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今晩の米雇用統計の結果と想定されるドル円の反応は?
- 2010年9月 3日(金)09:06
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今月もついに「この日」がやってきました。
21:30に発表される米雇用統計の結果に世界中の市場関係者の注目が集まっています。
現時点での市場の平均予想をみると、
非農業部門雇用者数:前月比▲10.5万人減
うち民間部門雇用者数:前月比+4.0万人増
失業率:前月の9.5%から9.6%へ悪化
となっています。
発表直後のドル円のリアクションが注目されますが、米国の経済指標に対しては比較的素直に反応するドル円のことですから、予想よりも良い結果ならば素直にドル買い、悪ければ素直にドル売りの反応が予想されます。発表直前のドル円のレベルにもよりますが、内容次第でドル円を1円以上動かすぐらいの力のある統計なので、市場予想よりかなり良い結果になった場合は85円台回復、悪い結果になった場合は8月24日に記録した83円58銭の15年2カ月ぶり安値の更新も視野に入りそうです。
で、いつものように悩むのは、「ほぼ予想通り」になった場合の反応です。
みんなとても楽しみにして待っている指標なので、反応しないのは勿体ないという気持ちはあると思います。過去の米雇用統計がほぼ事前予想通りの微妙な結果になった場合の反応を思い起こしてみると、瞬間的なリアクションでは上ヒゲ作りと下ヒゲ作りの動きが短時間に交錯してそれなりの値幅は出来るものの、結局消化不良になってある程度の時間が経つと元の木阿弥状態になって、方向感の作り込みに失敗するという展開になることが多いように思います。
ただし、今月は米8月雇用統計発表の90分後に米8月ISM非製造業指数という注目指標が控えており、「重賞レース終了後の最終レースでもうひと勝負」という雰囲気になると思われます。
なので、今晩の米国経済指標の発表イベントでは、結果の組み合わせとドル円の反応について、以下6通りの複雑なパターンを想定しておく必要がありそうです。
(1)雇用統計もISM非製造業も両方悪い場合は、ドル円は2段ロケットの逆噴射に見舞われ、場合によっては82円台が視野に入るような動きになるかもしれません。
(2)雇用統計もISM非製造業も両方良かった場合には、ドル円は2段ロケットの時間差点火の恩恵を受けて86円台を試すぐらいの動きになるかもしれません。
(3)雇用統計が中途半端な結果に終わった場合はISM非製造業指数の結果の良否によって本日のドル円の日足が陽線になるのか陰線になるのかの運命が決まりそうです。
(4)雇用統計が悪くて、ISM非製造業が良かった場合は、今週水曜日のADP全米雇用報告とISM製造業と同じパターンで最初に撃ち落とされた後に買い戻されるという忙しい展開になると思われます。どっちの力が最後に勝つのかは、週末引けにかけてのNYダウと米国債利回りの動きなどを睨みながら決まるのではないでしょうか。
(5)雇用統計が良くて、ISM非製造業が悪かった場合は、その逆パターンで最初に持ち上がるけどその後は押し返されるという忙しい展開になると思われます。どっちの力が最後に勝つのかは、やはり引けにかけてのNYダウと米国債利回りの動きをみて決まると思われます。
(6)雇用統計もISM非製造業も、両方とも中途半端な結果になった場合、市場はどう反応して良いのか分からなくなって、結局引けにかけてのNYダウと米国債利回りに頼った方向感の模索を余儀なくされることになりそうです。
要するに、今晩のドル円は、いつもの「雇用統計ナイト」に比べて、かなり複雑なパターンを想定してトレードに臨む必要がありそうです。
ドル円の利害関係者にとって気が抜けない一夜になりそうですが、もう少し複雑なことを言うと、米国は来週月曜日がレーバーデーの祝日なので、本日はいつもより早めに市場関係者が帰宅することも予想されています。このため、23:00のISM非製造業指数の発表を消化した後は、急速に市場が薄くなっていくと思われます。
結果は出てくるまで分かりませんが、今晩のドル円の動きを読むに際して、考慮しなければならない要素がかなり複雑に絡んでおり、今晩は『短くて長い夜』になりそうです。




