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- 昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/5 火)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/5 火)
- 2017年9月 5日(火)09:33
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----------9/4ドル円相場概況---------------------
OP 109.596
HI 109.931
LO 109.382
CL 109.697
東京市場は、北朝鮮の水爆実験を受けて前週末終値より70銭近く下落して109円台半ばでスタート(オセアニア市場では109.29円前後まで下落)。反動で109.931円まで戻す場面もあったが、日経平均が200円前後下げる中で上値は重く、北朝鮮がミサイル発射の準備と報じられると109.382円まで再び軟化。欧州市場に入っても、株価が下落するなど重苦しいムードが続いたが、ドル円には買戻しが入り109.70円台へとやや持ち直した。NY市場はレーバーデーのため休場とあって同意を欠いた。国連安保理の緊急会合や米韓首脳会談が行われたが、市場の反応は薄く109.50-60円台を中心にもみ合った。
-----------9/4主な出来事----------------------------
15:00 北朝鮮のミサイル発射の兆候-韓国総合
17:30 (英) 8月建設業PMI 51.1
前回51.9
予想52.0
18:00 (ユーロ圏) 7月生産者物価指数 (前年比) +2.0%
前回+2.5%→+2.4%
予想+2.1%
ヘイリー米国連大使
・北朝鮮の指導者は戦争をしたがっている
・米国は戦争はしたくはないが、我慢にも限界がある
・中国の北朝鮮への(制裁)提案の凍結は、侮蔑している
・国連安全保障理事会は最も厳しい制裁を今すぐに果たすべき
・米韓首脳(電話会談)、ミサイルの弾頭重量の制限解除で合意
------------9/4株式・債券・商品----------------------
------------9/5きょうの注目材料---------------------
<国内>
特になし
<海外>
10:30 豪4-6月期経常収支
10:45 中国8月財新サービス業PMI
13:30 RBA政策金利発表
14:45 スイス4-6月期GDP
16:15 スイス8月消費者物価指数
16:50 仏8月サービス業PMI改定値
16:55 独8月サービス業PMI改定値
17:00 ユーロ圏8月サービス業PMI改定値
17:30 英8月サービス業PMI
18:00 ユーロ圏7月小売売上高
18:15 ロウRBA総裁、講演
18:30 南ア4-6月期GDP
20:30 ブレイナード米FRB理事、講演
23:00 米7月製造業新規受注
25:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
------------9/5きょうのひとこと----------------------
北朝鮮情勢が緊迫度を増していますが、そんな中、昨日はスイス大統領の心意気に光を感じました。ロイトハルト大統領は、中立国であるスイスが外交交渉の仲介役を努める用意があると表明。国連の制裁強化も「多くを変えることはないだろう」と指摘したほか、トランプ米大統領を念頭に、事態解決の手段として「ツイッターは適当でない」と述べたそうです。この問題は、当事国の利害が複雑に絡んでおり、落としどころが見えないだけにスイスのようなはっきりとものを言える第3国の仲介が有効なのかもしれません。
本日もよろしくお願いいたします。