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豪ドル円相場復活の必要条件と十分条件は?
- 2010年9月 1日(水)14:55
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今春以降の豪ドル円相場を眺めてみると、
底値は・・・
5月21日の71円85銭、7月1日の72円68銭、8月24日の73円60銭
・・・といった感じで徐々に切り上がって来ているように見える一方、
上値も・・・
6月21日の80円84銭、7月27日の79円43銭、8月30日の77円48銭
・・・といった具合に切り下がってきているように見えます。
この結果、最近の豪ドル円は何となく80円台が遠くなってしまったような印象すらあります。リーマンショック前に記録していた100円台は贅沢だとしても、豪ドル円が再び80円台、90円台に復帰する可能性は、ないのでしょうか。
結論から言うと、恐らく豪ドル円の80円台復帰に向けた必要条件は整いつつある一方、十分条件がまだ揃っていないのだと思います。
必要条件は『豪州景気の好調と豪ドルの利上げ再開』で、これは本日発表された4-6月期の豪州実質経済成長率が前期比1.2%、年率4.9%の高成長になったことで、徐々にその可能性が出てきました。豪州に限らず、カナダなどの資源輸出国は新興国景気に引っ張られて景気好調な地域が多いです。
一方、十分条件は『主要国投資家のリスク許容度の拡大』で、こちらがまだイマイチという状況です。日米欧英の株価の動きに象徴されるように、こちらの景況感がまだ温まってきていないので、豪ドル需要もいま一息の盛り上がりに欠けるという状態になっていると見られます。
要するに、現在豪州の輸出相手国の景気は十分強くて豪州経済も好調であるものの、対豪ドル投資の担い手である主要国の景況感がイマイチなことが、豪ドル相場の復活を妨げているように思われます。豪ドル自体の魅力は徐々に高まっていますので、あとは主要国投資家のリスク許容度の回復が待たれるところです。
ごく単純化して言えば、米国株価の安定的な上昇が、豪ドル円相場復活の条件になっている感じです。その意味では、やはり今週発表される米国の一連の雇用関連指標の結果が注目されます。




