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- 米国2年債利回り、一時0.58%台。どこまで下がるか?
米国2年債利回り、一時0.58%台。どこまで下がるか?
- 2010年6月30日(水)12:10
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本日午前中のドル円相場は88円38銭から69銭と約30銭の値幅で小康状態になっています。前場の日本株は前日比200円以上安い9366円54で引けましたが、昨晩のニューヨーク市場での米国株安と円高を受けてこの程度の日本株の下落は寄り付き前にある程度織り込まれていたような雰囲気です。日本株安を理由に、東京外国為替市場で一段の円全面高が進みそうな気配は今のところ高まっていません。
一方、近年のドル円相場と縁の深い関係にある米国の2年債利回りをみると、本日11:00頃には一時的に0.5896%と、0.5900%の壁も割り込む場面が見られました。米国景気下振れ観測の強まりによる米国の金利低下が最近のドル円の下落の基本的背景になっている状況下、先行きの2年債利回りの低下余地に対する注目が集まっています。
米国の主要政策金利であるフェデラルファンドレート翌日物の誘導目標水準は0.00-0.25%なので、さすがに2年国債の利回り水準として、それ以下はなかなか定着しにくいと考えられます。仮に0.25%ぐらいまでの低下が最大あるとすると、現在の0.60%前後からの低下余地は最大で0.60-0.25=0.35%ポイントぐらいという感じでしょうか。
近年のドル円相場の動きをみると、米2年債利回りが0.10%動くと平均的には80銭ぐらい反応しているというイメージがあります。これらを基準に計算すると、ドル円の低下余地のイメージは、80銭×(0.35÷0.10)=2円80銭程度。現在の88円50銭界隈から差し引きした水準は85円70銭になります。実際にはオーバーシュートの可能性もありますので、今後米国景気に対する悪化懸念が一段と強まっていく場合は、85円前後といったあたりまでは持っていかれる可能性もあるというところでしょうか。
もちろん、近年のドル円相場と米2年債利回りの関係は趨勢的に連動しているようにみえるだけで、日々刻々の反応は必ずしも安定している訳ではありません。「現在の米国の政策金利水準を前提にすると0.6%割れの2年債利回りの水準は、臨界点にかなり近づきつつある」という意見もありますし、世の中の期待が急に悲観方向に振られた分、週末の米雇用統計などが意外に良い結果になった場合には反動による押し戻しもそれなりに出てくる可能性も否定はできないと思います。
いずれにしろ、鍵を握るのは今後の米国景気です。ドル円の水準目処は人によって様々でしょうが、今後の米国景気、金利の方向感とドル円相場の向かうベクトルが一致するという点は確かだと思いますので、まずは今晩21:15に発表される6月ADP全米雇用報告に注目したいと思います・・・




