前年比) +2.5%
前回+2.5%
予想+2.5%
12:16 (日) 日銀金融政策決定会合
・マイナス金利0.1%維持
・8対1で金融政策の現状維持を決定
・長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増)
14:00 ロウRBA総裁
「豪経済に改善が見られる」「金利は低下よりも上昇の可能性の方が高い」
「すぐにインフレが2.5%を超えることは困難」「世界的な金利上昇が自動的に豪州と関連するわけではない」
15:00 黒田日銀総裁
「強力な金融緩和を今後とも粘り強く続けていく」「片岡委員の金融政策の反対意見について詳細は控える」「必要があればさらなる緩和もある」
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 25.9万件
前回28.4万件→28.2万件
予想30.2万件
21:30 (米) 9月フィラデルフィア連銀製造業指数 23.8
前回18.9
予想17.1
22:20 (南ア) SARB政策金利を利下げ予想に反して 6.75%に維持
22:30 トランプ大統領
「北朝鮮への制裁を強化するつもりだ」
------------9/21株式・債券・商品----------------------
------------9/22きょうの注目材料----------------------
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
15:45 仏4-6月期GDP・確定値
16:00 仏9月製造業PMI速報値
16:00 仏9月サービス業PMI速報値
16:15 クーレECB理事、講演
16:30 独9月製造業PMI速報値
16:30 独9月サービス業PMI速報値
17:00 ユーロ圏9月製造業PMI速報値
17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI速報値
17:30 ドラギECB総裁、講演
19:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
20:15 コンスタンシオECB副総裁、講演
21:30 カナダ8月消費者物価指数
21:30 カナダ7月小売売上高
22:30 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁、講演
26:30 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
未定 メイ英首相、EU離脱について重要演説
23日 NZ総選挙
23日 NAFTA再交渉第3回会合(カナダ・オタワ、27日まで)
24日 独総選挙
------------9/22きょうのひとこと----------------------
ドルは昨日、対円や対豪ドルなどで上昇したものの、ユーロやポンドに対して下落するなどマチマチの動きでした。FOMCを受けたドル全面高の動きは一服したと考えた方が良いのでしょう。きょうは、金融政策正常化をめぐるドラギECB総裁の発言や、EU離脱に関するメイ英首相の発言が注目される中、神経質なドルの動きが続きそうです。また、米国ではFRB高官の発言が複数予定されています。ドル/円相場は、要人発言に振り回されやすい一日となりそうです。
本日もよろしくお願いいたします。