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オセアニア・クロス相場=豪ドル/キウイの水準に注目
- 2010年6月10日(木)16:35
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本日早朝のNZ中銀の利上げを受けて、キウイ円やキウイドルが上昇で反応したのは既報の通りですが、オセアニア域内でのクロス相場の反応をみると、
豪ドルキウイは、NZ利上げ発表前の高値1豪ドル=1.2439NZドルから一時1.2297NZドルまで急落しており、豪ドル安、キウイ高の反応が見られました。その後は買い戻されていますが、現在は1.2350NZドル前後で推移しており、約2か月前の4月9日に記録した1.3235NZドルに比べると、豪ドル安、キウイ高水準にかなり移動してきています。
同じオセアニア地区内にあって、先行して6回も利上げした豪州に比べて、これまで置いて行かれ気味だったキウイの失地回復が鮮明です。
で、問題の今後の展開ですが・・・
RBNZのボラード総裁は、今回の利上げについて、金融引き締めでは無く、異常な政策の巻き戻し、正常化の一環だという主旨の発言をしており、その言葉を信じるなら、景気が極端に悪くならない限りはもう少しキウイの利上げは続きそうです。
1990年代半ば以降の豪ドルキウイのクロス相場をみると、ごく大雑把に言って、安値1.05界隈、高値1.35界隈のレンジで動いており、中心は1.20ぐらいです。これまでは利上げ競争で先行していた豪ドルが強くて一時1.32とレンジ上限近くまで上伸していましたが、その巻き戻しが起きているのだとすると、少なくとも、中心値の1.20界隈ぐらいまではありそうですし、今後しばらくはNZ中銀の金融引き締め観測がオセアニア地区内で相対的に強まる局面になるならば、1.20を割り込む水準まで豪ドルキウイが押し込まれる可能性は、歴史的に見てもそれほど異常なことではありません。
普段あまり見ないレートですが、NZ中銀が金融緩和の出口戦略に着手し始めたという環境変化を受けて、今後のオセアニア通貨の相対比較という意味で、注目して見ておきたいと思っています。




