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バーナンキ議長はやはり慎重姿勢 - 外為リアルタイムレビュー

バーナンキ議長はやはり慎重姿勢

9日、バーナンキFRB議長は下院予算委員会で証言しました。内容はざっくり以下の通りです。

・現在続けている国際協調は安定と持続的な景気回復を確実にするために必要な措置を講じるというシグナル
議会は長期的な財政赤字削減計画を策定すべき
・5月に再開した通貨スワップの最近の利用はかなり限定的
・通貨スワップは市場への資金供給におけるドルの機能の重要な補強材
・米景気は刺激的な金融政策によって下支えされている

・欧州危機は、金融市場が引き続き安定すれば、米経済成長への影響は限定的なものに留まる
・欧州の景気減速見通しが米経済に「ある程度影響」する
・欧州の景気減速が与える米経済への悪影響は、米債利回りと住宅ローン金利の低下、商品価格の下落で相殺される可能性。
・FRBは海外の動向や米経済への予想される影響を極めて注意深く見守る

・米経済の成長率は2010年に約3.5%、2011年に「それより幾分速いペース」
・米景気の回復は住宅市場や商業用不動産によって抑制されている
・失業率の低下ペースは時間をかけたゆっくりとしたものに留まる
・インフレは抑制される可能性が高い
・民間部門の最終需要の増加が景気回復を持続させる
・米国の景気二番底は想定していない
・企業と家計の双方で、将来の雇用への期待は改善してきている
・2008年から2009年にかけて失われた850万人の雇用回復には相当長い時間がかかる

いろいろ書きましたが、
ポイントは
(1)インフレが長期的に抑制される見通しである
(2)欧州リスクの米経済への影響は限定的
(3)米景気の2番底はない見通し
(4)雇用の回復には時間がかかる
の4点でしょうか。

(1)と(3)と(4)から、「米国は経済に底堅さがみえるものの回復には時間がかかり、利上げは遠い」という観測が台頭しました。これが昨日の米長期金利低下につながっています。
先日のバーナンキ議長のコメントでややタカ派?にみえるものもありましたが、彼の基本的なスタンスは変わっていないように見えますね。

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