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- 人民元柔軟化期待はより現実的に。為替は株価睨みに回帰
人民元柔軟化期待はより現実的に。為替は株価睨みに回帰
- 2010年6月23日(水)07:30
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おはようございます。
昨日の為替市場でドル円相場は、日欧米の主要株価が軒並み前日比安く引けるなど軟調に推移する中で、ほぼ終日下落する展開となりました。
(1)東京の早朝は91円前後で始動。日経平均の安寄りに反応して一時90円90銭前後まで小幅下落した後、10時過ぎに発表されたドル人民元の基準値が前日記録した元高水準とほぼ同水準に設定されたことを好感してNYダウ先物や豪ドル円等のクロス円が急騰するとドル円も91円09銭と昨日高値まで反発。
(2)10時半過ぎに中国当局による介入と見られる動きでドル人民元が下げ幅圧縮に転じると、人民元の大幅柔軟化期待が後退し、クロス円、ドル円とも再び下向きに。後場の日本株が軟調に推移し続けたこともあって、ドル円は90円80銭前後まで下落。
(3)欧州勢力参入後、主要欧州株の下落を背景にクロス円、ドル円続落、ドイツ株が昨日安値を記録した19時前後には90円50銭台まで続落。ドイツ株が下落一巡とともに値を戻して小反発するも90円70銭台止まり。米5月中古住宅販売が予想よりも悪い結果になったことを受けて90円50銭台に押し返されると、その後はNYダウ睨みの展開になり、引けにかけ前日比▲148.9ドル安まで値崩れすると90円30銭台まで下落。
(4)ポジション調整で買い戻され、90円50銭前後で水曜朝の東京へバトンタッチ。
・・・・という流れでした。
週明け2日間の中国当局の動きから、「人民元の漸進的な高め誘導は始まったようだが、そのペースはやはり緩慢」という印象が強まっており、「人民元の柔軟化」を歓迎した株式市場でのリスク許容度緩和ムードは下火になり、「各国の実体経済の回復力の強弱」というより本筋の材料に焦点を当てた株式、為替市場への回帰が生じているという印象の強い1日でした。英国政府が発表した緊急予算案が好感されたポンド円だけは昨日の朝とあまり変わらない水準を維持していますが、その他のクロス円、ドル円は全て昨日の日足がそれなりの陰線になっています。
人民元柔軟化期待がより現実的なものに修正されるにつれ、グローバルな株価の動きによって喚起されるリスク・オン、リスク・オフのムードによってドル円及びクロス円の方向感が左右されるという、従前通りのファンダメンタルズに立脚した相場展開が維持されていることが再確認されています。
本日も引き続き、ドル人民元相場動向、国内外の株価、米国経済指標とFOMCあたりが注目材料にされつつも、為替相場全体の味付けは、それら材料を消化した上での株価情勢になると思われます。
今日も一日よろしくお願いします。




