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ドル円、人民元相場を睨みつつ、基本的には株価連動・・・ - 外為リアルタイムレビュー

ドル円、人民元相場を睨みつつ、基本的には株価連動・・・

おはようございます。

昨日の為替市場は、週末に飛び込んできた人民元弾力化声明の余波を反芻しつつ、人民元相場の実際の動きや株価の反応等を睨みながらの展開になりました。1日の動きを振り返っておくと・・・

(1)週明け東京の動き出しは1ドル=90円30銭程度。「人民元切り上げ=円高」との短絡的な思惑から早朝取引の薄い時間帯に一時90円00銭台まで下落する場面もあったが、追随勢力乏しくすぐに反発。「人民元高による中国の資源購買力拡大観測」から豪ドルなどの資源国通貨円相場が軒並み上昇して円安に振れたことや、人民元の柔軟化を好感してNYダウ先物が前週末比100ドル超の上昇を示したことから日本株寄り付き前に90円50銭台まで持ち直し。日本株の高寄り後、90円60銭台まで続伸。

(2)日本時間10:00過ぎに中国人民銀行が公表したドル人民元の基準値が1ドル=6.2875元と前週末と変わらなかったことが伝わると、「元高=円高」の思惑で作られていたポジションの解消が生じてドル円は90円90銭まで続伸。ただし、この水準では一旦上値が重たくなり、後場にかけてドル人民元のスポートレートが実際に元高方向に動き始めると、「元高=円高」と見る勢力の円買いと、アジア株全面高、クロス円続伸の流れの中で発生する円売りが拮抗する形でドル円相場はいったん方向感を見失い、90円60銭から80銭台での揉み合い推移に転じる。

(3)欧州勢力参入後、人民元柔軟化を好感した株価の上昇期待や時間外の米長期国債利回りの上昇を受けてクロス円、ドル円ともに上昇し、円相場はミニ全面安の商状に。ユーロ円が113円台半ば、豪ドル円が80円台後半まで上昇する過程でドル円相場も91円台を回復、日本時間19:00過ぎには一時91円48銭と昨日高値を記録。その後、時間外の米国長期国債利回りが頭打ちになると利食いに押されて反落、91円20-30銭台でNY市場の開演待ちモードに。

(4)米国株寄り付きは前週末比100ドル以上高いロケット・スタートになったものの、その後は上げ幅圧縮に転じて終日軟調に推移。NYダウが前週末比小幅マイナス圏まで下落するとドル円相場も91円台を割り込んで一時90円90銭まで反落。ただし、この水準から先は、一段の売り材料にも乏しく、ショートカバーで91円00銭台まで持ち直して火曜日の東京市場にバトンタッチ。

・・・という流れでした。

週末に中国人民銀行が発表した「人民元弾力化声明」を声明を受けて、昨日の上海為替市場でドル人民元は一時6.7962ドルと現行の管理フロート制下での人民元最高値を更新し、中国政府による元高誘導の再開を確認させることになりました。一方、昨日の為替相場の動きをみると、局所的に「元高=円高」を見込む勢力の影響力が強まりそうな場面もありましたが、ドル円やクロス円は基本的に国内外の株価や米国の長期金利の動きに連動する形で方向感が形成されており、ドル人民元で元高が進めば、無条件でドル円も円高になるという反応にはなっていなかったようです。

今後のドル円相場、クロス円相場の先行きを考える上では、ドル人民元の動き如何にかかわらず、米国と中国を中心にした世界景気回復基調が続くか否か、今月に入って持ち直してきた世界的な株価動向が引き続き最も大切な要素になると思われます。

本日の東京市場での注目点ですが、経済指標等で注目されるものは見当たらないことから、基本的には日本株の動き、上海市場におけるドル人民元の動き、アジア株全般の値動きなどになりそうです。

今日も一日よろしくお願いします。

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