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【英国】MPC委員の発言 利上げ観測は後退? - 外為リアルタイムレビュー

【英国】MPC委員の発言 利上げ観測は後退?

30日、英金融政策委員会(MPC)のポーゼン委員が講演を行いました。ポイントは以下の通りです。

・英経済は「弱い回復局面」「本格的なデフレでないにしろ、深刻なリセッションへの逆戻り」の間を行き来する可能性
・英経済は「欧州の緊縮財政」と「それ以外の世界経済の回復」の二つに影響される
・運が良ければ、現在の金融政策は国内の自然な回復傾向と欧州以外の世界経済の持続的成長が相乗効果を生み、英経済に良い結果をもたらす
・そうなれば、インフレがしばらくオーバーシュートするので、喜んで利上げに賛成する
・現在、英経済がそのような好ましい状況に至るか、確信はもてない

・デフレ圧力は存在する一方でインフレ率は上昇している
・インフレ率の上昇の背景が一時的要因でない可能性がある
今後のインフレ率の低下が予想される状況では、利上げを正当化できない

・経済成長が良好となり、その結果インフレ率が過度に上昇した場合、イングランド銀行(BOE)はインフレ率引き下げに強い自信を持っている
・デフレに直面した場合、BOEは資産買い入れプログラムを再開させる可能性
・資産買い入れがデフレに完全に効果的かの保証はできない


この内容から、ポーゼン委員は前回の理事会で利上げを主張したセンタンス委員にすぐさま同調する姿勢は見られません。

また本日、同じくMPCのマイルズ委員のコメントも伝わってきています。
・(インフレ率は)現時点では不快なほど目標水準を上回っている
・ただ、最近のインフレ指標は目標水準に向かっていることを示している
・欧州の銀行は数か月前に望んでいたより資金調達が困難で、より短期の資金調達を余儀なくされている


こちらも、インフレ率は落ち着く方向で見ており、利上げの必要性を意識している感じはありません。

これで、昨日のフィッシャー理事と合わせ、計3人のBOE要人が目先の利上げの必要性を否定したことになります。やはり今回の利上げ投票騒動、FRBのホーニグ・カンザスシティ連銀総裁と同様、センタンス委員の一人相撲な印象が強くなってきました。

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