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2017年9月15日バックナンバー
今夜の注目材料は?9/15
- 2017年9月15日(金)15:46
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東京市場のドル/円は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると109.50円台まで急落しましたが、売りが一巡すると110円台を回復。午後には、日経平均株価が上げ幅を拡大する中、110円台半ばまで反発しています。欧米市場の展開が気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
9/15(金)
17:15 ラウテンシュレーガーECB理事、講演
17:50 ブリハ英MPC委員、講演
18:00 ユーロ圏7月貿易収支
21:30☆ 米9月ニューヨーク連銀製造業景況指数
21:30☆ 米8月小売売上高
22:15☆ 米8月鉱工業生産指数
22:15 米8月設備稼働率
23:00☆ 米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
23:00 米7月企業在庫
----- ユーロ圏財務相会合
----- EU非公式財務相会合
※☆は特に注目の材料
今夜は、米重要統計の発表が続きます。中でも注目度が高い8月小売売上高は、総合指数こそ前月比+0.1
%に伸びが減速(前回+0.6%)する見通しですが、変動が激しい自動車売上げを除いた指数は前回に続き
+0.5%の高い伸びが見込まれています。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えて、米8月小売
売上高をはじめとする重要統計の結果が、北朝鮮のミサイル発射よりも市場に強いインパクトを与える事
になるでしょう。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/15 金)
- 2017年9月15日(金)10:47
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----------9/14ドル円相場概況---------------------
OP 110.462
HI 111.039
LO 110.066
CL 110.267
東京市場は、110.70円台まで買いが先行するも、北朝鮮がミサイル発射準備との報道を受けて失速。午後は110.40-50円台でもみ合った。欧州市場は110.30円台まで小緩んだが、英中銀の早期利上げ観測が浮上すると、低金利の円を売る動きが強まり110.60円台に持ち直した。NY市場に入りCPIが上ブレすると111.039円まで上昇して月初来高値を更新。しかし、CPIを受けて2.22%台まで上昇していた米10年債利回りが、北朝鮮のミサイル発射準備の(再)報道を受けて急低下すると、ドル円も失速。引けにかけても、北朝鮮リスクを避けようと断続的にドル売り円買いが出て110.20円台へと反落して取引を終えた。
-----------9/14主な出来事----------------------------
10:30 (豪) 8月就業者数 +5.42万人
前回+2.79万人→+2.93万人
予想+2.00万人
10:30 (豪) 8月失業率 5.6%
前回5.6%
予想5.6%
11:00 (中国) 8月鉱工業生産 (前年比) +6.0%
前回+6.4%
予想+6.6%
11:00 (中国) 8月小売売上高 (前年比) +10.1%
前回+10.4%
予想+10.5%
16:30 (スイス) スイス中銀政策金利を-0.75% に維持
20:00 (英) BOE政策金利を0.25% 二維持
(英) BOE議事録
・政策金利は7対2で据え置き
・サンダース氏、マカファーティー氏が利上げを主張
・経済が引き続き成長し、インフレ圧力が上昇し続ければ、今後数カ月以内に利上げを実施する必要
20:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利を 8.00%に維持
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 28.4万件
前回29.8万件
予想30.0万件
21:30 (米) 8月消費者物価指数 (前月比) +0.4%
前回+0.1%
予想+0.3%
(米) 8月消費者物価指数 (前年比) +1.9%
前回+1.7%
予想+1.8%
(米) 8月消費者物価指数 (コア:前年比) +1.7%
前回+1.7%
予想+1.6%
21:30 (加) 7月新築住宅価格指数 (前月比) +0.4%
前回+0.2%
予想+0.4%
24:30 カーニーBOE総裁「自分も向こう数カ月で金融緩和縮小を見込んだ1人」
------------9/14株式・債券・商品----------------------
------------9/15きょうの注目材料---------------------
<国内>
特になし
<海外>
16:00 ビスコ・イタリア中銀総裁、講演
17:15 ラウテンシュレーガーECB理事、講演
17:50 ブリハ英MPC委員、講演
18:00 ユーロ圏7月貿易収支
21:30 米9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 米8月小売売上高
22:15 米8月鉱工業生産指数
22:15 米8月設備稼働率(予想:76.7%)
23:00 米9月消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:95.0)
23:00 米7月企業在庫(予想:前月比0.2%)
----- ユーロ圏財務相会合(タリン)
----- 欧州連合(EU)財務相理事会(タリン、16日まで)
------------9/15きょうのひとこと----------------------
今朝7時前後にまたしても北朝鮮が東北・北海道方面に向けてミサイルを発射しました。これを受けてドル円は一時109.50円台に差し込みましたが、5・10日の仲値買いの力も借りて、発射前の水準である110.20円台に戻しています。1.昨日来の報道で発射がある程度想定されていた、2.規模やスケールが前回並み、3.実際の被害は出ていない様子、などが下げ渋りの背景と思われます。
本日もよろしくお願いいたします。