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昨年晩秋以来、どこかでは必ず売られている「ユーロ」・・・ - 外為リアルタイムレビュー

昨年晩秋以来、どこかでは必ず売られている「ユーロ」・・・

昨日の為替市場ではユーロの下落がかなり目立っていましたが、ここで改めて昨晩ユーロが作った安値の水準について確認しておくと・・・

一番目立つのがやはり最近流行の「ユーロスイス」で、これが1ユーロ=1.3166スイスと発足来安値更新の旅を続けています。次が日本に利害関係者が多い「ユーロ円」で、昨晩の安値は107円27銭と、これは2001年11月以来の水準です。この辺は、かなり前までタイムマシンで遡らないといけない数字になっています。

水準としてみた場合、これらに次ぐのが「ユーロポンド」でしょうか。昨晩の安値は1ユーロ=0.8067ポンドと、こちらは2008年11月以来のレベルです。

これらに比べると、昨晩の「ユーロドル」の安値は、1ユーロ=1.2150ドル前後と今月7日に記録した1.1874ドルの安値よりもまだ高い水準にあります。

「ユーロオージー」などは、昨晩は世界景気悪化懸念で資源国通貨が売られた影響でむしろ上昇しています。足下のレベルは1ユーロ=1.4350豪ドル台と、5月17日に記録した1.3924豪ドルに比べると、そこそこ高い水準にいます。

それぞれの通貨ペアで雰囲気が違っていて興味深いですが、これら一連の「各種ユーロ相場」を並べてみると、特徴的なのは去年の晩秋ごろを境にして、どこかでユーロが買い戻されていても、別のどこかの通貨ペアではユーロが売られているというケースが多く、長続きするユーロ全面高という局面を見つけるのがとても難しいということです。

実際、国際決済銀行(BIS)が発表している「ユーロ」の実効為替レートをみると、昨年の11月以降は毎月ユーロ相場の平均値が下落し続けていることが確認できます。これまでのところ、ユーロ相場全体を覆う軟調地合は続いているようです。

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