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外為リアルタイムレビュー: 2017年9月12日バックナンバー

2017年9月12日バックナンバー

ドル/円、リスク回避一服で反発余地

ドル/円相場は8日に昨年11月以来の安値となる107.30円台まで下落しましたが、今週は108円台半ばでスタート。本日の東京市場で109.60円付近まで上値を伸ばしています。9日の北朝鮮建国記念日にミサイル発射実験などが行われなかった事や、米国を襲ったハリケーンの影響が当初懸念された程ではなかった事により、それまでのリスク回避の動きが和らいだ事が大きいようです。

こうした中、7月11日と8月31日の高値を結ぶレジスタンスライン(本日は109.80円前後)を突破できれば、底入れのシグナルと読む事も出来そうです。8月高値(4日に付けた111.047円)などが位置する111円ちょうど前後を上抜けると、上昇局面入りとの見方が広がるでしょう。

今夜の注目材料は?9/12

東京市場のドル/円は、前日の大幅上昇の後だけに109.50円台では伸び悩んだ一方、日本株の大幅高に支えられて下値も109.20円台どまりでした。国連安保理の北朝鮮に対する制裁決議の内容が伝わり、同国の出方を見極めたいとのムードが広がった事もあってほぼ横ばい圏での推移となりました。この後の展開を左右する欧米市場の注目材料を確認しておきましょう。

 
9/12(火)
17:30☆ 英8月消費者物価指数
17:30   英8月小売物価指数
17:30   英8月生産者物価指数
22:45   コンスタンシオECB副総裁、講演
26:00☆ 米10年債入札(200億ドル)
 
※☆は特に注目の材料
 
北朝鮮リスクとハリケーン「イルマ」の被害拡大リスクが揃って後退しており、こうした明るいムードがどこまで続くかが、欧米市場の最大の焦点でしょう。ドル/円直撃系の手掛り材料としては、米10年債入札に注目です。昨日のNY市場では、3年債入札が不調に終わり、長期金利の上昇に拍車がかかるとドル/円の上昇が加速するという場面がありました。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えている事もあって入札結果の読みが難しいだけに、ドル/円にとっても波乱要素となる可能性があります。
 
また、英国では消費者物価指数をはじめとする8月のインフレ統計が発表されます。明後日14日に英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)を控えて、こちらにも注目が集まりそうです。

今日のテクニカル見通し:ポンド/円

ポンド/円相場は、週足で見ると間延びしたアセンディングトライアングルのように見えますが、それ以上に三役好転が点灯しそうなのがポイントです。このまま雲の上で引ければ点灯しますので、トライアングル上抜け期待が高まる事も考えられます。

GBPJPY_W170912.JPG
(上記ポンド/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは9/12の11:02現在)

GBPJPY_170912.JPG
(上記ポンド/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/12の11:02現在)

○上値目処について
ローソク足がボリンジャーバンド+2シグマを押し上げていることからも、上昇トレンドに入った直後の可能性があります。現時点での本日高値(144.246円)を超えると、近くに主だった目標値が少ないゾーンに足を踏み入れることとなるため、8/3高値(146.783円)や7/11高値(147.774円)、5/10高値(148.125円)など、直近高値が目処となりそうです。

もし16年12/15高値(148.455円)を突破すると、アセンディングトライアングルを上抜けることなり、上値模索の動きが強まる可能性があります。その場合、相場は15年高値-16年安値の下げ幅に対する戻りを確かめる展開が見込まれ、下げ幅38.2%戻し(150.731円)に向けた一段高もあるでしょう。

○下値目処について
現状では、ボリンジャーバンド+2シグマから脱落する動きとなた場合、下値を気にすることとなりそうです。目先は75日線(143.369円)や週足の一目均衡表の雲上限(143.358円)が位置する143.30円台が焦点となるでしょう。割るようならば下値余地が拡大する公算であり、20日線(141.712円)やもち合い下限139.50円前後)に向けた一段安も考えられます。

○上値目処
144.246円(現時点での、9/12高値)
144.536円(日足の一目均衡表の転換線)
145.032円(日足の一目均衡表の基準線)
146.783円(8/3高値)
147.774円(7/11高値)
148.125円(5/10高値)
148.455円(16年12/15高値)
150.731円(15年6月高値195.883-16年10月安値122.821円の下げ幅38.2%戻し)

○下値目処
143.760円(13週線)
143.705円(日足の一目均衡表の雲上限)
143.460円(週足の一目均衡表の転換線)
143.398円(日足の一目均衡表の雲下限)
143.369円(75日線)
143.358円(週足の一目均衡表の雲上限)
142.792円(6日線)
142.684円(26週線)
142.440円(200日線)
142.290円(8/9安値) 
141.861円(週足の一目均衡表の基準線)
141.712円(20日線)
140.378円(52週線)
139.50円前後(もち合い下限

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/12 火)

WS001057.JPG  

 ----------9/11ドル円相場概況---------------------
 
OP 108.233
HI 109.504
LO 108.167
CL 109.397
 
東京市場は、北朝鮮の建国記念日(9日)をナニゴトもなく通過した事で108円台にジャンプアップしてスタート。北朝鮮制裁の国連決議を見極めたいとのムードから108円台半ばでやや伸び悩んだが下値は堅かった。欧州市場でも底堅く推移し、108.60円台へ小じっかりの展開。NY市場では、ハリケーンの勢力衰えを好感してNYダウが22000ドルを回復する中、米10年債も2.10%台を回復。ドル買い円売りに拍車がかかり109円台を回復。3年債入札を経て長期金利がさらに上昇すると109.504円まで上値を伸ばした。
 
-----------9/11主な出来事----------------------------
 
08:50 (日) 7月機械受注 (前月比) +8.0%
前回-1.9% 
予想+4.1%  
 
15:20 国連決議案に北朝鮮への石油禁輸措を置盛り込まず
 
16:00 (トルコ) 4-6月期GDP (前年比) +5.1% 
前回+5.0%→+5.2%
予想+5.3% 
 
21:15 (加) 8月住宅着工件数 22.32万件
前回22.23万件 
予想21.60万件  
 
26:00 3年債入札 応札倍率が前回から大幅に低下
 
------------9/11株式・債券・商品----------------------
 
WS001058.JPG
 
------------9/12きょうの注目材料---------------------
 
<国内>
特になし
 
<海外>
10:30    8月豪NAB企業景況感指数
14:30    4-6月期仏非農業部門雇用者数改定値
17:30    8月英消費者物価指数
17:30    8月英小売物価指数
17:30    8月英生産者物価指数
22:45    コンスタンシオECB副総裁、講演
26:00    米10年債入札(200億ドル)
 
------------9/12きょうのひとこと----------------------
 
前週末に107.318円まで下落していたドル円は109.504円まで2円以上も反発。イルマリスクとジョンウンリスクが揃って後退したとの解釈です。熱帯低気圧に衰えたイルマはともかく、ジョンウンリスクが衰えたとは言えないような気もしますが、国連決議で全会一致の制裁が決まり、それも中露の立場に配慮したマイルドな制裁となった事で、軍事衝突リスクという点では緩和したのかもしれません。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。

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