サイト内検索:

外為リアルタイムレビュー: 2010年8月11日バックナンバー

2010年8月11日バックナンバー

米6月貿易収支が発表されるも・・・

先ほど米6月貿易収支が発表されました。

(米) 6月貿易収支 -499億USD
        (前回-420億USD(-423億USDから修正) 市場予想-421億USD)


本日について言えば欧州時間にてドル/円は85円の節目を割り込み、勝負がついた後ではあるものの、発表直後の市場では小幅ながらドル売りの反応を示しており、ドル/円は21:35現在、発表前の水準から10銭近く値を下げ、一時84.84円前後まで下落する場面が見られました。

今回、対中貿易赤字は261.5億ドルに拡大しており、赤字の半分以上は中国という事になります。今年6月の中国人民元の弾力化からやや時間が経過し、最近では人民元相場への関心が薄くなっていただけに、現在の相場が落ち着いたら、再び人民元相場に市場の関心が向かう可能性もありそうです。

また米貿易赤字と対中貿易赤字は、ともに2008年10月以来の高水準となっています。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル/円、一時ドバイショック後の安値更新

ドル/円は20:06過ぎに、昨年のドバイショック後につけた安値84.79円を割り込み、一時1995年7月以来の水準となる84.71円前後まで下落する場面がありました。

20:10現在、ドル/円の84.70円台での滞空時間は短く、間もなく84.90円台に戻してはいるものの、現状では85円の節目が既に抵抗として機能している様子のため、本日この後は85円台に戻せるのかどうか、注目を集めそうです。

また20時過ぎの時点で、時間外のNYダウ平均先物は140ドル近く下落しています。仮にNYダウ平均が大きく値を下げて終了した場合、翌朝の日経平均株価がそれを見て下げ幅を拡大し、東京市場で再びドルと円の買い戻し相場が繰り返されることも考えられることから、株価の動向にも注意したいところです。

ご質問、ご感想などはこちらから

カナダ/円、三角もち合いは2段構えの様子

CADJPY_100811.JPG
(上記カナダ/円のチャート(日足)は8/11の18:51現在。クリックすると拡大します)

カナダ/円は下降三角形の三角もち合いを形成しており、一般的にはもち合い下抜けで下落へと向かいやすいパターンです。しかしもち合いの下限が2段階での構えとなっている様子のため、2つとも割り込んで初めてもち合い下抜けとなりそうです。

先ほどは下抜けへと向かいやすい、とは書きましたが、必ずしも下に向かうとは限りません。類似の三角もち合いが豪ドル/円に出ており、チャートの形を理解するという面では、本日の豪ドル/円のチャートもご覧いただければ幸いです(くわしくはこちらから)。

まず下値は1段目が82.23円(5/6安値)から82.36円(5/25安値)、2段目が81.60円(7/1安値)と見ることができます。しかし1段目は7/1に既に破れていることから、サポートとしては破れやすくなっており、目先は2段目のもち合い下限をめぐる攻防が注目されそうです。なお下抜けとなった場合、79.88円(昨年11月安値)や78.51円(昨年7月安値)を射程に下押しが予想されます。

反対に上値はもち合い上限について、通常ですと高値と高値を結んだライン(8/11時点では85.70円前後)ですが、それよりはローソク足の実体部と実体部を結んだライン(8/11時点では84.20円前後)のほうが、ヒゲで出ている部分はあるものの、引値レベルでしっかりレジスタンスとして機能しており、また何度も試していることから、三角もち合いの上限はこちらのほうが相場にあっているのではないかと思います。

そのため引値で三角もち合い上限(8/11時点では84.20円前後)が突破できれば、もち合い上抜けへの期待がかかるとともに、もう一つのもち合い上限(同、85.70円前後)を試す可能性が出てきます。これら2つが突破できれば、もち合い上抜けで相場上昇となる可能性が高まるのではないかと見られます。


○サポート
82.23円(5/6安値)から82.36円(5/25安値)・・・1段目のサポート
81.96円(8/11時点での、ボリンジャーバンド下限)
81.60円(7/1安値)・・・2段目のサポート


○レジスタンス
引値レベルで82.79円(8/9終値)
83.66円(8/11時点での、20日線)

84.20円前後(同、三角もち合い上限)・・・1段目のレジスタンス
85.70円前後(同、もう一つのもち合い上限)・・・2段目のレジスタンス

ご質問、ご感想などはこちらから

BOEインフレレポート発表→初動はポンド売りで反応

イングランド銀行(BOE)の四半期インフレレポートが発表されました。以下、その要旨です。

・市場金利動向が5月時点の見通しと同じ場合、2年後の英CPI上昇率は1.4%前後の見通し
・金利が据え置かれた場合、2年後のCPI上昇率は1.5%前後
・英経済成長率は向こう2年間で3%を若干上回る水準に上昇
↑5月報告から約0.5%下方修正。緊縮財政を背景に企業や消費者のマインド悪化したことを受け。

・米国とユーロ圏経済の見通しは「非常に不透明」で、金融政策をどちらの方向にも動かす用意がある


続いて、キングBOE総裁の発言も伝わってきています。

・1-6月期の成長は前年同期に比べて強い
・英景気回復は続いているが、全体の見通しは5月報告時点より弱い
・景気回復は継続する見通しだが、下ぶれリスクは明らか
・GDPは2010年半ばに2%超
・GDPの長期的な下ブレリスクは低下
・付加価値税引き上げを背景にインフレ率は2011年末まで2%を超える
・長期的にはインフレ率は2%より低くなる
・ポンド安は英経済には追い風


これらを受け、発表直後のポンドは売られています。ポンド/円は現時点で133円台半ば、ポンド/ドルは1.57ドル台割れ、ユーロ/ポンドは0.83ドル前後で推移しています。

ご質問、ご感想などはこちらから

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:8/11/18:00)

AX000244.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は一時76.73円まで下げ、その後本日18時時点では77円台を回復しておりますが、早くも76.95円には売りストップが見られます。ポンド/円は引き続き134.00円の買い注文が目立ちます。

ご質問、ご感想などはこちらから

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:8/11/18:00)

WS002472.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は一瞬85.00円を割った時に、85.00円ラインの注文はほとんど消化されてしまいました。
ただ、その下にもずらりと注文が残っています。しかも、売りストップと買いが両方ともです。

ご質問、ご感想などはこちらから

英雇用統計:雇用回復弱い→初動はポンド売り

英国で発表された7月雇用統計の結果は以下の通りです。

【失業率】
前月:4.5% 予想:4.5% 結果:4.5%

【失業保険申請件数推移】
前月:-2.08万件 予想:-1.70万件 結果:-0.38万件(前月分を-1.59万件に修正)

失業率は予想通りの結果です。
ただ、失業保険申請件数の減少幅が予想よりも大幅に縮小した上、前月分も縮小方向に修正されたことから、市場では「雇用回復ペースの鈍化」と受け止められ、発表直後のポンドは売られました。ポンド/ドルは発表直後に1.5757ドル、ポンド/円は134.12円の安値を付けています。

その後、ポンドはすぐに発表前の水準まで反発しましたが、その後、現時点までは再びジリジリ下落しています。

ご質問、ご感想などはこちらから

【動画にて】ドル/円チャート分析【分かりやすく解説】最新版

本日、動画解説【チャート展望台】ドル/円/チャート分析の最新版を更新しました。

内容は、コチラになります。

現在の為替相場の位置をチャートを用いて解説しており、今後の方向感を示唆する内容になっています。

是非、ご覧になってみてください。

なお、外為どっとコムHP内「外為情報ナビ」においては、週足ドル/円チャートやここからの相場の需給ポイントについて併せて解説を行っております。こちらの方もご覧ください(会員限定)。

※本日のドル/円のチャート重要ポイント解説は、コチラになります。


 

 

 

ご質問、ご感想などはこちらから

夕方のドル/円注文状況はどうなっているのか?

20100811YEN1710.jpg

注文状況についてのコメントです。画像をクリックして拡大してご覧ください。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル/円一時85円の大台割れ

さきほど17:02頃にドル/円が一時85円の大台を割り込み、昨年11月以来となる84.98円まで下落する場面がありました。しかし84円台の滞空時間は極めて短く、ほんの一瞬にて85円台に反発しました。

しかし戻りを試す局面にて、上値の重さが目立つ展開が続くようですと、第2波の下げが来る可能性も考えられ、気の抜けない展開が続きそうです。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル/円下値試し 一時85.06円 

米2年債利回りが0.5011%(現時点)まで低下し、過去最低を更新しました。
同じタイミングでドル/円は下値を試す展開となっており、一時85.06円の安値を付けています。

直嶋経産相が為替介入について「今のタイミングでは難しい」と述べたことが伝わっており、これが円高要因になった可能性があります。

ご質問、ご感想などはこちらから

本日、ユーロドルのポイントは?Part2

20100811EUR1633.jpg上記のユーロ/ドルチャート(日足)は8/11の16:33現在【1.31049】。
レート提供元:(株)外為どっとコム 画面はクリックすると、拡大します。

かなりユーロ売りに力が働いてきました。

このような動きを見せられると、ユーロ/ドルが1.3333を超えて再度上昇するのは、相当厳しいと見られます。

ご質問、ご感想などはこちらから

豪ドル/円 雇用統計の下ブレに注意

明日は豪州で7月雇用統計が発表されます。

今時点では、失業率は前月と同じ「5.1%」、雇用者数は前月(4.59万人増)よりもやや伸び率が鈍化して「2万人増」になるという市場予想が出ています。

2009年末から失業率は回復傾向にあり、また雇用者数は2010年3月以降増え続けています。こうした雇用の回復基調を維持できるかどうかがポイントとなりそうです。

しかし、足元の豪州では政策金利の引き上げについては一旦休止の状態となっており、今回の雇用統計が予想を大幅に上回ったとしても、即座に利上げ期待につながるとは考えにくいです。

もちろん、予想を上回れば豪ドルの買い材料にはなると思われるます。ただ、予想を下回った場合の豪ドルの下げ幅の方が、値幅としては大きな反応になりそうな印象です。

豪ドル/円相場にとってのポイントは7月中旬以降に攻防の要となった77.30円のラインとみています。現在、豪ドル/円は86円台後半まで下げていますが、引けまでに77.30円辺りまで値を戻せれば、7月下旬から続く豪ドル/円の横ばいの推移を維持している、とみて良いと思われます。しかし、このまま大幅に77.30円を割り込んだ状態で引けてしまうと、当面の豪ドル/円は下落トレンド入りする可能性が強まると考えられます。

ご質問、ご感想などはこちらから

上海株は前日比プラスで引け。ドル円は本日安値圏・・・

先ほど引けた上海総合株指数の終値は、前日比+12.22ポイント高い2607.50でした。

前日比大幅安で引けた日本株とは対照的ですが、

(1)中国の場合、人民元の対ドル相場は政府が管理フロートでコントロールしているので、アメリカで景気下振れ懸念や低金利の長期化観測が盛り上がっても、少なくとも短期的には自国通貨急騰リスクをほとんど意識しなくてもよい。

(2)本日8:50に発表された日本の経済指標は日本の景気鈍化とデフレ定着を認識させる結果になった一方で、本日11:00に発表された中国の経済指標は、総じて見れば「インフレが抑制された状態での持続的な成長軌道への減速」を示した。

・・・などの違いが指摘されています。

欧州勢参入後、ドル円は一時85円13銭と、本日の安値圏に押され気味の展開になっています。

ご質問、ご感想などはこちらから

今夜から明朝の注目材料☆

東京市場中のドル/円は85円台前半でこう着状態ですが、クロス円は軟調な展開が続いています。今夜の手掛かり材料を確認しておきましょう。

8/11(水)
17:30☆(英) 7月失業率
17:30☆(英) 7月失業保険申請件数
18:30☆(英) BOE四半期インフレレポート  
21:30☆(米) 6月貿易収支
21:30    (加) 6月国際商品貿易
26:00☆(米) 10年債入札
27:00    (米) 7月月次財政収支

8/12(木)
08:50     (日) 8/7までの対外及び対内証券売買契約等の状況  
10:30☆(豪) 7月失業率 
10:30☆(豪) 7月新規雇用者数
※☆は特に注目の材料

夕方に英国、明日朝には豪州で雇用統計がそれぞれ発表されます。それぞれの市場予想は以下の通りです。

・英失業率 前回:4.5% 予想:4.5% 
・英失業保険申請件数 前回:-2.08万件 予想:-1.70万件

・豪失業率 前回:5.1% 予想:5.1%
・豪新規雇用者数 前回:+4.59万人 予想:+2.00万人

英国にしても豪州にしても、予想よりも雇用の強さを示す結果になれば、その国の通貨が上昇、予想より弱い結果になれば通貨が下落するとみられます。


♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

ご質問、ご感想などはこちらから

日経平均、前日比258.20円の大幅安で引け・・・

さきほど、日経平均株価が前日比▲258.20円安い9292.85円で引けました。

米国景気の回復力への疑念や為替円高への根強い警戒感が背景にあると指摘されていますが、ここまで下がってくると、昨年晩秋のドバイ・ショック後にドル円が84円80銭前後まで下落した当時に記録したザラ場の安値である9076.41円まで、あと200円ちょっとしか「のりしろ」がありません。

いまのところ、昨年晩秋のドバイ・ショック当時ほどの危機感には乏しいものの、円高デフレの深刻化リスクに対する潜在的な警戒感は根強く残存しています。

デフレ深刻化リスクを回避するための処方箋として、日銀の積極的な金融緩和を希求する声は聞かれるものの、昨日の日銀金融政策決定会合で示された通り、本邦の金融政策は、「リスクを未然に防止する目的で先回りして動く」のではなく、「市場が悲鳴を上げた場合にはきちんと対応する」という瀬戸際対応モデルの領域に踏みとどまっているようです。

こうした状況の下、頼みの綱は今後の米国景気の回復力という状態が当面続くと見られます。

ご質問、ご感想などはこちらから

夕方の英経済イベントのポイントは?

本日、英国では経済イベントが立て続けにあります。

17:30 英7月雇用統計
18:30 BOE四半期インフレレポート

今回、失業率は前月と同じ4.5%、失業保険申請件数は前月(2.08万件減)よりも減少ペースが鈍化し、1.70万件の減少になるとみられています。英雇用統計については、失業率は今年2月以降、改善傾向が続いています。失業保険申請件数についても、今年の2月以降は毎月減少しています。

ただ、失業保険申請件数の減少ペースが鈍化傾向であるところが少し気になりますね。減少幅の縮小がより顕著、あるいは増加に転じてしまうことになれば、ポンドの売り要因となる見通しです。


また、イングランド銀行(BOE)が四半期に1度発表するインフレレポートについては、ポイントはインフレ率と成長率の見通しになります。

前回5月のレポートでは

【インフレ率見通し】
(1)第1四半期末にピーク
(2)その後は低下し、2010年半ばは3%弱
(3)今年いっぱいは2%超も、2011年からは目標を下回る
(4)2年後のインフレ率は1.4%前後

【成長率見通し】
(1)2010年半ばに2%超
(2)2010年末に3%
(3)2年後は約3.5%

という内容でした。
前回の発表内容よりも見通しが上方修正されるような内容であれば、ポンドは上昇すると考えられますし、逆に下方修正されるようならば、ポンドの売り要因となりそうです。

ご質問、ご感想などはこちらから

円高で大塚内閣府副大臣発言

・為替相場が節目にきていることは間違いない
・過度な円高の進行が日本経済に大きく影響を与える懸念が出てきた場合には、政府と日銀が一体となって対応することが必要になる。具体的には、円高が過度に進行する局面では、政府として一定の認識を市場に伝えることが必要。
・為替介入の可能性についてはコメントする立場にない。
・介入に踏み切ったとしても、日本だけの単独であればほとんど効果はない。
・日銀の金融政策に対しては、為替を含めて経済が変化している中で打つ手がないということはあり得ない。日本経済に為替が大きな影響を与える状況下では、中銀として実行に移す局面が来る。

===
ニュアンスとして、円高対策で補正予算+金融政策、という、去年の12月に見た組み合わせをやるかもしれませんね。

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル/円、安値圏でこう着状態が続く

ドル/円は13時時点においても高安はわずか26銭となり、13:15時点のドル/円は85.29円前後と、本日の安値圏でで推移しています。

本日は中国にて多数の経済指標が発表されました(くわしくはこちら)。これを受けて豪ドル/円は77.52円界隈から77.72円前後まで反発する場面が見られましたが、ドル/円はわずか10銭前後の上昇に留まっています。連邦公開市場委員会(FOMC)発表以降、ドル/円は85.50円レベルが重い展開が続いています。

日経平均株価は引き続き円高が嫌気され、午後に入っても反発の兆しが見えず、13:15時点でもじり安の傾向が続いています。また時間外のNYダウ平均先物も再び下落していることから、まずは欧州勢参入まで、ドル/円は上値圧力の強い展開が予想されます。

ご質問、ご感想などはこちらから

【そろそろ走るか】本日、ユーロ/円のポイントは?

20100811EURYEN1259.jpg

上記のユーロ/円チャート(日足)は8/11の12:59現在【112.01円】。
レート提供元:(株)外為どっとコム 画面はクリックすると、拡大します。

詳細は画面を拡大してご覧ください。

※本日、ドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。




ご質問、ご感想などはこちらから

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:08/11/12:20)

20100811OrderAUD.jpg

上記時間の注文状況をお伝えします。 提供元:(株)外為どっとコム
画面はクリックすると、拡大します。

これからの取引のご参考にしていただければ、と存じます。


この時間までのそれぞれの通貨ペアの取引レンジは、
豪ドル/円 77.30-78.06
ポンド/円 134.49-135.50
です。
(外為どっとコムによる。)

どちらも下値での買い注文が目立ちます。
 

ご質問、ご感想などはこちらから

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:8/11/12:20)

AX000241.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

ドル/円は買い意欲の強さと共に、85.00円より下での売りストップも目立ちます。ユーロ/円は111.50円から111.60円と、111.00円での買い注文が目立ちます。

ご質問、ご感想などはこちらから

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100811.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は8/11の11:20現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は昨日、三角もち合いの下限(8/10時点では78.20円前後)を下抜け、また20日線より下に沈んだことにより、もち合い下抜けで下値トライの様相を帯びてきました。そのため、今回のもち合い下抜けがダマシとなる可能性は低いと見られ、もち合い下放れにより下値模索の動きへとつながることが予想されます。

まず下値は77.25円(4/30高値88.04円から5/21安値71.85円の値幅16.19円の1/3戻し)がサポートとなっていますが、ここが破れるとバンド下限(8/11時点では75.69円)を目指した下値試しにつながる可能性があります。しかしバンド幅自体がほぼ平行に移動しており、仮にバンド下限を押し広げる動きとならなければ、バンド下限を割り込んだ動きは短期的となることも予想されます。

反対に上値は三角もち合いの下限(8/11時点では78.40円前後)に加え、20日線(8/11時点では77.88円)も抵抗となっている様子であり、三角もち合い上限(7/27高値の79.43円)までは距離を感じます。

また20日線が下向きに転じた場合、目先の相場はバンド下限と同線での往来が予想されますが、バンド下限を下抜けると下値模索の動きが強まることが予想されるため、同線の向き注目したいと思います。


○サポート
77.25円(4/30高値88.04円から5/21安値71.85円の値幅16.19円の1/3戻し)
75.69円(8/11時点でのバンド下限)
74.67円(7/19安値)


○レジスタンス
77.88円(8/11時点での、20日線)
78.40円前後(同、もち合い下限)
78.80円(8/9高値)

ご質問、ご感想などはこちらから

中国の主要経済指標発表で気持ち円安

11時に発表された中国の主要経済指標の結果は以下の通りです。

【7月生産者価格指数(前年比)】
前回実績:+6.4% 予想:+6.0% 結果:+4.8%

【7月消費者物価指数(前年比)】
前回実績:+2.9% 予想:+3.3% 結果:+3.3%

【7月小売売上高(前年比)】
前回実績:+18.3% 予想:+18.5% 結果:+17.9%

【7月鉱工業生産(前年比)】
前回実績:+13.7% 予想:+13.4% 結果:+13.4%

【7月固定資産投資(年初来累積前年比)】
前回実績:+25.5%、予想:+25.3% 結果:+24.9%


小売売上高指数は前年比だと市場予想を下回りましたが、同時発表された年初来累積での前年比は市場予想通りの18.2%となっており、過去の実績が情報修正された模様です。

中国景気について悪い材料は出ていない一方で、生産者物価が大幅に予想を下回ったことから金融引き締め懸念を抑制するような結果だったと言えます。

指標発表直後の為替相場は、豪ドル円を中心に、円売り外貨買いで反応しました。

ご質問、ご感想などはこちらから

英ネーションワイド消費者信頼感 さらに低下

8時1分に発表された英7月ネーションワイド消費者信頼感指数は56と、前月の63および市場予想の61を下回りました。この発表後から、ポンドは下落基調をたどっています。日経平均の下落などもあり、ポンド/ドルは一時1.5767ドルまで、ポンド/円は134.52円まで下落しました。

ネーションワイド消費者信頼感は2009年は上昇傾向でしたが、2010年の2月に84まで上昇した後は一転して下げてきています。

昨日といい今朝といい、普段はそれほど材料視されない経済指標にポンド相場が反応する場面が続いていますね。今夜は大型イベント、英7月雇用統計と英四半期インフレレポートも予定されていますので、こちらも注目です。

ご質問、ご感想などはこちらから

クロス円は円高、ドル円は持ち合い、ストレートドルはドル反発

本日これまでの東京市場でクロス円が軟調に推移しています。

ユーロ円が一時112円を割り込んで111円70銭前後、
ポンド円が一時135円を割り込んで134円50銭前後
豪ドル円が一時77円50銭を割り込んで77円40銭前後

を記録しました。

昨晩のNY市場で85円台前半まで進んだ円高への警戒感と朝方発表された本邦6月の機械受注の弱めの結果を受けて日経平均株価が前日比200円超安い水準で推移していることから、リスク許容度圧迫観測を背景にしたクロス円の売りが誘発されたようです。

一方のドル円相場は、『保有証券の償還に伴う中身の入れ替えによる債券購入額面残高維持』という昨晩のFOMCの結果を受けて米2年債利回りの低下が0.52%界隈で落ち着いていることを背景に、いまのところ85円20-40銭程度のレンジで小康状態になっています。

この結果、ストレートドルは軒並み下落、ユーロドル、ポンドドル、オージードルなどは軒並みFOMC前の水準までドルが買い戻されるという現象が起こっています。

ビッグイベント通過後の材料難の中、クロス円、ドル円、ストレートドル三つ巴の微妙な水準調整が続いており、11:00に発表される中国経済指標の結果待ちの雰囲気が強まっています。

ご質問、ご感想などはこちらから

本邦の株安止まらずリスク回避の動きが続く

本日の日経平均は128.02円安の9423.03円でスタートしましたが、その後下げ幅を拡大しており、10:15時点では前日比で210円近い下げとなっています。

これを受けドル/円は9時過ぎには85.20円まで下げる場面が見られ、10:15時点では85.30円前後にて推移しています。またクロス円もこの下げにつれる形で軟調な展開となっています。

今日の株安の材料としまして、
(1) 米連邦公開市場委員会(FOMC)では米経済の成長鈍化懸念を払しょくするほどの内容とはならず、金融緩和策も現状維持に近い内容となった
(2) 円高の進行
(3) 8:50に発表された本邦の6月機械受注が前月比+1.6%(前回:-9.1%、予想:+5.4%)、前年比-2.2%(前回+4.3%、予想+5.4%)となり、共に予想を下回る結果となったことが市場では材料視された

といったところが重なり、大幅下落となっている模様です。
この後11:00には中国にて、多数の経済指標の発表が予定されており(くわしくはこちら)、市場の注目が集まりそうです。

ご質問、ご感想などはこちらから

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:8/11/09:40)

AX000237.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。
 

豪ドル/円は77.00円に大量の買い注文のほか、売りストップも大量にあることから、77.00円をめぐる攻防が今後の相場の分岐点となるかもしれません。ポンド/円は134.00円の買い注文が目立つ他は、板は比較的薄めです。

ご質問、ご感想などはこちらから

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:8/11/9:40)

WS002467.JPG


提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は買い注文の厚みが圧倒的ですね。ただ、売りストップの数も普段からすればかなり多いです。
一方、ユーロ/円の板は薄めながらも、やはり111円台は買いが目立ちます。

ご質問、ご感想などはこちらから

【正念場】本日、ユーロドルのポイントは?

20100811EUR0918.jpg
上記のユーロ/ドルチャート(日足)は8/11の9:18現在【1.3155】。
レート提供元:(株)外為どっとコム 画面はクリックすると、拡大します。

ユーロ/ドルに関しては、昨日(8/10)の相場で上下両方とも叩いてくれたおかげで、
世の中全体の状況(ポジション)が良く見えたような気がします。

上記ユーロ/ドルのチャートを見た上でのポイントは、以下のようになります。
(1)8/06にはボリンジャーバンド上限の1.3333近辺を叩いていたにも関わらず上値は限定的で、今度は昨日(8/10)は1.30台を叩く動きを見せた。

(2)20日線(ボリンジャーバンドの中心線)は1.3048で、遠いようで意外に近い。

(3)昨日、1.32台⇒1.3073に下落を見せた際の下ヒゲの出方が非常に印象的。通常であれば、この下ヒゲは相場方向の邪魔となり、そのヒゲの逆の動きをそれから見せようとする(つまりはユーロ/ドルは通常は上昇しやすいということ)。ただし、そのようにならずに、ユーロ/ドルの1.3150から1.3070にかけて「ヒゲを潰して下落していく動き」をもし見せるとなれば、それは強い下落の動きとなるので、そうなった際には大きくHonorすべきであろう。

 ※本日、ドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

ご質問、ご感想などはこちらから

野田財務大臣発言:FOMC発表後の動きは偏っている・・・

野田財務大臣の発言として、

・FOMC結果発表後の市場の動きは一方的に偏っている
・為替動向に細心の注意を払って見守る

・・・などが伝わってきています。

ドル円相場85円20-30銭台での発言ですが、FOMC発表直後のドル円相場が一時85円17銭まで『急落』したことを受けての発言だと思われますが、85円割れまでの『のりしろ』の薄さを意識している面もあるような雰囲気です。

ご質問、ご感想などはこちらから

本日午前中の注目点は、『中国経済指標ラッシュ』

本日の11:00は毎月恒例の『中国経済指標ラッシュ』が予定されています。沢山あるのですが、一応全て列記しておきます。

【7月生産者価格指数】
前回実績:前年比+6.4%、予想:前年比+6.0%

【7月消費者物価指数】
前回実績:前年比+2.9%、予想:前年比+3.3%

【7月小売売上高】
前回実績:前年比+18.3%、予想:前年比+18.5%

【7月鉱工業生産】
前回実績:前年比+13.7%、予想:前年比+13.4%

【7月固定資産投資】
前回実績:年初来累積前年比+25.5%、予想:年初来累積前年比+25.3%

全て7月の経済指標です。

中国の経済指標は豪ドルなどの資源国通貨に対する影響が強いことで知られていますが、物価統計に関してはインフレ率が高めに出て金融引き締め期待が出ると資源国通貨にはマイナス、実体景気関連の指標が弱めに出ると資源国通貨にマイナスです。実体経済関連の指標についてはあまりに強過ぎる場合も中国の金融引き締め観測を呼んで資源国通貨にマイナスに働くこともありますが、最近は中国景気の極端な過熱感は後退しています。

インフレの加速が抑えられていて、実体経済の指標はそこそこ頑張っている、という組み合わせが今後の資源国通貨にとっては望ましいシナリオになります。、今回はGDPが含まれていないので、市場の注目度はやや落ちますが、今後の資源国通貨の投資環境を考える上で、中国景気は必須のチェックポイントになりますので、発表後の市場反応と合わせて、結果が注目されます。

ご質問、ご感想などはこちらから

【ドル全体の状況を占う】ドル/スイス今後のポイントは?

20100811CHF0850.jpg
上記のドル/スイスチャート(日足)は8/11の8:50現在【1.0488】。
レート提供元:(株)外為どっとコム 画面はクリックすると、拡大します。

ドル/スイス、ユーロ/ドルに関しては、昨日(8/10)の相場で上下両方とも叩いてくれたおかげで、
世の中全体の状況(ポジション)が良く見えたような気がします。

上記ドル/スイスのチャートを見た上でのポイントは、以下のようになります。

(1)8/06にはボリンジャーバンド下限の1.0350以下を叩いていたにも関わらず下値は限定的で、今度は昨日(8/10)はバンド上限の1.06台を叩く動きを見せた。全体的にバンド幅の上下が250ポイント以内のレンジに留まっており、"Trend ready(次のトレンド待ち)"の状態が続く。

(2)20日線(ボリンジャーバンドの中心線)は1.0476で、現在の相場水準前後にある。これからどちらの方向に離れていくのかを見たい。

(3)昨日、1.0450⇒1.06台に上昇を見せたさいの上ヒゲの線が非常に印象的。通常であれば、この上ヒゲは相場方向の邪魔となり、そのヒゲの逆の動きをそれから見せようとする(つまりはドル/スイスは下落しやすいということ)。ただし、そのようにならずに、ドル/スイスの1.0450から1.06にかけて「ヒゲを食って上昇していく動き」をここから再度、もし見せるとなれば、それは強い上昇の動きとなるので、そうなった際には大きくHonorすべきであろう。

(4)もし上昇し、200日線(1.0653)をクリアーに超えて1.07台に乗せると、これまでのドル/スイス下値トライの動きは「何もなかった」かのように一挙に巻き返しの上昇にあう。

ドルに関してこれと似たようなことは、今後のユーロ/ドルでも起こりうると思います。
注視したいところです。


※本日、ドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


ご質問、ご感想などはこちらから

日経平均 小安い 

日経平均株価は前日比128.02円安の9423.03円で寄り付きました。昨日の米国の株安を受けた下落のようですが、寄り付き時点では、NYの下げ幅が前日比-0.51%だったのに対し、日経平均は前日比1%以上の下げと、幅は広めです。ただ、安寄り後は下げ幅をやや縮小しています。

ドル/円は、日経平均の安寄りにはかなり冷静に受け止めましたが、「下げ幅縮小」を受けて円安・ドル高気味に推移しています。

ご質問、ご感想などはこちらから

本邦6月機械受注と7月企業物価、予想より弱め・・・

先ほど、本邦の経済指標が2つ発表されました。

【6月機械受注】
・予想の前月比+5.4%に対し、結果は同+1.6%とやや弱め
    
【7月企業物価指数】
・予想の前年比±0.0%に対して結果は同▲0.1%とやや低め

でした。

注目度があまり高くない指標ということもあって、ドル円相場への影響は限られました。

日本株寄り付きを控え、ドル円は現在85円30銭前後で推移しています。

ご質問、ご感想などはこちらから

本日、ドル円のポイントは?

 

20100811YEN0800.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は8/11の08:00現在【85.40円】。
レート提供元:(株)外為どっとコム 画面はクリックすると、拡大します。

昨日(8/10)は画面のラインFのポイント(86.20)近辺で上値をピタリと止められ、ラインGのポイント(85.60)を割り込むと、
下値トライが加速しましたが、下値は85.17まででそこから戻されました。

非常に微妙なところですが、上値はラインF’やラインGのある85.90円の手前で押さえられ、そこが高値に上がらなくなることを時間をかけて確認すると、そこからは「なるようにしかならない」のでしょう。

目先は、下値ラインのある85.25が下値支持しています。


■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.89円:6/04高値
(3)90.33円:200日線(下落)
(4)88.88円:60日線(下落)
(5)89.15円:直近高値、7/12
(6)88.35円:ラインC:5/04-6/04の高値-高値(94.99-92.89)を結んだ線
(7)86.85円:ラインD:6/04-7/28の高値-高値(92.89-88.11)を結んだ線
(8)86.58円:20日線(下落)
(9)86.10円:ラインF:7/30-8/02の高値-高値(86.98-86.87)を結んだ線
(10)85.94円:8/02-8/06の高値-安値(86.87-85.01)の半値
(11)85.89円:ラインF’:8/02-8/05の高値-高値(86.87-86.45)を結んだ線
(12)85.88円:ラインG:8/06-8/09の安値-安値(85.01-85.30)を結んだ線
(13)85.71円:8/10の高値-安値(86.24-85.17)の半値

■下値のポイント
(1)85.25円:ライン:8/06-8/11の安値-安値(85.01-85.17)を結んだ線
(2)85.01円:8/06安値
(3)84.79円:2009/11安値
(4)83.10円近辺:87.11円(2008/12安値)-84.79円(2009/11安値)を週足で結んだ線

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:33現在)です。
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:85.74円
『60分足の20EMA』:85.63円

取引値【85.31円】 < 『60分足の20EMA』 < 
『60分足の70EMA』 
  
と、売り相場のフォーメーションになっており、『60分足の20EMA』に戻るところでの売り狙いとなります。

本日も、よろしくお願い申し上げます。

 

ご質問、ご感想などはこちらから

ドル円、米FOMCの結果発表を挟んで乱高下するも・・・

おはようございます。

昨日の為替市場でドル円相場は、日銀金融政策決定会合を概ね無風通過した後、FOMCの結果発表を挟んで乱高下する展開になりました。1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)東京早朝は85円90銭台。ゴトウ日仲値決済でのドル需要が意識されて一時86円06銭まで上昇するが、高寄りした日本株が上げ幅圧縮に転じるとクロス円が下落してドル円も連れ安、一時85円68銭まで反落。ただし、この水準では下値も堅く、野田財務大臣、荒井経財相、直嶋経産相の円高牽制発言3連発で86円80-90銭台に買い戻されて日銀金融政策決定会合の結果待ち。

(2)12:30前に発表された日銀金融政策決定会合の結果は景気物価判断、政策判断ともに据え置き。失望売りで瞬間85円71銭まで下落するも、直ぐに買い戻されて85円90銭台に復帰。

(3)欧州勢参入後、時間外のNYダウ先物や欧州株の下落を受けて一時85円62銭まで下落するが、米FOMCを控えた様子見ムードが強く、再び85円90銭台に押し返される。

(4)NY勢参入後、FOMCで追加金融緩和が無いのではないかとの思惑から米2年債利回りが0.56%台に急騰するとドル円も一時86円24銭まで上昇するが、金融緩和見送り懸念を背景にNYダウが安寄りしたほか、当日満期を迎えるオプション防戦売りの噂などから85円80銭前後に押し返されてFOMCの結果待ち。

(5)米FOMCは「住宅ローン担保証券の償還分の米国債への再投資」を決定。現在の量的金融緩和水準が概ね維持されることが伝わると売られていた米国債が買い戻されて2年債利回りが0.51%台に急低下、ドル円も一時85円17銭まで下落。その後、金融緩和水準の維持を好感して米国株が下げ幅圧縮に転じたこともあり2年債利回りが下げ渋って0.52%台に小反発するとドル円も30-40銭台に買い戻される。

・・・という流れでした。

注目のFOMCの結果は、

現在FRBが保有している政府機関債や住宅ローン担保証券の償還分を2-10年満期の米国債に再投資することで、国内証券の保有額面を約2兆540億ドルで維持する。

というものでした。

追加金融緩和というよりは、現状の緩和的政策の維持という内容だと言えます。FRBの保有する有価証券の中味が政府機関債や住宅ローン担保債券から満期が長めの米国債に入れ替えられるということで、米10年国債の利回りは一時2.75%台と先週末の雇用統計発表後の水準より低下しましたが、FRBの金融政策への期待の変化を投影して動きやすい2年債利回りの水準は、今回の勢く発表後、0.52%前後前後で落ち着いています。先週末の米雇用統計発表直後には米2年債利回りが一時0.50%と過去最低水準まで低下したことを考慮すると、今回のFOMCの決定は、雇用統計発表後に織り込まれた予想の範囲を逸脱する金融緩和策ではなかったと言えそうです。雇用統計発表直後に一時85円01銭まで急落したドル円相場が、今回のFOMCの結果発表を受けて85円17銭までの下落に踏み留まっているのは、そのためだと思われます。

日米の金融政策イベントを通過したことで、今後の市場の注目点は再びアメリカ経済の回復力の強弱に回帰してくることが予想されます。FRBが金融緩和の解除に踏み切れない最大の理由は、米失業率が9.5%界隈で下げ止まっていることにありますので、今後の米金融政策運営、ひいてはドル円相場の行方を見る上での最大のポイントは、「アメリカの失業率が再び低下し始めるぐらいのペースまで実質経済成長率が盛り返してくるかどうか」になりそうです。

個人的にはここ数カ月間の米国市場で生じた市中金利の大幅低下、株価反発、ドル安の景気刺激効果もあって、米国景気には相応の回復力が徐々に備わってくる可能性が高いように思っていますが、結果が判明するまでには向こう数カ月程度の観察期間が必要です。従来以上に米国の経済指標の結果が注目される相場展開が予想されます。
 

ご質問、ご感想などはこちらから

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
RSSで購読

カテゴリ

最新の記事

外為どっとコム