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外為リアルタイムレビュー: 2010年5月バックナンバー

2010年5月バックナンバー

カナダGDP発表を受け、注目される明日の政策金利発表

先程、カナダの1-3月期の実質GDPが発表されました。

既報の通り、結果は前期比年率+6.1%と市場予想の同+5.9%を上回り、指標発表後25分程度のカナダドル相場の初期反応ですが、ドルカナダで1ドル=1.0460加ドル前後から一時1.0426加ドル界隈へ、カナダ円で1加ドル=87円33銭前後から一時87円66銭界隈へと、若干カナダドル高方向へ動きました。

明日の夜22:00にはカナダ中銀による政策金利の発表が予定されています。

一部通信社が伝える現地エコノミスト調査によると、GDP発表前の段階で27社中25社が0.25%の利上げを予想しています。4月20日に発表されたカナダ中銀の声明文中では、『政策金利据え置きが第2四半期末まで続く見込み』としていたカナダ版の時間軸文言が削除されたため、現地のエコノミスト村では利上げ予想が大半になっています。

5月上中旬に加速した世界同時株安の影響を受けて、市場参加者の一部にはカナダ中銀による早期利上げ実施の是非について疑義を唱える向きも一時急速に強まりましたが、今回のカナダの実質GDPの結果発表を受けて、カナダ中銀が異例の低金利政策の修正に向けた第一歩を踏み出す可能性が高いとの見方が維持された状態で、明日の金融政策の発表を迎えることが予想されます。

あと約24時間後に発表される政策金利の結果はもちろん、先行きのカナダ中銀の金融政策運営の方向性を占う上で、声明文の内容が注目されることになりそうです。

カナダドルが上値を追う展開に

カナダの経済指標結果が強かったことや時間外のダウ平均先物が上昇する中、カナダドルの上昇が続いています。カナダドル/円は15時過ぎにつけた本日高値87.35円を超え、21時46分に89.66円まで上昇。また、ドル/カナダドルはほぼ同じタイミングで1.0426ドルまで下落しています。

カナダGDP◎→初動はカナダ高で反応

21時30分に発表されたカナダ経済指標は以下の通り。

【第1四半期GDP(年率換算)】
前回:5.0% 予想:5.9% 結果:6.1%(前期は4.9%に下方修正)

【3月GDP(前月比)】
前回:0.3% 予想:0.5% 結果:0.6%(前月は0.2%に下方修正)

【4月鉱工業製品価格(前月比)】
前月:?0.4% 予想:?0.2% 結果:+0.3%


市場予想を上回る強い結果に、発表直後のカナダドルは上昇しています。ただ、発表後5分間での上げ幅はかなり限定されています。

21:30にカナダGDP発表

21時30分に、カナダの3月および第1四半期GDPが発表されます。

3月については前月の0.3%からさらに改善し、0.5%という市場予想。第1四半期については、年率換算5.0%成長だった前期からさらに上昇幅を広げ、5.9%になると予想されています。

この結果が市場予想以上であれば、明日のカナダ中銀の政策金利引き上げに対する期待がさらに高まるものとみられています。

現在、ブルームバーグのエコノミスト調査によると、27人中25人が0.25%の利上げを予想しています。ただ、市場関係者の中では、依然としてユーロ圏経済のリスクを見越して様子見となるのでは、との見方もまた根強いです。

今回のGDPの結果によって、利上げを織り込む動きが強まれば、カナダドルは上昇するとみられます。一方、予想より低い結果となれば、据え置き予想が増えてカナダドル売りが優勢となる動きが予想されます。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/31/18:40)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は買いがやや優勢です。一方、ユーロ/円は売り買いどちらもそれなりにあります。
ただ、全体的には薄い印象が否めません。ロンドン・NYの祝日で、日本の個人投資家さんにも手控え感があるのかもしれませんね。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:05/31/18:40)

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(株)外為どっとコム提供

豪ドル/円の77.55円の大きな売りも気になりますが、
77円まで点在するストップ売りの注文も気になります。

英米休場で参加者が少ないだけに、荒れた展開となる可能性も・・・

スペイン国債格下げに比較的冷静だった東京市場?

周知の通り、先週金曜日のNY市場では、格付け会社フィッチがスペイン国債を格下げしたとの報道により、ユーロドル、ユーロ円が売られ、水準を切り下げました。

週明けの東京市場の蒸し返しの有無が注目されていましたが、本日これまでのところ、アジア市場ではスペインの格下げげが追加的なユーロ相場押し下げ要因としてもてはやされた痕跡は乏しかっと言えます。

(1)先月のS&Pによる格下げがあった段階で、他社の追随格下げはある程度想定されており、先週金曜日のNY市場の反応で概ね消化された。

(2)スペイン国債格下げの報道について、アジア勢力は土日を挟んでの織り込みになったため、比較的冷静に受け止められる時間的余裕があった。

(3)ギリシャ問題が火を吹いていた当時と違い、ECBによる国債買い取り政策の発動や、欧州金融安定メカニズムなどのセーフティーネットの構築が進んでいるため、国債の格下げが即座に目先のデフォルトリスクの連想には結びつきにくくなっており、パニック的な反応が抑制された。

・・・などが背景として考えられます。

個人的には(3)の環境変化はそれなりに大きいと思っています。今後のユーロ相場を考える上で重要なのは、問題国の目先の資金繰り危機勃発リスクを背景にしたユーロ売り圧力の有無よりはむしろ、ギリシャ、スペイン、ポルトガル等の問題国の緊縮財政実施によるユーロ圏景気下押し圧力の強度とそれによるユーロ圏の金融政策運営への副次的な影響であるように思います。

その場合に発生するユーロ安圧力は、問題国の債務危機暴発懸念を俎上に置いていた当時のような暴力的な速度で市場に伝播するのではなく、もう少しじっくりとした速度でユーロ相場の頭を押さえる、或いは水準訂正を促すような形になるのではないかと考えています・・・

本日、ドル円のポイントは?Part2

 

20100531YEN1804.jpg

上記のドル/円チャート(日足他)は5/31の18:04現在【91.46円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

 


■左のチャート:日足
目先、200日線(90.99円)を下として、20日線(91.69円)や60日線(92.25円)を上とする取引になってきています。


■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):91.43円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):91.27円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 【91.46円】

 

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。
 

 

■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):91.27円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.89円

位置関係:
『60分足の70EMA』 < 『60分足の20EMA』 < 取引値  

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。

株やドル/円、クロス円ともに、あまり、売り玉が続かなくなってきており、売りの回転から入るとしても、ちょっと考えるところになってきているところではないでしょうか。

もみ合いながらも、ジワジワと上値方向をトライする、といったところなのでしょう。
スローストキャスティクス(日足、13日)等では買いに力が働いていることが分かります。

なお、日本株については身近な名人に聞くと「よっぽどの悪材料でもない限りは、この前の安値を切ることはないだろうな。底堅くなっている感はあるが、買い上げるにも材料がないと・・・。」とのことでした。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。



 

為替相場に織り込みにくい本邦政局の不透明感

7月の参議院選挙を控え、本邦の政局の先行きに対する不透明感が増しています。

(1)民主党への支持率低下と党内からの不協和音
(2)社民党の連立政権からの離脱
(3)林立する新党立ち上げの動き

などから、参議院選挙後の政権の枠組みや政策運営に対する読みが難しくなっているのは周知の通りですが、為替相場への影響については、

(1)本邦政局の不透明感を嫌気して外人が日本株を売ったら円安要因?

という見方がある一方で、

(2)それで株価が下がるのであれば、リスク許容度低下の思惑で円買い要因?

という見方も可能であり、

(3)日本の政局不透明感はここ何カ月も続いており、目新しい材料では無い

という意見もあって、為替市場ではスッキリとした取り扱いが難しい材料になっています。

個人的には(3)の意見に最も近い印象を持っています。

そもそも、選挙はやってみないと分からないという面もあります。選挙結果が判明すれば、新しい枠組みの中での経済政策運営に対する思惑も動き始めますので、それをテーマに株式相場や為替相場も多少は反応し易くなるかもしれませんが、結果が判明する前の段階で、この材料を相場に織り込もうとするのはかなり難しいように思います。

ユーロ動意薄、スペイン株もやや持ち直し

英・米休場の材料難の中、株価睨みの展開が続く為替相場ですが、
前週末の格付け会社フィッチによるスペインの長期格付け引き下げは、
欧州株式市場の取引終了後の発表であったため、
今日のスペイン株価動向を気にする声もあったようです。
しかしスペイン株式市場は1%下落で始まったものの、
その後は0.5%安程度まで下げ幅を縮める展開となっています。
ユーロ相場も動意薄の展開で、17時40分現在、ユーロ/ドルは1.2300ドル付近、
ユーロ/円は112.50円付近で推移しており、
欧州時間後は閑散ムードの中で狭いレンジでの取引が続いています。

トリシェECB総裁発言

オーストリア中銀の春季カンファレンスでのトリシェECB総裁の発言として、

・現在はECBやユーロ圏にとって試練の時期である
・ECBは常に市場動向を注視し、行動する用意がある
・ECBによる債券買い入れは、量的緩和ではない
・ECBはユーロ圏諸国の財政規律の欠如を容認しない
・財政規律違反国には効果的な制裁が必要
・ユーロ圏のインフレ期待は引き続き十分抑制されている

・・・などが伝わってきています。

発言内容に目新しさが無い事に加え、本日は英国及び米国が祝日ということもあり、同総裁発言への目立った反応は認められません。

ユーロドル相場は現在、1.2300界隈での小動きが続いています。

明日はRBA会合前の小売・住宅指標に注目

過去7回の政策決定会合のうち6回の利上げを行った豪中銀(RBA)ですが、
前回の声明文で「金利は平均的な水準」になったとして、
これまでのようなハイペースでの利上げ局面は終了した事を示唆しています。
これに加え、欧州発の債務問題が世界景気の減速懸念へと広がりを見せ始める中、
明日の会合では政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを4.5%に据え置く事が
ほぼ確実とみられています。

豪州では2月に前月比-1.2%と大きく減少した小売売上高は、
3月も+0.3%の小幅な回復にとどまるなど、消費の勢いに陰りが見え始めています。
また1-3月期の民間設備投資は-0.2%となり2009年10-12月期の+6.1%に比べ
大きく鈍化しているなど、実際に、これまでの利上げが豪経済に及ぼした悪影響を示す
データもみられます。こうした一部にみられる豪経済の減速感も金利据え置き予想の
根拠となっているようです。

金利据え置き自体は、もはや豪ドル/円の売り材料とはなりにくいとみられますが、
明日の政策金利発表前には、4月の小売売上高と住宅建設許可件数が発表される予定で、
もし、これらの指標が予想を下回るようだと、豪経済の減速懸念につながりかねず、
豪ドル/円に下落圧力がかかる可能性もありそうです。

今夜から明日昼までの注目材料☆

東京市場のドル/円は円売り優勢の展開でしたが、91円台半ばでは上値の重さも鮮明となっています。今後の相場の鍵となる経済指標を確認していきましょう。

5/31(月)
―― ロンドン休場(レイト・メイ・バンク・ホリデー) 
―― 米国休場(メモリアル・デー)
18:00☆(ユーロ圏) 5月消費者物価指数・速報
18:00  (ユーロ圏) 5月消費者信頼感・確報 
18:00  (香港) 4月月次政府財政収支 
19:00  (日) 外国為替平衡操作の実施状況(4月28日から) 
21:00  (南ア) 4月貿易収支
21:30  (加) 4月鉱工業製品価格
21:30☆(加) 3月GDP
21:30☆(加) 第1四半期GDP [前期比年率]

6/1(火)
10:30☆(豪) 4月小売売上高
10:30☆(豪) 4月住宅建設許可件数
13:30☆(豪) RBAキャッシュターゲット
※☆は特に注目の材料です



本日はロンドン・NYと、主要な市場が祝日のため、市場参加者は少なくなる見通しです。今夜から明日昼にかけての注目は、カナダと豪州の資源国通貨に関する経済指標です。

カナダのGDPは、第1四半期が5.9%(前期:5.0%)、3月は0.5%(前月:0.3%)になる見通しです。ここでカナダの経済回復の強さを確認できれば、明日の加中銀の利上げ期待が高まる可能性があります。そうなれば、カナダドルの上昇要因となるでしょう。

一方、豪州は1日が指標ラッシュですね。一番の注目はキャッシュターゲット(政策金利)の発表ですが、今回は据え置き予想が大勢を占めています。ただ、その後の声明などで次回の引き上げを匂わすようならば、豪ドルが買われるとみられます。

♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから 
    「番付編成会議 6月場所」と「RBAキャッシュターゲット」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

明日のRBA理事会は政策金利発表後の声明文に注目が集まる

今週は豪州内で多くの経済指標の発表が予定されており、その中でも明日6月1日、13:30の豪準備銀行(RBA)理事会に注目が集まっています。

明日の豪準備銀行(RBA)理事会について、欧州発の不安による世界的なリスク資産圧縮の動きが出る前から金利据え置き予想が大勢を占めていたこともあり、市場では明日のRBA理事会での利上げを見込む声は聞かれません。

なおブルームバーグが調査した22人のエコノミスト全員、ロイターでも14人のエコノミスト全員が、今回の金利据え置きを予想しています。

そのため今回も市場の関心は、政策金利発表後の声明文にあるようです。もし声明文にて、今後の豪州内の経済見通しや今後の世界経済について弱気な見方が示された場合、現在市場が予想している9月から11月での利上げ期待が後退するようですと、豪ドル/円は軟調な展開となることが予想されます。

一方でRBAが今後の見通しについて強気の見方を示したり、また利上げ観測が市場予想よりも前倒しとなる場合、豪ドル/円が上昇するシナリオもありえます。

ドル円一時91円55銭と控え目ながら本日高値を更新

ドル円相場が上昇し、先ほど一時91円55銭と、非常に控え目ながら本日高値を更新しました。本日後場の日経平均株価が前日比プラス圏に上昇してきたことが背景になっているようです。

株価の動き以外にこれといった手掛かりを見つけるのが難しい中で、ドル円相場の落ち着きどころの模索が続いている様子です。

5/28発表のIMMポジション

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 (上記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)

5/28に発表された米国商品先物取引委員会(CFTC)の国際通貨先物市場(IMM)のポジションによりますと、円ショートは10,238枚と、前週比で2万枚以上の減少となりました。やはりドル/円の90から91円が、IMM円のロング/ショートの分岐点のようです。そのためドル/円がここから一段安となる場面では、ポジションがショートからロングへと巻き戻されることにより、ドル/円の動きが加速することも考えられます。

ちなみにチャート上ではRSIが下向きになり、MACDもデッドクロス寸前のため、このままMACDも下向きになるようですと、少なくとも短期では円ロングが増加する展開も想定されます。

その他ではユーロのショート解消はほとんど進んでおらず、ポンドやスイスフランも小幅なショート減少に留まっています。それ以外ではカナダドルや豪ドルのロングが半減、NZドルも1/3以上のロング減となっており、リスク資産解消の動きに巻き込まれた結果と見られます。


5/28に発表されたIMMポジションは以下の通りです。

通貨枚数前週比
10238枚ショート24051枚減
ユーロ106736枚ショート407枚減
ポンド75079枚ショート1666枚減
スイスフラン12619枚ショート1939枚減
カナダドル23872枚ロング21013枚減
豪ドル19523枚ロング18857枚減
ニュージーランドドル7662枚ロング4891枚減

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/31/13:00)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

遅くなりまして申し訳ありません。
豪ドル/円は77円後半から88円にかけて売り優勢となっており、ポンド/円は131.00円より下でやや買い意欲が見られます。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/31/13:00)

WS001895.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
遅くなって申し訳ありません。


 
上値の重さをみてか、両通貨ペアともに売りが増えてきています。
ただ、ドル/円については買いの方もそこそこ増えてきていますね。

中国=温家宝首相来日中


中国の温家宝首相が現在来日中です。
今朝は、東京の代々木をジョギングしたり、上智大学の学生と野球をしたり、と日中友好ムードの演出に尽力されているようですが、
この時期、わざわざの来日は、「何かがある」と思った方がよいのでしょう。

・世界経済の二番底、依然として可能性ある。
・各国は状況を注意深く観察し、予防措置を講じるべき
・国際的なソブリン債リスクはまだ終わっていない可能性
・ソブリン債リスクに関連した問題を適切に把握すべき
・中国の景気刺激策は成功したが、終了させるのは時期尚早
・中国は景気刺激で一定の水準を維持しなければならない。
・2010年の中国の経済目標は達成可能

==
これらの発言を聞いていると、今回の欧州の経済危機はあるにしろ、中国としては高成長をなんとか達成しないといけない、そのためには、追加の財政支出も考えないといけないのかな、
というメッセージのようにも取れます。

東京外為市場午前

31日午前の東京外国為替市場は円安気味に推移しています。
仲値決裁に向けて、月末のドル需要からドル/円は強含み、
11時過ぎには91.52円の高値を付けました。
もっとも、英・米市場が休場で薄商いの中の上昇であり、
力強さには欠けるようで、アジア株の動向にらみの感が強いようです。
その株価も動意薄で、午前の日経平均株価の値幅は52円にとどまっています。

クロス円もドル/円の上昇に連れた面が大きく、じり高が続いています。
ユーロ/円は111.57円から112.78円まで、豪ドル/円は76.64円から77.67円まで
ポンド/円は131.32円から132.56円まで堅調に推移しています。

 

本日はロンドンとNYが祝日・休場です

本日はロンドンがレイト・メイ・バンクホリデー、NYがメモリアル・デーでお休みです。

レイト・メイ・バンクホリデー、と書きましたが、一般的には「スプリング・バンクホリデー」と呼ばれています。
英国では、公休日は「銀行および金融取引法」という法律に基づいて決められているため、祝祭日を基本的にバンクホリデーと呼びます。これは、19世紀にイングランド銀行(BOE)の権力が強い中で決められたことだそうです。1871年まではキリスト教関連の祝日が年間33日あったのが、BOEの変更で4日に減らされました。その後、伝統的な祝日に加える形で新たなバンクホリデーが付け加えられ、ロンドンは年8日のバンクホリデーとなっているそうです。

ちなみに、スプリング・バンクホリデーは5月の最終月曜日。このほか、ロンドンは5月の第1月曜日の「メイ・バンクホリデー(または、アーリー・バンクホリデー)」や、8月の最終月曜日の「サマー・バンクホリデー」などもお休みになります。

このほか、アイルランドのみ「ジューン・バンクホリデー(6月第1月曜日)」「オクトーバー・バンクホリデー(10月最終月曜)」などもあります。

なお、NYのメモリアル・デーは、第一次世界大戦後にあらゆる戦争で亡くなった米国の兵士を追悼するための記念日となっています。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

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(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/31の11:00現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は27日の大陽線により下降チャネルの中間地点(5/27時点では74.80円前後)を上抜いたことにより、目先の下値圧力は後退したと見られます。しかし下降チャネル上限(5/31時点では78.70円前後)を突破したわけではないため、引き続き5/4高値(87.92円)からの下落局面が続いている模様です。

移動平均を見ると27日に6日移動平均(5/27時点では74.83円)を上抜いたことで12日移動平均(5/31時点では76.97円)を試す展開となっているものの、20日移動平均(5/31時点では79.47円)までは距離があることから、まずは下降チャネル上限を突破し、20日移動平均に迫る場面が見られるかが、今後の流れを読み解くヒントを提供するものと見られます。

まず上値は前述のチャネル上限(5/31時点では78.70円前後)が分岐点と見られ、引値でも越えられれば20日移動平均(同、79.47円)までは割と近いかもしれません。とはいえ79円台には79.95円(4/30高値88.04円から5/21安値71.85円の値幅16.19円の1/2戻し)もあり、80円台乗せは容易ではなさそうです。その前に、まずは78.04円(5/28高値)を越える必要がありそうです。

そして下値は、現状で下支えとなっている12日移動平均(5/31時点では76.98円)や以前の抵抗&サポートであった75.87円(5/26高値)から76.04円(5/19安値)のあたり、そこで止まらにようですとチャネル中間地点(5/31時点では73.80円前後)を試す下げへとつながる可能性が考えられます。


○レジスタンス
78.04円(5/28高値)
78.70円前後(5/31時点での、チャネル上限)
79.47円(同、20日移動平均)


○サポート
76.97円(5/31時点でのサポート)
75.87円(5/26高値)から76.04円(5/19安値)
73.80円前後(5/31時点でのチャネル下限)から73.68円(5/27安値)

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のドル/円チャート(日足)は5/31の10:20現在【91.40円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
200日線(90.99円)< 取引値【91.40円】 < 20日線(91.69円)<  60日線(92.25円)

目先のもみ合いから若干上抜けしつつあるような動きです。

仮に戻り上昇するとしても、20日線や60日線が目先目途となりそうです。
20日線はかなり下向きになってきました。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:94.45円:下落
20日線の位置:91.69円:下落  
バンドの下限:88.94円:下落

バンドの下限 < 取引値【91.40円】 < 20日線

これまでとちょっと変わってきつつあるのが、バンド上限が下がってきていることや、
バンド下限が上がってきていることです。

ここからのもみ合いを示唆するものになってきているのでしょうか?

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
赤い線:45.73(上向き)
青い線:40.24(上向き)

青い線 < 
赤い線

で、買いの方に力が働いてきました(買われやすい動きとなってきました)。

以上のようなサインが出ています。

金曜日の海外で、スペイン格下げの材料でユーロ/ドル、ユーロ/円が売られ進まなかったので、
買い戻しになってきています。

ドル/円で言えば、ここからが上値が重たくなっていくところですので、買い進む力があるかどうかが見ものです。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

週末は波乱の英国 一部では11月利上げ説

28日、キャメロン英首相は演説で以下の主旨の演説を行いました。

・我々は国家として前例がないほどの債務を抱えるようになった
・過去10年に生み出された雇用の半分以上は何らかの形で公的支出に関連している
・経済は公的部門に依存し過ぎている
・財政赤字に対する行動なしに英国の経済成長はない
・財政赤字削減は経済成長の代わりにならない
・富が国内の本の一部の業界に集中する一方、製造業など他業界を低迷させた
・ユーロ圏が好況で安定的であることは、英国の利益にかなう

など。やはり、25日のクイーンズスピーチや、それ以前の主張の枠に収まったような内容になりました。ポンド相場への影響はほとんどありませんした。

週末29日には新政権で財務担当大臣となった自民党のローズ議員が不正経理問題で、就任からわずか3週間あまりで辞任となるなど、波乱も多い新政権ですが、今のところはまじめに粛々と財政を引き締めていくしかありません。成果がみえにくいため、今後は英政治がポンド高要因視される場面はなかなかないのかもしれませんね。困難さばかりが目立つ状況です。失敗する様子(あるいはその兆し)が見えるだけでポンドが売られる可能性もあります。

ところで30日、英紙テレグラフが「英商業会議所(BCC)が、イングランド銀行(BOE)は今年11月に政策金利を引き上げる、との見方を示した」と報じました。


テレグラフの報道によると、BCCは「BOEは年内に政策金利を現行の0.50%から1.00%まで引き上げ、2011年末までには2.50%まで引き上げるだろう」「それでも歴史的にみれば低水準」との見方を示しています。OECDは2011年末までに3.5%まで政策金利を引き上げるべき、としていますが、BCCのはこの点について「足元の回復は、OECDの言うとおりにしたら覆ってしまうほどにもろい」としています。

英国経済のもろさを指摘しながらも、BCCが年内の利上げ予想する背景には、財政赤字削減の中で上昇する物価への強い懸念があるようです。今年に入ってCPIが3%を超える状態が続いています。「せめてこれくらいは政策金利を引き上げないと・・・」というところなんでしょうね。もちろん、一民間組織の見方にすぎませんが、この見方が現実的になってくれば、一旦はポンドの買い要因となる可能性もあります。注意深く、今後の動向を見守っていきたいところです。


 

バーナンキFRB議長の発言に為替相場反応薄

バーナンキFRB議長の発言録として

・新興国が力強い国内経済の成長と経済・金融の安定を維持することが重要
・各国中央銀行により、金融引き締め実施時期は異なる可能性が高い

・・・などが伝わってきています。

韓国中銀が本日ソウルで開催しているカンファレンスでの録画講演会での発言です。
当面の米国の金融政策運営や米国経済状況についての発言は特になかったため、
為替相場の反応は限定的です。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/31/09:10)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は77.50円の買いストップが、ポンド/円は130.00円の買いが、それぞれ目立っています。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/31/09:10)

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提供は(株)外為どっとコムです。

ドル/円は朝に急激に上がった影響か、買い注文は消化され、売りばかりが目立つ状況です。
ユーロ/円の板はとても薄いですね。

日本株、前週末比小幅安で寄り付き

先ほど、日経平均株価が前週末比▲27円51銭の9735円47銭で寄り付きました。

先週金曜日のNYダウが前日比▲122ドル超下落して引けたことを考慮すると、まずは無難な本邦株式市場の寄り付きであると言えそうです。

ドル円相場は先述の理由などを背景に、円ジリ安の展開が続いており、先ほど一時91円40銭台まで上昇しています。クロス円も含めて、週明けここまでの動き出しはやや円安気味の流れになっています。

ドル円、91円20銭台に上昇。背景は?

ドル円相場が円じり安気味に推移して91円20銭台まで上昇してきました。

日本株の寄り付き前に特段の材料があった訳ではなさそうですが、

(1)月末最終営業日の仲値決済を控えたドル買い観測
(2)社民党の連立離脱に伴う本邦政局に対する不透明感

などが背景ではないかと言われています。

日本株寄り付き後の動きが注目されます。

日経平均株価、カブセ線の勢いは続くか

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(上記日経平均株価のチャート(日足)は5/28大引け後。クリックすると拡大します。)

日経平均株価は27日に前日の陰線を被せる陽線(カブセ線)が出現し、翌28日がコマの陰線となったものの窓を開けて上昇したことで、アイランドリバーサルが出現しており、目先の下値トライは一段落となる可能性が出てきました。とはいえ移動平均は20日は言うに及ばず、200日も下向きに転じている以上、上値は重そうです。加えて下落局面の時にできたチャート上の窓をめぐる攻防も気になるところであり、このあたりをいかに攻略できるかがポイントとなりそうです。

まず上値は6日移動平均(5/28時点では9,654.70円)を越えたことで12日移動平均(同、9,975.57円)までの上値余地が生まれたと見られますが、その手前にあるチャート上の窓(9,824.85円から9,999.59円)があり、また1万円の大台もあるため、勢いがないとこの辺りで失速することも予想されます。

その上は20日移動平均(同、10,264.89円)や200日移動平均(同、10,349.88円)も見えてきますが、いずれも抵抗として立ちはだかることが予想されます。

そして下値は前述の6日移動平均や、28日の上昇により出来たチャート上の窓(9,642.16円から9,699.14円)がサポートになるかが注目されそうです。もしならない場合は5/27安値(9,395.29円)と共に、仮に相場がWトップ完成に向かっているとすれば9,076.41円(昨年11/27安値)が目標値として浮上、9,000円の節目と併せて注目が集まりそうです。

=====
もし5/27のカブセ線(高値:9,642.16円)が5/26だけでなく、5/25高値(9,642.60円)をも上回っていれば、チャートの教科書でも使いやすい形となり、よりインパクトのあるカブセ線となったかもしれません。ただ、見た目ではほとんどカブセに近いため、今回はチャートの見た目優先でカブセとしております。

本日、ドル円のポイントは?

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上記のドル/円チャート(日足)は5/31の08:00現在【90.95円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

新たな三角持ち合い形成の中で、上はラインCのある91.20円近辺
下はラインFのある90.35円近辺が取りあえず、気になるところでしょうか。

今日は、英国、米国の市場が休みだと思って「動かない」と思っていると、
一方向にズルズル動くことがありますので、軽く警戒はしたいところです。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値
(3)92.24円:60日線(少し上昇)
(4)91.67円:20日線(かなり下落)
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.20円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(7)91.19円:ラインC:94.97円(5/05高値)と91.40円(5/28高値)を結んだ線
(8)90.99円:200日線(下落)

■下値のポイント
(1)91.00円:5/28の高値-安値(91.40-90.60)の半値
(2)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(3)90.35円:ラインF:5/25-5-27の安値-安値(89.25-89.80)を結んだ線
(4)90.33円:5/24-5/28の高値-安値(91.40-89.25)の半値
(5)89.59円:ラインD:5/06-5/21の安値-安値(87.94-89.01)を結んだ線
(6)88.97円:5/20安値
(7)88.52円:ラインE:11/27-5/06の安値-安値(84.79-87.94)を結んだ線
(8)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:20現在)です。
『60分足の20EMA』:90.97円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.71円

『60分足の70EMA』 < 『60分足の20EMA』 < 取引値【91.05円】
と、目先、上昇相場のパターンになっています。

目先は『60分足の20EMA』、『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、1回目は押し目買いを検討することになります。

本日も、よろしくお願い申し上げます。

ドル円、1ドル=91円前後で始動。本日は英米祝日・・・

おはようございます。

週明け早朝のドル円相場は1ドル=91円前後の動き出しになりました。

最近の為替相場は株価にらみの難しい状況が続いていますが、本日は英国がレイト・メイ・バンク・ホリデー、米国がメモリアル・デーでともに祝日となっており、手掛かり材料難と相対的な薄商いが予想されます。

日本市場では8:50に4月鉱工業生産・速報の発表が予定されています。その後の本邦株価の動き出しと合わせて、とりあえずはその辺りが注目されることになりそうです。

今日も一日よろしくお願いいたします。


株価睨みが続く最近のドル円相場と今後の考え方・・・

こんばんは。

先週のドル円相場は相変わらず株価睨みの展開を反復しつつ、週足が5週間ぶりに陽線となって引けました。1週間の動きを振り返ると・・・

【月曜日】
週明けの東京市場は1ドル=90円台を回復してスタート。前週末のNYダウの上昇を好感し朝方一時90円35銭まで上伸するが、寄り付き後の日本株が前週末比大幅マイナス圏に沈み込むと売り優勢となって一時89円74銭まで下落。その後日本株が下げ幅圧縮に転じるとドル円も持ち直して90円台を回復、上海株の上昇に反応する場面では90円44銭まで続伸。欧州勢力参入後、スペインの貯蓄銀行救済報道が材料視されて欧州株が軟調に推移する局面では89円90銭台まで落ち込むが、NY勢力参入後、NYダウ先物の下げ幅圧縮を手掛かりに90円50銭界隈まで反発。NYダウの寄り付き後は米国株睨みの上下動が続き、良好な米4月中古住宅販売に反応してNYダウが上昇する局面で一時90円60銭の当日高値を記録するが、引けにかけてNYダウが大幅下落に転じるとドル円も反落して90円10-20銭台で東京にバトンタッチ。

【火曜日】
東京早朝は90円10-20銭台で不安定な動き出し。北朝鮮の戦闘準備報道に接し一時的に円が売られて90円29銭まで上昇する局面もあったが、極東有事への警戒感からアジア株が総崩れになると、リスク許容度圧迫観測から円全面高になってドル円は90円を割り込んで急速に下落。欧州欧州勢力参入後、欧州株とNYダウ先物の下落を背景にリスクオフムードが一段と強まる局面では一時89円25銭と週内の最安値圏にまで沈み込む。その後、前日比大幅安で寄り付いたNYダウが安値拾いから終日下げ幅を圧縮するとドル円相場も急反発して90円台前半まで買い戻される。

【水曜日】
東京朝方は90円10銭-40銭台で不安定な始動。日経平均株価は前日比高く寄り付いたものの、ある程度は織り込み済みでドル円は冷静、東京時間帯は概ね90円台前半で日本株にらみの一進一退となり、欧州勢力参入後もほぼ同じ価格帯で株価にらみの方向感の模索状態が続く。NY勢力参入後、米4月新築住宅販売結果を好感してNYダウが上昇する局面では一時90円67銭まで持ち上がる場面もあったが、その後NYダウが反落に転じ、引けにかけて急落するとドル円相場も急落して一時89円80台まで下落。

【木曜日】
東京早朝は前日の余韻を引きずって1ドル=90円割れ水準で始動するも、日本株が終日堅調に推移する流れの中で東京午後には90円台をしっかり回復して足場固め。その後も、アジア株式市場、欧州株式市場、米国株式市場と株高の流れがグローバルに引き継がれたことで「リスク許容度回復の思惑」が強まると、ドル円相場は一段高となり、90円台の価格帯を突き抜けて約1週間ぶりに91円台を回復。

【金曜日】
東京早朝は91円前後の動き出し。前日比大幅高で寄り付いた日本株を好感して午前中に一時91円30銭台まで上伸するも、日本株の上値が重たくなるとドル円も頭打ちとなり、日本株の上下動に目配せしながら91円00-20銭台で方向感なく推移。その後、時間外のNYダウ先物が堅調に推移すると一時91円40銭の週初来高値まで上伸する場面もあったが、このレベルより上に控える国内勢の売りの厚さが意識されたほか、週末を控えた売り物も出て反落、欧州時間帯は91円00-30銭台の価格帯で一進一退。NY時間に入り、弱めの米経済指標に反応して米国株が下落すると91円台を割り込み、一時90円60銭まで下ヒゲを伸ばす。その後、日本時間25:00台に伝えられた格付け会社フィッチによるスペイン国債格下げ報道でユーロ円を中心にクロス円が総崩れになったものの、ドル円は90円70銭界隈を下限にした底堅さを見せる。最終盤にかけては英米市場の3連休入りを意識したポジション調整が入り、91円界隈まで買い戻されて1週間の取引を終える。

・・・という流れでした。

【分かり易いけどとても厄介な最近のドル円相場】
5週間ぶりに週足が陽線になったという点では先週までとは違った味付けの相場展開になりましたが、国内外の株価にらみでその時々の方向感が決まるという意味では、先週同様、株価次第で味付けがコロコロ変わるドル円相場の難しい値動きが続いた1週間でした。もちろん、為替相場のことなので、局所的には細かい需給トークや他通貨市場経由の余波などのノイズは入りますが、ここ数週間のドル円相場は、基本的には主要国の株価指数が下向きなら円高、上向きなら円安というパターンを半日単位や数時間単位で繰り返していたという印象が強いと思います。その意味では、分かり易い相場なのですが、日本株、アジア株、欧州株、米国株の各々について、取引時間中の細かい上下動を正確に予見するのはほぼ不可能です。

先週木曜日にも同じような書き込みをしましたが、現在のドル円相場は、値動きの背景は分かり易いけれども、実際の売買戦略を立てるのは難しいという、かなり厄介な状態にあるといえます。主要株式市場それぞれ、寄り付き値の高低は、その前の市場の動きや先物市場である程度織り込まれているのでその瞬間の為替の反応は鈍かったりもするのですが、問題は寄り付き後の場中の株価変動で、それを横目に見ながらのドル円相場の神経戦の繰り返しです。とても疲れるのですが、今はそれがドル円相場の流行なのだから、ついていくしかありません。

【グローバルな株安連鎖が止まるかどうかの見極めが大切】
よって、現下の局面でドル円を取り扱うに際して、最も大切なのポイントは、『グローバルな株安の連鎖が止まるかどうかの見極め』だと思われます。すなわち、世界的な株安連鎖が今後も続くようなら、これまで徐々に温まってきた世界全体の景況感が再び冷え込むことで、ドル円だけでなくクロス円も巻き込んだ一段の円全面高の進行に備える心の準備が必要になりそうな一方、世界同時株安が収束して世界景気回復期待が復活すれば、ドル円相場はひとまず安定し、米国の金融緩和からの出口戦略の道筋が見えてくるにつれて、再度上昇というシナリオを描くことが可能になると思われます。

【迷っている人が多いので中途半端なドル円相場の方向感模索が続いてるのでは?】
問題はどっちなのかということですが、楽観論優勢で株高・円安だった4月相場と、悲観論台頭で株安・円高に転じた5月相場の落差があまりに大きいため、「世界景気が本当に悪くなっているから株が安い」のか、「景気や企業収益の実体は悪くないのに株が不合理に売られ過ぎている」のか、正直言って良く分かりません。これから世界景気が二番底に向かうなら「リーマンショック後のリスクオフ相場」の再来が懸念されますが、5月の世界同時株安によってマーケット心理が悪い方角に一度大きく振られた分、『やっぱり実体経済はそんなに悪くなってなかった』ということになって世の中の気の流れが変化する場合には、悲観からの反動による楽観相場への揺り戻しもそれなりに強くなりそうです。

個人的にはまだ楽観6割、悲観4割ぐらいで楽観の方に少し分がありそうな気がします。ただし、今後来週から数週間ぐらいの間のグローバルな株価の振る舞い状況次第では、楽観シナリオと悲観シナリオの実現確率間の差が再び拡大したり、縮小したり、消滅したり、逆転したり、いずれもありうる、極めて不安定な正念場の局面が到来してるように思います。判断を明示しないのは卑怯のような気もしますが、分からないのに言い切ってしまうのも無責任のような気もして、まるで最近のドル円相場のように、思考が千々に乱れて方向感を決めかねているのが実情です。多分、そういう人が最近とても多くなっているのでこんな相場展開になっているのではないでしょうか。

「運の善し悪し」を別にすると、こういう相場をうまく切り抜ける簡単な近道は無いと思います。これからも毎日毎日地道に経済指標などの内容をチェックして株式相場、債券相場、為替相場の反応を観察して、あまり予断を持たないで『是々非々の打診売買』を繰り返しつつ、『積み重ねてきた経験の蓄積がひらめきに昇華する瞬間を待つ』という姿勢が求められているように思います。

【来週は材料が盛り沢山の正念場の週になりそうです】
その意味では、来週は金曜日の夜に米5月雇用統計という大変重要な経済指標の発表が控えているほか、その前座を務める米I5月SM製造業指数や5月ADP全米雇用報告などの重要指標の発表が相次ぎますので、今年後半にかけての為替相場の流れを読む上で、本当に正念場になるような1週間になるかもしれません。

米国以外の国では、火曜日の昼間に豪州、夜にはカナダの順番で金融政策の発表が予定されています。いわゆるアングロサクソン系の2大資源国通貨圏の当局の景気判断や金融政策運営は、クロス円市場を通じた影響をドル円に及ぼす可能性があるので、こちらもかなり注目したい材料です。

いずれにしろ、来週は材料が盛り沢山の週になりますので、ブログ、動画、音声、レポートなど、様々なコンテンツを使って情報提供に努めたいと思います。いつも弊社のホームページに来て下さってありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。よい日曜日をお過ごしください。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/28/18:20)

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(株)外為どっとコム提供

ドル円の91円半ばはやや重そうな雰囲気です。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/28/18:20)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は78.20円の売り注文とその前後にある買いストップが、ポンド/円は133.40円にある売り注文が、それぞれ目立ちます。

米5月雇用統計1週前予想

ブルームバーグ社が集計する5/28時点の米5月雇用統計のエコノミスト予想は
失業率9.8%非農業部門雇用者数50.0万人増となっています。

エコノミストの予想の分布は失業率が9.7%から9.9%
非農業部門雇用者数が10.0万人増から64.0万人増となっています。

米5月の雇用統計は6/4(金)21:30の発表です。
 

ポンド/円、キャメロン英首相の演説に関心が集まる

先週から今週にかけ、ポンド/円は世界的なリスク資産圧縮の動きに連れて下落しました。このように投資家のリスク志向に左右される場面が目立ち、加えて英保険大手プルデンシャルによる米AIGのアジア部門買収観測でポンド/円が買われた一方、その買収の白紙撤回されるとポンド/円が下落するなどポンド/円の乱高下が相場を動かしており、国内のファンダメンタルズとは関係の無い動きが目立ちました。

本日、キャメロン英首相の就任後初となる国民向けの演説が予定されています。5月に与野党が逆転し、保守党と自由民主党の連立政権が誕生することとなり、当初市場は政策の実行に時間がかかることを懸念していたが、今のところ双方が歩み寄る形で政権運営を行っており、市場の懸念は和らいでいる様子です。

市場が現政権に着目している点のひとつとして、財政赤字削減が挙げられます。市場では今のところ、財政赤字削減については好意的に捉えており、ポンド買いで反応しています。ただし、実際に財政赤字を削減する段階となった場合、景気の腰折れにつながることも考えられるため、ポンド売りの材料へと変化する可能性がある点には注意したいところです。

クロス円上昇、ユーロ113円台、豪ドル78円台を一時回復

この時間帯になってクロス円が全般的に上昇し、先ほど、ユーロ円は一時113円台、豪ドル円は一時78円台を回復しました。

寄り付き後マチマチだった欧州株が全般的に前日比プラス圏に持ち上がって来たことで、リスクオンの資源国通貨買い、欧州通貨買い、ドル売り、円売りの流れが優勢になっているようです。

引き続き、欧州株、NYダウ先物、米国株の動きが今晩最高の注目材料になりそうです。

今晩の注目材料!

本日は日経平均株価の上昇を背景に、ドル/円を始めクロス円も底堅い展開が続いていますが、本日この後の手掛かり材料を事前に確認していきましょう。
 
5/28(金)
18:30  (スイス) 5月KOF先行指数
21:30  (加) 第1四半期経常収支
21:30  (米) 4月個人所得 [前月比]
21:30  (米) 4月個人支出 [前月比]
21:30  (米) 4月PCEデフレーター [前年比]
21:30  (米) 4月PCEコア・デフレーター [前月比]
      (米) 4月PCEコア・デフレーター [前年比]
22:45☆(米) 5月シカゴ購買部協会景気指数
22:55☆(米) 5月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
時間未定  キャメロン英首相の演説
 
※☆は特に注目の材料です


本日注目が高く、市場がすぐに飛びつきそうな材料としては、米5月シカゴ購買部協会景気指数と米5月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値でしょうか。ただし同指数は確報値のため、速報値ほどのインパクトはないかもしれません。

そして米シカゴ購買部協会景気指数のうち、雇用のインデックスは来週発表される米5月雇用統計を読み解く上で意識されることから、こちらにも注目したいところです。

それ以外では時間未定ながら、キャメロン英首相の就任後初となる、国民向けの演説が予定されています。首相は財政赤字削減を掲げており、市場はその動きを好意的に捉えていることから、もし財政赤字削減に向けた目新しいものが出れば、市場はポンド買いで反応する展開も考えられます。


♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

本日、ドル円のポイントは?Part2

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上記のドル/円チャート(日足他)は5/28の17:00現在【91.32円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ラインCを抜けて上昇して来ました。
専ら、200日線(91.01円)を下として、20日線(91.86円)60日線(92.23円)を上とする取引になってくるのでしょうか。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):91.22円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):91.00円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 【91.32円】

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。

■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):91.01円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.57円

位置関係:
『60分足の70EMA』 < 『60分足の20EMA』 < 取引値  


と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。

ドル/円、クロス円ともに昨日を上回る水準であるにも関わらず、売り玉が続かなくなってきています。

目先はもみ合いながら、若干上値方向をトライする、といったところなのでしょうか。
91.80-92.00円のゾーンは重要なところだと思います。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

英・米市場は3連休前の月末最終日

来週31日(月)はNY市場がメモリアルデー(戦没者記念日)、
イギリスも31日がスプリングバンクホリデーで休場となるため、
英・米国勢は今日が3連休前の月末最終日にあたります。

ポジション調整が優先されて、ロジックどうりに動かない事も考えられます。
(特にユーロはまだまだポジションが偏っていると思われますので)

ちなみに今日はNYの株式市場は通常通りの取引ですが、
債券市場は現地時間午後2時(日本時間午前3時)までの短縮取引となります。

通常こういう日は為替市場もNY時間の後半には徐々に静かになって
動きを止める事が多いのですが、今の為替市場の環境では薄商いが
思わぬ大きな値動きにつながる事も考えられますので注意しておきましょう。
 

日経平均、前日比+123円26銭高の9762円98銭で引ける

さきほど、日経平均株価が前日比123円26銭高い9762円98銭で引けました。

ロケットスタートとなった寄り付きの9806円06銭よりは気持ち上げ幅を圧縮しましたが、それでも前日比三桁円の上昇をキープしたのは立派でした。

問題のドル円相場ですが、依然として91円10-20銭台でのアイドリングが続いています。

最近は本当に株価にらみがファッションのドル円相場なので、これから後は上海株、NYダウ先などに目移りした後、欧州株、NY株にらみのフライデー・ナイトになりそうです。

ドル/カナダ、チャネルと200日線をめぐる攻防に

USDCAD_100528.JPG(上記ドル/カナダのチャート(日足)は5/28の14:00現在。クリックすると拡大します)

ドル/カナダは4/21に安値(0.9931)をつけて以降、チャネルに沿った反発局面が続いています。しかし5/25に高値(1.0851)をつけたものの、チャネル上限(5/28時点では1.0900前後)や引値レベルでボリンジャーバンド上限(5/28時点では1.0784)に上値を押さえられ、調整局面入りとなっている様子です。昨日は安値1.0479をつけ、200日移動平均(1.0473)が試される展開となっています。

また昨日の下落により、チャネル中間地点(5/28時点では1.0580前後)を割っており、目先は上昇基調ながらも下値を気にしている状況のようです。特に前述の200日線を割り込む場面があれば、まずはチャネル下限(5/28時点では1.0240前後)を試す展開が見込まれます。

一方上値について、直近の高値に近いところまで戻す展開が続いており、
○5/6高値(1.0726)は、2/5(1.0777)や12/17(1.0744)の高値、
○5/25高値(1.0851)は昨年11/2高値(1.0859)
と、いずれも過去の高値が一つの上値目途となっている展開が続いています。そのためチャネル上限を突破した場合、昨年8/17高値(1.1122)など1.11台が目標値として浮上しそうです。

【英】キャメロン首相が今夜演説

今晩、英国のキャメロン首相が国民に向けた初めての演説を行います。所信表明演説のようなものです。

25日に召集された英国議会では、キャメロン首相が起草したスピーチをエリザベス女王が読み上げる「クイーンズスピーチ」がありました。施策方針演説を議会初日に君主が正装で行うのは、英国の伝統行事です。

この演説では、

・予算責任局の設置
・IDカード廃止
・社会保障見直し

など21法案を盛り込みましたが、一番の目玉は「財政赤字の削減」としています。
このスピーチを起草したのはキャメロン首相なので、今回のキャメロン首相の演説もおおむね同様の内容になるとみられますが、財政赤字へどう取り組むのか、という点について具体的な示唆があるかどうかが注目です。目新しい財政緊縮にむけた発言があれば、ポンドの買い材料になる可能性があります。

キャメロン首相は25日、「英国の富が一部の産業に結び付く一方、製造業や他の産業は後退し、英経済のバランスがますます失われている」「公共部門への依存度が高くなりすぎており、過去10年間で創出された雇用の半分強が何らかの形で公共支出と関連している」などとし、公共部門支出の削減を表明。また、24日にオズボーン財務相が2010年度の緊急歳出削減策(62億ドル規模)を発表するなど、すでにその取り組みを始めています。

ただ、英国の財政赤字は1560億ポンドなので、まだまだ道は遠いですね・・・

昼下がりのドル円は91円台キープでアイドリング状態・・・

本日のドル円相場も相変わらず株価にらみの状態が続いています。

前日比大幅高で寄り付いた午前中の日経平均株価が前場高値の9824円85銭まで上伸する場面で一時91円36銭まで上昇しましたが、その後日本株がダレてくるとドル円も上値が重たくなりました。

現在は後場寄り後の日経平均が上げ幅圧縮気味に推移しているのを見て、91円00銭から10銭台まで高度を下げて様子見状態にあります。

本日の東京市場では、ほかにこれといった材料も見当たりませんので、引き続き、引けにかけての日本株の動きに注目するしかなさそうです。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/28/12:20)

WSX000494.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円では77.00円に押し目買いと思われる買い注文が出ている一方、77.85円より上には売り注文が並んでいる様子です。ポンド/円は朝の時点よりわずかに板に厚みが出てきたように見えます。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/28/12:20)

WS001883.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は91.00円に買いと売りストップとがほぼ拮抗しています。91.00円のラインは次の基調転換までの踊り場のようになっていますね。
一方、ユーロ/円は111.00円の買いと113.00円の売りが目立って間はスカスカという板になっています。。。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

 

20100528YEN1200BOLL.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/28の12:00現在【91.12円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

 

(1)移動平均線
200日線(91.01円) < 取引値【91.12円】 < 20日線(91.85円) <  60日線(92.23円)

目先のもみ合いから若干上抜けしているような動きです。

仮に戻り上昇するとしても、20日線や60日線が上値を重くしそうです。
20日線はかなり下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:94.85円:下落
20日線の位置:91.85円:下落  
バンドの下限:88.86円:下落

バンドの下限 < 取引値【91.12円】 < 20日線

これまでとちょっと変わってきつつあるのが、バンド上限が下がってきていることや、
バンド下限が横這いになってきていることです。

ここからのもみ合いを示唆するものになってきているのでしょうか?

 

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
赤い線:41.14(上向き)
青い線:38.10(若干上向き)

青い線 < 赤い線

で、目先ちょっとは買いの方に力が働いてきました。

 

以上のようなサインが出ています。

 

直近の高値-安値で言えば、
93.63円(5/13)-88.97円(5/20)の値幅で▲4.66円
50.0%戻しが91.30円
61.8%戻しが91.85円
となります。
91.80円よりも上は、5/10-5/19の期間(7営業日)に渡り、
93.63円-91.85円のレンジでもみ合っていたところですので、
そのゾーンへの戻りは一旦は厳しいと考えます。

ユーロ/ドルも1.21-1.28と言ったようなレンジなのかもしれませんが、
一方向に上がりゆく相場展開とは見えないところです。(ユーロ/円の115円よりも上値が重たいとか)

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


 

ユーロドルが1.23割れ。背景はスペインとドバイ?

ユーロドル相場が軟調に推移し、日本時間の正午前から再び1.2300ドル台を割り込んできました。東京市場でユーロドルを直撃する特段の材料提供があった訳ではありませんが、

(1)昨晩のNY市場で1.2400台手前での上値の重たさが確認されたので、また下をやってみようという雰囲気が強まった

(2)昨日スペイン議会で可決された緊縮財政法案が得票差1票という僅差だったため、今後の政局流動化観測も含めて、中期的な財政赤字削減能力への警戒感が高まった。

(3)アルムニア欧州委員の発言により、スペイン国内の不動産バブル崩壊で不良債権を抱え込んだ貯蓄銀行45行の15行程度への再編観測が蒸し返されており、スペイン国内の地域的利害対立で今後の合併交渉等が不調に終わった場合、「第二、第三のカハスール」が出てくるのではとの思惑が燻っている。

(4)本日未明に伝えられた、「ドバイの政府系投資会社、ドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)が3カ月の債務返済延期を要請」との報道がユーロ売り材料視されている。

・・・などが背景ではないかと指摘されています。

因果関係は定かではありませんが、本日はアジア株がほぼ全面高になっている中で、ユーロドルの反発力が豪ドルなどに比べて鈍い感じになっており、やはりなかなか強くなりきれない地合いの弱さが表れているような相場展開になっています。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100528.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/28の10:45現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は昨日大きく上昇し、6日移動平均(昨日は74.81円)を越え、一気に12日移動平均(昨日は77.96円)に迫るところまで上昇しました。 やりすぎという気もしますが、先週木曜には高安が約5.52円、実体部が4.22円に上る大陰線をつけるという極端な展開があり、4/30高値(88.04円)から5/21安値(71.85円)の戻りを試す過程と見れば、まだ本格的な反騰局面に入ったとは言えないのかもしれません。

まず上値は12日移動平均(5/28時点では77.51円)がしっかり抜けるかどうかがポイントと見られます。その上は79.10円前後(5/4高値87.92円からのレジスタンス)や、79.94円(前述の88.04円から71.85円の1/2戻し)から80.01円(同、12日移動平均)付近といったところが注目されそうです。それでも20日移動平均の線の傾きが下向きである以上、現状は下落トレンドの中の戻りを試す局面にあると見られ、ここから更に一段高とはなりくいと見られます。

一方で下値は、昨日まで抵抗であった76.00円の防衛ラインが再びサポートに転じる可能性があり、ポイントの一つに挙げたいと思います。それ以外では昨日大陽線を伴う上昇により、多少は下押しとなる展開が予想されるため、76.30円(27日の陽線実体部の値幅3.65円の1/3戻し)での攻防には注目が集まると見られ、76円前半の攻防の行方には注意したいところです。


○サポート
引値で77.53円(5/28時点での12日移動平均)
78.02円(5/20高値)
79.10円(5/4高値87.92円からのレジスタンス)
79.94円(前述の88.04円から71.85円の1/2戻し)から80.01円(同、12日移動平均)


○レジスタンス
76.30円(27日陽線実体部の値幅3.65円の1/3戻し)
76.00円(以前のサポート&レジスタンス)
75.53円(5/28時点での6日移動平均)

スペイン議会予算削減案は薄氷の可決

昨日行われたスペイン議会での150億ユーロ規模の予算削減策に対する採決は
賛成169票に対し反対168票とわずか1票差で可決されました。

2009年の財政赤字のGDP比11.2%を2013年に3%に削減するための
緊縮策で、公務員の賃金引き下げも盛り込まれています。

それにしてもわずか1票差での可決とは・・・薄氷を踏む思いとはこのことで、
もし賛成に投票した議員のうちの1人でも反対に回っていたら否決されていた訳で
昨日の海外株価の上昇も、ユーロの上昇も全く反対の結果になっていたかもしれません。

ドバイ危機は続く? また債務返済延期の要請

27日、ドバイの政府系投資会社、ドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)が債権者に対して3カ月の債務返済延期を要請しました。

前回のドバイ・ショックのきっかけとなったのはドバイ政府系持ち株会社ドバイ・ワールド傘下のナヒールでしたが、今回の返済延期を要請したDICは別のドバイ政府系持ち株会社ドバイ・ホールディングの傘下になります。
DICは6月に期限を迎える12億5000万ドルの債務を抱えており、9月30日までの3カ月間の返済延期要請をしたとのこと。ドバイ・ワールドが主要銀行団と債務再編で原則合意にこぎつけたばかりで、またドバイ政府系企業がらみの不安が台頭した格好です。
一部では、ドバイだけでなくアラブ首長国連邦(UAE)全体の不動産セクターへのエクスポージャーがある、との声もあり、今後もちらほら同様の問題が出てくる予感もあります。


ドバイショックの後にギリシャが来て、ギリシャからユーロ圏全域に広がってきたところでまたドバイ、と。なかなか危機の連鎖は終わりが見えませんね

また新たな危機の火種になる可能性は否定できません…。今の時点では相場で特に材料視する動きはみられていませんが、この報道が今朝早朝に入ってからなので、欧州勢参入とともにリスク回避の動きが出てくることは十分に考えられます。

銀行対顧客相場(仲値)は91.19-23円となりました

本日の銀行における対顧客相場(仲値)は91.19-23円となりました。
株式会社三菱東京UFJ銀行では91.22円です。

5月31日がNY市場においてバンクホリデー(銀行休業日)である関係で、5月物の決済は、本日28日が最終日となることから、輸入サイドの外貨買い需要がもちこまれて、ドル/円上昇につながったのではないかと見られます。

9時時点:90.98円から10時までの段階で91.22円まで上昇しましたので。

朝鮮半島開戦Xデーは6/4-5?


読売オンラインが6月4日、5日頃に朝鮮半島で戦争が起きるとの噂を記事にしています。

www.yomiuri.co.jp/world/news/20100527-OYT1T01200.htm

あくまでも現地での噂で、根拠も不明ということですからあまり気にする必要はないのかもしれませんが
特に最近では、噂や憶測が為替を動かすことも多く、いつ材料視されても不思議ではありません。
ただ、朝鮮半島の開戦は為替にどういう影響を与えるのかはいまひとつ不透明で、
「地政学的リスク」による円売りとなるのか、株価下落でリスク回避の円買いなのか?微妙なところです。

先日の、金北朝鮮総書記の戦闘準備命令の噂のときは、一瞬円売り(ドル/円20銭程度)後
株安が進んで円高という流れでした。

ユーロドル相場、東京では上値重たく小反落

昨晩のNY市場ではユーロが急反発し、ユーロドルが一時1.2394ドルと1.2400ドル台回復目前まで上昇する局面もありました。本日の東京市場では押し戻されて現在は1.2330ドル台で推移しています。

(1)中国政府がユーロ圏国債の保有を見直しているとの報道を否定し、ユーロは引き続き主要な投資先であるとの見解を示した

(2)世界的に株価が上昇して、リスク許容度緩和の思惑が台頭し、これまで売られていたものに対する買い戻しの動きが強まった


などが背景だと言われています。

ただし、これまでのところ、1.2400手前は何となく重たいという雰囲気が漂っています。中国政府が売るという報道を否定したといっても、別に積極的に買うといっている訳ではありませんし、リスク許容度緩和でユーロが買われるというのも、同経済圏が抱えている問題の重たさを考えると、なんとなく違和感を覚えます。

ユーロドルの月足をみると昨年12月から今月まで、なんと6カ月連続の陰線になっています。これまであまりにも一方的に売られているので、折に触れて相応の買い戻しが入り、それなりに戻す局面はありそうですが、前向きな気持ちになってユーロの上値を買い上げていこうというムードにならない限り、ある程度反発するとダレ易いという状況から抜け出すのは容易ではないのかもしれません。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/28/09:00)

WSX000490.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

共に板が薄い中、豪ドル/円は77.50円あたりにやや売り意欲が見られます。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/25/09:40)

WS001879.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は90.80の買いと91.10円の売りがやや目立ちますが、そこまで突出している分けでもなさそうです。
一方、ユーロ/円は113.00円の売りが飛びぬけています。

日経平均株価の寄り付きは

本日の日経平均株価は166.34円高の9,806.06円でスタートしました。 出だしの株式市場では本邦の経済指標の悪化よりも、昨晩の米株の大幅上昇のほうが材料視されている様子です。

これを受け9:05時点のドル/円は90.95円前後、ユーロ/円は112.44円前後で推移しています。本日は株高でスタートしたものの、このまま日経平均株価の上げ幅縮小の動きが続くようですと、リスク志向が高まらずクロス円も盛り上がりを欠き、ドル/円もこう着・・・といった展開も予想されるところです。

本邦経済指標が発表されるも・・・

先ほど本邦の失業率と消費者物価指数が発表されました。

(日) 4月全国消費者物価指数 [前年比] 
               -1.2%(前回-1.1% 市場予想-1.1%)
(日) 4月全国消費者物価指数 [前年比:除生鮮]
               -1.5%(前回-1.2% 市場予想-1.4%)
(日) 5月東京都区部消費者物価指数 [前年比]    
               -1.4%(前回-1.5% 市場予想-1.2%)
(日) 5月東京都区部消費者物価指数 [前年比:除生鮮] 
               -1.6%(前回-1.9% 市場予想-1.5%) 
(日) 4月失業率        5.1%(前回5.0% 市場予想5.0%)
(日) 4月有効求人倍率   0.48(前回0.49 市場予想0.50)


発表後ドル/円、ユーロ/円共に値動きに影響は見られず、8:32時点ではドル/円が90.97円前後、ユーロ/円が112.31円前後となっています。結果は全国消費者物価指数を見ると物価の下落幅が拡大し、失業率の悪化&有効求人倍率の低下となっており、これだけを見ると国内景気が後退しているように見えます。

この後の日経平均株価の反応が気になるところであり、昨日米株の大幅上昇という追い風があるにしても、株安でスタートするようですと、投資家のリスク志向の後退によるクロス円の売りがドル/円の下落につながる展開も予想されるだけに、本日の株価には注目が集まりそうです。

本日、ドル円のポイントは?

 

20100528YEN1800.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/28の08:00現在【90.91円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

 

昨日(5/27)は、今週それまでのドル/円の高値-安値(90.67円-89.25円)を超えて上昇しました。
これまでの上値にあって重そうに見えた、90.60-70円が下値になるようであれば、
中期的なショートカバーを中心に、数日かけて20日線(91円台後半)をやることがあるのかもしれません。

日中はもみ合い継続なのでしょうけれども、91.20円を時間足引値でしっかり乗せると、注意したいと思います。

(考えて見ると、5/26海外時間に出た「中国のユーロ国債保有見直し」の話が余計だったのかもしれません。
あの話が出る前までは、5/26においてはNYダウも上昇していたわけですから。仮に中国がユーロ債を売るとしても「これから売りますよ」と言って売るような国なのでしょうか。そんなことはないですよね。)


また、昨日(5/27)、日本株の個人投資家の間で、以下のニュースがちょっとした話題になっていました。

日本株に再び脚光、米国投資家が関心=ゴールドマン
ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は26日のリポートで、米国投資家の間で日本株への関心が高まっていることを指摘。半年前とは様相が一転し、日本株が再び脚光を浴びているとのこと。
 世界の市場が混乱に陥るなか、日本株は相対的に緩和的な金融政策や子ども手当を含む追加経済対策の実施、PBR1倍の市場バリュエーションを支援材料に、年初来のアウトパフォーマンスを維持する可能性がある──という見解である。

これは、一部通信社の記事ですが、まあ、どうなのかなあ、というところではありますが。ご参考まで。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値
(3)92.23円:60日線(少し上昇)
(4)91.84円:20日線(かなり下落)
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.17円:ラインC:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(7)91.15円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(8)91.02円:200日線(下落)
(9)90.96円:5/17-5/21の高値-安値(92.95-88.97)の半値
(10)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値

■下値のポイント
(1)90.67円:5/26の高値
(2)90.44円:5/27の高値-安値(91.08-89.80)の半値
(3)89.50円:ラインD:5/06-5/21の安値-安値(87.94-89.01)を結んだ線
(4)88.97円:5/20安値
(5)88.49円:ラインE:11/27-5/06の安値-安値(84.79-87.94)を結んだ線
(6)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:18現在)です。
『60分足の20EMA』:90.67円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.38円

『60分足の70EMA』 < 『60分足の20EMA』< 取引値【90.98円】
と、上昇相場のパターンになっています。

目先は『60分足の20EMA』『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、1回目は押し目買いを検討することになります。

本日も、よろしくお願い申し上げます。



 

NZ4月住宅建設許可は前回を大きく上回るも反応薄

さきほどNZの4月住宅建設許可が発表され、昨年10月以来の高い数字となりました。 

(NZ) 4月住宅建設許可 [前月比]   +8.5%(前回-0.4%)

発表直前にNZドル/米ドルが0.6820レベルから0.6800レベルまで約20ポイント下落したことに伴い、NZドル/円も同じく62.05円前後から61.95円付近まで10銭弱下落して指標の発表を迎えており、発表後はやや上値が重く、7:50現在では61.94円とやや軟化しています。

足形的には昨日大陽線をつけた後のため、本日は61.37円(昨日の陽線実体部の値幅2.64円の1/3戻し)をポイントに見たいと思います。

ドル円、国内外の株価反発を受けて一時91円台回復

おはようございます。

昨晩のNY市場でドル円相場は、5月20日以来の1ドル=91円台を回復しました。国内外の株価上昇が基本的な背景でした。1日の流れを振り返っておくと・・・・

(1)東京市場の早朝は前日のNY株が大幅安で引けた余韻を引きずりつつ、89円80-90銭台で不安定な動き出し。その後、前日比大幅安で寄り付いた日本株が終日堅調に推移するのを確認すると90円台を回復、前日比+117円超で引ける頃には90円30銭台まで上昇。

(2)欧州勢力参入後もほぼ同様の流れ。一時的に90円20銭台に小緩む局面もあったが、時間外のNYダウ先物の上昇や欧州株価の全面高を背景に、ドル円、クロス円とも一段高になり、一時90円60銭界隈まで続伸してNY勢力の参入待ち。

(3)NY時間帯に入り、米失業保険新規請求件数の予想外の増加や米1-3月期GDPの下方修正を受けて90円20銭台に反落する局面もあったが、寄り付き後の米国株価が堅調に推移し、米長期金利が上昇すると91円台手前まで急騰。その後一旦は90円70銭前後まで押し返されるが、米国株が上げ幅を拡大すると一段高となり、日本時間早朝には一時91円08銭まで上昇。

(4)利食いに押されて小反落し、90円90銭前後で金曜日の東京市場にバトンタッチ。

・・・という流れでした。

株価睨みの上下動を繰り返す最近のドル円相場の分かりやすい動きが昨日も繰り返されました。昨日のアジア市場では日本株だけではなく、パキスタン株を除く主要株価がほぼ全面高になったほか、中国政府等の要人がユーロ圏国債の保有を見直しているとの報道を否定したことなどが好感されて、欧米株価の安値拾いの動きが活発化したと言われています。原油価格も大幅高となって74ドル台を回復するなど、全体的にリスク許容度緩和の思惑が強まるムードの中、クロス円も全面高になってユーロ円が一時112円台後半、豪ドル円が一時77円台後半まで上昇しています。

基本的に株価まかせの為替相場の展開が続いているのでその意味では分かりやすいのですが、ユーロ円が一時108円台、豪ドル円が72円台まで下落していた一昨々晩の円全面高は一体何だったのかと思わせるような相場環境の豹変です。

本日も引き続き、株価睨みの相場展開が続くことが予想されます。さすがに今日は金曜日ですし、かなり急激に値上がりした後でもあるので、上値が重たくなる可能性はありそうですが、基本的には国内外で株価が一段高になればドル円、クロス円ともに上昇圧力、株価が反落すれば下落圧力を受け易い展開になると思われます。主体的な予測を放棄しているようで心穏やかではありませんが、これが最近のファッションなのだから仕方ありません。

今日も一日よろしくお願いします。

欧州勢ダウ先物大幅高でもユーロの高値追いには慎重

欧州時間の序盤には勢いよく上昇したユーロでしたが、
その後は伸び悩みから反落し、ユーロ/ドルは1.22ドル台後半、
ユーロ/円は111円台前半まで値を下げています。

時間外のNYダウ先物が200ドルの上昇となっていますが
ユーロの上値を追う動きは見られず、75.91円まで上値を伸ばしている
豪ドル/円とは対照的な動きとなっています。
 

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/27/18:40)

WS001311.JPG
(株)外為どっとコム提供

ドル/円の90.60以上の売りは厚そうですが、
下値ではそれなりの買い注文が見られ、
方向感が出にくい様子がよく表れています。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/27/18:40)

WSX000487.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

皆様お待たせしました。
豪ドル/円は75.80円から76.00円にかけての売り注文と、76.00円にある大量の買いストップが目立ちます。ポンド/円は132.00円前後にやや売り意欲が見られます。

南ア4月PPI発表もランド/円ほぼ無反応

先ほど南アの4月生産者物価指数(PPI)が発表されました。結果は市場予想よりも上ぶれしましたが、ランド/円、ドル/ランド共にほとんど反応は見られませんでした。

 (南ア) 4月生産者物価指数 [前年比]  +5.5%(前回+3.7% 市場予想+4.6%)

先ほど「念の為」とは書いたものの、周りから見れば「案の定・・・」といった反応になっています。

個人的には国内物価の上昇が景気だけでなく、雇用にまで影響を与えないと南ア準備銀行(SARB)を利上げに動きにくいのではないかと見られます。

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100527YEN1803.jpg

上記のドル/円チャート(日足他)は5/27の18:03現在【90.26円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・もみ合い(レンジ取引)で動きが乏しいです。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):90.23円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):90.15円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):90.16円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.18円

位置関係:
『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』 < 取引値 
 

と、上昇気味ではありますが、もみ合い気味の相場のフォーメーションになっています。

最近は(日足で見て)上がっても、下がってもヒゲで返される展開になっています。

「上がると買いたくなる、下がると売りたくなる」の典型のような相場展開ですね。

引け値の場所の位置が90.60円以上か、とか、
89円台になるか、などで考えてみたいと思います。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。
 

ガイトナー・ショイブレ会談、空売り規制について話し合いの見込み

ガイトナー米財務長官は、今日、日本時間19時からベルリンで
ドイツのショイブレ財務相とも会談する予定です。
ガイトナー長官は昨日の訪問先のロンドンで記者団に対し、
「市場が求めているのは行動だ。ヨーロッパの各国が一致した行動をとることを市場は求めている」
と述べ協調行動の必要性を指摘しました。
今日の会談では、ドイツが単独で実施した国債の空売り禁止など
金融取引規制に関する話合いが持たれる見込で、
こうした規制についてユーロ加盟国間の連携を求めるものとみられています。

(ユーロ加盟国の協調が得られない場合)「単独でも空売り規制を実施する」
と強硬な姿勢を崩さないメルケル独首相の重要な協力者であるショイブレ財務相が、
ガイトナー長官との会談でどのような発言をするのか注目されます。

ランド/円、市場のリスク志向を見ながらの展開

南アフリカは5月に入り利下げ懸念が遠のく一方、利上げ期待は未だ盛り上がりを欠き、また月中旬から続いた世界的なリスク資産圧縮の流れの中、ランド/円は軟調な展開が続きました。だが少しずつ市場が落ち着きを取り戻すなか、南ア経済が回復基調を続けていることを手掛かりに、ランド/円にも緩やかながらも買いが入りつつあります。

例えば25日に発表された南ア第1四半期のGDP(国内総生産)は前期比・年率換算で+4.6%と市場予想(+4.3%)や前回(+3.2%)を上回る結果となりました。加えて26日発表の同国の4月消費者物価指数は前年比で+4.8%と、こちらは市場予想(+5.0%)を下回っており、インフレ率が南アフリカ準備銀行(SARB)の目標としている3から6%の中に収まっていることから、現状はSARBにとってインフレが抑制されつつ景気が回復する、好ましい環境下にあるといえます。

ただ同国の場合、25.2%(5月発表の第1四半期失業率)にも上る高い失業率は政策金利を巡る動向にも影響を与えており、3月にSARBは国内の労働組合からの利下げ要求に配慮する形で金利を引き下げたことから、仮に国内景気が回復基調を強める場面においても、失業率の低下なくしては利上げに踏み切りにくい環境にあると見られます。

なお次回の失業率の発表予定は8月のため、それまでは国内の景気回復動向に加え、今後の利上げを期待する下地を整えられるかがポイントとなりそうです。加えて主要国の株式市場が反発する場面ではランド/円にも押し目買いが入りやすくなると共に、底堅い推移が見込まれます。

=====
なお本日18:30に、南アの4月生産者物価指数の発表が予定されています。
先日の南ア第1四半期GDPが市場予想よりも強い結果となったにもかかわらず、発表後のランド/円相場はほとんど反応しなかったことから、同物価指数で相場が動く可能性は低いと見られますが、念の為押さえておきたいところです。
 

今晩から明朝の注目材料!

堅調なアジア株を背景に円が全面的に下落しています。この後もこの流れが続くのか、この後の手掛かり材料を事前に確認していきましょう。

5/27(木)
18:30  (南ア) 4月生産者物価指数 
21:30☆(米) 5/22までの週の新規失業保険申請件数 
21:30  (米) 第1四半期GDP・改定値
21:30  (米) 第1四半期個人消費・改定値
未定 ☆(独) 5月消費者物価指数・速報 

5/28(金)
07:45  (NZ) 4月住宅建設許可
08:01  (英) 5月GFK消費者信頼感調査 
08:30☆(日) 4月全国消費者物価指数
08:30  (日) 4月失業率
※☆は特に注目の材料です

本日、一番注目度が高いのは、米新規失業保険申請件数と独消費者物価指数でしょうか。独消費者物価指数については、毎回発表時間にばらつきがあります。早ければ夕方、遅ければ日本時間の翌日に入ってから発表されます。

ただ、依然として相場の一番の関心事はユーロ圏のソブリンリスクなどに関する報道や噂であるため、発表前後で新しい報道があれば、経済指標結果が無視される可能性は高いです。このほか、日本時間19時からはガイトナー米財務長官とショイブレ独財務相の会談が予定されていますので、こちらも注目したいところです。


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セントルイス連銀総裁がストックホルムで発言

米セントルイス連銀のブラード総裁の発言として、

(1)FOMC声明の時間軸文言を市場が誤解した場合、バブルを発生させるリスクがある
(2)欧州放漫財政国の債務問題は、(一連の措置によって)時間的猶予を得た
(3)欧州で将来的にある種の債務再編があるとしても、恐らく現時点から数年先

などが伝わってきています。前後の時間帯のユーロドルは、既報の通り買い戻し優勢に推移しており、マーケットで材料視された痕跡は殆どありません。

(3)のコメントは、評価していいのか悪いのか、かなり微妙な線をついています・・・

ロンパチ通過は1ドル=90円31-35銭台

先ほど、ドル円相場が1ドル=90円31-35銭界隈でロンドンの朝8時を通過しました。

本日はカラチ株式を除くアジア株式が軒並み上昇、欧州株の寄り付きも概ね堅調という状況で、資源国通貨と欧州通貨が買い戻され、ドルと円が売られるという流れが、今のところ続いてます。

この結果、どちらかというと、ドル円よりはクロス円の上げが目立っており、先ほど一時、ユーロ円が111円50銭台、豪ドル円が75円60銭台まで上ヒゲを伸ばしました。

引き続き欧米株価の動向が注目されます。

ノーベル賞のマンデル氏:一部のユーロ圏国、債務再編が必要となる可能性

ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル米コロンビア大学教授(5/26)

・ユーロ加盟国のうち財政的に弱い1、2カ国で債務再編が必要となる可能性がある
・今後5年以内にそれは避けられなくなるかもしれない。しかし、ユーロが解体するという意味ではない。債務再編というだけだ
・欧州にはユーロ圏としての中長期債の発行も含め、財政の中央集権化が必要だ
・この10年間のユーロは素晴らしい功績を残した。しかし2本の腕のうち1本は後ろで縛られているような状態だ。米国のTビル(財務省短期証券)といったような域内の短期証券がない。ユーロ圏としてのTビル発行は、ユーロをドルに並ぶ準備通貨に向上させる上で大いに貢献するだろう。

===

多分、ギリシャ(+α)のことを言っているのだと思いますが、債務再編(債務不履行、の最も丁寧な表現)が必要となることにつき、言及しています。

また、ユーロを強くするための財政の集権化や、短期国債の発行は、準備通貨としてのユーロの価値を高めるために必要な事柄ですね。


ドル円、クロス円、軒並み本日高値更新、背景は株高・・・

先ほど、日経平均株価が前日比+117円06銭高の9639円72銭で引けました。

昨晩のNY株の下落を受けて、前日比大幅安で寄り付き、一時9400円台を割り込みましたが、その後は下げ幅を圧縮し、後場に入って前日比プラス圏で上伸し、ほぼ高値引けに近い形で本日の取引を終えました。

為替相場の反応は最近のパターンをほぼ踏襲しており、ドル円、クロス円とも円全面安。

ドル円が一時90円30銭台、ユーロ円が一時111円台回復、ポンド円が130円台回復、豪ドル円も75円台回復と、いずれも本日の高値圏まで持ち上がっています。

ドル円、クロス円とも、依然として分かり易い株価にらみが続いており、これからしばらくは上海株の引け、NYダウ先物の動き、欧州株の寄り付き、などが注目される事になりそうです。

ドル/ランド、8ランド台乗せが分岐点の様子

USDZAR_100527.JPG
 (上記ドル/ランドのチャート(日足)は5/27の13:50現在。データはブルームバーグより外為どっとコム総研作成。クリックすると拡大します)

ドル/ランドは4月に7.20台割れが試されたものの、下値の堅さからそれより下になかなか定着が出来ずに緩やかに反発しており、上値を試す流れとなっています。そして5/20には8.0800ランドまで上昇しましたが、引けにかけては7ランド台に押し戻されており、昨年8月以降、引値では8ランド台が維持できない状況が続いています。

しかも足形は上ヒゲの長い陰線が連続して出現しており、上値の重さと値動きの荒さには注意したいところです。上値の目処は7.916(5/27時点でのボリンジャーバンド上限)から7.978ランド前後(5/20高値からの抵抗ライン)、引値で8ランド台乗せとなり、あわせてチャネル(緑色の線)が継続している可能性から、8.143ランド前後まで上値余地が広がる可能性があります。

そして下値はチャネル継続と考えると7.551ランド前後がポイントであり、その下は傾きがわずかに下向きとなっている200日移動平均(7.501前後)が試されそうです。

目先の方向感としては7.60台から8.00台でのレンジが予想されますが、引値で8ランド台に乗せた場合、上値を試す機運が高まることが予想されます。一方で下はチャネル下限を割ったら・・・ですが、その下には200日移動平均に加え、上向きに収束を始めたボリンジャーバンド下限(5/27時点では7.201前後)もあり、7.20台は近く遠いレベルとなった感があります。

難しい値動きが続くドル円相場を乗り切るには?

本日のドル円相場はこれまでのところ相変わらず株価睨みで89円80銭台から90円20銭台で方向感を模索する状態が続いています。昨日の動きを振り返ってみても、

(1)日本株寄り付き前は前夜のNY株上昇の余韻を引きずり90円50銭を試す円安、
(2)寄り付き後の日本株が前場軟調に推移すると90円割れを試す円高、
(3)後場の日本株が反発すると再び90円40銭を試す円安、
(4)引けにかけて日本株がダレると円高に戻って夕刻には再び90円割れを試す

というケジメのない動きに終始しました。海外時間帯も同様で、

(5)独英株価の上昇を確認すると90円40銭近くまで円安進行
(6)寄り付き後のNYダウが100ドル超上昇する局面で90円70銭近くまで上伸
(7)NYダウが反落して10000ドルを割り込んで引けるとドル円も90円台割れ

といった状況でした。

昨日に限らず、最近はほぼ株価まかせで主体性に欠けるドル円の値幅作りが続いています。もちろん、相場なので、途中細かい需給のアヤなどに影響されたノイズは入りますが、基本的には主要国の株価指数が下向きなら円高、上向きなら円安というパターンの繰り返しです。分かり易いと言えばこれほど分かり易い相場もないのですが、日本株、欧州株、米国株、それぞれの取引時間中の細かい上下運動を数時間単位で正確に予見するなんて、誰にも不可能な至難の業です。

つまり現在のドル円相場は、値動きの背景は分かり易いけど、実際の売買は難しいという、かなり厄介な価格変動が続いているといえます。やや食傷気味になりますが、これが現実なのだから仕方ありません。

現下の局面ではっきりしているのは、グローバルな株安の連鎖が止まるかどうかの見極めが大切だということです。すなわち、

世界的な株安連鎖が今後も続くようなら、最近温まってきた世界全体の景況感が再び冷え込むことで、ドル円だけでなくクロス円も含めたさらなる円全面高の進行に備える必要が出てきそうな一方、世界同時株安が収束して世界景気回復期待が復活すれば、ドル円相場はひとまず安定、米国の金融緩和からの出口戦略の道筋が見えてくれば再度上昇というシナリオもありだと思われます。

で、問題はどっちなのかということですが、楽観論優勢で株高・円安だった4月相場と、悲観論台頭で株安・円高に転じた5月相場の落差が、あまりにも激しいため、「世界景気が本当に悪くなっているから株が安い」のか、「景気や企業収益の実体は悪くないのに株が不合理に売られ過ぎている」のか、正直言って良く分かりません。これから本当に景気が悪くなって二番底に向かうなら「リーマン後相場」の再来が懸念されますが、マーケットの期待が悪い方角に一度大きく振られた分、やっぱり実体経済は悪くなかったということになった場合は、反動による楽観相場への揺り戻しもそれなりにはありそうです。

個人的にはまだ楽観6割、悲観4割ぐらいで楽観の方に少し分がありそうな気がします。ただし、今後の株価状況次第では、その差が開いたり、縮んだり、消滅したり、逆転したりもありという、極めて不安定な正念場の局面が到来してるように思います。判断を明示しないのは卑怯のような気もしますが、分からないのに言いきるのも無責任な気もして、最近のドル円同様、思考が千々に乱れて方向感を決めかねているのが実情です。多分、そう言う人が多いのでこんな相場展開になっているのではないでしょうか。

「運の善し悪し」を別にすると、こういう相場をうまく切り抜ける簡単な近道は無いと思います。毎日地道に経済指標等の内容をチェックして相場を観察し、予断を持たずに是々非々の打診売買を繰り返しつつ、「積み重ねてきた経験の蓄積がひらめきに昇華する瞬間を待つ」という姿勢が求められているような気がします。

豪ドル/円75円台回復、アジア株の切り返しを受けて


午後に入り豪ドル/円が75円台を回復しています。
株価睨みの状況は続いており、午前中は安く推移していた香港・韓国の株価が
プラスに転じた事を好感して、日経平均株価も前日比80円高となっています。

豪ドル/円をはじめクロス円は全般的に切り返しており、ユーロ/円は110円台後半、
ポンド/円も130円台を回復しています。

一番方向感の出にくいドル/円も地味ではありますが本日高値となる90.22円を記録しています。

豪ドル/米ドル、きれいにE計算値で止まる

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(上記豪ドル/米ドルのチャート(日足)は5/27の12:42現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/米ドルは5月からの下落局面において、5/25安値(0.8066)など0.80台後半を下値にする動きが続いています。見方によっては0.80台後半から0.84手前でのレンジ形成中とも解釈でき、まずはどちらかに抜けた方にトレンドが傾くと見られます。

今回の下値については、綺麗に値幅観測に収まっており、載せてみました。

まず下値の0.8066は昨年11/16高値(0.9405)から同年12/23安値(0.8736)の値幅(0.0669)を、12/23安値から下に伸ばした値(0.8067)でストップしています。仮にここで相場反転となった場合、チャートの教科書で使えるくらいのきれいな形となりそうです。ちなみにこれが値幅観測のE計算値と呼ばれており、大相場になると先ほどの値幅を2倍や3倍にしたものを目標値に使う事もあります。

ちなみに底割れとなった場合、次は0.7830が今年1/14高値(0.9326)から2/5安値(0.8578)の値幅(0.0748)を、2/5安値から下に伸ばした値となり、0.8000の節目と併せて意識されそうです。

なお上値は6日移動平均(5/27時点では0.8251)を越えつつあり、その上に位置する12日移動平均(同、0.8512)がレンジ上限にあたる5/26高値(0.8388)と共に視野に入ってきそうです。それでも20日移動平均(同、0.8775)が下向きである以上、上値を追うには時間がかかるかと見られます。

6月にカナダは利上げなるか エコノミスト予想は?

6月1日のカナダ中銀の政策金利発表を控え、市場では「金利の引き上げ」か「据え置きか」に注目が集まっています。

中銀声明文の「第2四半期末まで金利据え置き」という文言を4月に削除したことで、6月利上げが取り沙汰されていました。しかし、その後のユーロ圏の混乱の最中で「空気を読んで利上げしないのでは」とする声も出始めているのも確かです。

昨夜、カナダのフラハティ財務相が以下のように発言しています。


・カナダの金融システムは力強い
・カナダは銀行課税を実施しない見通し
・G20での銀行課税について合意はない
・カナダは欧州の状況について依然懸念している
・カナダ銀行の政策金利決定についてコメントしない



カナダの強さをアピールする一方、欧州への懸念を示すという、どっちつかずのコメントです。引き続きカナダ要人発言には注目が集まります。

ちなみに、現時点でのBloombergのエコノミスト予想では、18名中17名が0.25%引き上げて0.50%にするとみています。残り1人は0.25%に据え置きを予想しています。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/27/12:00)

WS001873.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。

 
ドル/円は売り買いがそこそこある中、89.55円の売りストップが目を引きます。
ユーロ/円は109.00円の節目に買いの壁があります。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/27/12:00)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は74.60円より上に売り注文が少しづつ集まっている様子です。ポンド/円ば130.00円と130.40円の売りと、128.00円の買いが目立っています。

どこまでも株睨みの午前の為替相場

100円安で寄り付いた日経平均株価が一時プラス圏に値を戻した場面では、
クロス円もドル/円も本日の高値を付けましたが
(株式市場からのコメントではユーロ安一服で株が買われたとされていますが・・・)
その後、上海や香港などアジアの株式市場が軒並み下落すると、
豪ドル/円は74円割れ、ドル/円も90円割れまで弱含む場面がありました。
一時110円台を回復していたユーロ/円も再び109円台に反落しています。


世界的な株安の連鎖に歯止めがかかるのかどうかが目下の最大の関心事で、
為替相場が株価睨みになるのもやむなしですね・・・
今しばらくはこうした環境が続きそうです。

日経平均は前日終値を4度試すも・・・

日経平均の前場終値は9467.63円。朝から下げ幅を着々と縮小し、4度前日終値の突破を試しましたが、跳ね返されて終わりました。

この間、円相場は円安が進行したものの、日経平均が跳ね返されて前場の引けにかけてだれたところで、やや円買い優勢になる場面が見られました。ドル/円は一時90円を割り込みました。ユーロ/円は11時前に110円台に乗せましたが、ふたたび109円台後半まで撃ち落とされています。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100527.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/27の11:00現在。クリックすると拡大します)

昨日は5/24高値(75.58円)を上抜く場面が見られ、75.87円まで上昇する場面が見られましたが、75.58円より上の滞空時間の短さから、上値が重いことも確認される結果となりました。

そこで今日はレンジ自体を見直す必要があり、レンジ下限は71.85円(5/21安値)のまま、レンジ上限は75.87円(5/26安値)と見た方がよいのかも知れません。ちなみにレンジ上限のすぐ上には76.04円(5/19安値)や76.16円(2/5安値)など76円の防衛ラインがあり、場合によっては今までの防衛ラインが抵抗となって上値を重くする可能性もありそうです。

足形で見ると、相変わらず75円台では上ヒゲが目立つと共に、ローソク足の実体部レベルでは6日移動平均(5/27時点では74.23円)が上値を押さえており、本日は引値でここをクリアできれば、相場は弱いながらも76円の防衛ラインなど上値を試す流れが予想されます。 一方でこの辺りが重いようですと、またレンジ下限が試される展開も考えられます。

そしてもう一つ、5月/20の下落局面以降はローソク足の実体部が短く、上下のヒゲが目立つ展開が続いており、値動きの速さが目立つ点には注意したいところです。


○サポート
73.68円(本日11:00時点での5/27安値)
引値で73.28円(5/21始値)
71.85円(5/21安値)


○レジスタンス
引値で74.23円(5/27時点での6日移動平均)
75.87円(5/26高値)
76.00円レベル(5/19安値76.04円や2/5安値76.16円などが近い)
77.68円(同、12日移動平均)

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

 

201000527YEN1000BOL.jpg


上記のドル/円チャート(日足)は5/27の10:00現在【90.05円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

 

(1)移動平均線
取引値【90.05円】 < 200日線(91.02円)< 20日線(91.95円)<  
60日線(92.20円)

20日線が急激に下落してきました。
戻りがあるとしても、200日線近辺は上値を重くしそうです。
20日線はかなり下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.16円:下落
20日線の位置:91.95円:下落  
バンドの下限:88.75円:下落

バンドの下限 < 取引値【90.05円】 < 20日線

バンドの下限はまだ下落を続けています。何らかのきっかけで、バンドの下限トライの動きが続くのでしょうか?

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:33.18(下落)
赤い線:25.95(下落)

赤い線 < 
青い線

で、はっきりと売りの方に力が働いてきています。
赤い線は20を割り込まず、売られ過ぎでもない。

以上のようなサインが出ています。

上記の様々なサインを総合すると、何日間かでキャリーするつもりのスイングトレード派の方は、
戻り売りがよろしいかと存じます。

しかし、ショートが溜まっている感じでもないのに、戻りが鈍いですね。

今日は株の動きも安値圏で小休止(急に戻るわけでもない)といったところで、為替も小康状態を保っています。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。
 

仲値通過は1ドル=90円01-05銭。株価まかせ相場が続く・・・

先ほど、ドル円相場が1ドル=90円01銭-05銭界隈で仲値を通過しました。

早朝一時89円80銭近辺まで下落していたところからは若干持ち直していますが、背景は例によって、「前日比安く寄り付いた日経平均株価が下げ幅を圧縮している」ことのようです。

株価にらみというか、株価まかせの主体性のないドル円相場の値幅作りが続いています・・・

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/27/09:20)

WSX000476.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は板が薄めです。ポンド/円は128.00円に買い注文が集まっている様子です。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/27/09:20)

WS001308.JPG

(株)外為どっとコム提供

ユーロ/円は下値での買い意欲は強そうです。

日経平均は安寄り

日経平均株価はNY株の下落を背景に前日比-103.36円の9419.30円で寄り付きましたが、その後はやや下げ幅を縮小しています。9時20分現在では9449.87円で推移しています。この流れの中でドル/円はやや値を戻し、90円台を回復しています。

本日、ドル円のポイントは?

20100527YEN0800.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/27の08:00現在【89.95円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

今週のドル/円の高値-安値は、90.67円-89.25円とかなりレンジが狭いですね。
しかし、90.60-70円にかけての上値の重さが不気味な感じがします。

昨日の日足(上にヒゲの伸びた陰線)を見ると、とても上昇するとは思えないのですが、
そう思って、ドル/円を売り込む人が増えると、ロンドン時間の最初2時間くらいでショートカバーさせられるかもしれません・・・って、いつも書いていることですね。

米国の株価(NYダウ平均)は上がったり下がったりのトリッキーな動きのなか、
確実に上値が重たくなっていく展開で、ついに10000ドルを割れての引値となりました。

もし、株価が6カ月先の経済の状況を「先行して」織り込んでいるのであれば、
上海万博後の世界経済の悪化を先取りしているのでしょうか。

今後の日本経済を勘案すると、目先3カ月程度は製造業等でまだ世界経済回復の余熱があるので、いいのかもしれませんが、その後の状況はあまり良くないと思います。
「ユーロ安」やら「金融機関の信用の問題」やら「北朝鮮-韓国」やら「米軍基地」やら、様々な頭の痛い問題があとになって尾を引いて経済の足を引っ張って来そうです。
その問題の全部が全部がクリアーに解決できるとは思えず、相場は複雑な様相を呈するのでは、と思います。
その周辺状況を勘案するに、「世界が平和で信用リスク不安がない中で、のんびりと時間をかけて『外国と日本の金利差を享受する』ことができた時間」が夢のように思えてくるようになってくるのかもしれません。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値
(3)92.20円:60日線(少し上昇)
(4)91.95円:20日線(かなり下落)
(5)91.40円:ラインC:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(6)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(7)91.10円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(8)91.02円:200日線(下落)
(9)90.96円:5/17-5/21の高値-安値(92.95-88.97)の半値
(10)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(11)90.24円:5/26の高値-安値(90.67-89.80)の半値

■下値のポイント
(1)89.40円:ラインD:5/06-5/21の安値-安値(87.94-89.01)を結んだ線
(2)88.97円:5/20安値
(3)88.46円:ラインE:11/27-5/06の安値-安値(84.79-87.94)を結んだ線
(4)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:22現在)です。
『60分足の20EMA』:90.11円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.18円

取引値【89.96円】 < 『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』  
と、下落相場のパターンになっています。

目先は『60分足の20EMA』、『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、1回目は戻り売りを検討することになります。
また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、上昇転換になるので、注意したいところです。

本日も、よろしくお願い申し上げます。
 

NZ4月貿易収支は黒字増加も反応薄

さきほどNZの4月貿易収支が発表されました。市場予想を上回る黒字となったものの、発表後の市場の反応は極めて薄く、NZドル/円は発表直前の59.80円レベルから、7:47時点では数銭程度の上昇に留まっています。

(NZ) 4月貿易収支  
   +6.56億NZD(前回+5.90億NZD(+5.67億NZDより修正) 市場予想+4.55億NZD)

NZドル/円は本日7:00頃から59.80円から59.90円での狭いレンジが継続しており、まずはどちらかに抜けてもらう必要がありそうです。

ドル円、株睨み継続。分かり易いけど厄介な相場展開が続く

おはようございます。

昨日のドル円は相変わらず株価連動相場でした。1日の流れを振り返っておくと・・・

(1)東京早朝から日本株の寄り付きまでは、90円13銭-48銭のレンジで不安定な上下動。前日比高く寄り付いた日経平均株価が前場軟調に推移するとドル円は一時90円00銭界隈に下落。日経平均株価が後場寄り反発してしばらく堅調に推移すると90円38銭まで上昇、その後株価がダレて上げ幅圧縮に転じるとドル円相場も反落、90円14銭まで下落後やや持ち直して欧州勢の参入待ち。

(2)欧州勢力参入後、特段の理由が見当たらないままポンド売りが優勢になってポンドドルが1.4330、ポンド円が129円02銭と昨日安値圏に沈み込むとドル円も連れ安して再び90円00銭界隈に下落するが、寄り付き後の英独株価が上昇基調を鮮明にするとドル円は再び上昇して90円30銭台を回復。

(3)NY時間帯に入り、NYダウが寄り付き後しばらく堅調に推移している間はドル円続伸。23:00に発表された米4月新築住宅販売が予想を大幅に上回る内容となったことが伝わると上昇に勢いがついて一時90円67銭と昨日高値圏まで持ち上がる。その後NYダウが反落に転じるとドル円相場は一転して軟調地合いに。NYダウが引けにかけて急落し10000ドルの大台を割り込むとドル円相場も90円台を割り込み、89円80-90銭台で早朝の東京市場にバトンタッチ。

・・・という展開でした。

最近同じようなコメントばかりで食傷気味ですが、依然として株価にらみで主体性に欠けるドル円の値幅づくりが続いています。相場のことなので途中細かい需給のアヤに影響されたノイズは入りますが、基本的な動きは主要国の株価指数や株価先物指数が下向きなら円高、上向きなら円安というパターンの繰り返しです。分かり易いと言えば分かり易いのですが、日中欧英米の日中の株価の細かい上下動を正確に予見することは至難の業であり、分かり易いけど手が出しにくい厄介な相場展開が続いています。

本日の東京市場は注目されている経済指標なども見当たらず、基本的に株価睨みの難しい相場展開が続きそうです。昨日のNY株の下落を受けて日本株の寄り付きが弱そうだと言うことはある程度予想して織り込んでいると思いますが、問題はその後の展開になりそうですね。

今日も一日よろしくお願いいたします。


米住宅販売発表直後、ユーロは下落、豪ドルは上昇

米国の4月新築住宅販売件数が季節調整済み年率50.4万件と、事前予想の42.5万件を大幅に上回る強い内容になったことは既報の通りですが、興味深いのは指標発表直後のストレートドルの反応です。

ユーロドルは一時1.2230界隈と、本日安値まで下落という形で反応した一方、豪ドル米ドルは一時0.8336界隈と本日高値圏で続伸という反応を示しました。米国経済の朗報に接し、対ユーロではドル買い、対豪ドルではドル売りと直後の反応が分かれました。

あくまで指標発表直後数分間の初期反応ですが、正反対で面白いですね。

本日はアジア株、欧州株がしっかりだったことに加え、寄り付きからの米国株が比較的堅調に推移しており、グローバルな株安の連鎖懸念が取敢えず落ち着くかのような兆しを見せています。グローバルな株安の連鎖懸念がここら辺で治まって、世界景気回復継続シナリオが復活してくる場合、為替市場における問答無用の無差別なリスク・オフ相場も徐々に修正されて、ストレートドル市場やクロス円市場では個別通貨の特性に応じた選別の動きが生じるのかもしれません。

今後のグローバルな株価情勢が引き続き注目されます。

ドル円、強めの米新築住宅販売で今週高値圏に上昇

先程、米国の4月新築住宅販売件数が発表されました。

結果は年率50.4万件と、事前予想の42.5万件を大幅に上回る強い内容でした。

直後のドル円相場は上昇で反応、指標発表直前の90円37銭界隈から一時90円65銭界隈と、今週の最高値圏まで上ヒゲを伸ばしました。

寄り付きから堅調な米国株価動向と合わせて、今晩これからの動きが注目されます。

米耐久財受注は強弱入り乱れ

米4月の耐久財受注が発表されました。発表直後ドル/円は90.35円前後から10銭弱上昇したものの、その後は21:45時点では一時90.24円前後まで20銭近く下落する場面が見られました。 考えられる理由としては、耐久財自体が+2.9%と市場予想を大きく上回ったものの、除輸送機器が市場予想(+0.5%)と較べ予想外の-1.0%との結果のほうに市場の関心が向かったためではないかと見られます。

(米) 4月耐久財受注 [前月比]  
       +2.9%(前回±0.0%(-1.3%から修正) 市場予想+1.3%) 
(米) 4月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器]  
       -1.0%(前回+4.8%(+2.8%から修正) 市場予想+0.5%)
 

ただ、21:45時点でダウ平均株価先物は90ドル程高くなっており、発表後に下げた形跡もあまり見られないため、今のところ反応は限定的な様子です。あとは22:30から始まる米ダウ平均株価や23:00の米4月新築住宅販売件数を見てみたいところです。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/26/18:40)

WS001305.JPG
 
(株)外為どっとコム提供


ユーロ/円は戻り売り意欲が強そうで、上値が重い印象です。
NY株価次第でしょうか。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/26/18:40)

WSX000467.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

お待たせしました。
豪ドル/円は75円台では売り注文が散見されます。ポンド/円は129.00円や128.00円といった節目に買い注文が見られる他、130円半ばより上にはコンスタントに売り注文が並んでいます。

今晩注目の米経済指標【4月新築住宅販売件数】

23:00 (米) 4月新築住宅販売件数 前回:41.1万件 予想:42.5万件


住宅関連の指標については、18日に発表された住宅着工件数が67.2万件、
24日に発表された中古住宅販売件数が577万件といずれも予想を上回る伸びを示しており、
今回の新築販売でも3月(41.1万件)を上回る42.5件が予想されています。

ただ、4月末で終了した、政府の住宅減税措置の駆け込み需要で、4月の住宅市場の
経済指標は良くて当たり前という「ハンデ」を発表前から背負っています。


つまり、予想通りもしくはやや強め程度では市場は反応しない可能性が強く、
むしろ世界的な株安の連鎖が広がる中で、予想外に下ブレた場合は、
リスク回避の動きがきつめに出てしまうリスクを警戒すべきかもしれません。

米4月新築住宅販売件数については、当社映像コンテンツ「外為番付」
でも解説していますので、ご急見ある方はご覧になってみてください
 

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100526YEN1823.jpg
上記のドル/円チャート(日足他)は5/26の18:23現在【90.26円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。


■左のチャート:日足
・もみ合い(レンジ取引)で動きが乏しいです。


■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):90.21円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):90.14円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):90.14円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.19円

位置関係:
『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』 < 取引値 
 

と、まだもみ合い相場のフォーメーションになっています。

 

クロス円も上がりそうで、上がりにくいので、まだ買い玉のしこりなどで、売る玉があるのでしょうか?

方向感も見えにくく、細かいトレードで取っていくしかありませんし、近いところにストップを置きながらのトレードになっていくのでしょう。

 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

豪ドル/円、日柄的には・・・

AUDJPY2_100526.JPG
(豪ドル/円の日足チャートは5/26の18:22時点。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は底の見えない展開が続いています。相場の天井と底を当てるのは難しいことであり、かつ、そこで手を出せる人というのも少ないのではないでしょうか。

豪ドル/円を日柄で観てみると、2/5安値から5/21安値の間が76営業日であり、直近の1/11高値から4/30高値の間が80営業日と近く、日柄的には底打ちの可能性があります。

ちなみに2007年の高値をつけてからの日柄を見ると、50から60営業日辺りのサイクルが多く、その次に40営業日前後、そして70から80営業日前後での順となっています。そのため、ここ数日で底打ちとならない場合、103営業日サイクル(2008年2月から7月)が意識され、あと2営業日ほど下落が続く展開も考えられます。


今日の豪ドル/円テクニカル見通しはこちらからどうぞ。

【動画にて】ドル/円チャート分析【分かりやすく解説】最新版

本日、動画解説【チャート展望台】ドル/円/チャート分析の最新版を更新しました。

内容は、コチラになります。

現在の為替相場の位置をチャートを用いて解説しており、今後の方向感を示唆する内容になっています。

是非、ご覧になってみてください。

※本日のドル/円のチャート重要ポイント解説は、コチラになります。

後退する中国人民元の先高感・・・

今月に入って、中国人民元の先高観が後退を余儀なくされています。

現在、ドル人民元のスポットレートは、1ドル=6.8300元前後ですが、現在のドル人民元の1年先物レートをみると1ドル=6.7775元台となっており、1年間でわずか0.8%弱の元高を織り込んでいる状態です。

4月下旬の頃を振り返ってみると、ドル人民元のスポットレートは6.8260元前後、1年先物は1ドル=6.6600元前後という時期もありましたので、当時は年率3.3%程度の元高を織り込んでいました。

(1)今月に入ってからの世界同時株安の影響で、中国政府の為替政策の決断時期が後ろずれするとの思惑が強まった。

(2)北京で開催されていた米中戦略経済対話で中国人民元の制度改革について、両国から目新しい話は出てこなかった。

などが背景になっていると思われます。

グローバルな株安の連鎖傾向が収束して、中国政府が自国景気の拡大基調に自信を持つようになるまでは、人民元の高め誘導再開観測は、しばらくの間棚上げ状態になりそうです。株式市場や為替市場の安定のためには、しばらくの間、人民元トークは一時休止状態になるのが望ましいのかもしれません・・・

ギリシャは通貨ユーロから離脱するか?クイックアンケート結果発表

この度皆様に予想していただきました、ギリシャは通貨ユーロから離脱するか?についてのクイックアンケートを終了させていただきましたので、ご連絡いたします。
ご投票いただきました皆様、ご協力ありがとうございました。

アンケート結果は以下の通りとなり、お答え頂いた方の約6割の方が、ギリシャは通貨ユーロから離脱はしないとの予想でした。

する     29%
しない    62%
わからない  9%


現時点では以上の結果となりましたが、アンケートにご協力いただきました方の中では、「(ギリシャは通貨ユーロから離脱)する」が3割弱となる一方、ギリシャは通貨ユーロに留まるとの見ている方が6割に達しており、多数派となっています。

歴史には様々な選択肢があり、今を生きている人々がどう判断して行動してゆくのかにより、答えは作られるものと思います。そのため可能性はいくつもあるのですが、どれが答えとなるかは歴史に委ねたいと思います。


さて、今回のアンケートは「南アのワールドカップの開催で南アランド相場は?」との内容です。今回の選択肢は上昇する、下落する、材料視されない、の3択となっています。
皆様の一票をご投票いただければ幸いです。

是非ご協力をお願いします。

ユーロ/円は株価中心相場が続く見通し

週末にスペインの貯蓄銀行カハスールがスペイン中銀の公的管理下に入ったことが24日の、韓国と北朝鮮の関係緊迫化が25日の主要国株価の下落要因となり、この株価下落の中で今週のユーロ/円は大幅安となりましたた。25日には108.80円と、2001年11月以来8年半ぶりの安値をつける場面もみられました。

「朝鮮半島の地政学的リスク」は日本の近隣国のリスクなので、直接的には円の売り材料となります。しかし25日の場合、この件が意識された直後こそ一時的に円売りで反応しましたが、結局は「このニュースを背景とする株安」を受けたリスクポジション圧縮の円買い戻しの波にのまれ、ユーロ/円は大幅に円高・ユーロ安が進んだ格好になっています。
つまり、足元の為替市場は、各通貨の本来的な動きよりも株価に感応する動きの方が強いと考えられるのです。

現状、株式市場を含めた金融市場全体としては、リスクに対する警戒感が非常に強いです。25日のアジア・欧州株式市場が大幅安となる中で米株式市場は下落後に下げ幅を縮小する流れとなったことで、スペインと朝鮮半島発の先行き不安に対する株安相場は一服したように見えますが、26日のアジア株式市場の戻りは弱いです。ユーロ/円も25日に安値108.80円から26日早朝に111.96円まで大幅に戻す反発力をみせたものの、株の上値の重さを確認して一時110円台半ばまで軟化しています。

先行き不安をあおる材料が出れば、再び株が大幅安となるでしょう。ユーロ/円は素直にそれに連れて一段安となる公算が大きいとみています。

欧州株堅調もドル/円上値が重く・・・

ドイツDAX、英FT100ともに16:25分現在1%程度上昇しており
欧州株式市場は堅調なスタートを切りましたが、
欧州勢のリスク・オンの動きは見られず、クロス円もドル/円も上値が重い展開で、
ドル/円は今朝の安値に迫る90円ちょうどまで値を下げる場面がありました。
昨晩の上昇の後だけに、一段の円売り(外貨買い)には慎重な様子です。

時間足ドル/円チャートを見て考えたこと

20100526YEN1618.jpg上記のドル/円チャート(時間足)は5/26の16:18現在【90.17円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

時間足のドル/円チャートは、5/24の90.60円を境として、左右対称(シンメトリー)の形を描いています。
これから起こることが、過去の遡りだとすれば、

89.01円や88.97円
への到達はあるかもしれません。

そうであっても、90.60円をしっかりと超えて上昇するようであれば、このシナリオは壊れますが。


※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。



今夜から明朝の注目材料♪

昨日のNYから今朝にかけて円安基調となった外国為替市場でしたが、今日の東京市場ではジリジリと円買い優勢の展開です。今夜の相場の鍵を握る手掛かり材料を確認していきましょう。

5/26(水)
18:30  (南ア) 4月消費者物価指数
21:30☆(米) 4月耐久財受注
23:00☆(米) 4月新築住宅販売件数 

5/27(木)
07:45☆(NZ) 4月貿易収支
08:50  (日) 4月通関ベース貿易収支
08:50  (日) 5/22までの対外及び対内証券売買契約等の状況
※☆は特に注目のもの


☆は付いていますが、足元の為替相場は株式市場に連れる動きになりがちで、上記の材料が直接為替市場で材料視される公算は小さめです。引き続きユーロ圏および朝鮮半島関連のニュースによって株価が動き、それに為替が追随する展開になるものとみられます。

♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「米新築住宅販売件数」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから
 

FRB・ECBドルスワップ金利引き下げの可能性

米ウォールストリート・ジャーナル紙は、
スワップ協定に基づくECBへのドル供給の金利を引き下げる可能性があると報じています。

現行の協定では金利が1.25%前後とドルLIBOR(銀行間金利)に比べ高すぎて借りられない、
また、もし高い金利で借りた事が明らかになると、借りた銀行の資金繰り不安が噂になり、
ますます市場での調達が困難になる、というジレンマのため
この供給策を利用する欧州の銀行は殆どありませんでした。

もし、この金利引き下げが実現すれば、欧州の銀行の資金繰りは改善すると見られ、
このところ、上昇が続くドルLIBORの低下にもつながりそうです。


それにしても、こういう話がアメリカサイドから出たという事は、
欧州発の金融不安がアメリカに及ぶ事を食い止めようとする強い意志の表れのような気がします。


 

ガイトナー米財務長官=欧州歴訪

ガイトナー米財務長官は、24日、米中戦略・経済対話が開かれた北京で、欧州首脳が「持続不可能なシステムの持続性を回復しようとする難題」に直面していると述べています。

今後、中国を出発したガイトナー米財務長官は、欧州を歴訪し、各国の財務相、中央銀行総裁と相次いで会談を行う予定です。

ギリシャの債務危機波及を阻止するための7500億ユーロ規模のユーロ圏支援策についてトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁らと協議する。
欧州の経済危機が、信用収縮を通じて、金融市場ではリスクを縮小しようとする動きにつながっており、市場では神経質な展開が続いています。
この点についての対応、対策の協議をおこなうものと見られます。

5月
24日(月)・25日(火)北京/米中戦略・経済対話
26日(水)ロンドン/オズボーン財務相、イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁と会談
同日フランクフルト/欧州中央銀行(ECB)トリシェ総裁と夕食
27日(木)ドイツベルリン/ショイブレ財務相と意見交換

外為の杜(第27号)のお題は「カナダドル」です

さきほど、弊社ホームページ内に外為の杜(もり)第27号「カナダドル相場変調の背景と今後の行方」をアップいたしました。

今月に入って強まったグローバルな株安の連鎖現象の中で、他のクロス円同様、カナダ円相場の調整も甚大な規模に達しています。

「カナダドル円」は、本邦の投資家コミュニティーにおいて、コアなファン層を持つ通貨ペアでありながら、ドルやユーロや豪ドルなどに比べると、関連情報が圧倒的に少ないのが実情です。

こうした点を踏まえ、今回のレポートでは、最近のカナダドル相場の変動の背景について、

(1)カナダ金融政策の身の上に起きた急激な期待の変化
(2)G7唯一の原油の純輸出国通貨としての原油価格との連動性
(3)戦後のカナダドル相場の推移等に基づく歴史観や水準観


などの観点から整理し、今後の相場展望のポイントについての私見を簡単にまとめました。

興味のある方はコチラからご高覧賜れば幸いです。

カナダ/円、日足での防衛線は2つか

CADJPY_100526.JPG(上記カナダ/円のチャート(日足)は5/26の14:05現在。クリックすると拡大します)

カナダ/円は今回の急落局面において、豪ドル/円やユーロ/円が軒並み下落する中、年初来安値を守っている通貨である。 だが戻りも鈍く、5/20の陰線実体部(値幅3.87円)の1/2戻しにあたる85.87円を越えることが出来ず、概ね83円前半から85円後半でのもみあいが続いています。

これからの見方ですが、
(1)レンジ相場
(2)下ヒゲ連発で反転期待
のどちらを取り上げるかで、見方は多少異なりそうです。


現在の相場をレンジ相場が継続していると見た場合、上下どちらか抜けた方にトレンドが出るものと見られます。そして下ヒゲ連発に焦点を当てた場合、82円から83円での下ヒゲ連発を重視すれば、このゾーンにローソク足の実体部が入り込まなければ、下値が固められて反転示唆、とも解釈できます。

とはいえ、結局は急落後のレンジ相場であり、レンジ下限を(1)の視点で捉えるか、それとも(2)の見方を取るのか、それによって防衛線が変わるとみられます。

まず下値は(1)と見ると、ローソク足の実体部における安値は83.76円(5/21始値)であり、実体部でここを割り込んだ場合は今年2/9以来の水準となります。とはいえ既につけているレベルであり、実体部で見ると82.81円(2/4終値)があるため、引値レベルで意識した方がよさそうです。

また(2)について、5/25には安値82.36円をつけましたが、5/6には82.23円、2/4には82.33円の安値をそれぞれ記録しています。サポートラインとしてはだいたい82.20円レベルかと思われ、個人的にはこのゾーンが下値として機能するかどうかに注目したいと思います。なおこのサポートは昨年12/9(安値82.30円)から続いていると見られ、もし割り込む場合の次の目標値は81.60円前後(昨年7/8安値(78.51円)と11/27安値(79.88円)を結んだサポート)で止まらない場合、79.88円など80円割れが試される展開が予想されます。

そして上値は、仮に今回の82.20円レベルで下げ止まった場合、チャートの形としてはH&Sが想起されやすくなり、左肩にあたる90.59円(今年1/8高値)が目標値として点灯しそうです。若干の距離がありますが、90.38円(4/26高値94.45円から5/6安値82.23円の値幅12.22円の2/3戻し)もあり、上値トライの局面では併せて注目されそうです。

それ以外では引値で6日移動平均(5/26時点では84.97円)を上回れば、12日移動平均(同、87.54円)へ向けた戻しが予想されます。しかし勢いがないとこのあたりが目先の戻り天井となる可能性もあるだけに気をつけたいところです。


○サポート
引値で83.76円(5/21始値)

82.20円レベル(5/6安値など。昨年12月から続いているサポート。レンジ下限)
81.60円前後(昨年7/8安値(78.51円)と11/27安値(79.88円)を結んだサポート)
79.88円(昨年11/27安値)

○レジスタンス
引値で84.97円(5/26時点での6日移動平均)
85.87円(5/20の陰線実体部(値幅3.87円)の1/2戻し。5/20の急落後の戻り高値(85.82円)も近い)
87.54円(同、12日移動平均)
90.38円(4/26高値94.45円から5/6安値82.23円の値幅12.22円の2/3戻し)

昨日の南アQ1GDPは予想を上回ったが市場の反応は限定的

昨日の南アランドのトピックをまとめてみました。

(1)南アQ1GDP発表
経済指標が英米などと比べて少ない南アにて、昨日第1四半期GDPが発表されました。結果はすでに出ていますが、市場予想や前回を大きく上回る数字となりました。なおGDPが上ぶれた理由としては過去最低水準の低金利が経済成長を加速させ、海外への輸出が伸びたことが、背景としてはあるようです。

しかしながら現在のリスク回避の流れには逆らえず、市場がリスク資産圧縮に出る場面では軟調な展開となりやすいため、発表後のドル/ランド、ランド/円相場共に、ほとんど反応が見られませんでした。

(南ア) 第1四半期GDP [前期比年率] +4.6%(前回+3.2%  市場予想+4.3%)


(2)ゴーダン南ア財務相の発言
昨日深夜の発言をピックアップしました。
・南アは失業者に職を与えるため高い成長を続ける必要がある
・雇用の再吸収は時間がかかり、そして今日われわれが見ているよりも高い成長をもたらす


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これらの材料から、雇用が安定してくれば南ア準備銀行(SARB)が来年夏よりも早い時期の利上げへと舵を切ることも考えられそうです。ちなみにGDPは2008年第2四半期以来の強い数字となっており、南ア経済が順調に回復していることを裏付ける内容となっています。

しかし問題は25.2%(今年第1四半期時点)に達する高失業率と見られます。2月に同財務相はマーカスSARB総裁に対し、国内の労働組合や産業界から、雇用や景気の回復に遅れが出ていることを理由とした金融緩和の声に配慮するよう、書簡を送っており、3月にSARBは0.50%の利下げを行いました。

そのため仮に景気回復が続いたとしても、現在の高い失業率にある状態では利上げを行いにくいと見られ、まずは8月に発表が予定されている同国の第2四半期失業率が待たれるところです。そのため当面同国の金利動向については、利上げも利下げも考えにくい状況にあると見られます。

なお今週南アでは多くの経済指標の発表があり、本日は同国の4月消費者物価指数、明日は4月生産者物価指数が、それぞれ18:30に予定されています。もし同国の景気が拡大傾向にあり、市場が落ち着きを取り戻した場合、キャリートレードが入り込む余地はありそうです。ただしその場合でも、急落ショックの直後のため、ランド/円は緩やかな上昇となることが予想されます。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/26/12:20)

WSX000461.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は74.30円の買いストップが少し目立っており、ポンド/円は129.00円以下に買い注文が散見されます。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/26/12:20)

WS001301.JPG
 
(株)外為どっとコム提供

ドル/円は90円を挟んでほぼ売り買い拮抗。
こう着感が漂っています。

韓国ウォン安、韓国株安、ともに一服・・・

注目されている韓国の為替と株のマーケットですが、本日はやや落ち着きを取り戻しているようです。

韓国ウォン相場は現在1ドル=1250ウォン台で推移しており、昨日1277ウォン台まで進んだ急激なドル高ウォン安にはブレーキがかかっています。

韓国総合株価指数も一時1550ポイント割れまで売り込まれた後、下げ幅を圧縮して1560ポイント前後と前日終値界隈まで買い戻されるような動きになっています。韓国政府が株の空売り監視を強化との報道も伝わってきており、ウォン安による輸出刺激効果への思惑もあって、今のところ、韓国株も比較的冷静な動きになっているようです・・・

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

20100526YEN1145BOL.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/26の11:45現在【90.16円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
取引値【90.16円】 < 200日線(91.04円) < 20日線(92.16円) <  
60日線(92.19円)

戻りがあるとしても、200日線近辺は上値を重くしそうです。
20日線はかなり下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.35円:下落
20日線の位置:92.16円:下落  
バンドの下限:88.98円:下落

バンドの下限 < 取引値【90.16円】 < 20日線

バンドの下限はまだ下落を続けています。バンドの下限トライの動きが続くのでしょうか?

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:37.51(下落)
赤い線:30.45(下落)

赤い線 < 
青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

今日は株の動きも安値圏で小休止といったところで、
為替も小康状態を保っています。

しかし、ドル/円はもうしばらくショートカバーで上昇するかと思ったら、それなりに上値も重そうですね。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


 

バーナンキFRB議長が日銀にて発言

午前中、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が日銀のカンファレンス「グローバリゼイション下の中銀の未来」にて演説しています。演説テーマは「中央銀行の独立性・透明性・説明責任」。

発言要旨は以下の通りです。

・中銀は政策に関して透明性がなければならない
・金融と財政政策には明確は境界線が必要だ
・金融政策への政治的介入は、一段のインフレと経済の安定性低下につながる恐れ
・米国のインフレ期待は非常に安定している
・2%程のインフレ率は適切なようだ
・大半の研究では、インフレ率は低いほうが望ましいようだ
・我々は通貨のミスマッチをよりよく管理するよう、金融機関に圧力をかけるべき

一番のポイントは中銀の独立性の部分ですね。
バーナンキ議長はこの点に対し、
「短期的な政治的影響を受ける中銀の政策立案者は、経済を過剰に刺激して潜在成長力を超える水準に、生産と雇用を短期間で押し上げるよう求める圧力に直面する恐れがある」
としています。

これはまさに昨今みられる現象のことを指していますよね。
市場は早く大きく織り込む傾向が見受けられますので、「悪いニュース」があれば大規模な株売りに加えて、さらなる下落を見越して空売りまで行いますし、逆に「良いニュース」が続けば、その先の上昇を織り込んで株を買い上げるわけですよね。少し前までは「良いニュース=すわ早期利上げか」との議論につながりやすいムードがありました。

政治的には、こうした大げさに動く市場に対していい顔したい(支持率引き上げにつなげたい)ものですから、どうしても中銀の政策立案者に「さらなる成果」を期待(≒圧力)します。バーナンキ議長はこうしたモラルハザードにも似た流れが経済の安定性低下や物価上昇につながるとした模様です。


なお、このカンファレンスでは白川日銀総裁も発言しています。要旨は以下の通りです

・短期的に政策成功しても長期的な成功を意味しない
・物価安定と金融システム安定はいずれも不可欠
・中央銀行の非伝統的政策措置は準財政政策的な側面を有する
・主要中央銀行がインフレとの戦いに成功を収めたころから、しばしばバブルが発生
・経済主体の過剰な自信や低金利の継続予想の組み合わせが、将来の金融システムを不安定化させる

 

米5月消費者信頼感指数は予想以上の強さ


昨日発表されたアメリカ5月の消費者信頼感指数は63.3と、
前月の57.7(発表時の57.9から修正)から上昇し2008年3月以来の高水準を記録しました。
これが、昨晩のNYダウの急速な持ち直しにつながった一因でもあるようです。

また、サブ指数として発表された先行きの景況見通しを示す期待指数は
85.3と4月の77.4から大きく上昇し、足元の株安にもめげず、
アメリカの消費者マインドは落ち込むどころかむしろ好転している様子が示されました。
やはり、雇用環境の好転が心理的な支えとなっているのではないでしょうか。

こうしたマインドの持続性という意味でも、弱含みが続く株価の起爆剤という意味でも
6月4日の5月雇用統計に期待がかかります。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100526.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/26の11:05現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は昨日72.03円まで下値を試す場面が見られましたが、71.85円(5/21安値)がサポートとして機能しており、現状は71.85円から75.58円(5/24高値)でのレンジを形成しつつあるようです。 ただ5/20に大幅下落した後は実体部の短い足が続いており、レンジ内とはいえ値動きの荒さを垣間見ることができます。

まず上値は6日移動平均(5/26時点では74.84円)がすぐ真上に来ており、引値で同線を越えることが出来れば、12日移動平均(同、78.43円)まで上値余地が広がることが考えられ、相場が戻り局面に入る可能性があります。 ちなみにその上には80.20円前後(5/4高値(87.92円)からレジスタンス)が見えますが、そこまで到達するには少し時間がかかるものと見られます。

そして下値はレンジと割り切ると71.85円(5/21安値)から72.03円(5/25安値)のレベルであり、レンジがこう着感を強めると、下値は徐々に切り上がる展開が予想されます。それ以外では引き続き、引値で73.43円(5/19安値)を割り込む勢いがあるようですと、71.85円を割る流れへとつながる可能性も出てきそうです。

なお30分足上では73.80円(26日11:00時点での、昨日安値72.04円からのサポート)を割ると、73.00円前後が見えてきそうです。


○レジスタンス
引値で74.84円(5/26時点での6日移動平均)
75.58円(5/24高値、レンジの上限)
78.43円(同、12日移動平均)
80.20円前後(5/4高値(87.92円)から抵抗ライン)

○サポート
引値で73.43円(5/19終値)
71.85円(5/21安値)から72.03円(5/25安値)
71.54円(5/26時点でのボリンジャーバンド下限)

NYダウ10000ドルの攻防

最近のNYダウは10000ドルを割り込んでも、
終値ベースでは大台を回復するという粘り腰を見せています。

5月6日の誤発注騒動で1000ドル近く下げた時の安値が9787ドル、
ただし終値は10520ドル。
5月21日にもザラ場では9860ドルの安値を記録ましたが、
引けにかけて反発し、終値は10193ドル。
昨日25日も、ザラ場では9567ドルと年初来安値を更新したものの
終値では10000ドル台を回復しています。
終値ベースでの大台割れは2009年11月以来ありません。
10000ドルを割り込むと安値拾いの買いが出てくるのか、
10000ドルは強い防衛ラインとして意識されているのか、
為替と違って当局の介入はあり得ないとは思いますが、
大きな力で買い支えられているかのような動きです。
今晩のNY市場でも、心理的節目である10000ドルの攻防が見どころとなりそうです。

日経平均株価の上げ幅圧縮で円高進行

朝方は100円以上上昇した日経平均株価も、その後は上げ幅を圧縮し、10:30時点では31.57円高の9,501.14円となっています。前日のNY株式市場が大幅上昇したものの、本日の日経平均株価が上げ幅を大きく圧縮している背景にはユーロ/円での急激な円高による輸出企業の収益悪化があると見られ、120円前後で想定為替レートを設定している企業にとっては大きな収益押し下げ要因となっている模様です。

これにより市場ではリスク回避の円買い戻しがやや優勢の展開となっており、ドル/円は8:20前後につけた90.49円から10:30直前には89.99円まで値を下げています。ドル/円については90.61円(5/24高値)に近づくと上値の重さが意識される展開となっており、本日もこのあたりが抵抗となっている様子です。

本日この後も取引材料難の展開が予想されます。加えて主だった経済指標もNY時間の(米) 4月耐久財受注や(米) 4月新築住宅販売件数とNY時間まで待つ必要があり、株式市場に一喜一憂しながらの値動きが予想されます。

もし仮に北朝鮮情勢であったり、スペインの貯蓄銀行の破たんが他へと飛び火するなど、何かしら動きが見られた場合には注意したいところです。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/26/09:30)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は全般的に板が薄い中、74.00円に買いと売りストップが見られます。ポンド/円は129.00円や128.00円といった節目での買い注文が見られるほか、129.40円では売りストップが目に付きます。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/26/09:30)

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(株)外為どっとコム提供

ドル/円は注文状況からは売りが優勢なようです。
いずれにしても、今後の株価の動向次第でしょうか。

日本株寄り付きはまずまず・・・

注目されている日経平均株価の動き出しです。

前日比+107円46銭高の9567円35銭で寄り付いた後、一時前日比160超高い9622円40銭まで上ヒゲを伸ばしましたが、その後上げ幅を圧縮し、前日比では100円前後のプラス圏で一進一退という状況で落ち着いてきました。

ドル円相場の反応もほぼそれに合わせたような感じで、寄り付き後の強さを観て90円30銭台キープ、下げ幅圧縮を観て心配になると90円10銭台に高度を下げて、落ち着いてくると90円20銭台に復帰という状態になっています。

取敢えず日本株の動き出しはまずまずですが、昨日総崩れになったアジア株の動きが気になるところで、今日も終日株価にらみの緊張状態が続きそうです。

本日、ドル円のポイントは?

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 上記のドル/円チャート(日足)は5/26の08:00現在【90.33円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

昨日は、ラインDでしっかりと下値を止められました。

昨日の日足(やたらと下ヒゲが伸びている)につき、
これだけを見ていると、いかにも上値トライをしてもおかしくないように見えます。

しかし、またどこかで株価等を見ながら、どこかで、折返し下落になっていくのでしょうか。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値
(3)92.19円:60日線(少し上昇)
(4)92.17円:20日線(かなり下落)
(5)91.62円:ラインC:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(6)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(7)91.05円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(8)91.04円:200日線(下落)
(9)90.96円:5/17-5/21の高値-安値(92.95-88.97)の半値
(10)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値

■下値のポイント
(1)89.78円:5/25の高値-安値(90.30-89.25)の半値
(2)89.30円:ラインD:5/06-5/21の安値-安値(87.94-89.01)を結んだ線
(3)88.97円:5/20安値
(4)88.43円:ラインE:11/27-5/06の安値-安値(84.79-87.94)を結んだ線
(5)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:19現在)です。
『60分足の20EMA』:90.02円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.19円

『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』 < 取引値【90.43円】
  
と、ニュートラルから上昇下限のパターンになっています。

目先は『60分足の20EMA』、『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、1回は押し目買いを検討することになります。

また、もし、それを割り込んで、下落の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、下落転換になるので、注意したいところです。

本日も、よろしくお願い申し上げます。

ドル円、クロス円、ストレートドル、軒並みV字型の往って来い

おはようございます。

昨日のドル円相場は、東京、ロンドン、ニューヨークを通じて、いわゆる「往って来い」の展開となりました。1日の動きを振り返ると・・・

(1)東京早朝は90円10-20銭台で不安定な動き出し。北朝鮮総書記による戦闘準備命令との報道に接し一時的に円が売られて90円29銭まで上昇する局面もあったが、極東有事に対する警戒感からアジア株式市場が総崩れになると、リスク許容度圧迫観測からクロス円、ドル円ともに円全面高。日本時間夕刻には89円50銭台まで下落。

(2)欧州勢力参入後、一時的に買い戻されて小康状態を迎えるも、リスクオフムードに後押しされた円高の流れは変わらず。欧州株価やNYダウ先物の軟調推移を背景にドル円、クロス円とも続落し、日本時間20:10過ぎにユーロ円が一時108円80銭台と2001年11月以来の水準に落ち込むとともに、ドル円も一時89円20銭台と昨日安値圏に沈み込む。その後、時間外のNYダウ先物の下げ幅圧縮を受けて、クロス円、ドル円ともにショートカバー優勢となって、ユーロ円は109円台回復、ドル円は89円60銭台でNY勢力の参入待ち。

(3)NY時間帯はほぼ終日買い戻し優勢の流れ。米国株寄り付き直後にNYダウが一時290ドル超下落する場面もあったが、その後は小緩む局面を挟みつつも米国株市場はほぼ終日下げ幅圧縮の流れが優勢となり、クロス円、ドル円ともに買い戻しが継続。日本時間27:00過ぎから米国株の買い戻しが加速してNYダウが10000ドルの大台を回復する局面ではクロス円の買い戻しも加速。日本時間早朝にユーロ円111円90銭台、ドル円90円40銭台まで買い戻されて東京市場にバトンタッチ。

・・・という流れでした。

昨日の朝6:00から本日の朝6:00までの為替のチャートを観ると、ドル円、クロス円、ストレートドルがほぼ全て同じような形状のV字型の「往って来い」になっており、前半約13-14時間が円買い・ドル買い、後半10-11時間が円売り・ドル売りというパターンでした。昨日は米国の2年国債利回りも東京、ロンドン、NYを通じてほぼ同じ時間帯に同じパターンで動いており、前半が下落、後半が反発のV字型の「往って来い」の形状になっています。

要するに昨日は、為替市場も債券市場もみんな株価を観ていて、株価が下がると円買いドル買い債券買い、株価が反発すると円売りドル売り債券売り、というパターン取引が主流になっていた感じです。

その意味では、昨晩深夜から加速した怒涛のNYダウの買い戻しが「リスク圧縮一辺倒マーケット」に疑義を投げかける救世主のような役割を果たしたと言えますが、問題はそうした動きの持続性です。本日のアジア市場においても、引き続き株価動向が注目されることになりそうです。ちなみに、昨晩のシカゴ日経平均先物(円建て)は、大証終値比で+105円高となっていますが、昨日大崩れになった中国株や韓国株などの動きも含めて、アジア株全体の動きに注目したいと思っています。

今日も1日よろしくお願いします。

株安の連鎖に歯止めは?米消費者信頼感指数に期待

欧州財政問題に端を発した銀行システムへの懸念や朝鮮半島の緊張と
リスク回避の材料には事欠かない中米国の経済指標への注目度は低下していますが、
世界的な株安の連鎖に歯止めをかけるには、米国市場の踏ん張りに期待するしかなさそうです。

アメリカの一般消費者5000人を対象としたアンケート調査をもとに算出した
消費者信頼感指数に株安ストッパーとしての期待がかかります。

雇用統計で示されたアメリカ雇用統環境の改善を受けて、
消費者のマインドはさらに勢いを増すのか、足元の株価下落が消費マインドを
悪化させる事になるのか。
エコノミストの間でも見方が分かれており、
事前予想値は53.0-62.8と幅広い範囲に散らばっています。
ちなみに、予想中央値は58.5と、2008年9月以来の高水準を記録した
前回4月分の57.9を上回る数字となっています。
アメリカGDPの7割を占める個人消費が勢いを増していれば、
NY株価の下支え材料になりそうですが、前回の57.9を大きく下回るような
弱い結果になるようだと、アメリカ景気の減速懸念にもつながりかねず、
NY株の下落要因となりそうです。

米5月消費者信頼感指数については当社映像コンテンツ
「外為番付」でも解説していますので、ご興味ある方は
コチラからご覧になってみてください。
 

本日、ドル円のポイントは?Part2

 

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上記のドル/円チャート(日足他)は5/25の19:11現在【89.49円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

ユーロ/円の売り、欧州株の売り、原油等商品相場の売り、米国債10年物が3%寸前まで近づいていること
・・・すべてがリスクオフ・モードに入っており、すごく気持ちが悪い展開です。

※米国債を買うなら、マザーマーケットであるNY市場で買えばいいのに、何をそんなに焦って欧州時間で買う必要があるのでしょうか?

一部では、今日の日本株の下落をブラック・チューズデイとまで揶揄している人までいました。

ドル/円はユーロ/円に対して「周回遅れ」で付いてくるランナーなのですが、ドル/円は下落し始めると、ある地点から
いきなり買いが出てこなくなって、フリーフォールに近い動きをする、という恐さがあります。

89.00円まで買い注文、89.00割れにストップ、88.50-89.00に買い注文、88.50円にストップ
だそうです。

 


 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


 

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/25/18:00)

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18:00現在の注文状況をお伝えします。 提供元:(株)外為どっとコム
画面はクリックすると、拡大します。

これからの取引のご参考にしていただければ、と存じます。

この時間までのそれぞれの通貨ペアの取引レンジは、
豪ドル/円 72.57-74.64
ポンド/円 127.81-130.21
です。
(外為どっとコムによる。)

結構、板が薄くなっています。
豪ドル/円の72.50円くらいしか目立った注文はありませんね。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/25/18:00)

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(株)外為どっとコム提供

ユーロ/円の109円ちょうどのストップ売りが目につきます

ユーロ/円8年半ぶりの安値更新後小幅反発

金融システムへの懸念を背景に、欧州株安が進む中、ユーロ売りが強まっています。
18時前にはユーロ/円が20日に付けた8年半ぶりの安値を更新する109.32円を付けました。
その後、18時に発表されたユーロ圏の3月鉱工業新規受注が前月比5.2%増、前年比19.8%増と
大幅な伸びを記録すると、109.51円まで小幅に反発しています。

受難続きの株式市場と今後の為替相場・・・

5月に入り、たまに小休止や小反発の局面をはさみつつも、グローバルな株安の連鎖現象になかなか歯止めがかからない状態が続いています。

本日はアジア株総崩れの中で日経平均がついに9500円を割り込んで引けましたが、先ほどから動き始めた欧州株も軒並み下落という惨状です。

今月に入って次から次へと株価を撃墜してきた材料を思いつくまま並べてみると・・・

(1)ギリシャ向けつなぎ融資が確実になる前の国債の暴落
(2)ギリシャ類似の信用不安が他のユーロ圏問題国国債市場に飛び火するとの懸念
(3)ギリシャ国内デモの暴徒化と首都で死者まで出たとの映像つき報道
(4)ドイツ政府の空売り規制及びアメリカの金融規制強化法案
(5)スペインの貯蓄銀行の破たんとスペイン中銀による救済
(6)北朝鮮と韓国の軍事的緊張

などです。

他にも細かいのを上げれば、米国当局による欧米金融機関の不適切な金融商品販売に対する捜査の拡がりに対する懸念などもあったように思いますが、本当に次から次へとリスク圧縮材料が噴出するたびに主要国で三ケタの株価下落が断続的に誘発されるという状態が続いています。

問題の震源地になった欧州国債市場に対しては、ギリシャ向けつなぎ融資の実施、欧州金融安定メカニズムの創設、ECBによる国債市場への介入、など安定化の取り組みが相次いで打ち出され、当該国債市場においてはそれなりの効果も認められるのですが、南欧諸国が当面落ち着いたと思ったらドイツとかスペインとか、思わぬ地域から思わぬ内容の悪材料が飛んでくるという巡り合わせの悪さです。

極めつけが本日の北朝鮮で、本当に何かに祟られているのではないかと思うぐらい、思わぬ方角から飛んでくる悪材料がことごとく株価を打ち落す方向にばかり寄与している状況になっています。さすがにここまで株価の下落が止まらないと、「世界景気の回復基調を株価は正しく評価していない」、「株式市場はリスク過敏になり過ぎている」などとばかりは言っていられず、原因は何であれ、あまりにも株価の受難が続くようだと、「世界的な株価の下落が世界景気の悪化を招くリスク」が具現化する可能性についても注意しなくてはいけない状況にもなりかねません。

今のところ、まだそこまで事態は悪化していないような気もするのですが、今月に入ってからの株価下落によって、いわゆる楽観シナリオと悲観シナリオの実現確率の差は明らかに縮まってきているように思います。今後のグローバルな株価動向次第では、楽観シナリオと悲観シナリオの実現確率の差が再び楽観サイドに傾いて拡がることも、縮んで消滅することも、逆転することもありうるという極めて不安定な正念場の局面が到来していると言えるのではないでしょうか。

ドル円もクロス円も最近は株価連動の色彩が強まっており、現下の局面においては為替相場そのものを峻別して直接予測しようとする努力よりも、世界同時株安現象の行方を正確に読み切る能力の方が要求されているのかもしれません。


欧州株続落で、ユーロ/円8年半振りの安値目前に


株安の連鎖が止まらない状況です。
欧州株式市場も軒並み下落して始まっており、
ドイツのDAX指数が2%強、英FT100も2.5%、スペインは3%超の下落となっています。

これを受けて、クロス円が一段安となっています。
特にユーロ/円は20日に付けた8年半ぶりの安値である
109.48円にあと12銭に迫る109.60円の安値を付けています。

【新たなユーロ危機】スペインの貯蓄銀行破たんの背景

5月23日付英テレグラフ紙に掲載された記事内容を要約しますと、以下のとおりです。

・カハスールはスペイン屈指の地方金融機関(貯蓄銀行)。カハスールへのスペイン政府の救済介入を受け、投資家は欧州銀行株の新たな混乱に身構えている。

・スペイン銀行は週末、カハスールがユニカハとの合併協議(事実上の救済合併)が不調に終わったあと、救済の介入に踏み切った。

・コルドバを拠点とするカハスールは、政府の銀行再建基金から5億5,000万ユーロを直ちに引き出すことが可能。これで事業活動と債務履行の継続が保証される。

・カハスールは、米サブプライムローン危機を回避したが、現地の不動産バブル崩壊に屈した。カハスールはコスタ・デル・ソル(地中海側高級リゾート地)の別荘に多く融資を行っているが、同地の不動産価格は暴落している。

ゴールドマン・サックスによれば、スペインの不動産会社の債務は4,450億ユーロ、または国内総生産(GDP)の45%に上っており、その大部分はカハスールからの借入だ。2009年末時点で、在庫住宅は926,000戸に上った。「銀行はこれらのローンの大部分を回収出来ないかもしれない。その損失はいずれ評価されなければならなくなり、多くの金融機関を破綻させるだろう」とゴールドマン・サックスは伝えた。カハスールの破たんは、スペイン系銀行の健全性を巡る懸念を復活させそうが、二大銀行、サンタンデール(国内1番手)とBBVA(国内2番手)の経営状態についてはGSは健全だとした。

・イタリア銀行(中央銀行)が先週、ユーロ圏加盟国の国債の時価会計を延期し、これにより、銀行の自己資本比率への負担を軽減したことを受け、カハスールの救済は実行された。この規則変更により、イタリアは他のユーロ圏加盟国との協調は進み、貸出は継続されることとなったが、シティ(ロンドンの金融街)は批判的だった。
「イタリアの銀行は資本厳格化の影響を免れるということになる。イタリアの銀行が債務問題で苦しむ国に大きく貸し付けてるんじゃないか、と思わされる」とプライスウォーターハウス・クーパーズ(監査法人)の銀行部門専任職者は言った。

===

場合によっては、先週末に銀行間の信用面で多大な問題が起こる可能性があったわけですが、スペイン銀行(中央銀行)の介入によって、それが救済され、とりあえずはことなきを得たわけなのですね。

しかし、イタリア銀行のユーロ圏国債の時価評価導入延期の話は、寡聞にして知らなかったですね。

日本の金融機関は、日本の国債を時価評価しなくていいとなると、評価損を被ったら、ナンピンしまくって満期まで保有すればよいということになります(実際にそのように行っています)。

欧州でもそれを行えばいい。
それでも、ギリシャ国債は今の”100”が将来”70”とか”50”で返ってくる懸念は十分ありえますが。

ドル/円 米経済指標はどこまで影響するか

今夜は欧州で予定されたイベントがない一方、米国は経済指標発表などイベントラッシュです。

特に、米5月消費者信頼感指数や同リッチモンド連銀製造業指数などは市場の注目度も比較的高いため、材料視される可能性がああります。市場予想よりも強い結果となれば、米国株や米長期金利の上昇要因となり、ドル/円相場ではドル高・円安が進むと考えられるので、注目したいところです。


ただし、足元ではドイツの空売り規制にスペインの銀行の公的救済など、ユーロ圏絡みの不安材料によってユーロ/ドルでユーロ安・ドル高が、ユーロ/円でユーロ安・円高が進んだ結果、ドル/円には大きな動きが出ない、という状態が続いています。しばらくユーロ圏経済の先行きに関する報道に神経質に反応する相場が続く公算は大きいです。

前述2つの経済指標に関しては、前回4月発表時には双方とも結果が良好だったことで発表後にドル/円は上昇したものの、その後に格付け会社S&Pがポルトガルとギリシャの格付けを相次いで引き下げたことに注目が集まったことから、ドル高・円安基調は長続きしませんでした。今回も指標発表前後にユーロ圏関連、その他の報道があれば、米経済指標が無視されてしまうことは十分に考えられます。


今夜の米経済指標からは目が離せないことには変わりませんが、同時に「突発的な材料」に対する警戒は維持しておきたいですね。


今夜の注目材料!

韓国と北朝鮮の関係緊迫化で一時円売りに傾く場面もみられたものの、総じてみれば株安を背景とした円高が現時点では進んでいます。この後、トレンドはどう変化していくのか、予定されている手掛かり材料を確認しておきましょう。


5/25(火)
17:30   (英) 第1四半期GDP・改定値
17:30   (英) 第1四半期個人消費・改定値
18:30   (南ア) 第1四半期GDP 
22:00☆(米) 3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
23:00☆(米) 5月消費者信頼感指数
23:00☆(米) 5月リッチモンド連銀製造業指数
23:00   (米) 3月住宅価格指数
26:00☆(米) 2年債入札(420億ドル)

※☆は特に注目の材料です


本日は米国の主要経済指標が複数予定されています。特に米消費者信頼感指数については、市場予想を上回る結果がでれば、株高→ドル/円はドル高・円安、という反応も予想されます。

ただし、足元ではユーロ圏経済環境に関わるニュースや北朝鮮発の地政学的リスクに神経質な相場が続いているため、発表時刻前後に続報が入れば経済指標が無視される可能性は高いです。

♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「米消費者信頼感指数」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

日本株、大幅安で引け後、円全面高が進む・・・

さきほど、日経平均株価が前日比▲298円51銭安い9459円89銭で引けました。

一時9432円09銭まで下落したところからはほんの少し戻りましたが、最終的には9500円台を維持できず、前日比▲3%を超える大幅下落です。

為替相場の反応は、比較的分かり易いリスク・オフの円全面高になっています。

日本時間15:00過ぎに、ドル円は90円を割り込んで一時89円60銭前後、ユーロ円が一時110円割れ、豪ドル円も一時73円割れまで下落する局面も示現しました。

本日の東京市場では朝鮮半島情勢緊迫の円売り局面が一時的にサンドイッチされましたが、アジア株が総崩れになるに及び、リスクオフムードの強さがやはり勝る展開になっているようです・・・

それにしても、ここまで株価が下がるようだと、株価の下落が世界景気回復の芽を摘むリスクもあながち無視できない雰囲気になってきました。なんでこんなに株価が下がっているのか、その判断が現在の円高相場の持続性を考えるポイントになっていることは間違いなさそうです。

ヘッジファンドのユーロに対する考え方

5月22日付英テレグラフ紙に掲載された記事に「ヘッジファンド、ユーロ下落に大きく賭ける」というのがあります。

内容を要約すると

・米国サブプライム市場破綻で巨額の利益を上げたヘッジファンドが、同じように劇的なユーロ破綻に金を賭けている。

・ヘイマン・アドバイザーズやマトリクス・グループを含むヘッジファンドは、国際通貨基金(IMF)、欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)による1,100億ユーロを融資する救済策が行われても、ソブリン債務の危機は悪化すると予測している、と投資家に話している。

・ライバル銀行との救済合併が破談に終わり、スペイン中央銀行が貯蓄銀行の不良債権を引き受けざるを得なくなったことを受けて、ヨーロッパの財政状態に関する懸念は高まった。

・トレーダーやブローカーは、ヘッジファンドはユーロが下落する方へ賭けるために様々な金融商品を利用していると語った。
とあるトレーダーは「今は断然ユーロ売りだ、CDS市場で大きな取引になることを見ており、ユーロの為替変動にさらされる株を空売りしている」」と。

・ジェンナーロ・プッチ氏(マトリックス、30億ポンド運用のマネージャー)は、1億1千万ポンドのグローバル・クレジット・ファンドでユーロ下落に賭けて、先月19%の投資収益を得た。プッチ氏は、ブルームバーグに言いました:「ECBは人工的な水準で負債(国債)を買っている。しかし、それは構造問題を解決しない。」

・ニックス・ウェンソン、米国拠点のグルーヴランド(そこは信用危機の間に、何百万ポンドも儲けました)のマネージャーは、彼が3月にスペイン、イタリア、アイルランドの国債のCDSを買い始めたと言いました。

・ヘーマン(その人は2007年にサブプライムローンの爆縮に賭けて5億ドルの収益を上げた)のカイル・バスは、投資家に言いました:
「EUとIMFは、世界でこれまでに行われた財政面におけるポーカーの最も高い賭けゲームの中で悪い手を持たされ、くたびれ果てました」

・ユーロに対する賭けが世界中の重要な投資家によってなされているという証拠があります。そしてそれは、先週はギリシャ、スペインとポルトガルがやむを得ず、ユーロを去るかもしれないという恐れから、ここ4年間の最安値にユーロを連れていきました。

・東京市場では、大手の国際投信投資顧問が、伝えられるところではより安全な投資とするため、600億ドルのグローバル・ソブリン・オープン投信で、ユーロ資産を売り払いました。投信(それは2009年のギリシア国債で最も大きい投資家でした)は、12月に不良資産クラス入りで、その持っていた全てのギリシャ国債を売りました。

==
といったような記事が書かれています。

注目すべきは、ヘッジファンドは、淡々とユーロ/ドルの下落を見て、ユーロ/ドルを売っているというだけでなく、ユーロが破たんする可能性に着目し、CDSの取引でも活発に動いていることです。

今度、何が起こるかのシナリオメイクをしたうえでの投資を行なうヘッジファンド業界においても、ユーロ圏が一枚岩でないことや、危機が起こった際の政策的な着手が後手後手に回り、対処療法的なものにとどまっていることは、十分に見通しているようですね。「市場が歪んでいる」「政策がおかしい」と思った時に、思い切りポジションを張るのが、彼らのやり方です。

ヘッジファンドは時として大きくポジションを膨らまし、市場の動きを強い方向へともっていきますので、市場価格が動いたことが危機となって高まり、政策が出ることが最近は多いように見受けられます。

 

欧州時間はスペイン金融市場に注目

ユーロ/ドルは先週20日と21日の上昇分をそっくり吐き出してしまい、
19日の安値1.2141ドルが視野に入りつつありますが・・・

ギリシャが19日の国債の償還を乗り切った事で、
一時的に攻撃目標を見失ったマーケットはユーロの買い戻しに動きましたが、
ここにきて、貯蓄銀行公的管理をキッカケにスペインをターゲットとして
ユーロ売りを仕掛けようと狙いを定めつつあるようです。
(言い方は悪いのですがそのように見えます)

今日の欧州市場の序盤のスペイン株式市場や国債利回り、
CDSスプレッドなどの動向にも十分な注意が必要です。
 

韓国ウォン安、韓国株安が加速・・・

朝鮮半島情勢の緊迫をうけて、韓国ウォンが急落しています。

ドルウォン相場先ほど、一時1272.45のドル高ウォン安水準を示現しました。

4月26日に記録した韓国ウォンの年初来高値は1102.85でしたので、最近約1ヶ月で生じた最大高低差は、今のところ、15.4%のウォン安という状況になっています。

韓国株の動きをみると、4月26日に記録した年初来高値が1757.76ポイント、本日これまでのところの安値が1532.68ポイントとなっており、こちらは12.8%の下落です。

為替市場、株式市場ともに、マーケットは韓国売りの色彩を強めています・・・

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/25/12:10)

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提供は(株)外為どっとコムです。

 
ドル/円は90円台前半での売り圧力が強めなんですが、90.00円を割り込むと、買い注文がなかなか多めです。
一方、ユーロ/円は売りはすっかりはけてしまった印象です。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:05/25/12:10)

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(株)外為どっとコム提供

引き続き注文状況では買いが優勢のようですが・・・
株安に歯止めがかかるかどうかがカギとなりそうです

【英国】2010年度の歳出削減策発表で

24日、オズボーン英財務相が2010年度の緊急歳出削減策を発表しました。当初発表していた60億ポンド規模から62億規模にまで拡大しての発表でした。削減対象は確証のIT関連予算や出張費、特殊法人や政府機関の予算を削減。さらに、公務員の採用を凍結します。削減できる57億ポンドは対GDP比の約11%(1560億ポンド)に上っている財政赤字の穴埋めに充てられます。

オズボーン財務相は秋に向けてさらなる削減を行う予定です。発足1週間でよくぞここまで、という感もありますが、まだまだこれから、というところです。
昨晩の市場はというと、まだこれだけでは何とも言えないのか、ほとんど反応せずでした。

なお、5億ポンドは自由民主党の主張していた教育・福祉の費用に回されることになります。

豪ドル/円売り優勢、アジア株総崩れで

豪ドル/円が軟調に推移しています。
豪ドル/円相場は東京オープンとほぼ同時に付けた74.64円を上回ることなく、
ほぼ1本調子で下落し、高値から1円以上の下落となる73.58円の安値を付けました。

日経平均をはじめ、香港、上海、ソウルとアジアの株式市場が総崩れになった事で
リスク回避の動きが鮮明となっています。

特に、朝鮮半島の緊張が高まるソウル市場では、株価の下落率が3%を超えたうえ、
ドル/ウォン相場も2009年7月以来の高値水準までドル高・ウォン安が進んでいます。

株安に加え、新興国通貨安が進んでいる事も、豪ドル/円相場を圧迫しているようです。
 

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のドル/円チャート(日足)は5/25の10:41現在【90.06円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
取引値【90.06円】 < 200日線(91.06円) < 60日線(92.16円) 
 20日線(92.35円)

戻りがあるとしても、200日線近辺は上値を重くしそうです。
20日線は下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.51円:横這い
20日線の位置:92.35円:下落  
バンドの下限:89.20円:下落

バンドの下限 < 取引値【90.06円】 < 20日線

バンドの下限はまだ下落を続けています。
当面は20日線とバンドの下限の間の動きになるのでしょうか。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:40.79(下落)
赤い線:34.61(横這い)

赤い線 < 
青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

昨今のマスメディアの報道を見ていると「欧州問題」「欧州危機」「欧州懸念」「ユーロ問題」という言葉がやたら目立ちますが、
ギリシャからポルトガル、スペインと、広がる火の手が止みませんね。

欧州、ユーロの問題が「円」にどのように作用するかと言うと、ユーロ/ドルやユーロ/円を経由してのものになるので、どうしても、ドル/円への反応は当初は限定的(値動きは小さい影響)だったのですが、そのうちに問題の大きさが分かってくるに連れて、
ドル/円も大きな動きになってきたということではないでしょうか。

ユーロ/円は迂闊なところで買うと捉まってしまいそうですね(ヘッジファンド等の投資家は、一発狙いで下値で買ったりもするのでしょうけれども、その買いがアダになって逆に下がって来ているような気がします)。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。



 

北朝鮮総書記の戦闘準備命令報道で円売り・・・

日本時間10時40分前後を境に、ドル円、クロス円の買い戻しが優勢になり、為替相場はミニ円全面安の商状を呈しています。

北朝鮮総書記が戦闘準備を命令したとの報道がきっかけになって、朝鮮半島における地政学的リスクの高まりを背景とした円売りという反応が出ているようです・・・

ドル円は一時的に株価との連動性を消去するような形で、一時90円30銭台まで上昇しましたが、為替相場への定量的な影響を推し量るのが難しい材料でもあるため、今後の朝鮮半島情勢も含め、どの程度の広がりをみせるのか、判断が非常に難しいテーマになっています。

「カハ」がのしかかるスペイン金融→ユーロ売り材料に?

昨日、こちらでお伝えした「スペイン中銀が同国貯蓄銀行カハスールを公的管理下へ」とのニュースですが、昨日のユーロ売りの手掛かり材料となりました。

スペイン中銀は、この10年間の同国の住宅ブームで融資を5倍余りに伸ばしている地方の相互貯蓄銀行に合併を促しています。「カハ」と呼ばれるスペインの貯蓄銀行は同国銀行業務のほぼ半分を占めているそうですが、サパテロ首相は過半数が金融危機によって非常に弱体化しており、合併の必要性を指摘してました。また、オルドネス中銀総裁は合併を拒否する銀行には介入すると警告しています。

米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、カハスールの場合、取締役20人中過半数がカトリック教会関係者で占められ、うち6人が神父で、かつ会長は神父が勤めていました。
中銀が公的管理下に置くとの警告を事前にしていたにもかかわらず、カハスールの取締役会は「人員削減と賃金カットについて意見が一致しない」との理由で同業のウニカハとの合併案を拒否。こうした流れの中でカハスールは公的管理下に入ることとなりました。これは、1年ほど前に導入された、公的資金による銀行救済計画に基づく初の介入です。

カハは多くは各地の政治的有力者が支配しており、既得権益化しているようです。これが組織再構築を困難にしている模様です。すでにいくつかの合併話は地方政府に阻止されているとか。ただ、実際にスペイン中銀による介入が始まったことで、こうした強制合併の波はこれから大きくなるのかもしれません。

24日、IMFはスペインの銀行セクターについて

・健全だが依然として圧力にさらされている
・再編ペースが遅すぎる

として強い懸念が表明しています。これも中銀による銀行セクターの介入圧力を高める材料になりそうです。

ただ、こうなってくると、スペインの財政赤字懸念が一層強まります。また、スペインの失業率は2010年第1四半期は20.05%にまで上っており、銀行セクター再編で失業率に上昇圧力がかかる可能性もまた指摘されます。これらはユーロの売り材料となってきくると思われます。。。

なお24日、「カハメディテラネオ」「グルポ・カハストゥール」「カハエクストレマドゥラ」「カハカンタブリア」の貯蓄銀行4行は事業統合計画をスペイン中銀に提出しています。実現すれば、資産1350億ユーロ超の、同国5位の金融グループが誕生することになります。

欧州問題について=日本政府関係者の発言から

今朝、政府の閣議があり、その後のマスコミのぶら下がりインタビューで、いろいろな閣僚の発言が出てきていますが、欧州の経済危機が、世界経済や日本経済に与える影響の懸念のような発言が目立ちますね。

●菅財務相
・欧州の財政・金融問題を背景に市場の動揺が続いていることについて、ユーロの問題は根深いが、欧州連合(EU)諸国を中心とした総額7500億ユーロの対策などで市場が次第に落ち着くことを期待。

●仙谷国家戦略相
・欧州問題が世界経済・日本経済を腰折れさせる可能性について、リスクは非常に大きい
・欧州問題のリスクは中長期にわたり、欧州連合(EU)経済が早急に立ち直るとは想定できない
・欧州の不良資産の整理が、EU、ユーロ圏の各国が厳しい財政事情の下で、どのように整合的かつ迅速に対応するかどうかについて大変にリスクを感じている。
・早急にEUの経済が立ち直ってくるとは見ていない。リスクは相当、中長期にわたると織り込んだ方がいいと思う。

●亀井郵政・金融担当相
・安定的な為替レートの変動について、国際的な良い知恵を協議して出せないかと(菅直人)財務大臣に話した(24日の月例経済報告等に関する関係閣僚会議の場で)。
日本が議論のイニシアチブを取るよう亀井担当相が主張し、菅財務相は「なかなか大変な問題だ」と述べた。

===

欧州から日本政府に伝わっている情報のレベルで、相当に状況は深刻であることは伝わっている様子ですが、情報含めて問題が錯綜して複雑なので、それに対して日本としてあまり急に解決になることはできずに、対処療法的な事項に終始しているところではないでしょうか。少なくとも、日本が「危機の震源地」ではありませんので。
ただ、日本に火の粉が降りかかりつつあるので、今後起こることの対応に頭が痛いということではないでしょうか。

 

ユーロ軟調。為替介入観測の神通力は短命・・・

ユーロドル相場が軟調に推移し、先ほど一時1.2310台の今週安値を記録ました。相変わらず、反発すると戻り売り圧力に押し返される状態が続いています。先週金曜日のNY市場でユーロドル相場はECBによるユーロ買い介入検討の思惑などから一時1.2670台まで持ち上げられましたが、既に350ポイント近く押し返されており、為替介入観測の神通力は比較的短命に終わったという印象です。ユーロ円も一時111円台を割り込み、110円80-90銭台まで下落する局面がありました。

先週木曜のボイスでも申し上げましたが、最近のユーロ安には欧州の輸出を刺激するという観点からは、ユーロ圏諸国が取り組んでいる緊縮財政の痛みを緩和する鎮痛剤として歓迎すべき側面があります。最近のG7各国は、「為替は基本的に市場が決める」というのが原則であり、中国に対しては為替介入を止めるように要請していることも考慮すると、今後欧州通貨当局による何らかの為替介入が実施される場合でも、まずは口先介入が中心だと思いますし、実弾のユーロ買い介入実施の可能性は低いのではないでしょうか。

また、過去数多の為替介入の実例が示すように、国内の金融政策と調和していない単独為替介入は、それが口先であれ実弾であれ、効力は限定的です。現時点でユーロ圏が金融引き締め、利上げに転じる可能性は低いため、仮にECBが為替市場でユーロ買い介入を実施しても、その効果を中和するため、ECBは為替市場でユーロを買う一方で、それとほぼ同額のユーロを短期金融市場で売ることになります。この場合、「ECBが為替介入をやった」という事実からくる心理的効果だけは短期的に発生しますが、金融政策由来のユーロ高圧力を長く発生させることはできません。

ユーロが現在抱えている根本的な問題や不安を解決して芯から強くならない限り、欧州通貨当局の為替介入観測だけでは相場のトレンドは本質的には変わらないと思います。ユーロ相場の大局観は、小手先の介入政策に対する思惑ではなく、やはり財政金融政策などのファンダメンタルズに立脚して作り込んでいくべきだと思っています。

あくまで私見ですが、現在のユーロは財政再建を真面目にやらないと通貨への信認が揺らいでユーロ安になり易く、緊縮財政をちゃんとやると短期的には景気が悪くなって金融緩和の出口競争で他国に後れをとるのでユーロ高にはなりにくい状況にあるように思います。ギリシャつなぎ融資の実施によるデフォルト回避、総額7500ユーロの欧州金融安定制度の成立、ECBによる国債市場への介入などの危機回避の取り組みによって、ユーロが猛スピードで崩落する状態では無くなってきましたが、当面は慎重に見ておいた方が無難だと思っています・・・

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/25/09:40)

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提供は(株)外為どっとコムです。
お待たせしました。

ドル/円は90.00円の節目に買い注文が目立つ一方、売りストップも見受けられます。
一方、ユーロ/円も111.00円を下回ると、買い注文と売りストップ注文が入り混じる板ですね。買い注文はかなり相殺されてしまう模様です。
 

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:05/25/09:40)

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(株)外為どっとコム提供

リスク回避ムードが漂う中、注文はやや買い優勢ではありますが・・・

NZドル/円朝方の上昇の背景は?

今朝8時半過ぎからNZドル/円が上昇し、9時ごろには60.63円の高値を付けました。
背景には、ニュージーランドが誇る世界最大の乳製品会社フォンテラが
2010年度の酪農家に対する支払いを引き上げる見通しを発表したことが挙げられています。
これが、NZ経済の拡大要因としてとらえられたようです。

ただ、その後は、日経平均株価が下げ幅を拡大するにつれて
NZドル/円も下落に転じ、60.40円付近で推移しています。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100525.JPG(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/25の09:07現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は71.85円(5/20安値)にて反転、戻りを試す展開となりましたが、どうも75.54円(5/20陰線の実体部4.22円の1/2戻し)が抜けきれず、また引値でも75.00円レベルが重く、74円台に押し戻される日々が続いており、上値の重さが目立ちます。そのため本日もこのあたりが重いようですと、徐々に下値が意識される展開へと移る可能性が出てくるため、注意したい局面です。

まず下値は73.43円(5/20終値)や72.37円(5/25時点でのボリンジャーバンド下限)に加え、これらを突破すると71.85円(5/20安値)はすぐそこのため、おのずと意識されそうです。特に73.43円を引値で下回るようでしたら、再び安値が試す機運が高まることが考えられます。

そして上値は引けで75円台乗せと、75.50円レベルの攻防がポイントとなりそうです。とくに75.50円レベルは5/21高値が75.53円、5/24高値が75.58円となっており、足型でも上ヒゲが目立つ形となっており、現状ではこのあたりで上値が重くなっている様子です。

もし仮に75.75円(5/25時点での6日移動平均)を超えると、79.26円(同、12日移動平均)までの上値余地が広がるものと見られます。ただ、12日移動平均が突破できない場合は上値の重さが意識されて下値を試す展開となる、というシナリオも予想されます。


○サポート
73.43円(5/20終値)
72.37円(5/25時点でのボリンジャーバンド下限)
71.85円(5/20安値)

○レジスタンス
引けで75円台乗せ
75.54円(5/20陰線の実体部4.22円の1/2戻し)
75.75円(5/25時点での6日移動平均)

本日、ドル円のポイントは?

 

 

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上記のドル/円チャート(日足)は5/25の08:00現在【90.20円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

 

 


上記チャートに横線とメモリをつけました。

90.47円をしっかりと超えると買いなのですが、
90.23円あたりで上値を押さえこまれる時間が長いと売りになりそうです。

90.47円までの戻りは売りで取りあえず行きたいところですが、
下値はどこを買えば安心なのか、ちょっと分からないところです。
 

 


■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値、先週高値
(3)92.36円:20日線(かなり下落)
(4)92.16円:60日線(少し上昇)
(5)91.84円:ラインC:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(6)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(7)91.06円:200日線(下落)
(8)90.96円:5/17-5/21の高値-安値(92.95-88.97)の半値
(9)91.00円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(10)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値

■下値のポイント
(1)90.18円:5/24の高値-安値(90.61-89.74)の半値
(2)89.20円:ラインD:5/06-5/21の安値-安値(87.94-89.01)を結んだ線
(3)88.97円:5/20安値
(4)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:20現在)です。
『60分足の20EMA』:90.27円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.47円

取引値【90.20円】 < 『60分足の20EMA』 <
 『60分足の70EMA』  
と、下落相場からニュートラルなパターンになっています。

『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、1回は戻り売りを検討することになります。

また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、目先は反転上昇になるので、注意したいところです。

本日も、よろしくお願い申し上げます。



 

ドル円相場、株価睨みの雰囲気を維持しつつも・・・

おはようございます。

週明け月曜日のドル円相場は、基本的に株価睨みの雰囲気を残しつつも、NYダウが下げた割には90円台キープで東京に戻ってくるなど、比較的打たれ強いという印象でした。

1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)週明け東京市場の動き出しは1ドル=90円台を回復してスタート。前週末のNYダウの上昇を好感して朝方に一時90円35銭まで上伸するが、寄り付き後の日本株が前週末比大幅マイナス圏に沈み込むと売り優勢となって90円台を割り込み、午前中に一時89円74銭まで下落。

(2)日本株が下げ幅圧縮に転じるとドル円も持ち直して90円台回復。寄り付きから大幅上昇となった上海株が前週末比プラス3.5%近い高値圏をキープして引けるのを確認すると、90円44銭まで続伸。

(3)利食いに押されて反落後、NYダウ先物や欧州株の動きを睨みながらの上下動が続く。スペイン中銀による貯蓄銀行救済コストに対する懸念などが材料視されて株価軟調地合いが強まる局面では89円90銭台まで落ち込む局面もあったが、株価が持ち直すと90円台を回復するという主体性に乏しい値動きが続く。

(4)NY勢力参入後、NYダウ先物や欧州株の下げ幅圧縮を手掛かりに90円50銭界隈まで上伸するも、寄り付き後のNYダウが下落すると90円11銭まで反落。その後米4月中古住宅販売の良好な結果を受けてNYダウが下げ幅圧縮に転じると90円60銭界隈まで反発するが、米国株価が小康状態に転じるとドル円も小康状態になり、90円34銭から53銭の間で一進一退。

(5)NYダウが引けにかけて大きく下落するとドル円相場も下落に転じ、日本時間早朝に一時90円07銭まで売り込まれた後、90円20銭台まで買い戻されて東京市場にバトンタッチ。

・・・という流れでした。

先週から同じようなコメントばかり書いていてやや食傷気味ですが、最近のドル円相場は国内外の株価にらみの非常に読みにくい展開が続いています。

最近のドル円相場の大雑把な方向感は株価下落は円高要因、株価反転は円安要因という形での反応が基本ですが、反応する対象が1日のうちに日本株、中国株、NYダウ先物、各種欧州株、米国株などとどんどん移り変わるほか、クロス円やストレートドルやクロス欧州通貨などでのポジション調整によって発生する需給が共鳴したりしなかったりすることでドル円相場の反応の激しさが局面ごとに変化するため、「これぐらい株価が動いたらこの辺まで動く」という感覚を安定的に維持するのが難しくなっています。

本日の東京市場ですが、基本的にアジア時間帯は株価以外に手掛かりになりそうな材料は見当たらないため、昨日同様に国内外の各種株価指数を眺めながらの難しい相場展開を余儀なくされることになりそうです。北京で開かれている米中戦略経済対話に絡んだ要人発言などが一応注目されますが、世界的に金融市場がやや不安定化している中で、米中双方とも対立色を前面に打ち出すことは控えているという雰囲気が濃厚になっており、材料の提供を期待するのは難しいかもしれません。

今日も一日よろしくお願いします。

米4月中古住宅販売発表後のドル円相場・・・

先程発表された米4月中古住宅販売は577万件と、事前の市場予想の565万件を上回る内容となりました。指標発表直後のドル円相場は一時90円32銭界隈まで上ヒゲを伸ばした後、90円11銭近辺まで反落し、その後再び90円30銭台を回復するなど、決定的な方向感を決めかねているような難しい反応になっています。

本日のNY株はこれまでのところ前週末比安く寄り付いて軟調気味に推移していますが、背景の一つとしてスペイン中銀による貯蓄銀行の公的管理発表によって喚起された欧州金融市場への懸念などが指摘されており、ユーロドル市場では一時本日安値となる1.2340台までユーロ安が進んでドルが買い進まれるなど、為替相場の反応は複雑になっています。

まだ夜は長いですが、本日これからドル円相場の期待形成に直接的に働き掛けそうな材料が乏しい中で、米国株価、長期金利、ストレートドル、クロス円などの動きを睨んだ難しいドル円相場の水準模索が続くと考えられます。

ドル/スイス、実は上値は重いかも

USDCHF_100524.JPG(上記ドル/スイスのチャート(日足)は5/24の20:02現在。クリックすると拡大します)

ドル/スイスを日足で見た場合、3営業日連続で1.1600にて上ヒゲを連発したことにより、目先の高値として意識されつつあります。値幅観測的には1.1875(昨年11/26安値0.9911-今年2/19高値1.0893の値幅0.0765を、1.0893に加えた値。E計算値)が目標値として点灯していますが、1.17前半には月足上のチャートポイントが控えており、1.18台までの上昇は容易ではなさそうです。

しかし、ここから下落に向かう場合、2/19高値(1.0893)を割り込まずに反発に転じる場合、相場はエリオット波動が継続している可能性が出てきそうです。直近では4/1安値(1.0432)をつけたことで昨年12/17高値(01.0503)を割り込み、波動としては失敗形に終わっていただけに、仮に現在が第3波形成中だとすると、次の上昇第5波は、仮に第1波(0.9911-1.0893)なみの上昇としても982ポイントとなり、それなりの上昇となる可能性が出てくるだけに、下値トライの際はどこで反発に転じるかには注意したいところです。

一方で1.0893を割り込む場合、チャートの形からはH&Sが想起され、まずはネックラインにあたる1.0432が下落の目標値となりそうです。


○レジスタンス
・引値で1.16フラン台(引値で1.16フラン台は2009年4月以来の水準)
・1.1730前後(下落ペースは30ポイント少々/月)・・・2005年高値(1.3284)と2008年高値(1.2294)を結んだ線
・1.1875(昨年11/26安値0.9911-今年2/19高値1.0893の値幅0.0765を、1.0893に加えた値。E計算値)
・1.2260前後(下落ペースは60ポイント弱/月)・・・1985年3月の高値(2.9245)と2001年7月高値(1.8223)を結んだ線


○サポート
・1.0893(2/19高値)
・1.0432(4/1安値)
・0.9970前後(上昇ペースは10ポイント少々/月)・・2008年安値(0.9635)と2009年安値(0.9911)を結んだ線


======
ドル/スイスは先ほど1.16フランに乗せましたが、本日引値で1.16フランをキープできるのか注目したいと思います。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/20/18:30)

WS001860.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は結局朝からほとんど変わり映えしない板でした。
ユーロ/円は下がった結果、111.00の節目の買い注文の壁が見えてきました。
 

欧州通貨は激しい値動きが続く

英ポンドは欧州勢の参入後、英オズボーン新財務相が、
これまでの60億ポンドを若干上回る62億ポンドの歳出削減案を発表すると
対ドルでは5月17日以来となる1.4525ドルの高値を記録、
対円でも131.37円まで上昇しました。

ただ、その後は、スペインの貯蓄銀行カハスールの公的管理を背景に、
スペイン株式市場が下落した事を手掛かりとしてユーロが下落すると、
英ポンドもつれ安となっています。
ポンド/ドルは一時1.4409ドルと短時間で100ポイント以上の下落。
ポンド/円も129.60円まで1円70銭以上の急落となっています。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/24/18:30)

WSX000445.JPG(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は74.75円にある売りストップが目立ちます。ポンド/円は129.00円以下で買い注文がやや見られます。

今日の加・独・スイスは祝日です

本日はフランクフルト(独)とチューリッヒ(スイス)、トロント(加)が祝日で休場です。

フランクフルトとチューリッヒは「アセンション・デー」。「キリスト昇天」の日という、キリスト教の祝日です。

この焦点の日の扱いは、国や教派によって違うようです。本来は復活祭から40日後の木曜日のことだそうなんですが、平日は教会に集まりにくいという物理的な事情に配慮して、その次の日曜に行われる地域もあるとか。ドイツでは父の日でもあるそうです。

一方、トロントは「ビクトリア・デー」。名前で連想されるとおり、英国のビクトリア女王の誕生日を祝う日だそうです。
また、別荘を持つ人はこの日を含む3連休中に別荘に出かけて、サマーバケーションにむけて大掃除し、皆で集まってビールを24本入りボトルケースで飲もうという週末だそうです。この日は通称「MAY
 24 Weekend」と呼ばれています。

NY・ロンドンが開いているのであまり流動性には大きく関係しないとみられますが、豆知識ということで。

ユーロはドルと円に対して急落

17時少し前から急にユーロが崩れだしました。欧州株が上げ幅を縮小、あるいは高寄り後に下落したことが背景にあるようです。
ユーロ/円は17時過ぎに112.00円割れ、ユーロ/ドルは1.24ドル台前半まで下落しています。
この流れを受けて、現時点で豪ドル/円は75.00円を割り込みました。ポンド/円も130.00円前後で推移しています。
なお、ドル/円は一時90.00円を下回りましたが、節目付近では買い圧力が強く、攻防が続いています。

豪ドル/円18%下落後の戻りは?

豪ドル/円相場は4/30に88.04円の高値を付けた後、先週21日には
71.85円という2009年7月以来となる安値を記録しました。
この間の下落率は18%を超えており、短期的な売られ過ぎ感から
75円台へと反発しています。
なかでも20日から21日早朝にかけての78円台からの下落率は約7.5%と、
「セリング・クライマックス」とも思えるような急落となりました。

米国では本日の4月中古住宅販売件数や25日の5月消費者信頼感指数は
前の月を上回る好調な結果が予想されており、
特に消費者信頼感指数については2008年9月以来の高水準となる57.9を記録した
4月分を上回る58.9が予想されており、NY株価の反発につながる可能性がありそうです。

楽観は禁物だが、欧州の混乱に対する一服感も出つつある中、
米国経済の堅調な回復ぶりが示されるようなら、株価の反発とともに、
豪ドル/円の反発も期待できそうで、5月の下落の半値戻しにあたる
80円付近まで上昇する可能性もありそうだ。
 

本日、ドル円のポイントは?Part2

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上記のドル/円チャート(日足他)は5/24の17:03現在【90.27円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

【相場のちょっとした潮目の変化の可能性をなんとなく感じる】

■左のチャート:日足
・ドル/円は、90.44円まで上昇するも、そこから売りが出て下落しました。
今日はまだ前日(5/21)の値幅の中にありますが、89.75円を下回らないと、前日値幅の中でも半値から高値の間での値動きとなります。
(本音を言えば、今日はもみ合いの値動きでもおかしくはないところ)

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):90.24円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):90.11円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 

と、目先は上昇相場のフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):90.12円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.55円

位置関係:
『60分足の20EMA』 < 取引値 <
 『60分足の70EMA』  

と、もみ合い相場のフォーメーションになっています。

クロス円(豪ドル/円など)が売り込む動きとは、ちょっと異なってきています。

先週出た、ミューチャルファンド等の解約絡みのレパトリ(資金の本国回帰)のフローは、
今日の株価が世界的に落ち着いていることもあり、一段落したのでしょうか?

ドル/円は直近の高値-安値からすると、93.63円-88.97円(▲4.66円)であり、
38.2%戻し:90.75円
50.0%戻し:91.30円
61.8%戻し:91.85円

であり、数日中に50.0%戻しくらいはあっても不思議はないかもしれません。
(その場合であっても、上がる過程で、下がったり上がったりのドタバタはあるのかもしれませんが。)

今日は、もみ合いでも、明日(5/25)あたりに90.50円を超えてくると、暫く(2-3日間くらい?)は上値トライに入る可能性があります。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

今夜の注目材料は?

東京市場の円相場は、午前中は一時円高が進みましたが、上海総合株価指数が寄り付きから堅調に推移したことを背景に、その後はクロス円で円安が進行。ドル/円もその流れに連れる形で円売り優勢の展開となりました。この後も円売り優勢の状態は続くのか、手掛かり材料を確認しましょう。

5/24(月)
23:00 (米) 4月中古住宅販売件数

今夜は手掛かり材料の少ない夜になりそうです。基本的には株価の方向感を見ながらの展開になりそうですね。なお、米中古住宅販売件数については、市場では560万件と、3月分の535万件よりも増えると予想されています。市場予想を上回れば株高→円売り材料、予想を下回れば株安→円買い材料、となる見通しです。

♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから
 


 

5/21発表のIMMポジション

CFTC_YEN_100521.JPG
 
 (上記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)

5/21に発表された米国商品先物取引委員会(CFTC)の国際通貨先物市場(IMM)のポジションによりますと、円ショートは34,289枚となり、前週比で若干のショート減少に留まりました。なお算出基準日が毎週火曜の時点のため、前週後半の動きは考慮されていない点は押さえておく必要があります。そのため今週末に発表されるIMMポジションでは、ドル/円の実勢相場が90.00円前後にまで下落したことにより、円ショートが大きく買い戻されている可能性もあり、注目したいところです。

なおMACDがデッドクロス寸前、RSIが30手前でもたついているいことから、テクニカル指標上では気迷いが感じ取れます。そのためしばらくはややこしい相場展開となることかもしれません。

それ以外ではユーロショートが若干減少していますが、その直後にユーロは大きく値を下げたことから、今週末の発表でどの程度ショートが増加しているかに注目が集まりそうです。もし仮にショート減少が続いているようでしたら、ユーロ売りの流れも一段落に向かう可能性も出てきそうです。

あとは豪ドルが1万枚ショートを減らしたのをはじめ、NZドルや加ドルもロングを減らしており、リスク資産を圧縮する動きが出た模様ですが、5/18時点ではロングを全部手仕舞うには至らなかったようです。このあたりにも注目してみたいですね。


5/21に発表されたIMMポジションは以下の通りです。

通貨枚数前週比
34289枚ショート380枚減
ユーロ107143枚ショート6747枚減
ポンド76745枚ショート4557枚増
スイスフラン14558枚ショート2969枚減
カナダドル44885枚ロング5569枚減
豪ドル38380枚ロング10818枚減
ニュージーランドドル12553枚ロング4339枚減

ドル/円、クロス円小幅反発・気になる欧州株動向

日経平均株価は26円安と小幅ながらマイナス圏で取引を終了しましたが、
午後の上海株が上昇幅を拡大しており、これにつれてドル/円、クロス円
ともにやや持ち直しています。
先ほど15時過ぎにはユーロ/円は113円台を、豪ドル/円は75円台を一時
回復しています。ドル/円も朝方の高値をわずかながら更新する
90.39円の高値を付けました。

欧州時間も材料難のため、引き続き欧州株式市場の動向が
ドル/円、クロス円の動きを左右する事になりそうです。

本日のドル円相場は、株価にらみの動き継続・・・

ドル円相場の株価にらみの展開が続いています。

本日これまでのところのドル円の安値は午前10:00台に記録した89円70銭台ですが、ほぼ同じ時刻に日経平均株価は本日安値の9693円07銭を記録しています。

その後日経平均が下げ幅を圧縮し、13:00台に一時9793円46銭と前日比で小幅プラス圏まで持ち挙がるとドル円相場も本日高値となる90円30銭台まで上昇しています。

日経平均の頭が重たくなるとドル円も頭打ちとなって、現在は90円10-20銭台で一進一退です。

本日の東京市場に関しては、手掛かりとなる材料が無いので致し方ありませんが、先週来の為替相場全般の動きをみるにつけ、「世界同時株安がそろそろ止まるのかどうか」が、今週のドル円及びクロス円相場の基本的な骨格を決めるテーマとして注目されることになりそうです・・・

スペイン=経営難の貯蓄銀行が公的管理下へ

各種報道は、スペインの貯蓄銀行「カハスール」の救済が新たな財政負担になる件につき、伝えております。費用350億ユーロもかかる等。
 
・スペイン銀行(中央銀行)は経営難の貯蓄銀行カハスールを先週、公的管理下に置いた。(カハスールは南部の都市コルドバに本拠を置き、カトリック教会が運営する146年前に設立された貯蓄銀行)

・カハスールは、昨年の収入4億2600万ユーロ(約480億円)に対して5億9600万ユーロの赤字を出し、「存続能力に問題あり」と判断された。

・スペインでは「カハ」と呼ばれる相互持合の銀行が好況時に融資を5倍強に拡大。国内ローンの約半分を占めているカハの支援や弱小行の閉鎖に向けた取り組みをスペイン銀行は強化している。

・公的資金による救済計画の下で当局の管理下に置かれたのはカハスールが初めて。

・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の予測では、救済計画の費用は最大350億ユーロに上る可能性があり、財政赤字の削減を目指すスペイン政府の負担を増やすとみられる。

・貸し倒れの増加や不動産市場の崩壊を背景に経営が悪化している貯蓄銀行は、6月末までに政府に救済基金からの支援を申請する必要がある。基金の規模は最大990億ユーロ。

・スペイン銀行によると、貯蓄銀行が貸し付けた計4540億ユーロのうち、2430億ユーロは不動産や建設向け。
==

世界の信用状況がまだ健全だったころ、スペインの銀行は収益を出そうと、中南米に相当貸し込みましたが、
それが焦げ付きになるのでは、との声があります。

ギリシャと、ポルトガル及びスペインの問題の相違点は、ギリシャは国家債務の問題なのに対し、ポルトガル及びスペインは民間の銀行の債務であり、また、労働市場が閉鎖的であるなど、構造的な問題をも抱え持っています。

今後、この問題がどのような広がりを見せるのでしょうか?

日経平均株価、一時前営業日比プラスに浮上

日経平均株価が後場に入り、13:30前後に前営業日比でプラスに浮上する場面が見られました。それ以上に本日は上海株式市場が3%を超える大幅高となっており、投資家のリスク回避の動きは一時的に後退している模様です。

これに伴いドル/円も13:30過ぎには90.33円付近まで上昇する場面があり、クロス円もやや円安となりました。しかし13:40過ぎになってドル円が90.23円前後に軟化するのに併せてクロス円も押し戻されており、本日は材料難ゆえに主要国の株価に左右されやすい展開が続いています。

本日唯一の日本の経済指標:3月全産業活動指数・・・

さきほど、本日では唯一の日本の経済指標系の材料と目される3月の全産業活動指数が経済産業省から発表されました。

結果は前月比▲0.8%の低下となり、事前の市場予想平均の前月比▲0.7%を下回りました。

為替相場の反応ですが、経済指標の結果に直接反応した痕跡はあまりありません。本日のドル円相場は基本的に株価にらみの動きが続いており、この時間帯は90円30銭前後で推移しています。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/24/12:30)

WS001847.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
 
偶然にも、ドル/円は朝の注文情報の時と同じ値段まで戻ってきた時点です。
売り注文がやや増えた印象はあるものの、薄い板であることには変わりありません。
また、ユーロ/円も状況はほぼ変わらず、というところです。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/24/12:30)

WSX000440.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は74.00円の買いが増えている一方、74.40円には売りストップが見られます。ポンド/円は朝に続き板は薄めです。

日経平均は前場後半に下げ幅縮小

日経平均前場は前日比27.82円安の9756.72円で引けました。ほぼ寄り付きの水準です。一時は9693.07円まで下落したんですが、上海総合株価指数が高寄り後も上げ幅を拡大するなかで、日経平均は下げ幅を縮小する流れとなりました。

ユーロ/円は株が下落する局面で、一時112.07円まで下落。ドル/円も89.74円の安値をつけましたが、両通貨ペアともにその後は反発しています。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100524.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/24の10:52現在。クリックすると拡大します)

豪ドル/円は前週に安値71.85円を記録し、71.78円(2009年2月安値55.52円から今年4/30高値88.04円の1/2戻し)手前で下げ止まった格好となっています。 しかしこれで下げ止まったという保証はなく、足形をみても74.83円(5/20陰線の実体部4.22円の1/3戻し)を達成したかに見えたものの、本日10:50現在では一時73円後半まで下落しており、戻りが鈍い状態が続いています。

仮に前述の71.78円を割ると70.72円(昨年7/13安値)や66.36円(昨年安値55.52円から今年4月高値88.04円の2/3戻し)など、一段の下落が予想されますが、まずは下値を固めることができるのかが、今後のポイントとなりそうです。

下値は引値で73.28円(5/21引値)、ざら場で71.78円をそれぞれ維持できるかがポイントと見られます。共に割り込むと年初来安値となるため、下値試しの機運が高まり、一段の下落圧力をもたらす可能性があります。特に73.28円の近くにはボリンジャーバンド下限(5/24時点では73.41円)も位置しており、引値で(できればざら場でも)サポートとなるか注目したいところです。

上値については21日の高値が75.53円と、75.54円(5/20陰線の実体部の値幅4.22円の1/2戻し)で頭打ちとなっており、戻りの弱さを表しています。その上は6日移動平均(5/24時点では76.86円)があり、12日移動平均(同、79.83円)を突破できれば、少なくとも現在の下値圧力は大きく後退するも見られるのですが、線の傾きを考えると、現在の相場がそこまでの上昇余力をもっているとは考えににくいため、まずは75.54円突破がポイントと見られます。


○サポート
引値で73.28円(5/21始値)から73.41円(5/24時点のボリンジャーバンド下限)
72.50円(5/20安値)
71.78円(2009年2月安値55.52円から今年4/30高値88.04円の1/2戻し)
70.72円(昨年7/13安値)
66.36円(昨年安値55.52円から今年4月高値88.04円の2/3戻し)


○レジスタンス
75.06円(本日10:50時点での、24日高値)
75.54円(5/20陰線の実体部の値幅4.22円の1/2戻し)
76.86円(5/24時点での6日移動平均)から76.98円(5/6安値)
79.83円(同、12日移動平均)

第2回米中戦略・経済対話始まる


今日明日と開かれる米中戦略・経済対話の冒頭声明が発表されました。
米ガイトナー財務長官からは

「米中は世界経済のより均衡のとれた成長に向けて協力する必要」
「米中はより開かれた世界貿易を支援する必要」
「イノベーションは繁栄のカギ、開かれた市場で最も機能する」

などとする発言があり、やや柔らかな表現で、中国に市場開放を求めました。

これに対し中国側からは、 胡錦濤国家主席が
「米中が一部の問題で意見が異なるのは自然、センシティブな問題は適切に対処する必要」
と発言。米側の意見に一定の理解を示すなど、柔軟な姿勢を示しています。

ただ、
「たがいの主権尊重は中国にとって重要な問題」
あくまでも、中国の問題は中国が決めるとの姿勢は維持しています。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

20100524YEN1025.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/24の10:25現在【89.90円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
取引値【89.90円】 < 200日線(91.08円)< 60日線(92.13円)<  
20日線(92.49円)

当面は200日線が戻りの目途となるのかもしれません。
ドル/円は現状の水準が続くのであれば、60日線はもう少しは上がるのかもしれませんが、そこからは上昇しにくくなりそうです。
20日線は下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.54円:横這い
20日線の位置:89.90円:下落  
バンドの下限:89.44円:下落

バンドの下限 < 取引値【89.90円】 < 20日線

バンドの下限を割り込み、押し下げる動きを見せています。

トレンド的な動きを見せる時、ボリンジャーバンドは一旦広がりを見せますので、
バンドの下限を割り込む様な動きを再度見せるようであれば、注意したいところです。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:43.01(下落)
赤い線:31.50(下落)

赤い線 < 
青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

先ほど、89.74円の下値を見るような動きがありましたが、下値を売り込んでも、あまり走らないような動きですね。

戻りを売るなら時間足の『60分足の20EMA』(92.02くらい)などと言わずに、『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(92.62くらい)とかに
引きつけて、丁寧にいきたいところです。


※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。



 

日経平均、ザラ場の年初来安値更新でドル円続落・・・

日経平均株価が軟調に推移し、先ほどザラ場の年初来安値を更新する9693円07銭まで下ヒゲを伸ばしました。こうした動きに平仄を合わせる様な形でドル円相場も下落し、一時89円70銭台まで下落しました。相変わらず株価を睨んだ展開が続いています。

10時を過ぎてからの日本株の軟調の背景には、哨戒艦の沈没事件について演説を始めた韓国の李大統領が、北朝鮮に対する非難姿勢を強めたことで、朝鮮半島情勢に対する軍事的緊張に対する警戒感があるとの声も上がっていますが、過去においては極東地域の軍事的緊張などの地政学的リスクに対して、為替市場が一時的に円売りで反応する局面も数多くみられるため、朝鮮半島情勢の為替相場への影響については、解釈が難しい面があります。

先行きの読みが非常に難しい相場展開が続いています・・・

中値通過は1ドル=90円前後。株価睨みの展開続く・・・

さきほど、ドル円相場が1ドル=89円99銭から90円04銭界隈で仲値を通過しました。

本日のドル円相場は引き続き株価にらみの展開が続いており、前週末比安く寄り付いた日経平均が下げ幅を拡大する局面で90円を割り込んで89円80銭台まで売り込まれ、下げ幅を圧縮すると90円前後に持ち直すという商状になっています。

先週加速した世界同時株安の精神的後遺症が残る中、材料難の東京市場ではしばらく株価にらみの神経質な展開を余儀なくされそうな雰囲気です。

ドル/円は一時90円割れに

先週末のNY株の上昇を受け、株高期待が高かった今朝の日経平均ですが、小幅安で寄り付きました。為替は当初、この株安に対して比較的冷静な反応を見せましたが、株が下げ幅を拡大する中でドル/円は現時点で90.00円を割り込むなど下落しています。今日の東京市場は、株との連動性がかなり高くなりそうですね。。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/24/09:10)

WSX000436.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。
 

豪ドル/円は74.50円より下で売りストップが散見されます。ポンド/円は売り買い共に板が薄めとなっています。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/24/09:10)

WS001844.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円、ユーロ/円ともに、薄い板で週をスタートしています。

日本株、前週末比小幅安で寄り付き。ドル円は冷静・・・

つい先ほど、日経平均株価が前週末比▲29円55銭安の9754円99銭で寄り付きました。

金曜日のNYダウが125ドル高で引けたことを受けて、日本株の反発を期待していた向きは、いったん肩すかしを食った形になりました。

ドル円相場の反応は比較的冷静で、寄り付き前の90円15-17銭前後から一時90円11銭近くまで下落した後、再び90円15銭前後に戻ってきています。

材料難が予想される本日の東京市場で、目先の山場と思われていた「日本株寄り付き前後」については、まずは無難な通過になりましたが、今後の株価動向には引き続き注意が必要だと思われます。

日経平均株価、捨て子線出現をどう解釈するか

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(上記日経平均株価のチャート(日足)は5/21大引け後。クリックすると拡大します。)

日経平均は200日移動平均(5/21時点では10,361.16円)を大きく下回り、ボリンジャーバンド下限(同、9,794.70円)を下に押し広げながら下落しています。21日に直近の安値9,867.39円(2/9安値)を下回ったことにより、目先は9,502.48円(昨年11/27安値9,076.41円から今年1/15高値10,982.10円の値幅1,905.69円を、4/5高値11,408.17円から引いた値)が目標値として点灯している状態です。

足形を見ると、いわゆる捨て子線が出ており、このまま窓を開けて反発すればアイランドリバーサルもしくは明けの明星、下げればチャート上に窓が出来てレジスタンスゾーンとなる可能性が出てくるなど、本日どのような足形をたどるのか注目されそうです。

まず下値は前述の9,502.48円の他に、仮に相場がWトップ完成に向かっているとすれば9,076.41円(昨年11/27安値)など9,000円の節目を目指す展開が予想されます。

そして上値はチャート上に幾つかある窓の内、一番手前の窓(9,829.36円9,999.59円)をめぐる攻防が注目されそうです。その上の窓(10,158.30円から10,390.77円)は200日移動平均(5/21時点では10,342.33円)も絡んできます。 先日新聞のコラムにて株価が200日移動平均を下回ったことについて触れられていることから、同線をめぐる攻防の行方は市場心理へも結びつくため、市場の関心は高そうです。

本日、ドル円のポイントは?

 

20100524YEN0800.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/24の08:00現在【90.13円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。


さすがに金曜日のNY市場では、株価が戻しました。
それを受けて、今日の東京では株や為替も一旦は戻りを演じるのだろうと思います。
(だからといってこれで事態が完全に収拾がついたわけでなく、まだ不安定な相場は続きますが)

5/22(土)の日経新聞1面トップ記事を見た人は「はあー?」と思ったのでは
ないでしょうか。
「欧州の銀行間でドルの資金貸借の3カ月物金利が0.25%から0.50%に跳ね上がった」という内容です。
一般の人は、「こんな程度の内容でどうして1面トップの問題なんだ」と思うことでしょう。

日経も今起こっている危機を煽るようなことは、積極的に書けないでしょうね。
そして、後で何か起こってから、「当新聞5/22既報のこれがすべての発端・・・」とか書くような気がします。
それが何だかは、まだよく分かりませんが。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値、今週高値
(3)92.50円:20日線(かなり下落)
(4)92.13円:60日線(少し上昇)
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.08円:200日線(下落)
(7)90.96円:5/17-5/21の高値-安値(92.95-88.97)の半値
(7)90.93円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(8)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値

 


■下値のポイント
(1)89.75円:5/24の高値-安値(90.49-89.01)の半値
(2)89.38円:5/06-5/21の安値-安値を結んだ線
(3)88.97円:5/20安値
(4)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:10現在)です。
『60分足の20EMA』:90.02円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:90.66円

『60分足の20EMA』 < 取引値【90.22円】  < 『60分足の70EMA』  
と、典型的な下落相場のパターンになっています。

『60分足の70EMA』に近づくところがあれば、戻り売りを検討することになります。

また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、目先は反転上昇になるので、注意したいところです。

今週もよろしくお願いします。
 

ドル円相場、1ドル=90円前後で始動・・・

おはようございます。

週明け東京朝方のドル円相場は1ドル=90円前後での始動となりました。

世界同時株安の影響で一時88円90銭台まで下ヒゲを伸ばした先週の余韻が残る中、先週末金曜日のニューヨーク市場でNYダウが1万ドルを回復し、前日比125ドル高の10193ドル39セントで引けたことを本日のアジア市場の参加者がどのように解釈して反応するかが注目されます。

本日の東京市場では特に事前の注目を集めている経済指標に乏しく、手掛かり材料難が予想されるため、例によって日本株寄り付き後の動き出しが、まずは注目されることになりそうです。

今日も一日よろしくお願いいたします。

世界同時株安の中でドル円は3週連続の陰線引け・・・

こんばんは。先週のドル円相場は下ヒゲが88円90銭台まで伸びた大幅な陰線となりました。この結果、ドル円相場は5月第1週から3週連続の陰線引けを記録することになりました。

毎日の動きを振り返っておくと・・・

【月曜日】
週明け東京早朝の動き出しは、概ね1ドル=92円30銭台。ユーロ圏の財政問題への懸念が根強くくすぶり続ける中で、ドル円相場は基本的に国内外の株価やクロス円を睨んだ動き。日経平均が前週末比▲300円超下落する局面では円全面高になって一時91円銭70銭台まで下落するが、時間外のNYダウ先物の上昇に反応する局面ではクロス円とともに一時92円60銭台まで上昇。その後も米国株の上下動に合わせて91円80銭台から92円50銭台で激しく体を入れ替える相場展開が続く。

【火曜日】
前日に引き続き、国内外の株価にらみの動きが続く。東京序中盤は手掛かり材料難で92円30銭台から60銭台での揉み合い。後場の上海株堅調や欧州株の寄り付き堅調などに反応した局面では一時92円90銭台まで上昇するが、93円手前の上値の重たさを確認した後は終日軟調に推移。日本時間深夜にドイツが発表した「ユーロ圏国債及び関連CDS、主要金融機関10社の株式に対する空売り規制導入」の報道に接すると、米国株、クロス円、米国債利回りの低下に拍車がかかり、ドル円も一時91円90銭台まで売り込まれる。

【水曜日】
三市場三様の材料に反応しつつも、引き続き内外の株価とクロス円睨みの上下動が続く。東京時間帯は下落後持ち直した日経平均株価に調子を合わせてドル円は91円50銭台まで下落した後92円15銭まで反発。欧州時間帯に入り、メルケル独首相の「ユーロは危機的状況」との発言を手掛かりにユーロ円が急落すると円全面高になりドル円も一時91円割れ寸前まで下落するが、ECBユーロ買い介入検討の思惑やスイス中銀のスイス売り・ユーロ買い介入実施を受けてユーロ円が反発するとドル円も92円台目前まで回復。米国時間帯も基本的には株価連動の色彩が強く、NYダウが前日比▲180ドル超下落する局面で90円94銭と91円台を割り込みむが、NYダウが下げ幅を圧縮に転じるとショートカバー優勢な展開になり91円70銭台まで反発。

【木曜日】
世界同時大幅株安、国際商品市況総崩れという典型的なリスク圧縮型の環境の中で円全面高が進む。東京、ロンドン、NY市場ともに一時的なショートカバーで小反発する局面を挟みつつ断続的に円全面高が進み、日本時間23:00台にドル円は一時88円90銭台、ユーロ円は109円40銭台、ポンド円は126円60銭台まで下落。ECBによる為替介入検討の思惑で欧州通貨の下落にはこの水準で歯止めがかかるが、商品市況の下げを受けた豪ドル円の下げはきつく、日本時間翌日未明にかけて、一時71円80銭台まで下落する局面も。

【金曜日】
ユーロ円111円台、ポンド円128円台、豪ドル円72円台、ドル円89円台で東京の朝を迎える。日経平均は1万円の大台を大幅に割り込んで寄り付いたものの、前日NY市場の動きを踏まえて日本株の安寄りはある程度織り込み済みという雰囲気。急激な円高が進んだ前夜の反動や、豪州中銀による為替介入の噂などを手掛かりに東京市場ではドル円、クロス円ともジリジリとした買い戻しが続き、ドル円は一時90円40銭台を回復。欧州勢力参入後から米国時間帯に入ると再び株価睨みの展開になり、欧州株価やNYダウ先物の下落が目立つ局面では一時89円20銭台まで下落したが、NYダウが前日比100ドル超のプラス圏に持ち上がると再び90。円40銭台を回復するなど出入りの激しい展開。NYダウの伸び悩みを受け、一時89円50銭台まで反落した後買い戻されて1ドル=90円界隈で週末の取引を終える。

・・・という流れでした。

日々の動きは非常に目まぐるしくて、ついて行くのが大変なマーケットでしたが、週を通じてみると、ドル円、クロス円ともに基本的な方向感は国内外の株価動向に概ね連動していた傾向が強かったように思われます。欧州金融市場の混乱が世界的に伝播するのではないかという懸念や、ドイツや米国で強まっている金融規制強化の動きに対する警戒感などを背景に、世界同時に株価の大幅な水準訂正が促された結果、為替市場ではいわゆるリスク・オフの円全面高が急速に進み、ドル円が一時88円台を記録したほか、ユーロ円が一時109円台、豪ドル円が一時71円台まで下ヒゲを伸ばすなど、リーマン・ショック後に生じた暴力的なポジション破壊の連鎖を彷彿とさせるような勢いで急速な円高が進みました。

『世界同時株安、国際商品市況総崩れ』という環境の中で投資家心理が極端に委縮し、『いま保有しているリスク資産はとりあえず売って現金に換えておく』という動きが強まるのではないかという疑心暗鬼がグローバルに伝染した結果、『これまで買われていたものが売られて一斉に値下がりし、これまで売られていたものが買い戻されて一斉に値上がりする』という印象が強い相場変動が促されました。

問題は、こうした流れが今後も続くのかどうかになりますが、判断のポイントは、やはり今後の世界経済の行方になるのではないでしょうか。

今月に入ってからの株式市場の動きをみると、欧州金融市場混乱の悪影響が欧州経済のみならず、景気回復感を強めていたアメリカ、カナダ、オーストラリアなどのアングロサクソン系の先進諸国や、中国、印度、ブラジルなどの新興国経済にまで波及するリスクを織り込み始めたかのような動きになっていますが、先週強まった世界同時株安傾向が世界景気の二番底入りの予兆だとの見方を採用する場合、今後の市場はリーマン・ショック後の局面に類似した世界に戻ることになりますので、株式、天然資源、クロス円、ドル円は下落傾向を一段と強め、政策当局による流動性供給や為替介入などの非常手段を希求する『政策要求相場』が再来する可能性が強まることになりそうです。

一方、欧州金融市場の混乱の悪影響が、多少は他国に及ぶことはあってもある程度限定され、他の先進国や新興国経済の回復傾向は毀損されずに維持されるのであれば、最近の株価下落に喚起された世界景気二番底懸念は杞憂に終わることになりますので、リスク資産を猛スピードで一斉に売却した最近の市場反応は行き過ぎであり、問題の発生源となっているユーロ圏を除くと、世界的な傾向としては再び株価回復、円安の方向に戻ることになると思います。この場合、受け身の取れないハイ・ボラティリティー相場に巻き込まれてしまった市場参加者達の精神的後遺症の治癒や、傷んでしまった各種ポジションの修復にある程度の時間はかかるかもしれませんが、相場は徐々に冷静さを取り戻していくと考えられます。

個人的にはこれまでの主要先進国及び新興諸国の実体経済面の指標などから判断する限り、回復シナリオが完全に破壊されたとは考えにくいと思っていますので、どちらかと言えば今後は株価回復、ユーロ円を除くクロス円の失地回復の流れの中でドル円も90円台前半に復帰というシナリオの実現確率の方が高いように思います。しかし、今後も世界中で株価が下がり続けるようであれば、それが原因で実体経済に悪影響が及ぶリスクもあるため、今後の相場展開についてはあまり予断を持つことなく、今後の株価動向や主要国の政策対応を注視し、来週以降に発表される各種経済指標等の内容も踏まえて、楽観シナリオ・悲観シナリオの実現確率について、冷静に判断する必要があると思っています。

その意味では、来週も引き続き国内外の株価動向が注目されることになりそうです。米雇用統計のような横綱クラスの注目を事前に集めそうな経済指標はありませんが、市場が株価動向に敏感になっている中で、株式市場の反応も含めて注目していきたいと思います。また来週は北京で米中戦略・経済対話が実施されるので一応注目されそうですが、中国が国の威信をかけて上海万博の成功に注力している最中であることや、世界的に金融市場が不安定化の兆候を示していることなどを考慮すると、米中通貨摩擦や経済摩擦の激化を印象づけるような発表は、今回は回避されるような気がします。

いつも弊社のホームページに来て下さってありがとうございます。ゴールデンウィークの最中から、相場の味付けが急に変わってしまい、皐月相場は株も為替も債券も、予想外の波乱に見舞われています。来週も油断の出来ない状況が続きそうですが、引き続きよろしくお願いします。

加4月CPIが発表されるもカナダ/円の反応は限定的

さきほど加4月CPI(消費者物価指数)が発表されました。

(加) 4月消費者物価指数 [前月比]   +0.3%(前回±0.0% 市場予想+0.2%)
(加) 4月消費者物価指数 [前年比]   +1.8%(前回+1.4%  市場予想+1.7%)

(加) 4月消費者物価指数・コア[前月比]   +0.3%(前回-0.2% 市場予想+0.2%)
(加) 4月消費者物価指数・コア[前年比]   +1.9%(前回+1.7% 市場予想+1.8%)

指標の中身を見ますと、CPI自体が市場予想を上回り、コア指数の前年比も上振れしているため、仮に欧州危機がなかったなら、市場では利上げ期待が高まってカナダ買いが強まる・・・というシナリオも考えられたのですが、今回市場の反応は限定的となっており、発表直後は84.00円付近から10銭弱の上昇に留まり、その後はドル/円の下落に引きづられてカナダ/円は20:10頃には83.40円台まで連れ安となっています。

今回の結果について、カナダ経済が回復基調を強めているのか、それとも4月の数字のため今現在を反映している数字ではない、、など現時点ではどちらの見方も存在しているため、市場の意見・見方はどちらに傾いてゆくか見極める必要がありそうです。

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100521YEN1944.jpg

上記のドル/円チャート(日足他)は5/21の19:44現在【89.93円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、90.49円まで上昇するも、そこから売りが出て下落しました。
準公的機関の買いが出たと思しき上昇時に、「サンキュー・ベリマッチ」と言って売っている人がいるように見えます。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):90.05円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):90.12円

位置関係:
取引値 < 『15分足の20EMA』 < 
『15分足の70EMA』  

ですが、目先もみ合いのフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):90.13円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):90.94円

位置関係:
取引値 < 『60分足の20EMA』 < 
『60分足の70EMA』 

と下落相場のフォーメーションになっています。


昨日段階での「くりっく365顧客ポジション状況」は、豪ドル/円の19億45百万通貨の買い持ちで、前日の22億8百万通貨よりも減っていました。
豪ドル/円の買い持ちはまだ大きいところです。

NYダウ先物のこのしつこい売りは何なんでしょうね。
みんなで首をかしげているところです。
ちょっと気持ち悪い相場展開です。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

※小生のレポートは、コチラをご覧ください。



 

【最新レポート】ギリシャから欧州、世界に拡大した危機の収拾に向けて

最新レポート「ギリシャから欧州、世界に拡大した危機の収拾に向けて」(2010.05.21)を執筆いたしました。

ギリシャから欧州、世界に広がった懸念は、投資家や中央銀行のユーロに対するマインドをどのように変えたのか?
また、それに対してのユーロ圏諸国の取るべき対応策は?

などについて考察しました。
 
是非とも、ご一読ください。

※なお、本日のドル/円のポイントは、コチラをご覧ください。

EU財務相会合で独・仏の意見一致はあるか?

欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領によれば、今日21時から始まるEU財務相会合で
ドイツが導入した空売り禁止措置についての協議が行われる見込みです。

ただ、ラガルド仏経済財務雇用相は20日に、
「このような措置に関連する他のメンバー諸国に、少なくともアドバイスを求めるべきだと思う。
我々はこのような措置を検討していない。追随することも検討していない」
と述べ、一方的に規制を決めたドイツを批判しています。

もっとも、サルコジ仏大統領は
「空売りほど重要なテーマで仏独両国の間に見解の不一致はあり得ないと」
述べており、ユーロ圏の2大大国である独・仏の不調和を否定しています。

市場が納得する統一見解を発表できるのかどうか見守りたいところです。

ドル円、90円10銭界隈で小康状態

日本時間17:00前に一時89円77銭まで下落していたドル円相場でしたが、その後再び90円台を回復して現在は90円10銭界隈で小康状態になっています。

(1)注目されていた欧州株の寄り付き後の動きが比較的無難だったこと
(2)89円台に本邦半公的機関投資家筋等のドル買いオーダーの噂があること


などが背景だと言われています。

早朝の89円ちょうど界隈からは随分持ち直しましたが、これまでのところ90円台に乗せてくるとそこから先を突き抜けていくほどのエネルギーには乏しい感じです。

NY勢力の参入が待たれますが、今晩はこれといった米国の経済指標の発表が予定されていない金曜日になるので、例によって米国株価と長期金利動向を眺めながらの方向感模索状態になりそうです。

 

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:05/21/18:20)

WS001275.JPG

(株)外為どっとコム提供
乱高下した後だから注文が薄いのか、
注文が薄いから乱高下したのか・・・

この後も不安定な動きが続きそうな雰囲気です

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/21/18:20)

WS001835.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
 
ドル/円は板も薄いですが、動意も薄めです・・・。
ユーロ/円は夕方の下落でだいぶ売り注文が成立したように見えます。

カナダ/円、欧州発のリスク資産圧縮の流れを押し戻せるか

5月に入りユーロ圏での緊縮財政政策が世界的な景気停滞をもたらすとの懸念から、世界的なリスク資産圧縮の動きが強まり、クロス円が円全面高、株式や原油は大幅下落する展開となっています。カナダ/円もこの流れに逆らうことができず下落していますが、5月6日の今年安値(82.23円)を下回ること無く推移しており、年初来安値を更新したオセアニア通貨や欧州通貨と較べると、比較的底堅い展開が続いています。

今回の欧州危機以前の市場では6月1日のカナダ中銀(BOC)政策金利発表での利上げが期待されていただけに、仮に本日発表が予定されている加4月の消費者物価指数(CPI)や3月小売売上高が良好な結果となった場合は利上げ期待の高まりによりカナダドルが買われる展開となっていたことが想像されます。ただ現在の地合いから考えると、経済指標の好転に対する感応度は低いと見られ、現在のリスク資産圧縮の流れを押し戻すことは容易ではなさそうです。

なお4月消費者物価指数について言えば同時に発表されるコアCPIが、BOCがインフレ率を1から3%に押さえる目標達成のため、政策金利を決定する上で重要な指標であり、今後の金利動向を占う上で注目しておきたいところです。

しかし現状では極度のリスク資産圧縮の動きの直後のため、市場はリスクを取ることに対して臆病になっており、逃げ足の速い相場展開が予想されるだけに注意が必要です。一方で下落幅が欧州やオセアニア通貨ほどの下落とはなっていないことから、市場が戻り基調を強める際には比較的早い段階で上昇に転じる可能性もありそうです。

独5月IFO指数、予想よりやや悪目でしたが・・・

さきほど、独5月IFO景況指数が発表されました。

事前予想の101.9に対して、結果は101.5とやや悪目でしたが、欧州国債市場の混乱が一部で懸念されていたほどにはドイツ企業の景況感に直接的かつ甚大な悪影響を与えているという状況ではなさそうです。

指標発表直後のユーロ相場は、ユーロドルが一時1.2517、ユーロ円が一時112.64まで持ち上がった後、1.2490台、112.30台に小反落して推移しています。 

今夜の注目材料は?

「欧州中銀がユーロ買い介入を行うのでは?」との一部観測を背景に、今日の東京市場ではユーロが一本調子で上昇しました。13時過ぎをピークにその動きは一服していますが、今後の動きはどうなるのか。手掛かり材料を確認していきましょう。

5/21(金)
17:00☆(独) 5月IFO景況指数
17:00  (ユーロ圏) 3月経常収支
17:30  (英) 4月マネーサプライM4・速報
20:00☆(加) 4月消費者物価指数 
21:00☆(ユーロ圏)EU財務相会合
21:30  (加) 3月小売売上高 [前月比]
※☆は特に注目の材料です


最も注目度が高いのは、EU財務相会合です。ここでは、ドイツの金融規制がユーロ圏諸国に広がりを見せるのかに注目が集まります。報道される要人発言などには注意が必要です。
また、6月の利上げ期待が高いカナダの消費者物価指数も注目です。


♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「加CPI」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから
 

ドル/円ふたたび90円割れ

欧州株価がおおむね軟調に推移する中、相対的に円が全面高となっています。
ドル/円は90円を割り込み、豪ドル/円は一時74円割れ、ユーロ/円は112円台前半で推移しています。

白川総裁定例会見

15時30分から行われている白川総裁の定例会見の内容が伝わってきました。

【日銀の見通しなど】
・日本経済は展望リポートの見通しどおりに推移している
・国内民間需要に自律的回復の動きがみられる
・景気回復のリスク要因、展望レポートで示した点と同じ
・雇用の厳しさは若干和らいでいる
・世界経済が新興国にけん引される形での回復するという見通しには修正の必要はない

【金融面について】
・金融市場の動きは急。日銀としては注視
・円売り介入は財務相の所管であり、コメントは控える
・このところの金融市場の動きはやや急
・我が国の株式市場は不安定だが、短期市場は非常に安定的

【成長基盤強化について】
・金融政策や金融調節運営と整合的なものとする
・成長基盤強化の資金供給は、1年物金利に働きかけるものではない
・成長基盤強化は時限措置とする
・成長企業向け融資が証券化される場合、積極的に協力したい
・成長基盤強化は政府などの成長戦略の考え方を参考にする
・ミクロの資源配分への介入は避ける
・効果を上げるのには時間がかかる
・成長基盤強化の支援、民間金融機関の自主的な取り組みを尊重する
・証券化商品を適格担保として受け入れることは検討の余地も

【欧州について】
・現時点で欧州市場の日本経済への影響は限定的
・ECBの国債買い入れは、物価安定の下で持続的な成長実現のためには最適な判断
・欧州諸国の財政をめぐる動きは依然不安定
・ギリシャ問題の動きでリスクがより大きくなれば日本経済の下押し要因に
・欧州金融市場の緊張は一旦和らいだが、依然不安定
・ECBの国債買い入れは、民間・公的債権市場の機能不全是正が目的
・市場の信認確保は時間がかかるプロセス
・EUなどの措置は時間を買う措置
・金融規制・監督はグローバルに整合的な形で実施すべき


今のところ、これら発言を受けた特別な動きはみられていません。

日経平均株価は大幅下落となるも・・・

日経平均株価は245.77円安の9784.54円で引けましたが、ドル/円は午後に入り89.91円から90.33円の間でのもみ合いとなっており、15:30現在では90.20円を挟んでの値動きとなっています。

日経平均株価の大幅下落にもかかわらず、ドル/円は
(1) 米ダウ平均株価先物が15:30現在、+50ドルと堅調に推移している
(2) ユーロ/ドルなど対ドルではドル買い戻しの流れから反発している
(3) 上海株も15:30現在、前日比で0.5%以上の上昇となっている
などの理由により、昨日まで続いたリスク資産圧縮の動きの反動が出ていることが予想され、本日のドル/円は底堅く推移し、クロス円は昨日とは正反対の円全面安の展開となっています。

しかし、たとえば豪ドル/円が75円台に乗せたとは言っても、仮に4月高値(88.04円)から5/20安値(71.85円)の1/3戻しが出たとしても、目標値は77.25円となるため、仮に戻りを試すとなった場合はもう一段の上昇もありえます。もし相場が再び下落に転じる場面では、チャート上でのWボトムを意識した動きも予想されるため、注意したいところです。

そのため目先は逃げ足の速い相場展開が続くことが考えられると共に、欧州勢の動きにも注目したいところです。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のドル/円チャート(日足)は5/21の15:00現在【90.26円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
取引値【90.26円】 < 200日線(91.10円)< 60日線(92.12円)<  20日線(92.71円)

ドル/円は200日線をも割り込む下落を見せています。
200日線は今後の戻りの目途となる可能性があります。
20日線は下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.52円:上昇
20日線の位置:92.71円:下落  
バンドの下限:89.89円:下落

バンドの下限 < 取引値【91.77円】 < 20日線

バンドの下限を割り込み、押し下げる動きを見せています。

トレンド的な動きを見せる時、ボリンジャーバンドは一旦広がりを見せますので、
今後、これから下落がもし続くとすれば、トレンド的な相場となる可能性があります。

り、20日線とバンド下限との間での取引の動きになっています。
下落してバンド下限に食い込む様な強い動きになるのでしょうか。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:49.43(下落)
赤い線:37.10(下落)

赤い線 < 
青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

本日の東京時間のドル/円は動きがある程度限定的ですが、
今日の海外で株が下落し、5/24(月)の東京市場でそれをフォローしてドル/円が下落したら、
そこは一度買った方がいいのかもしれません。(「月曜日の売りについていくな」の法則)

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

日経平均は前日比245円77銭安の9784円54銭で引け

さきほど、日経平均株価が前日比▲245円77銭安い9784円54銭で引けました。

前日比大幅安の9823円84銭で寄り付いた後、10時前には一時9696円63銭まで下落幅を拡大しましたが、昨晩のニューヨーク株の大幅下落と円高進行を受けての本日の日本株の下落については、ある程度心の準備が出来ていたこともあって、日本株の下落が追加的な円高要因になるという形にはなりませんでした。

ドル円相場は1ドル=90円台前半で小康状態になっていおり、日銀総裁の記者会見や欧州勢力の本格参入を待つ体制に入っています・・・

日経平均245円安で終了、為替市場は海外勢参入待ち


日経平均株価は245.77円安の9784.54円で今週の取引を終了。
後場に限れば、値動きは87.5円ほどにとどまり、
売り一巡後は海外情勢睨みで様子見となったようです。

為替市場では、これから参入してくる海外勢も、
週末の取引となりEU財務相会合を控えているとあっては、
何らかの危機対応策が出てくるかもしれないという警戒感から
新たなユーロや豪ドルへの売り仕掛けは控えられる公算が大きく、
買い戻しが先行しそうな雰囲気です。
もっとも、欧米株や原油価格などの動向に大きく左右される展開は変わらないと見られ
これらの下落が続くようだと、下値を試す動きも考えられます。

いずれにしても、積極的な市場参加者は限られそうで、荒い値動きとなる可能性が高そうです。

ポンド/ドル、反転の兆しか

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(上記ポンド/ドルのチャート(日足)は5/21の14:00現在。クリックすると拡大します。)

ポンド/ドルは1.42ドル前半にて2日連続で下ヒゲをつけ、ローソク足の実体部もここ数日は1.43ドルで下支えとなっていることから、目先は下値トライが落ち着きつつあることが窺えます。ポンド/ドルは5月に入り既に1,000ポイント以上下落しており、もし仮に下落の反動が出た場合はそれなりの戻しとなることが予想されます。

まず上値は6日移動平均(5/21現在1.4427)を引値で上回ると、12日移動平均(同、1.4620)を試す展開が予想されます。しかしこのラインの突破は容易ではないと見られ、5月の下落局面では2回、このラインを試す場面がありましたがいずれも失敗していることから、もし上抜けとなった場合、20日移動平均(同、1.4873)までの上値余地が出るものと見られますが、この線が下向きである以上、大きく上昇するシナリオは期待しづらいと見られます。

そして下値は引値で1.4330台を割ると引値では今年安値を更新するため、一段の下値余地が生まれる可能性があります。加えて1.4228(5/20安値。昨年3/30以来の安値水準)が下抜けるようですと、1.4042ドル(3/1安値1.4782から4/15高値1.5522の値幅0.0740を、1.4782から引いた値)や1.3846ドル(1/19高値1.6458から3/1安値1.4782の値幅0.1676を、4/15高値1.5522から引いた値)といったところが目標値となりそうです。

ドル円、クロス円とも買い戻し優勢・・・

日本時間早朝から昼過ぎまでの為替市場では、ドル円、クロス円ともに買い戻し優勢になっています。東京市場の13:00過ぎに、ドル円は一時90円36銭、ユーロ円は114円37銭、豪ドル円は75円53銭と、いずれも昨晩のNYの高値を抜くレベルまで一旦持ち直しました。

(1)昨晩大きく売り込まれた反動
(2)個人や長期筋による値頃感からの打診買い
(3)朝方大幅に下げた日経平均の下げ幅圧縮
(4)本邦財務大臣、官房長官による円高警戒発言

などが背景として指摘されているようですが、ユーロ円や豪ドル円など一部の市場では、ECBによるユーロ買い介入検討の噂や、豪州中銀による豪ドル買い介入実施の噂などが材料視された買い戻し局面もあったようです。

その後は次第に材料難になって、ドル円クロス円とも小康状態になっています。欧州勢力の本格参入が始まる前後の時間帯に日銀総裁記者会見の内容や欧州株式寄り付き直後の模様が伝わってくるとみられ、そのあたりが目先の注目点になりそうです。

為替相場、日銀金融政策決定会合の結果に反応薄

先ほど、日銀の金融政策決定会合の結果が発表されました。

政策金利の誘導目標水準は、全員一致で現状維持とほぼ予想通りでした。

前回の金融政策決定会合で執行部への検討が指示されていた「成長基盤強化のための資金供給強化の取り組み」については、

共通担保オペと同様の方式で希望する先に対して資金供給を行う
貸付利率=貸出時の無担保コール翌日物誘導目標水準
貸付期間=原則1年で借り換え可能

などの素案が発表されましたが、為替相場の反応は限定的でした。

ドル円、クロス円ともに早朝からはジリジリとした買い戻しの動きが続いており、金融政策の発表を境にそのペースが加速した痕跡も減速した痕跡もみあたりません。

ドル円相場は現在、90円20銭前後で推移しています。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/21/12:20)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は相変わらず薄いですが、ユーロ/円の方は114.00円の売りが目立っています。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/21/12:20)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は75.00円に売り注文と買いストップが見られます。一方でポンド/円は板が薄めです。

ランド/円、アクセラレーテッドラインは4本目

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(上記ランド/円のチャート(日足)は5/21の11:40現在。クリックすると拡大します。)
※本日のランド/円チャートは上下逆となっております。ご注意ください。

ランド/円は昨日20日に11.00円の安値を記録しました。 現在は底の見えない相場ですが、チャートを上下逆さにするとランド/円はWトップのようにも見え、加えて足下ではアクセラレーテッドラインが4本目の出現となっており、このライン(5/21時点では11.60円前後)を割るようですと、少なくとも目先のランド安局面は落ち着くのではないかと見られます。

まず下値は、昨日安値11.00円の近くには11.07円(5/6安値)や10.99円(今年4/5高値13.05円から2008年安値7.66円の値幅5.39円の38.2%戻し)があり、攻防の分岐点となりそうです。なおこの辺りを割り込むようですと、10.66円(昨年10月安値)や10.36円(今年4/5高値13.05円から2008年安値7.66円の値幅5.39円の1/2戻し)が射程に入るものと見られます。

そして上値は前述の4本目のアクセラレーテッドライン(11.60円前後)がポイントと見られ、仮にこのラインを突破すると、下値を試す流れの後退が予想され、短期的には下落の反動が出たとしても不思議ではありません。加えて引値でボリンジャーバンド下限(5/21時点では11.32円)を越えるかにも注目したいところです。とはいえ20日移動平均(同、12.22円)は下向き、200日移動平均(同、12.09円)も下抜けていることから、12円台に戻すには時間がかかりそうであり、まずは11.98円(同、12日移動平均)を上値目途に挙げたいと思います。

にわかに注目される日銀会合と総裁会見?

昨日の金融為替市場で加速した世界同時株安と円全面高を受けて日経平均が1万円の大台を割り込んで推移する中で、本日の日銀金融政策決定会合とその後の日銀総裁記者会見への注目が、にわかに高まっています。

例によってリアクションが早いのは日本政府サイドの動きで、

(1)菅財務大臣が「行き過ぎた円高にならないように注視必要」と発言したほか、

(2)本日13時から鳩山首相と菅財務大臣が経済情勢について協議する

・・・などの報道が伝わってきています。

日銀が何か直ぐに具体的な政策で対応してくるとまで考えている向きは少ないかもしれませんが、日銀総裁の記者会見を通じて、昨今の金融市場情勢を踏まえた本邦金融当局の危機意識の程度や、今後の政策運営の指針についてのヒントを得たいという意識は強まっているように思います。

株式相場や為替相場が極端に荒れるとすぐに「政策頼みの雰囲気」になってしまうのは悪い癖かもしれませんが、ECBによる為替介入検討の思惑で一時上昇した昨晩のユーロ相場や、豪州中銀の為替介入観測で一時反発した今朝の豪ドル相場の動きなどをみるにつけ、こういう局面では政策がらみの情報に市場関係者が敏感になってしまう傾向があるのは事実です。

ちなみに、日銀総裁の会見は本日15:30からと予定されています。

ユーロ圏の協調は取れるか 今夜EU財務相会議

今晩21時から、EU財務相会議が開かれます。ファンロンパイ大統領はドイツが18日に導入した空売り規制について、ここで協議する方針を示しています。

この空売り規制、ドイツはユーロ圏諸国の根回しなしに行いました。この件について、フランスをはじめ複数の国が反発を示し、これが「(信用不安の中での)ユーロ圏の不協和音」との見方を呼び、昨日はリスク回避の動きを強める要因の1つとなりました。メルケル独首相はそれでも金融規制などについて語気を強めて、リスク回避ムードを助長。一部市場関係者からは「メルケル・ショック」だなんて声も聞かれました。

ただ、本日未明に、メルケル独首相とサルコジ仏大統領が電話会談を行い、「本日の財務相会合で独仏が緊密に連携することを確認した」と、ウィルヘルム独報道官が声明を発表しました。さらに、6月17日に行われる欧州理事会会合における欧州成長戦略を中心とする議論や、6月末のG8・G20にむけても強力することで一致と発表しています。さらに、サルコジ仏大統領は6月7日にベルリン訪問予定です。


今夜の財務相会合で協調姿勢をアピールできれば、一応昨日広がった「ユーロ圏の不協和音観測」にも一定の落ち着きがみられると思います。ただ、水面下でのいざこざが即座に沈静化するとは思えませんので、引き続き動向には注意が必要とみられます。

豪中銀・RBAにも介入観測?

早朝の取引で0.8072ドルまで下落していた豪ドル/米ドルが9時過ぎには0.8236ドルまで
急騰しました。これにつれて豪ドル/円も一時74円台を回復する場面がありました。
市場では豪中銀の豪ドル買い介入の可能性があるとの観測が出ているようです。
「介入の観測」ではなく「介入の可能性の観測」であるところがミソで、
こうした観測で急騰するあたりは、参加者のほとんどがこの局面の豪ドル下落を
下げ過ぎと見ている証拠なのではないでしょうか。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/21/09:30)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は本日早朝に71.85円まで下げた後という事もあり、板は売り・買いともに薄めです。ポンド/円は129.80円に売り意欲が見られます。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/21/09:20)

 WS001826.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
相場の乱高下によって板は両通貨ペアともにかなり薄くなっています。。。
 

日経平均株価は大幅安でスタート

日経平均株価は寄りつきから200円以上の下落となり、その後も下げ幅を拡大しています。ただ為替への影響は9:15現在では限定的となっており、ドル/円は開始直前の89.90円前後から89.80円レベルへと小幅な下落に下げたものの、その後は90.00円台に戻し、本日の高値を更新しています。

株安がリスク回避の円高につながらない背景としては、前日に為替は大きく下げ、米ダウ平均株価が300ドル以上下落し、今年最大の下げ幅を記録したことから、もしかしたら市場ではネガティブな材料に対して免疫が出来てきたのかも知れません。

日経平均株価については、9,867.39円(2/9安値)を割り込んだことにより、9,502.48円(昨年11/27安値9,076.41円から4/5の今年1/15高値10,982.10円の値幅1,905.69円を、4/5高値11,408.17円から引いた値)が次のターゲットとなりそうです。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100521.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/21の09:00現在。クリックすると拡大します。)

昨日は世界的なリスク回避の流れに押され、高値から5円半近く下落する場面が見られ、本日早朝も一時71円台をつけるなど、軟調な流れが続いてます。そして値動きが早くなっており、上下どちらの場合でも一度加速するとそれなりの動きへとつながる可能性がある点は、特に気をつけたいところです。


まず下値は現状では71.78円(2009年2月安値55.52円から今年4/30高値88.04円の1/2戻し)がサポートして聴いている様子であり、70.72円(昨年7/13安値)の手前で支えている様子です。

今回の下落局面について4/30高値(88.04円)から見ますと、55.52円から88.04円の間の値幅観測はそれなりに機能している様子です。
・1/3戻し(77.20円)・・・76.98円(5/6安値)
・1/2戻し(71.78円)・・・71.85円(本日09:00時点での21日安値)
ちなみに2/3戻しは66.36円となり、70.72円や70円の大台を割り込む場面では、目標値として意識されるかもしれません。

そして上値は、現状ではボリンジャーバンド下限(5/21時点では73.99円)を下回って推移しており、売りの勢いが強い状態が続いています。そのため引値がバンド下限よりも上になれば、先週から今週にかけて勢いづいている下値試しの展開が、一旦は落ち着くのではないかと見られます。あとは「昨日の安値は今日の高値」を地で行くような相場展開が続いてるため、昨日の安値(20日は73.43円)を上回る展開が出たら、現在の下値トライの流れが反転する可能性がありそうです。

○サポート
71.78円(2009年2月安値55.52円から今年4/30高値88.04円の1/2戻し)
70.72円(昨年7/13安値)


○レジスタンス
引値で73.43円(5/20終値)
73.99円(5/21時点でのボリンジャーバンド下限)
74.83円(5/20陰線の実体部4.22円の1/3戻し)


ここまで下げた後のため、戻りを試す局面では、仮に1/3戻しが出たとしたも(88.04円-71.85円の1/3戻し)77.25円が目標値となるため、それなりの反発が予想されますが、現在の市場を覆っている雰囲気を変えるのは時間がかかりそうな感じがします。

菅財務相=行き過ぎた円高にならないように注視必要

菅財務相=
・行き過ぎた円高にならないように注視必要、
・ポジション解消などが行き過ぎた円高につながるのはよくない
・欧州の金融・財政問題受けた市場の動揺、おさまっていない
・為替の水準は市場が決めること

==

菅財務相は、ドル/円が90円を下回ると、日本の輸出企業の収益動向や、景況感に悪影響を与えることを懸念しています。

こういう相場で、これまでのパターンだと、準公的機関投資家等のドル/円買い等がexpectされそうです。

本日、ドル円のポイントは?

20100521YEN0800.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/21の08:00現在【89.41円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

ドル/円は3/24以降、2回から3回くらい、90-91円台から94-95円に投機的に買い上げる動きをしたのですが、
買い上げがうまくいかず、90円を割り込んで89円台になって落ちた印象です。

金融市場ではもう、パニックに近い下落の動きなのですが、
戻りの動きも早く、その動きに騙されてしまいそうです。

しかし、上で買い過ぎた分が上値を重くしている雰囲気は濃厚にあります。

日経平均、9750円レベルがkeyのようです。
今日、世界的に株価が戻らないと、ここまでのいろいろなもの(株、商品、為替)の動きは「過程」であるという可能性も出てきます。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)92.95円:5/18高値、今週高値
(3)92.66円:20日線(かなり下落)
(4)92.10円:60日線(少し上昇)
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.10円:200日線(下落)
(7)90.90円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(8)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(9)90.42円:5/20の高値-安値(91.86-88.97)の半値
(10)90.07円:上記チャートの緑色の線:101.44円(2009/04/06高値)からの線

■下値のポイント
(1)88.97円:5/20安値
(2)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:15現在)です。
『60分足の20EMA』:90.20円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:91.25円

取引値【89.41円】  < 『60分足の20EMA』< 『60分足の70EMA』  
と、典型的な下落相場のパターンになっています。

『60分足の20EMA』に近づくところがあれば、戻り売りを検討することになりますが、あまりに早い相場であれば、『15分足の20EMA』(89.58円)も候補に入れつつ。

また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、目先は反転上昇になるので、注意したいところです。

本日もよろしくお願いします。

 

典型的なリスクオフ型市場で円全面高。日銀の反応は?

おはようございます。

昨日の為替市場は、世界的な株価の大幅下落、商品市況総崩れ、という環境の中で、典型的なリスク圧縮相場となって、円相場は全面高となり、ドル円は一時89円前後まで下落しました。

1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)東京早朝の水準はドル円91円60-70銭台、ユーロ円114円前後、ポンド円132円台、豪ドル円78円前後。東京序中盤のドル円は91円台後半で方向感無く推移するも、後場の日本株が軟調地合いを強め日経平均が一時1万円の大台を割り込む局面ではリスクオフムードが強まって、クロス円総崩れ。ユーロ円112円台、ポンド円130円台、豪ドル円75円台まで落ち込むとともに、ドル円も90円80銭台まで下落。

(2)欧州勢力参入後、前日比プラス圏で寄り付いた欧州株の動き出しを背景に、ドル円、クロス円ともショートカバーで一時的に小反発するが、ユーロ圏諸国の緊縮財政による根強い景気下押し懸念やギリシャで実施されている24時間ストなどが心理的重石となって株価が下落に転じると、再び円全面高に。

(3)NY時間帯に入り、予想外の悪化を示した米失業保険新規請求件数や大幅下落で寄り付いた米国株の軟調推移を背景にリスクポジション圧縮の思惑が一段と強まると、円高傾向がさらに加速し、日本時間23:00台にドル円は一時88円90銭台、ユーロ円は109円40銭台、ポンド円は126円60銭台、豪ドル円は72円50銭台まで下落。

(4)日本時間27:00台にかけて米国株が一時的に持ち直す局面ではドル円、クロス円とも買い戻し優勢に。ECBによるユーロ買い介入観測が蒸し返されたことも一因となってユーロ円が一時113円台まで盛り返す局面ではポンド円が130円台回復、豪ドル円が75円台回復、ドル円も90円台を回復するが、米国株価が下落に転じるとクロス円、ドル円ともに総崩れ。商品市況下落の影響を受けた豪ドル円の下げが特にきつく、日本時間早朝に一時1豪ドル=72円割れまで下ヒゲを伸ばす局面も。

(5)ユーロ円111円台、ポンド円128円台、豪ドル円72円台、ドル円89円台で東京の朝を迎える。

・・・という流れでした。

繰り返しになりますが昨日は、世界中で株も商品も総崩れという状況の中で、為替相場も典型的なリスク圧縮型の相場展開になりました。昨日のNYダウは30銘柄すべて下落、S&P500も497銘柄が下落したそうですが、米国株の今月の月足の下落幅は、今のところ、世界景気が景気後退の深淵に沈み込んでいた昨年2月以来の大きさになっています。

今月に入ってからの株価やクロス円の下落は、欧州金融市場の混乱が、欧州の実体経済だけではなく、北中南米、アジア、オセアニアの実体経済にまで波及し、世界経済が二番底に向かうリスクを意識しているかのような動きになっています。今後こうした動きがさらに加速して世界的な株価全面安と円全面高が続くのかどうか、判断の分かれ目は、欧州金融市場混乱の悪影響が欧州域内に留まるのか、世界全体に波及していくのかの見極めにかかっていると言えそうです。

本日のマーケットですが、経済指標関係では独5月IFO指数と加4月小売売上ぐらいで、ものすごく注目されそうなものはなさそうです。ただし、本日は日銀の金融政策決定会合の結果が公表されます。昨日まではあまり注目されていませんでしたが、昨晩加速した世界的な株価下落や円高の進行を受けて、日経平均の1万円割れ懸念が現実味を帯びる中では、「積極果敢に行動する」としていた「日銀の対応」に対する期待がにわかに高まる可能性はありそうです。

今日も一日よろしくお願いいします。
 

米新規失業保険申請件数の増加を受けドル/円下落

先ほど発表された米新規失業保険申請件数が増加したことを受け、ドル/円は発表前の90.80円レベルから、21:33時点では90.60円を挟むレベルに下落しており、ネガティブな材料には反応しやすい地合いが続いているようです。

(米) 5/15までの週の新規失業保険申請件数 
     47.1万件(前回44.6万件(44.4万件より修正) 市場予想44.0万件)

この後は23:00に予定されている米経済指標に加え、欧米の株価をにらみながらの値動きが予想されます。なお、新規失業保険申請件数もそうですが、ネガティブな材料に対する市場の感応度は高い様子です。

(米) 5月フィラデルフィア連銀景況指数  前回20.2   市場予想21.3 
(米) 4月景気先行指数 [前月比]       前回+1.4% 市場予想+0.2%

リスク回避の動きが継続、ドル/円91円割れ

日本時間20時を過ぎたあたりからダウ平均株価先物が急落し、一時160ドル以上下落したことに伴い、市場ではリスクを回避する動きが強まり、ドル/円が91円を割り込み、21時前には90.63円まで値を下げる場面がありました。なお21:00現在のドル/円は90.90円前後となっています。

これを受けクロス円は再び値を下げており、21:00時点でユーロ/円は112.00円前後と5/6安値(110.45円)まで1円半近く距離があるものの、そのほかのクロス円は円全面高となっています。主なものを取り上げました。


※以下、但し書きのないものは21:00時点です。
○年初来安値更新したクロス円
ポンド/円、130円を割り一時129.32円まで、昨年2月13日以来
豪ドル/円、75円を割り一時74.69円まで、昨年7/17以来

○そのほか主なクロス円
NZドル/円、安値60.65円(直近安値は3/4の60.58円)
カナダ/円、安値85.22円(直近安値は5/6の82.23円)
スイス/円、安値78.54円(直近安値は5/19の87.51円)
ランド/円、安値11.40円(直近安値は5/6の11.07円)

本日この後は21:30の米新規失業保険申請件数がありますが、この地合いの中では多少の改善ではでは市場の反応は薄くなり、限定的な反応となる可能性もあります。

(米) 5/15までの週の新規失業保険申請件数  前回44.4万件 市場予想44.0万件

NY時間の見どころ:フィラデルフィア連銀景況指数

23:00 (米) 5月フィラデルフィア連銀景況指数 20.2 21.3

アメリカの経済指標への関心は薄い今のマーケットですが・・・
事前予想はやや改善となっているものの、17日のNY連銀製造業景況指数が
大幅悪化となっただけに、フィラデルフィアにも悪化リスクがありそうです。

また、内訳では雇用指数も発表され、6月4日の雇用統計に向けて、
21:30に発表される新規失業保険申請件数の結果と合わせて注目されます。
 

今日の豪ドル/円テクニカル見通しPart2

AUDJPY_100520_2.JPG(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/20の19:15現在。クリックすると拡大します。)

本日の豪ドル/円は分岐点と見られていた76円をあっさりと突破し、一時75.00円まで下落する場面がありました。それに伴い、下値見通し中心にもう一度見てみたいと思います。

76円の下の目標値としましては、75.00の節目を除くと、73.69円(4/30高値88.04円から5/6安値76.98円の値幅11.06円を、5/6以降の戻り高値84.75円(5/10高値)から引いた値)から73.86円(2008年7月高値から104.43円から同年10月安値54.96円の値幅49.47円の38.2%戻し)のゾーンでしょうか。

ただ短中期ではレンジ下抜けにつき、それなりの下落へと結びつく可能性があるものの、仮に今日や明日で下ヒゲを長い足形を連発して反発したとしたら、市場では短期的には底入れ期待が高まるシナリオも予想されるため、ここ数日でどのような足形を作るかを見極めたいところです。

そして上値は76円台がレジスタンスとならず、引き続きサポートとして機能させられるかが、ポイントとなりそうです。それでも一度破れているため、以前のような圧倒的な存在ではないかもしれませんが。現状ではボリンジャーバンド下限(5/20時点では76.65円)を下に拡大させる動きが続いており、まずはボリンジャーバンド下限より上で引けることが、反発への第一歩かと見られます。

その上は5/5より一度も12日移動平均(5/20時点では81.33円)を回復していないため、この線を上回ることが出来れば、目先の下値試しの動きは鎮静化に向かうのではないかと見られます。


○下値ポイント
73.69円から73.86円の間(※前述の解説を参照)
70.72円(昨年7/13安値)


○上値ポイント
引値で76.00円前後(今までのサポート、レンジ下限)
76.65円(5/20時点でのボリンジャーバンド下限)

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100520YEN1856.jpg



上記のドル/円チャート(日足他)は5/20の18:56現在【91.40円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、15:15頃、90.86円(チャート上のラインB)に下落後、91.53円までショートカバーし、その後は91.11から91.49円でもみ合っております。
ユーロ円は、112.12円に下落後、113.71円まで戻り上昇し、その後は112.60から113.37でもみ合っています。
豪ドル/円は、75.00円に下落後、76.51円まで戻り上昇し、その後は75.62から76.27でもみ合っております。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):91.38円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):91.53円

位置関係:
『15分足の20EMA』 < 取引値 <  『15分足の70EMA』  

ともみ合いのフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):91.56円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):91.92円

位置関係:
取引値 < 『60分足の20EMA』 < 
『60分足の70EMA』  

と下落相場のフォーメーションになっています。

昨日段階での「くりっく365顧客ポジション状況」は、豪ドル/円の買い持ちが22億8百万通貨で、前日の21億93百万通貨よりも若干増えていました。
豪ドル/円の買い持ちは空前もしくはそれに近い規模ですね。
本質的な戻りがないのがちょっと気持ち悪いところです。

豪ドル/米ドルや、ポンド/米ドルが売り圧力にさらされている間は、ドル/円は戻ったところを売るオペレーションが先行すると思われます。

ドル/円は日々、下値を切り下げてきており、90.80円を割れて下げが定着になるかどうかです。

しかし、今日の欧州系の投資家が日本株を売った、ユーロ/円為替の円高を含めると、プラスになるので、益出しではないか、というのは本当なんですかね?


 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

商品相場からも悲鳴が・・・

為替市場では急激に円高が進み、株式市場では日経平均が一時1万円割れと、大騒ぎの午後となりました。
急落したのは株だけではありません。東京工業品取引所で取引されているコモディティも、おおむね下落しています。


特に貴金属は大幅安となりました。
WS001805.JPGWS001806.JPG

一番右端が今日の足です。見事に大陰線となりました。
株安→(リスク回避で)NY時間外が急落したタイミングで円高も進んだことがこの大幅安の主要因です。
商品の市場関係者の方からは「心臓が・・・」との声も聞かれました・・・・。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/20/18:20)

WS001809.JPG


提供は(株)外為どっとコムです。ご参考まで。

ドル/円は薄い板です。一方、ユーロ/円は114.00円の売りと112.00円の買いにきれいに分かれて注文が並んでいます。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/20/18:20)

WSX000410.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は日本時間の15時過ぎに75.00円まで下落した後のため、オーダーは薄くなっているようです。ポンド/円は130.00円に買い注文が見られます。

スペイン国債の入札は無難に消化の様子

先ほどスペインの10年債入札が行われ、応札倍率は増加した一方、最高落札金利は前回と較べ、やや上昇しております。発表後のユーロ/ドルの動きは緩やかな反発したことから悪材料とはならず、今回の入札はまずまずの結果であったようです。

スペイン10年国債入札
・応札倍率 2.03倍(前回1.5倍)
・最高落札金利 4.074%(前回3.864%)

英小売「前月比は予想以上」→一瞬ポンド高も・・・

17時30分に発表された英4月小売売上高指数の結果は以下の通り。

【前月比】
前月:+0.4% 予想:+0.2% 結果:+0.3%(前月分を+0.5%に上方修正)

【前年比】
前月:+2.2% 予想:+1.8% 結果:+1.8%(前月分を+1.8%に下方修正)

【除く自動車燃料:前月比】
前月:+0.2 予想:?0.1% 結果:+0.1%(前月分を+0.4%に上方修正)

【除く自動車燃料:前年比】
前月:+4.0% 予想:+3.2% 結果:+3.0%(前月分を+3.4%に下方修正)

前月比は予想を上回りましたが、前年比は自動車を除く部門では予想を下回りました。
前月分は下方修正と上方修正が入り混じっています。

発表直後は前月比の予想を上回る結果にポンドは買われましたが、すぐに上伸力を失い、その後は欧州・オセアニア通貨の動きの波の中に飲みこまれる展開となっています。

今夜の注目材料は?

午後に日経平均が1万円を一時割り込むなど大幅に下落する中でリスク回避ムードが広がり、円が全面高になる場面がみられました。その後はやや落ち着きを取り戻していますが、この後、再び大きな波が来るかもしれません。手掛かり材料を確認していきましょう。

5/20(木)
17:30☆(英) 4月小売売上高指数
21:30  (加) 4月景気先行指数
21:30☆(米) 5/15までの週の新規失業保険申請件数
23:00☆(米) 5月フィラデルフィア連銀景況指数
23:00  (米) 4月景気先行指数
23:00  (ユーロ圏) 5月消費者信頼感・速報
※☆は特に注目の材料です


ただ、足元の相場についてはリスクに対する警戒感がかなり強く、噂や報道に神経質な状態が続いています。上記の☆付きの材料も、結果がよほど予想から大幅に乖離しない限り、手掛かり材料されない可能性があります。

♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

 

NZドル/円、買い材料が出るも地合いの悪さが目立つ

20日、NZ政府は2010-11年度予算を発表しました。主な内容は
(1) 法人税を現行の30%から28%に減税
(2) 2011年度のGDP(国内総生産)予測を従来の2.4%から3.2%に上方修正
(3) 2015-16年度には財政黒字に転換する見通し
となっており、特にGDPの上方修正が好感されてNZドル/円が買われる場面が見られました。

しかし現状は各国の景況格差よりも、ユーロ圏の財政赤字問題に端を発するリスク回避の動きが市場を覆っており、積極的にリスクを取りにくい環境にあります。そのため隣国の豪ドルは下げが止まらず、それに伴いNZドルにも下落圧力が掛かり、連れ安となっているようです。

現在の地合いがリスク回避に傾いている以上、株安やドル/円、豪ドル/絵の下落や売り材料への感応度は高い一方、買い材料への反応は遅れがち、もしくは反応できない展開が予想されます。この地合いは現在の流れが変わるまで続くと見られ、NZドルも反発に転じるまで時間がかかる可能性があります。

なおNZドルは現在、6月10日のニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表での利上げ期待が高まっており、クレディ・スイスが算出する金利先物指数における利上げ確率は70%前後と予想されています。もし利上げ期待が遠のく場面が出れば、NZドルには一段の売り圧力がかかる展開も想定されます。

豪ドル円一時75円00銭台、年初来安値更新・・・

豪ドル円が下落して先ほど一時75円00銭割れ寸前と、2月5日に記録した76円16銭の年初来安値を大幅に更新する豪ドル安水準まで下落しました。

ほぼ同じ時間帯に日経平均株価が一時10000円の大台を割り込んで9999円59銭まで下ヒゲを伸ばしており、いわゆるリスクオフの円全面高の流れの中で生じた現象だと思われます。

問題は、この豪ドル安をどうみるかですが、個人的にはユーロ圏発のリスクオフムードの巻き添えによる豪ドル安であり、豪州経済や豪州金融政策の変調に由来する豪州発の豪ドル安ではないと思っていますので、基本的には豪ドル相場がこのままずっと下がり続けることは無く、いずれ再び反発すると考えています。

最近の豪州経済の状況をみても、豪雇用統計での雇用者数の増加ペースは3月が2.77万人、4月が3.37万人と非常に堅調に推移しており、人口15倍の米国でイメージすると雇用者数が毎月40万人から50万人ぐらい増えているぐらいの景気拡大ペースになってきています。政策金利の水準も4.5%と日米欧英の4.5倍から数十倍の高水準にあり、当面の利上げの一時停止観測は出ていますが、利下げ観測が出ている訳でもなく、今のペースの景気拡大を維持していれば、これまでよりは落ち着いたペースながら利上げ局面も継続しそうだと思っています。つい週週間前に豪ドル円が88円台まで上昇していた時に理由とされていた環境が、今月に入って急激に悪化したと言う痕跡は認められません。

ただし、ここ数日の豪ドルの急落については、豪ドル米ドルや豪ドル円などでのストップロスはもちろんですが、ユーロ豪ドル相場を中心に我々が普段見慣れていないクロス相場の急変が著しく、リスクが取れなくなくなった欧州投資家がこれまで積み上げてきたユーロ売り、高金利通貨買いの持ち高を圧縮していることで、暴力的なポジションの破壊が進んでいるような状況です。

これまでのユーロ豪ドル相場をみると、昨年4月からほぼ一本調子で一次関数のようにユーロ安豪ドル高が進んでおり、先週から今週にかけて一時1ユーロ=1.39豪ドル台と、ユーロ発足以来のユーロ安豪ドル高水準になっていました。今週に入ってこれが急激に調整が入っているところをみると、ここ数日間で豪ドル安を加速させた触媒は、欧州勢力による豪ドルロングの整理だと推測しています。

実際、ユーロ豪ドル相場の月足をみると、昨年の2月以降、今年の4月まで途中1回の寄り引け同値線を挟んでほぼ14カ月連続の陰線(ユーロ安・豪ドル高)という異常な一方通行相場だったので、その過程で蓄積されたユーロ豪ドルでの持ち高圧縮が短期間に急速に入ったことで、他通貨市場での豪ドルのポジションの瞬間的な破壊力がましたのかもしれません。

昨年晩秋のドル円の85円割れの時もそうでしたが、こういう相場の特徴として、下がる時のスピードも速いけど回復する時の速度も早いという印象があります。豪ドル相場を取り巻く実体経済及び金融政策の方向感に関するファンダメンタルズ環境に著しい変化が生じない限り、何らかのきっかけで相場が冷静になって豪ドルを買っていた時の理由を思い起こして現在の状況を確認するようになれば、下げがきつかった分、戻りも早いのではないでしょうか・・・

円高継続、ドル/円91円割れ

午後に入り日経平均株価が一時10,000円の大台を割り込むと共に、市場ではリスク回避の動きが強まり、ドル/円は5/7以来の91円割れとなり、90.86円まで下げる場面がありました。15:30現在、91.00円を挟んで推移しています。

これに伴いクロス円は15:30現在では円全面高となっており、豪ドル/円は2/5につけた年初来安値をあっさりと割り込み一時75.00円まで下落したのを始め、日中に63.08円まで上昇したNZドル/円も15:30現在、61.00円を挟んで推移しています。

本日この後の欧州株式の動向や米ダウ平均株価(15:30現在は前日比-30ドル前後)も下値模索の動きとなるなら、市場総弱気で下値を試す動きが継続というシナリオもありそうです。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る Part2

 

20100520YEN1517.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/20の15:17現在【91.09円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

ドル/円はクロス円の売りに下落していますが、
日足のボリンジャーバンド(±2σ)で見ると、バンドの下限が90.57円とあり、
その辺りは一旦の目途となりそうです。

しかし、ロングが投げても、また下でロングにする人がいる感じの動きで、「ロングの総量は変わらず、コストだけが変わっている」ように見えなくもないので、
加速して下落する動きには注意したいと思います。

 


※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


 

日経平均1万円割れ、円全面高

午後に入り、日本株の下落を背景に円が全面高となっています。
先ほど日経平均株価が3ヵ月ぶりに1万円の大台を割り込んだ前後では、
リスク回避姿勢の強まりから豪ドル/円を中心に円高が進み
豪ドル/円は75.45円の安値を付けました。
ユーロ/円も112.28円まで急落。ドル/円でも91.07円の安値を付けています。
ただ、その後は急速な下落の反動で、ドル円クロス円とも値を戻しています。

NZドル/円、大きな流れではレンジ継続か

NZDJPY_100520.JPG(上記NZドル/円のチャート(日足)は5/20の14:10現在。クリックすると拡大します。)

NZドル/円は4月後半に昨年10月高値(69.69円)からのレジスタンスラインを突破し、70円トライが視野に入ったものの上値追いは69.34円までとなり、先ほどの10月高値の手前にて失速しました。その後は上値トライの機運が後退したうえ、その後の下押しが60.66円(5/19)に達しており、現状は概ね60円から69円でのレンジが継続している様子です。 

レンジ自体は昨年11/27安値(59.84円)からカウントすると既に半年近く経過しており、仮にレンジの上下どちらかに突破する場面においては、それなりの動きが予想されるものの、それまでは往来相場が続きそうです。

下値はレンジ下限にあたる59.84円(昨年11/27安値)が攻防の分岐点と見られます。その手前は5/49安値(60.66円)が近い60.47円(2/5安値)でしょうか。なおレンジを割り込んだ場合、レンジ倍返しが目標値とすると49.99円(59.84円-(69.69円-59.84円)が点灯する可能性が出てきますが、目先は56.83円(昨年7/8安値)や52.85円(昨年4/28安値)など、わかりやすいところを試しつつ底値を模索する展開が予想されます。

上値は、陰線で終わった19日の高値(64.00)を上回ることが、はじめの一歩かと見られます。その上は200日移動平均(5/20時点では64.97円)もありますが、5/4高値(69.34円)からのレジスタンスライン(同、65.70円前後)が試されそうです。

もしレジスタンスラインを突破したとしても、現状では20日移動平均(同、66.21円)が下向きに傾いていることから、69円台リトライには時間がかかるものと見られます。

嵐の前の静けさ?午後のユーロは小動き

   WS001267.JPG
(※ユーロ円30分足)

 
午前中は、昨晩の上昇の反動もあって下落が進んだユーロですが、
午後に入り、一旦落ち着いた動きになっています。

ユーロ/円は早朝の高値114.09円から112.90円まで下落しましたが、
午後は113.30円台でもみ合いとなっています。
ユーロ/ドルも1.2431ドルから1.2320ドルまで下落しましたが、
午後は1.2350ドル付近で小動きとなりました。
やはり、ECBの介入観測を手掛かりに上昇したものの、上値では戻り圧力が強そうで、
この水準から新規に買いで入る事はためらわれるし、
かといって介入観測が浮上する中では売りも仕掛けにくいという環境の中で、
微妙なバランスを保っているように見えます。
この後は、欧州金融市場の寄りつき動向待ちという事になりそうで、
アジアの株式市場に急な動きがなければ、嵐の前の静けさ的な午後になりそうです。

景気回復の足踏みで喜ぶのは投機筋くらいか?

ギリシャ発の金融危機が与える影響は、先進諸国の金融市場や実体経済を侵食し、それが巡り巡って、新興国経済にまで及んでいます。

欧州経済は金融市場が混乱をひきずることで、実体経済を足を引きずるでしょうし、不振ぶりが加速する可能性があります。

これによって、欧州・米国に輸出することで経済が成り立つ中国に与える打撃も考えられるところです。

中国の利上げを、年前半から年後半へと後伸ばしするとともに、回数と幅についての見通しを後退するエコノミストも増えてきました。

また、輸出が伸びなくなる影響で、例の人民元切り上げの実行も後延ばしになってしまう可能性が大いにあります。

そうなると、また世界経済の不均衡論議が活発化することになりますね。

金融発の景気回復の足踏みで、正直、いいことはあまりないです。喜ぶのは、株やユーロや商品(金除く)のショートを作っている投機筋くらいかもしれません。
 

ユンケル議長発言その2:ユーロの水準について懸念していない

最近のユーロ安に対するユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相兼ユーログループ議長の発言として、

・当局が為替相場の動きを監視している
・ユーロの下落が急速なことを懸念しているが、現在の相場水準については懸念していない

などが伝わってきています。

ユンケル議長の見解がユーロ圏通貨当局の統一見解という訳ではないと思いますが、ごく常識的な見解だと思います。為替相場の激しいボラティリティーが市場環境を劣化させることに対する警戒感はあるにしても、ユーロ相場の水準そのものは容認するという考え方の人は、先日のオーストリア中銀総裁同様、ユーロ域内にやはり少なからずいるということだと思います。

パート1についてはコチラから・・・

米中戦略・経済対話を控えての中国要人発言録

来週北京で開催される米中戦略・経済対話を前に、中国の人民元政策に関する要人発言がいくつか伝わってきています。

中国人民銀行アドバイザー:李稻葵氏
・中国に過度に通貨切り上げ圧力をかけることは非生産的
・米中戦略・経済対話で人民元問題が大きく取り上げられることはない
・為替政策の決定に関して中国側に一層の余地を残す見通し

中国財政省:朱光耀次官補

・外圧は人民元改革を遅らせるだけ
・主要準備通貨は通貨間の基本的安定を維持すべき
・米中戦略・経済対話ではマクロ政策の協調強化につながることを期待

・・・などです。

昨日も書きこみましたが、欧州市場混乱の影響もあって、中国政府による人民元政策変更の決断時期はやや後ろずれしているような雰囲気が強まっている感じです。

実際、既往のユーロ安ドル高進行の過程で、事実上のドルペッグ運用になっている人民元は対ユーロではここ半年間で最大20%近く元高・ユーロ安になっています。ユーロ安・円高が急激に進むと日本企業の欧州向け輸出環境や企業収益環境が悪化するのと同じように、ユーロ安・元高が急激に進んだ結果として中国企業の欧州向け輸出環境は悪化していると見られます。このタイミングで中国が対米ドル相場で人民元高にしてしまうと、ユーロ人民元相場での元高が更にすすむことで、中国企業の対欧州輸出環境に追加的影響が出易いと考えられます。

中国景気が回復から拡大の軌道に乗っている限り、いずれ人民元の高め誘導が再開されると思われますが、中国政府による具体的な決断時期には不透明感が漂っており、ドル人民元は上がりそうで上がらない状況を今しばらくは余儀なくされるのかもしれません・・・

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/20/12:10)

WS001804.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は売りの方が多いです。値を戻しても昨日頭を売った92.00円前後がせいぜい、と思っている方が多そうですね。
一方、ユーロ/円は相変わらず薄い板です・・・。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/20/12:10)

WSX000406.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は77.00円にて買い意欲が見られます。ポンド/円は131.00円や130.00円といった、キリのよいところで買い注文が出ています。

NZドル反発の背景は?

本日11時にニュージーランドの2010-11年度(年度は7月1日より開始)の予算が発表され、その内容が手掛かりとなり、市場ではNZドルが買われている模様です。

中身を見ますと、以下の材料により買われたものと見られます。
(1)法人税を現行の30%から28%に減税
  (その代わりに売上税は20年ぶりに引き上げられ、12.5→15.0%に上昇する見込み)
(2)2011年度のGDP(国内総生産)予測が上方修正された
  2011年が3.2%(2.4%より修正)
  ※それ以降では、2012年が3.1%、2013年が2.9%、2014年が3.0%とのことです。
(3)2015-16年には財政黒字に転換する見通し


NZドル/円は11時の発表より30分前位からじわじわと上昇が続いており、11:00の62.40円前後から12:00の時点では62.90円前後での推移と、63.00円をうかがう展開となっています。

ちなみに63.00円は昨日既につけてるレベルのため、仮に上抜けとなった場合、30分足上では63.50円あたりまで上値余地が拡大することが予想されます。

訪日中のユンケル議長、ユーロ安について発言

現在訪日中のユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相兼ユーログループ議長が、

(1)市場が理性的に行動しているとは考えてない
(2)ユーロの下落はECBの行動によるものではない
(3)ユーロ安の原因は財政赤字削減で成長が鈍化するとの見方が理由の可能性がある

などが伝わってきています。

ECBによるユーロ買い介入検討の思惑で昨晩のユーロが一時大幅上昇した後だけに、いつもよりもユンケル議長の発言は注目されている感じがします。

ただし、この内容だと、どう解釈していいのか難しいですね。

市場が理性的でないというコメントがユーロ相場についてのものならば介入もありという解釈も可能ですが、緊縮財政による景気下押し観測がユーロ安の原因だというのならファンダメンタルズに立脚したユーロ安なので直ちに介入実施に結び付くものではないという解釈も可能です。

つい先ほども書き込みましたが、個人的にはユーロ圏通貨当局による為替介入については、現時点ではやるかどうかは疑わしいとおもっていますし、仮にやったにしても

(1)まずは口先介入中心
(2)実弾でやったとしても水準押し上げ介入では無くスピード調整ないし防衛型
(3)ユーロ買い介入をやっても金融政策上は不胎化される


などの観点から、短期的なアナウンスメント効果はあっても、永続的な効果は乏しく、芯からユーロを強くする可能性は小さいと思います。

もしもユーロが強くなるとしたら、それは介入によって強くなるのではなく、域内財政問題の解消とか、ユーロ圏景気の相対的な好調とか、金融緩和の出口競争でECBが先行する期待が出るとか、より根本的な理由の裏付けが必要だと思います。

ちなみに、洋の東西に限らず、為替介入の効力を測定する基準として、個人的には

(1)口先介入か実弾介入か
(2)国内金融政策との方向性が合致しているかどうか
(3)国際協調介入か自国単独介入か

の3つの観点から判断するようにしています。

2009年10月05日に発行した外為の杜(もり)第10号「日本の為替介入を巡る議論について」で私見を簡単にまとめてありますので、興味のある方はご覧になってみてください。

今日の豪ドル/円テクニカル分析

AUDJPY_100520.JPG(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/20の11:00現在。クリックすると拡大します。)

昨日豪ドル/円は安値76.04円と76円での防衛線にて反発しました。ですがここで下値が止まったとの保証は何もなく、引き続き「隙あらば76円割れ」を狙える距離にあることには変わりはないため、引き続き下値76円を意識した展開が予想されます。ただ昨日の足形は陰線ながらも下ヒゲの長さがやや目立っており、もし18から19日のように下ヒゲを出して陰線で埋めにかかるような相場にならなければ、目先は反転のきっかけが生まれる可能性もあり、ここ数日の足形には注意したいところです。

まず下値は76円の防衛線が今後の相場の行方を左右すると見られ、仮に割れた場合は75.62円(昨年安値55.52円から4/30高値88.04円の値幅32.52円の38.2%戻し)で下げ止まるかは微妙であり、短中期では70.72円(昨年7/13安値)が目標値として点灯しそうです。

それ以外では本日11:00時点でちょっとしたサポート候補として、76.91円(5/20時点での、200日移動平均のエンベロープの-6%ライン)から77.07円(同、ボリンジャーバンド下限)のゾーンにて下支えとなるかをポイントに挙げたいと思います。

そして上値は79.37円(200日移動平均のエンベロープの-3%ライン)が既に重くなっており、まずは78.02円(本日11:00時点での、20日高値)を突破できるか、でしょう。78.00円前後は昨日の東京時間の下値試しの際に77.96円で反発(その時の戻り高値は79.09円)、一度はサポートとして機能していることから、78.00円±10銭前後のゾーンに注目したいと思います。


○サポート
76.91円(5/20時点での、200日移動平均のエンベロープの-6%ライン)
76.00円(前述の防衛線)
75.62円(昨年安値55.52円から4/30高値88.04円の値幅32.52円の38.2%戻し)


○レジスタンス
78.00円±10銭前後(前述のサポート&レジスタンス)
79.37円(5/20時点での、200日移動平均のエンベロープの-3%ライン)


===
いずれにしても、76円で下ヒゲ連発とか、直近の陰線を陽線で被せるなど、反転のサインとなりそうな足形が出ないと、戻りを試す展開にはなりにくそうな地合いに見えます。

欧州当局のユーロ買い介入でユーロは強くなれるか?

5月に入って値崩れが著しかったユーロですが、昨晩はいったん大きく反発しました。ユーロ円は110円80銭台から一時114円10銭手前と最大高低差で3円30銭近く買い戻され、ユーロドルも1.2140台から1.2430台と一時的にせよ、290ポイント近くも買い戻されました。

背景は、スイス中銀(SNB)によるユーロ買い・スイスフラン売りの実弾介入の実施と、米系情報会社のレポートを材料にした欧州中銀(ECB)によるユーロ買い・ドル売り介入検討の思惑でした。ここではそれらの効果について考えてみたいと思います。

まず、スイス中銀によるユーロ買い・スイスフラン売り介入については、これまでのユーロスイスの下落過程で、思い出して数えるのも面倒臭いぐらい何度も実施されています。ただし、その効果の賞味期限は基本的に短くて、為替介入の発動水準は基本的にユーロ安・スイス高の方向に押し込まれています。

例えば、昨年6月のユーロ買い・スイス売り介入の防衛線は1ユーロ=1.5000スイスフランで、その後5カ月ぐらいは効力があったのですが、昨年11月末頃から始まった対ドルでのユーロの値崩れの過程では介入の神通力が急速に低下し、今年に入ってからの防衛線は1.40台後半から1.4300、1.4200とどんどん後退を余儀なくされ、昨日はついに1.4000ちょうど界隈まで押し込まれています。

昨晩の介入の効果で、ユーロスイスは一時1.4300超の水準まで急騰しましたが、今朝はすでに1.4260台まで落ちてきています。スイス中銀が一人でどんなに頑張ったところで、ユーロ安の根本的な原因が、ユーロ圏の放漫財政国の問題や、緊縮財政による景気圧迫懸念など、ユーロ側にある限り、介入効力はあっても一時的だということは、ここ半年ぐらいの為替相場が証明しています。

・・・なので、スイス中銀のユーロ買い介入でユーロ相場が趨勢的に立ち直るとはちょっと考えにくいです。

一方、ECBによるユーロ買い介入検討の思惑については、その是非や当否について、現在見方が分かれています。ユーロ安による輸出刺激効果を評価するという観点からは、それによってユーロ圏からの本格的な資本逃避が起きて欧州株価の暴落や金利の急騰の引き金にならない限りは、「緊縮財政の痛みを緩和する鎮痛剤」としてむしろ歓迎すべきとの考え方もあります。

実際、ユーロはここ半年ぐらいの全面安の過程で対ドル、対人民元で最大約2割、対円でも最大18%ぐらい安くなっています。程度の差はあっても他通貨市場でも同じような傾向にあると思われるため、現在世界中でベンツなど欧州メーカーの価格競争力は上っているのでしょうし、ユーロ換算した欧州企業の海外売上や企業収益の押し上げ要因になっているはずです。

最近のG7各国は、「為替は基本的に市場が決める」というのが原則であり、ここに来て持ち上ってきたECBによるユーロ買い支え介入の思惑は、現在のユーロ相場の水準そのものを嫌悪しているというのではなく、ユーロの信認が崩落することでユーロ圏からの大規模な資本逃避が引き起こされるリスクに対する牽制球という意味合いが強いのではないでしょうか。

よって個人的には、今後欧州通貨当局による何らかの為替介入が実施される場合でも、まずは口先介入が中心だと思いますし、実弾でのユーロ買い介入が実施されるにしても相場水準押し上げ型の攻撃的介入では無く、極端なユーロ安投機を戒めるスピード調整ないし防御型の介入になる可能性が高いと思います。その場合、昨年来のスイス中銀によるユーロ買い介入同様、一時的効果はあっても、永続的な効果を期待するのは難しいと思います。

また、過去数多の為替介入の実例が示すように、国内金融政策との共鳴がない単独為替介入は、それが口先介入であれ実弾介入であれ、効力は限定的です。現時点でユーロ圏が金融引き締めに転じる可能性は低いため、仮にECBが為替市場でユーロ買い介入を実施したとしても、その効果を中和(不胎化)するためには、国内の短期金融市場で債券買いオペをやってユーロ資金を供給する必要があります。

この場合、傍目から見ると、ECBは為替市場でユーロを買っている一方で、それとほぼ同額のユーロを短期金融市場で供給することになりますので、「ECBが為替介入をやった」という事実からくるアナウンスメント効果だけは市場参加者の頭の中に短期的に残るかもしれませんが、金融政策由来のユーロ高圧力を同時に発生させることはできません。

いずれにしろ、ユーロが現在抱えている根本的な問題や不安を解決して芯から強くならない限り、欧州通貨当局の為替介入観測だけで相場のトレンドはなかなか変わらないと思います。ユーロ相場の大局観は、小手先の介入政策に対する思惑ではなく、やはり財政金融政策などのファンダメンタルズに立脚して涵養すべきなのではないでしょうか。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

20100520YEN1000BOL.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/20の10:00現在【91.77円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

 

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

 

(1)移動平均線
200日線(91.14円) < 取引値【91.77円】 < 60日線(92.13円) < 20日線(92.99円)

ドル/円はついに60日線を下回ってきました。
20日線は下向きになってきています。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.23円:横這い
20日線の位置:92.99円:下落  
バンドの下限:90.76円:下落


バンドの下限 < 取引値【91.77円】 < 20日線

となり、20日線とバンド下限との間での取引の動きになっています。
20日線とバンド下限が下がってきているのを見ると、「売り先行」の相場に見えます。

昨日は下落により、バンド下限スレスレまでに食い込む様な強い動きを見せました。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:60.53(やや下落)
赤い線:56.11(横這い)

赤い線 < 青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

日本の株次第の為替ですが、株は買い方が弱体化するか、反発によって力を盛り返すかどうか次第でしょうか。日本株も「下がって買い」の方々だけでなく、「売り」で大きく仕掛ける投機筋が狙っているのでは?との観測も聞いています。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/20/09:30)

WSX000402.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円、ポンド/円共に昨日の値動きで近くの注文が成立した後のため、いずれも板は薄めとなっています。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/20/09:30)

WS001261.JPG

(株)外為どっとコム提供

ドル円は92.00円の売りが目立ちます。
対照的にユーロ円は売りが薄いようで、113.80のストップ買い注文が
目を引きます。

FOMC議事録もドル売り要因に

昨晩公開された、米FOMC議事録(詳細はコチラの書き込みをご覧ください)では、
FRBのバランスシート正常化のために、いずれはMBS(モーゲージ担保証券)
などを売却する必要があるとの見解を示しつつも、「ほとんどのメンバーが、
FRBの資産売却をしばらく延期することを支持した」事が明らかになりました。

また、今年のGDP見通しが1月の予想2.8%+3.5%から 3.2%-3.7%へ
上方修正されたほか、今年の失業率も1月の9.5%-9.7%から9.1%-9.5%へ
修正されました。さらに今年のコアPCE(個人消費支物価指数)出見通しを
0.9%-1.2%に下方修正されています。


つまり、景気回復は勢いを増すもののインフレは低水準で推移しそうなことから、
出口戦略はまだしばらく先で良いという認識が示された事になります。

この議事録も、昨夜、対円以外ではドルが売られた一因であるように思われます。

本日、ドル円のポイントは?

 

     20100520YEN0800-1.jpg

上記のドル/円チャート(日足)は5/20の08:00現在【91.54円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

 もみ合いながら、下値を更新しつつありますが、下がったところの値頃でヘッジファンドやCTAの投機筋が
ドル/円を買ったところが、それがワークせず、次に下値切り下がってきたところで、ストップロスの売りを出すというパターンの繰り返しで下落していっているように見えます。

 「下値の適当な値頃で買う。どうせ日本は景気が悪くて超低金利が当面続くから、円は買う通貨じゃない」
と海外投機筋が思うのがアダになっています。昨今の金融パニック的な動きで、クロス円が巻き戻しで円買いになり、ドル/円もそれと合わせて下落するパターンです。

 まだ「ドル/円はここで買って安心」というレベルが見つけにくいです。うかつに中途半端なレベルでドル/円を買うと捕まりそうです。
とはいえ、相場感の考え違いによる投げが先行のドル/円売りで、トレンド的に大きく円買いというわけでもないので、値動き的に行ったり来たりを繰り返しつつ、結果的にドル/円下げ、になるようです。

 

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)93.63円:5/13高値、先週高値
(3)92.98円:20日線(少し下落)
(4)92.67円:先週の高値-安値(93.63-91.70)の半値
(5)92.63円:ラインC:90.00円(5/07安値)と91.75円(5/17安値)を結んだ線
(6)92.51円:ラインD:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(7)92.25円:5/19高値
(8)92.13円:60日線(少し上昇)

■下値のポイント
(1)91.60円:5/19の高値-安値(92.25-90.941)の半値
(2)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(3)91.14円:200日線(少し下落)
(4)90.94円:5/19安値
(5)90.85円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(6)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(7)90.14円:上記チャートの緑色の線:101.44円(2009/04/06高値)からの線
(8)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:20現在)です。
『60分足の20EMA』:91.66円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:92.05円

取引値【91.65円】  < 『60分足の20EMA』< 『60分足の70EMA』  
と、典型的な下落相場のパターンになっています。

 『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』に近づくところがあれば、戻り売りを検討することになります。

 また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、目先は反転上昇になるので、注意したいところです。

 本日もよろしくお願いします。


 

FOMC議事録の要旨

NY時間に発表されたFOMC議事録の要旨は以下の通りです。

・今年の失業率は9.1-9.5%の見通し
・今年のコアPCE見通しを0.9%-1.2%に下方修正
・今年の米国内総生産(GDP)見通しを3.2-3.7%に上方修正
・大半のメンバーは、当面、資産売却の延期を支持
・大半のメンバーは、バランスシートの正常化を速めるためMBSと政府機関債の売却を支持
・過半数のメンバーは、利上げ後の資産売却を支持
・大半のメンバーは、段階的な売却を5年程度で完了することを支持
・数名のメンバーは、インフレ抑制のため3年程度での資産売却を支持
・資産売却などの長期戦略について決定されず
・ギリシャ危機が米金融市場に悪影響を及ぼすことを懸念

GDP見通しは上方修正され、失業率は下方修正、インフレ率も下方修正となっています。

注目されていた資産売却の件ですが、過半数のメンバーは「利上げ後」としているため、今後は利上げ時期の方に再び注目が集まりそうです。

ただ目先のところ、利上げの先触れとみられているFOMC声明の「金利を『長期間』にわたって異例の低水準で維持」とする文言の変更をする可能性は低く、米国の金融引き締めはいまだ遠いように見受けられます。

ドル円、三都三様の材料で目まぐるしい方向転換・・・

おはようございます。

昨日のドル円相場は、国内外の株価、要人発言、主要国の為替政策・金融政策絡みのネタに振り回されながら数時間単位で上昇と下落を繰り返しつつ、気持ち円高方向に押し込まれる展開になりました。

一日の動きを振り返ってみると・・・

(1)東京時間帯は株価にらみ。早朝、92円前後で始動した後前場の日経平均が前日比▲200円以上下落する局面ではクロス円も含めて円全面高となってドル円も91円50銭台まで下落。後場にかけて日本株が持ち直し前日比マイナス圏ながらも高値引けになったことや上海株の堅調を背景にクロス円が持ち直すとドル円も反発して92円15銭まで上昇。

(2)欧州時間帯の序盤は再び円全面高。独メルケル首相の「ユーロは危機的状況にある」との発言を手掛かりにユーロ円が112円台半ばから110円台まで下落する過程でクロス円全般にストップロスを巻き込んだ大台割れが続出し、ポンド円が一時129円台、豪ドル円が一時76円台まで下落。ドル円も一時91円04銭と、91円割れ寸前まで連れ安。

(3)欧州中終盤は一転して円全面安の展開。欧州中銀(ECB)によるユーロ買い介入検討の噂でユーロドル、ユーロ円が持ち直しに転じたタイミングでスイス中銀(SNB)によるスイス売り・ユーロ買い介入が実施されるとユーロドル、ユーロ円とも一段高になってクロス円全般に反発。ドル円も一時91円90銭台と92円台回復目前まで上昇する局面も。

(4)NY序盤は再び円全面高。NYダウが一時前日比▲180ドル超下落し、米10年債利回りが3.3%界隈まで下落する局面ではクロス円、ドル円ともに下落。欧州通貨のクロス円は介入警戒感もあって比較的底堅いが、豪ドル円が一時76円00銭台まで下落すると同時に、ドル円も一時90円94銭と91円割れの水準まで押し込まれる。

(5)NY中終盤は一転して円全面安。NYダウが下げ幅を圧縮して米長期金利が反転上昇に転じるとクロス円、ドル円ともにショートカバーが優勢な展開に。ECB為替介入の憶測やSNB実弾介入実施の影響でユーロドルの大幅反発がユーロ円を中心にクロス円の買い戻しを主導したほか、日本時間深夜に発表されたFOMC議事録で2010年の米GDP見通しが上方修正されていたことで米国株、米長期金利の反発がサポートされるとの見方が広がると、日本時間早朝にユーロ円は一時114円台、ポンド円は一時132円台後半、豪ドル円は一時78円台を回復し、ドル円も91円70銭台まで反発。

(6)利食いに押されて小反落し、91円60銭前後で東京市場へ。

・・・という流れでした。

昨日のドル円相場は、東京、ロンドン、NY市場いずれも前半が円全面高、後半が円全面安という流れの中で翻弄され、本当に目まぐるしい展開になりました。値動きの背景となった材料も、国内外の株価、要人発言、為替介入政策への思惑、米金融政策と長期金利の反応など、局面によって激しく入れ替わっています。色んな材料に反応するのは為替相場の常であるとは言え、1日の中でこれほど激しく相場の味付けが変わる日は珍しいかもしれません。

本日の注目材料ですが、

日本では日銀の金融政策決定会合が今日から明日にかけて行われます。それほど注目はされていませんが、ドル円、クロス円ともに円高気味に推移してきたここ数週間の動きを踏まえ、政府要人等から金融政策に対して何らかの発言が出てくる可能性は一応要注意です。東京市場は基本的に材料難ですが、例によって日本株や中国株の動きぐらいしか値動きの背景をっ探しにくいかもしれません。

欧州ではスペイン10年国債の入札が予定されており、ユーロ買い為替介入の思惑の賞味期限も含めて、夕刻前後の欧州通貨の動きが注目されそうです。

米国では、株価と長期金利が注目されるのはもちろんですが、経済指標では毎週木曜日の失業保険新規請求件数や5月フィラデルフィア連銀指数、4月米景気先行指数などの発表が予定されており、例によって事前予想との格差が注目されることになりそうです。

最近のドル円は、統一されたテーマで動かずに、いろんな材料に目移りしながら動くという難しい状況になっていて、ついて行くのが本当に大変ですね。今日も一日よろしくおねがいします。
 

ユーロ/ドル 米FOMC議事録も要チェック

昨日18日、ドイツの金融当局がユーロ圏の国債やCDS、大手銀行や保険会社10社の株式の空売り規制を発表し、ユーロ/ドルはユーロ売り・ドル買いで反応しました。今夜 も引き続き、ユーロ圏の経済先行きに関するニュースや、ドイツを筆頭に規制強化に関する続報に市場の注目が集まるとみられます。

ただ、米国内でも経済イベントも予定されています。昨夜18日に発表された米4月生産者物価指数が市場予想とほぼ変わらない結果だったことから、本日発表される米4月消費者物価指数が市場予想から大きく乖離した内容になる可能性は低く、これが相場の手掛かり材料になる公算は小さいでしょう。

ただ、その後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容には要注意です。

議事録が発表される4月27?28日のFOMCの声明文は、先ほどこちらで触れたように、早期利上げ観測につながるような議論がなされた可能性は低いと考えられますが、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融危機の時に買い入れたモーゲージ担保証券の売却に関するFRBの見解などが注目されています。売却について前向きかつ具体的な議論あれば、米国の近い将来の金融引き締め観測が高まり、ドルの買い材料になる可能性があります。

ユーロ/ドルは本日9時前に1.2142ドルの安値を付けており、日中に反発しましたが、夕方から再び軟調な展開となっています。何がきっかけとなって1.20ドル台まで急落するか分かりません。材料になり得るものには全て気を配っておきたいところですね。

クロス円を中心に円全面高

ダウ先物の下落などを背景に、円が全面的に上昇していますが、19時過ぎからその様子に拍車がかかっています。

資源国通貨については、豪ドル/円は77円、カナダ/円は87円、ランド/円は11.70円を完全に割り込みました。
また、ユーロ/円は111円を、ポンド/円は130円を割り込む場面がみられるなど節目近辺での攻防を継続。ドル/円は91.10円まで一時下落しました。

NY時間の見どころ:FOMC議事録


27:00 (米) FOMC議事録

4/27-28に行われたFOMC後の声明では、労働市場や住宅市場への見方を
やや上方修正したものの、焦点となっていた「長期間」の文言は変更なし。
総じてハト派的な声明文でした。したがって、今日公開される議事録もタカ派的な
ものとなる可能性は低いと思われます。ただ、気になる点もあります。
4月のFOMC前の報道では、少なくとも6人のFOMCメンバーは
モゲージ担保証券(MBS)の売却に前向きであると伝えられていましたが、
声明文にはこの売却に関する記載はありませんでした。
また、FOMCの2日後に導入を正式決定したターム物預金ファシリティ(資金吸収手段)
の詳細についても全く触れられておらず、意図的にタカ派色を感じさせない声明にしたのでは
と勘ぐられるほどです。
リスク回避によるドル買いが強まる中、もし今日の議事録で、
こうした出口戦略への議論があった事が明らかになれば、
さらにドルが上昇する可能性もあります。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/19/18:10)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は77.50円に売りストップがやや見られます。ポンド/円は130.00円に買い注文がある一方、130.00円より下では売りストップが散見されます。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/19/18:10)

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提供は(株)外為どっとコムです。
 
夕方の急落で、ドル/円の板はかなり薄くなってしまいました。
一方、ユーロ/円は111.00円と110.50円の節目にそれぞれ買いが厚めになっています。

BOE議事録発表も・・・

17時30分に発表されたイングランド銀行(BOE)の理事会議事録の要旨は以下の通りでした。

・全会一致で政策金利0.5%の据え置きを決定
・全会一致で資産買い入れプログラムの債券購入枠の据え置きを決定
・2月以降の経済指標はおおよそ予想通りだが、市場の動揺と財政見通しで不透明感が漂う
・成長の下振れリスクが増した
・ユーロ圏の債務危機は英国の需要や投資に影響を及ぼす可能性


選挙直後の何も起こらなかった理事会の議事録であった上、サプライズもなくほとんど材料視される様子はありませんでした。ポンド/円、ポンド/ドルともに議事録発表前後で下落していましたが、それは欧州の株安を受けたユーロや豪ドルなどの下落に連動したものとみられます。

本日、ドル円のポイントは?Part2

 

20100519YEN1741.jpg


上記のドル/円チャート(日足他)は5/19の17:41現在【91.46円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、「夕方の時間のお約束のような」ユーロ/円、ドル/円のショートカバーに112.54円、92.15円を見て後、その後、欧州株の下落を見て、連れて豪ドル/円、ユーロ/円の下落にドル/円は91.36円の安値を見ています。

 

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):91.87円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):92.06円

位置関係:
取引値 < 『15分足の20EMA』 < 『15分足の70EMA』  

と下落相場のフォーメーションになっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):92.04円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):92.31円

位置関係:
取引値 < 『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』  

と下落相場のフォーメーションになっています。

昨日段階での「くりっく365顧客ポジション状況」では、ドル/円の買い持ちが5億4百万通貨、豪ドル/円の買い持ちが21億93本百万通貨でした。
豪ドル/円の買い持ちは空前もしくはそれに近い規模ではないでしょうか。

それを狙われたのかどうか、豪ドル/円は78円を割れてから売りが加速しています。
豪ドル/円は、2/5の今年の安値76.16円が近く見えます。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。
 

豪ドルとNZドル、連動性はあるか?

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(上記チャートは左側がNZドル/米ドル、右側が豪ドル/米ドル。画面は5/19の16:15過ぎ。クリックをすると拡大します)

一般的にはNZドルと豪ドルは似た動きをすることが多いと言われています。もしダウ理論を当てはめて考えてみた場合、豪ドルかNZドルかのどちらかが下落した場合、残りの一方も下落に転じる可能性が考えられます。相関係数を取ったわけではありませんが、半年弱の日足チャートで見た場合、似たようなチャートを描いているため、それなりに相関性はあるように見えます。

本日豪ドル/米ドルは2/5安値(0.8578)を割り込み、一時0.8515ドルと2009年9月以来の安値を記録しました。一方でNZドルは2/5安値(0.6806)を維持、下値は0.6827ドルとなっており、豪ドル/米ドルより下げ幅は少ない状況となっています。

もし豪ドルとNZドルにおいて連動性があるとした場合、豪ドル/米ドルが一段安となる場面では、NZドル/米ドルは2/5安値(0.6806)を維持できるかが注目され、もし維持できなかったらNZドル/円は一段安が、一方で反発に転じたらNZドル/円は底堅く推移するのではないかと見られます。


※本来のダウ理論では工業株平均と鉄道株平均との比較において書かれていますが、書かれた当時の時代背景を考慮する必要があります。

動画で「ユーロ」のポイント解説アップしました

さきほど、外為どっとコム総研のホームページ内の動画コンテンツ「FXフォアキャスト」において、

皐月相場もさえない展開が続いている「ユーロ」についてのポイント解説をアップいたしました。

全体で7分40秒程度とやや長めですが、今回一連の金融危機対策発表後も軟調地合いから抜け出しきれずにいるユーロについて、テロップや図表も使って簡単に私見をまとめてあります。

興味のある方は、コチラからご高覧賜れば幸いです。

今夜から明朝に掛けての注目材料

昨夜から今朝にかけて大幅に円高が進んだ外国為替市場ですが、その後は落ち着きを取り戻しています。このまま円高傾向は一服するのか、今後の方向性の手掛かりとなり得る材料を確認しておきましょう。

5/19(水)
17:30☆(英) BOE議事録
18:30  (南ア) 3月実質小売売上高
21:30☆(米) 4月消費者物価指数
21:30  (加) 3月卸売売上高 
27:00☆(米) FOMC議事録

5/20(木)
――  日銀金融政策決定会合(21日まで)
08:50☆(日) 第1四半期GDP・一次速報
※☆は特に注目の材料です。


今夜のBOEやFOMC議事録にしても、米消費者物価指数や日GDP・一次速報など経済指標にしても、☆がついている「比較的注目度の高い」経済イベントではあるものの、現状では基本的にユーロ圏経済の先行きや規制強化に関する報道に対する関心の方がはるかに高く、これら経済指標・イベントが果たしてどれだけ材料視されるかは微妙なところです。ただ、ユーロ/ドルが節目の1.20ドルが視野に入ってきつつある中、ちょっとしたことがきっかけになって相場が大きく動く可能性もあります。一応気をつけておきましょう。


♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「FOMC議事録」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

 

ユーロ売り再び、朝の安値に急接近

先ほど、日本時間午後4時過ぎに、ユーロ/ドルは朝方付けた
4年ぶりの安値1.2141ドルに急接近する1.2147ドルまで急落しました。

ドイツのメルケル首相が

「ユーロは危機にある」
「ユーロが直面する危機に対応する必要がある」

などと発言したことや、欧州株式市場が独・仏ともに2%以上の下落で始まった
ことを嫌気したユーロ売りが出たようです。

ただ、売り一巡後は急速に値を戻し、1.22ドル付近まで上昇するなど
不安定な取引が続いています。

日本株、前日比マイナス圏での高値引け、為替は・・・

さきほど、日経平均株価が前日比▲55円80銭安い10186円84銭で引けました。

昨晩のニューヨーク市場で生じた米国株価の下落と円全面高の流れを受けて、前日比大幅安で寄り付いた後、前場に一時前日比▲200円以上安い10041円93銭と、1万円割れのリスクを喚起させるレベルまで落ち込みましたが、その後後場にかけて持ち直し、「引け値は前日比マイナス圏ながらも日足は陽線の高値引け」という解釈の難しい微妙な後味を残して本日の取引を終えました。

為替相場は先ほど書きこんだ通り、日本株前場の軟調地合いの中で今朝方まで売り込まれていたドル円、クロス円とも若干買い戻されて円高一辺倒だった動きにブレーキがかかっています。ちなみにドル円は午前中の91円50銭台からは持ち直しましたが、相変わらず92円前後の攻防戦です。

各種マーケットコメントによれば、日本株のコメントは円高一服を株価持ち直しの理由に挙げる一方、為替のコメントは日本株の持ち直しを円高一服の理由として挙げている傾向が強く、どちらも謙虚に持ち直しの理由を相手に譲り合っている印象です。

決め手になる材料に乏しい中で、大きく売られた反動で買い戻されたというのが妥当な1日だったと言えそうです。これから参入してくる欧州勢の動きが注目されます・・・

欧州の混乱で揺らぐ中国人民元切り上げ観測・・・

一部通信社の伝えるところとして、

中国政府系シンクタンクの研究員が、

ユーロ圏の金融危機の影響で、中国からの欧州への輸出の伸びが今後数カ月鈍化するとの見方を示したそうです。 中国からの欧州への輸出の半分以上は電子機器と機械であることに加え、今年に入ってドル高ユーロ安が進む中で、事実上のドルペッグ運用になっている人民元相場は対ユーロで14%以上も上昇しており、中国の電子機器、機械メーカーを中心に対欧州輸出環境は劣化しているとみられます。

こうした見解を上海証券報にしめした研究員が所属するシンクタンクは、中国国務院内で人民元の早期切り上げに比較的前向きな人民銀行系ではなく、人民元切り上げに比較的慎重な商務部系のシンクタンクであることを割り引いて考える必要はありそうですが、昨今の欧州金融市場の混乱と、ドル高ユーロ安の進行は、中国の為替施策変更のタイミング等に微妙な影響を及ぼす可能性はありそうです。

中国の為替政策に関しては、最終的に中国が決めるということ以外に確実なものは何もないのが実情であり、中国政府が人民元を今切り上げたら自分が損をすると思っているうちは、こちらが思い描くようなタイミングや方法ではなかなか人民元の切り上げや高め誘導に踏み切らないかもしれません。

欧州金融市場の混乱は、様々な観点から先行きの為替相場の読みを難しくしています。

ドイツの空売り規制の裏には・・・?

ドイツの株式や債券の空売り規制は、逆に市場の不安をあおっており、欧州の金融機関がそんなに悪いのかの疑心暗鬼を呼んで、ユーロ売り、ユーロ円売りの流れになっています。

ユーロは憎いことに、適度なショートカバーが入るだけに、なかなかショートになりきれず、また再度下がっていくという動きの繰り返しになっています。

5月17日付・英国紙「テレグラフ」に以下の内容の記事があります。
・ある金融機関のレポートでは、ドイツの銀行は保有するギリシャ債(総額450億ユーロ)のうち、未だ75%しか処理していない(112.5億ユーロ残っている)。
・国が保有するヒポ・リー(Hypo Real Estate Bank AG)は(ギリシャ国債を)78億ユーロ分保有していると発表した。これは同行における実体資本額(優先株除く)の243%に相当する額である。
・コメルツバンクの子会社、ユーロヒポの保有額は30億ユーロ、または同行の実体資本額の77%に上る。
・ロイヤルバンクオブスコットランド(RBS)は、ギリシャが自主的に債務再編を行えばCDSの債務保証条項が行使出来ないので、いくつかのドイツの銀行は大変なことになるかもしれないと伝えた。

といういくつかの問題を内包しており、これらもドイツの銀行・保険会社10社の株の空売り規制の背景に対する思惑につながりかねない内容ですね。

ちなみに、その10社は以下のとおりです。
Aareal Bank  ARLG.DE (アーレアル銀行)   
Allianz  ALVG.DE (アリアンツ<保険>)         
Commerzbank  CBKG.DE (コメルツ銀行)       
Deutsche Bank  DBKGn.DE (ドイツ銀行)   
Deutsche Boerse  DB1Gn.DE  (ドイツ証券取引所)   
Deutsche Postbank  DPBGn.DE(ドイツ郵便銀行)     
Generali Deutschland Holding  GE1G.DE  (ゼネラリ保険会社)   
Hannover Rueckversicherung  HNRGn.DE (ハノーファー<ハノーバー>再保険会社)    
MLP  MLPG.DE  (MLP<金融投資アドバイザー>)      
Munich Re  MUVGn.DE (ミュンヘン再保険会社)

これらのうち、いくつかは、ギリシャ国債を保有したままであってもおかしくはないところです。


ドイツ空売り規制には詳細説明が必要

欧州危機の中では、ギリシャやポルトガルといった高債務国の国債を
売却した資金の一部は、ユーロ圏にとどまりドイツ国債に向かっていました。
これを受けて、今年の初めには3.9%台であったドイツ10年債利回りは
直近では2.8%台に低下しています。
ただ、今回ドイツが打ち出した空売り規制が、規制を嫌う国際投資家の
マネー流出につながり、ドイツ国債にも売り圧力(利回り上昇圧力)が強まった場合、
ドイツ国債の売却資金はユーロ圏以外に向かう事になり、
さらなるユーロ下落を招く可能性も否定できません。

もっとも、ドイツ当局の狙いは「投機による価格変動」の抑制にある事は確かであり、
昨日から、今日にかけての市場の混乱を受けて、ドイツ当局はユーロの「最後の砦」
とも言えるドイツ国債の防衛のためにも、今回の規制の狙いや効果について、
より詳細な説明を行う必要がありそうです。

NZドル/円の下落の背景は?

本日のNZドル/円は早朝から仲値公示にかけて下落し、一時5/6以来の安値となる、62.50円をつける場面がありました。 午後に入りドル/円が反発、日経平均株価も下げ幅を圧縮しており、NZドル/円は13:15現在、63.10円台まで戻しています。

本日の下落の背景につきまして、以下の理由が考えられます。
(1)ボラードRBNZ総裁は発言の中で、自国通貨が徐々に下落することは望ましいとの認識を示したことが、為替市場では材料視された
(2)豪ドル/円のところでも書いた、昨晩独で発表されたCDSの空売り規制などの金融規制措置が市場ではユーロからの資金流出懸念へと結びついたことにより市場ではリスクを回避する動きとなり、クロス円が下げやすい地合いとなった

しかし本日のNZドル安の主因を探したところ、金融政策報告書やRBNZ関係者が発言した6時頃や、その後ボラードRBNZ総裁が発言した9時過ぎのチャートを見る限りでは、NZドル単体での下落を見出すことは難しいため、(1)のNZドル安を望む認識を示したことよりは(2)の市場のリスクを回避する流れに引っ張られた、と見る方が自然なのかもしれません。

テクニカルではNZドル/米ドルは0.6806(2/5安値)に迫っており、もし0.68ドルを下回る場面ではNZドル/円も連れ安となることが予想されます。

そのほか、昨日のイングリッシュ財務相より
・売上税を現行の12.5%から15.0%に引き上げ、その財源を一律の所得税減税に充てる見込み
・2011-12年度の予算案は日本時間の20日午前11時に発表される予定
との発言が伝わっており、明日発表予定の予算案には注目されそうです。

なお金融政策報告書についてはマーケットでも特に取り上げられておらず、内容はNZ経済は引き続き低い債務であることなどが書かれていましたが、市場では材料視していない模様です。

==
○本日早朝からの要人発言
ボラードRBNZ総裁
・金融システムは過去6ヶ月間で改善されたが依然として脆弱である
・金融市場がソブリン債に注目する中、NZは対外債務を減らし財政赤字を縮小必要がある
・国内の貯蓄率引き上げと海外での資金調達への依存の割合を低下に向けた経済のリバランスは、向こう数年間の成長率が比較的緩やかになるとしても、財政収支を安定させるためには極めて望ましい

スペンサーRBNZ副総裁
・銀行の信用の伸びは不況や家計の弱い需要を反映して抑制されている

クロス円、ドル円買い戻しで小反発も・・・

昨晩のNY市場で進んだ米国株安と円全面高を受けて前場軟調だった日経平均が、後場に入って下げ幅を圧縮してきています。前場に一時10041円93銭まで下落していた日経平均株価は、現在10168円台まで買い戻されてきました。

為替市場も似たような動きとなっており、午前中に一時91円50銭台まで下落していたドル円相場が92円前後まで持ち直してきたほか、主要なクロス円相場やユーロドル、オージードル、ポンドドルなどのストレートドル市場も軒並み小反発に転じています。

時間外の米国債市場では、昨晩大幅に下落した米長期金利も小反発に転じており、総じて言えば、昨晩から今朝にかけて大幅に売られていたものが買い戻され、買われていたものが売られているといったところでしょうか。材料難の東京市場で世の中のムードを一変させるきっかけが提供された感じではないので、あくまで短期的な売られ過ぎの反動という色彩が強そうです・・・

中国首相の認識=世界経済危機は想定以上に深刻

中国の温家宝首相は18日、世界経済危機は想定以上に深刻との認識を示しました。

北京を訪問中のケーラー独大統領との会談で、温首相は「世界経済はゆっくりと回復しているが、ファンダメンタルズは依然弱い」と指摘。「欧州のソブリン債危機は欧州の回復の足かせとなっており、世界の金融危機の深刻さや複雑さはわれわれの想定を超えた」と語りました。
 
==

中国は、ここに来て、ユーロ債を売っているとの噂もあるので、自分で火をつけているのかもしれません。

しかし、「輸出大国」中国が、モノを買ってくれる米国や欧州の状況をつぶさに知っていて、このような発言に至っているとすれば、本当に注意しないといけないのかもしれません。(例えば、5/06のミニ金融危機で、商品購入がキャンセルになっているとか) 

ドイツの空売り規制への市場反応について・・・

昨日深夜にドイツ政府が発表したユーロ圏国債、同関連CDS、主要10金融機関株式に対する規制強化に対する市場の初期反応は、金融株を中心に米国株売り、米国債券買い、ストレートドル市場、クロス円市場ともにユーロ売りという結果でしたが、冷静になってみると、これら全てが必ずしも正しいのかどうか、やや考えさせられる面もあります。

欧州国債や同関連CDSの空売り規制を受けて、欧州国債市場では程度の差はあっても、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、英国などの放漫財政国のCDSスプレッドは縮小したと伝えられています。ドイツ政府の施策によって、欧州国債市場における過剰な投機や混乱が抑制されるという所期の効果が見込めるのであれば、そのこと自体は株式市場にとってもあながち悪いことではないかもしれませんね。

もちろん、株式市場は本質的に規制強化を嫌悪する性質がありますし、金融規制の強化によって金融機関の将来の期待収益が目減りする可能性が発生した分についての株価下落による水準訂正はアリだと思われますが、新たな規制が常態化してそれが所与の環境という扱いになってしまえば、追加的、永続的な株価の下落要因にはならない可能性もありそうです。

主要金融機関の株の空売り規制についても、一部で「何か隠されている潜在的なバランスシート問題があるからではないか」という疑心暗鬼が取りざたされたようですが、本質的には上記と同じような解釈が可能で、そのこと自体は株価の安定化を目的とした施策であるといえます。

ECBの国債買い取り政策なども含めて、国債市場に対する中央銀行や政府規制による介入をじっしすることに対する賛否両論はありますが、欧州国債市場の混乱があのまま放置されて収まらない状態にある方が株価にとってはマイナスだと考えられますので、今回の施策に対する株価の反応自体については、その永続性についての解釈が難しい面もありそうです。

一方、昨日のドイツ政府の規制強化の発表後のユーロの下落については、規制強化を嫌ったお金がユーロ圏から逃避するかもしれないという思惑などを背景にした直接の反応だったのか、株価の下落を通じた影響の方が大きかったのか、イマイチ判然としない部分があります。

その意味では、今回ドイツ政府が発表した規制の影響については、もう少し長めの時間軸の中で、そのマーケットへのインパクトを見極める必要がありそうです。

より大局的な観点からは、

(1)今月に入って導入された一連の欧州金融市場の安定化政策によって、欧州の国債市場の混乱が収束していくのかどうかの見極め

(2)欧州諸国が市場に要求されて実施する緊縮財政がもたらす欧州経済への影響と、それが世界的に伝播していくのかどうかの見極め

がユーロ相場及びその他通貨市場への影響を考える上で重要だと思っています・・・

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/19/12:10)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円、ユーロ/円ともに、「下げて戻している」局面です。
ドル/円はやや売りの方が多いですが、大差はないと言えるでしょう。
一方のユーロ/円は全体的に薄い状態です。
 

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/19/12:10)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は79.00円に売り注文が、ポンド/円は130.00円前後に買い注文が、それぞれ集まっている様子です。

【英国】オズボーン財務相の最初の仕事はどうなる?

先週末から、英国のオズボーン新財務相が積極的に動きはじめています。彼から出た発言や方針は以下の通りです。

・「予算責任局(OBR)」を作り、政府による財政赤字への取り組みを監視する機関の立ち上げ
→トップには英金融政策委員会(MPC)の元メンバーだったアラン・バッド氏が就任。OBRは政府の予算編成に際して独立した立場から助言し、また少なくとも年2回、財政見通しを発表する

5月24日に2010年の歳出削減案を発表(60億ポンド)

6月22日に緊急予算とオズボーン財務相の計画の全容を打ち出す予定

この緊急予算に付加価値税(VAT)の引き上げを盛り込む可能性を否定しなかったことから、この引き上げの可能性も意識されています。

なお、保守党と自民党の連立政権の動向ですが、今のところ順調な滑り出し、とみる向きが大勢です。
連立したことによって、保守党の無茶な部分(反EU的な施策)と自民党のあやしい部分(核抑止力の放棄やユーロ導入など)についてはお互いに引っ込め、現実的なものにまで政策が押し上げられてきている模様です。

これほどによい滑り出しとなったのは、この連立政権を連立合意期間の5年間いっぱいまで維持したい、という双方の意向が大きいとみられます。


そうなると、余計に今回の英国の選挙で最大の注目点となった、「英国財政再建」の行方の鍵を握るオズボーン財務相の動きに注目が集まります。取りあえず、24日の欧州時間は英国の政治関連報道とポンドの動きに注目です。

このとき、オズボーン財務相が英紙フィナンシャル・タイムズにかたった「前政権は財政統計に手を加えていた」という発言について、根拠や細かい説明がある可能性もあります。この点も相場で材料視されそうです。

豪ドル/円下落の背景は Part2

豪ドル/円下落の背景として、当社・植野がコチラに記載していますが、

この他に、オーストラリアの現地新聞(Australian Financial Review)の一面において、
"BHP warns tax threatens dividend."(BHPは鉱山会社への課税が会社の配当拠出に脅威となる、と警告)の記事を載せ、豪鉱山会社への課税問題が政治的に次のレベルに移ったことを報じています。
 
多くの、資産をバックにした機関投資家にとって、BHP株のウェイトが大きいことを考慮すると、これは豪ドルにとってネガティブなニュースであり、議論が感情的な諍いというレベルに発展していることを示しています。

また、この他にも、昨日(5/18)昼、豪州のケン・ヘンリー財務長官はこの課税についての根拠を示さず、理論的に課税を正当化することができなかったことで、明らかに聴衆を納得させられていなかったことが報道されています。
 

日経平均1万円台キープでリスク回避一服

午前の日経平均株価は10079.03円と大幅安とはなったものの
心理的節目である10000円の大台はなんとか割り込まずに引けました。

為替市場でも、リスク回避のドル買いや円買いは一服しているようで
下げがきつかったユーロ/円も112円台を回復しています。

ただ、昨日の海外市場のメインテーマとなった、ドイツのから売り規制については
欧州金融市場の取引終了後の発表であった事から、今日の欧州時間の序盤は
荒れ模様の展開となる可能性もあり、午後の為替市場も不安定な展開となりそうです。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100519.JPG(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/19の11:00現在。クリックすると拡大します。)

豪ドル/円は下げが止まらず、下値76円台トライも視野に入りつつあります。仮に76円を割った場合は70.72円(昨年7月安値)が短中期における目標値として浮上する可能性が出てくるため、ここでの攻防の行方は今後の相場への影響が大きく、その行方には注意したいところです。

本日11:00現在の安値は77.96円となっており、5/6の下ヒゲの1/3戻し(77.97円)で下げ止まっている格好となっています。しかし下値は78.18円(2/25安値)を突き抜けたことにより、76.98円(5/6安値)や76.16円(2/5安値)など、76円台が攻防の分岐点となることが予想されます。

反対に上値は既に200日移動平均(5/19時点では81.84円)が重くなっている様子であり、79.39円(200日移動平均のエンベロープの-3%ライン)すらも厳しいかもしれません。

足形を見ると先週の下落以降、「昨日の安値は今日の高値」を地で行くような相場展開が続いており、上昇のためには、まずはこの展開から脱却する必要があると見られます。本日ですと79.74(本日11:00時点での、19日高値)円を陽線で越える、当日の安値が前日の安値を下回らないなど、現在の流れを脱却する兆しが見えないと、仮に上昇したとしても戻り売り圧力の強さを考慮すると、上値は限定的となるかと見られます。


○サポート
77.97円(5/6下ヒゲの値幅の1/3戻し)
76.98円(5/6安値)
76.16円(2/5安値)

○レジスタンス
79.39円(200日移動平均のエンベロープの-3%ライン)
79.74円(本日11:00時点での5/19高値)

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のドル/円チャート(日足)は5/19の10:00現在【91.63円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
200日線(91.16円)< 60日線(92.09円)< 取引値【91.63円】<
 20日線(93.08円)

ドル/円はついに60日線を下回ってきました。
20日線は下向きになってきています。引値ベースでは上値

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.24円:横這い
20日線の位置:93.08円:やや下落  
バンドの下限:90.93円:下落

バンドの下限 < 取引値【91.63円】 < 20日線

となり、20日線とバンド下限との間での取引の動きになっています。
下落してバンド下限に食い込む様な強い動きになるのでしょうか。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:63.00(やや下落)
赤い線:58.67(横這い)


赤い線 < 
青い線

で、売りに力が働いてきています。

以上のようなサインが出ています。

5月13日以降のドル/円(日足)は、
下値は、更新して下がってきている
上値は、更新して上昇できずに下がって来ている
という動きになって来ています。

本日は、4/19の安値も瞬間的に下回って来ています。

下がりそうに見えるけど、下を売るのは躊躇するし、追いかけては売りたくはないところですね。
まだ相場感が売り買い交錯しているところに見えますので。

戻りを売るなら時間足の『60分足の20EMA』(92.20くらい)『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(92.40くらい)等に引きつけて、丁寧にいきたいところです。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。 

豪ドル/円下落の背景は?

本日クロス円が全般的に下落する中で、特に豪ドル/円の下げがきつくなっており、10:10現在、豪ドル/円は77.96円、NZドル/円が62.50円までそれぞれ下落する場面がありました。

その理由としましては、
(1)豪5月ウェストパック消費者信頼感が-7.0(前回-1.0%)と、19か月ぶり安値水準となった
(2)昨日のRBA(豪準備銀行)議事録にて、当面の利上げ期待が後退した
(3)昨晩独で発表されたCDSの空売り規制などの金融規制措置が市場ではユーロからの資金流出懸念へと結びついたことにより市場ではリスクを回避する動きとなり、クロス円が下げやすい地合いとなった
などが挙げられます。

少なくとも現在のマーケットではリスクを取りにくい地合いであることから、そのため景況感や今後の利上げ期待よりも、リスク資産圧縮の動きのほうが優勢となり、豪ドル/円の下落につながってものと考えられます。 

株安、円高・・・ドイツの規制がリスクオフの地合いを加速

昨日発表されたドイツのネイキッド・ショート・セリング(資産等の当てのない空売り)に対する一時規制の波紋が各国の市場で広がっています。

東京市場の日経平均株価一時10049円と、1万円割れに近付いてきています。

リスクに消極的となる動きは、豪ドル/米ドルや、英国ポンド/米ドルの売りを加速させ、
それらの売りは、クロス円の売りとなって、ドル/円を押し下げています。

ここから、下値のクロス円は、キリのいいところのレベルを下回ると、ストップ売りが出そうです。

豪ドル/円 78円、ポンド/円130円、・・・・

あと、気になる安値水準(過去の安値)は、

豪ドル/円 
5/6 76.98円
2/5 76.16円

ユーロ/円 5/6 110.45円

あたりでしょうか・・・。

今日は昨日と違って、売りたくて売っている感じでないのにも関わらず、下がっているのが気になります。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

豪ドル円一時78円台前半。今後の動向は・・・

豪ドル円の下落が続いています。昨晩のドイツ空売り規制ショックでユーロが下落したのにお付き合いする形で、つい先ほど、豪ドル円も一時78円台前半まで下落してきました。

4月30日に記録した年初来高値が88円04銭でしたので、NY株異常取引の疑いで米国株が前日比▲1000ドル安まで下落した時に伸びた下ヒゲ76円台を異常値としてみると、豪ドル円はこの3週間弱の間に10円弱、▲11%以上も下落したことになります。

豪ドルが年初来高値まで上昇する時の基本的背景は、世界景気回復期待、豪州景気回復期待、豪州利上げ観測などでしたが、下落する時の背景は、欧州金融市場の混乱への懸念、中国の金融引き締め懸念、ドイツ金融規制への警戒感、豪州の利上げ一巡観測などでした。

年明け後の豪ドル相場の動きを振り返ってみると、最近の豪ドル円の下落は、その背景や規模の点で年明け後の豪ドル円相場の下落に非常に良く似たところがあります。当時の動きを振り返ってみると、1月11日に記録した昨年来高値が86円18銭、2月5日に記録した安値が76円16銭となっており、この間、豪ドル円は約4週間かけて10円強、▲11.6%下落しました。この時の豪ドル円下落の背景とされていたのは、欧州国債市場の混乱への懸念、中国の金融引き締め懸念、オバマ大統領の金融規制提案、豪州の利上げ一巡観測などでした。

周知のように、その後豪ドルは反発して上昇に転じ、年初来高値を更新して今年4月に88円台まで上昇した訳ですが、今回も同じようなパターンになるのか、そうならずにこのままどんどん下がり続けていくのかどうかが注目されています。

判断のポイントは、やはり今後の世界景気の動向だと思います。

前回、豪ドル相場がギリシャ問題、中国の金融引き締め、オバマショックという「リスク圧縮3点セット」によってもたらされた下落基調から抜け出して上昇基調をキープできたのは、結局のところ、それらが理由になって米国や中国の景気が腰折れせずにむしろその後景気回復基調が鮮明になってきて、資源輸出国である豪州景気にも好影響をもたらす状況が続いたからだと考えられます。結果的に、豪州の金融政策運営もRBA理事会の無かった1月と2月は利上げが見送られましたが、その後は利上げが続いて豪ドル相場押し上げ要因となりました。

今回も豪ドル相場は、「欧州ソブリン問題、中国の金融引き締め、ドイツ空売り規制ショック」というリスク圧縮3点セットで売られてきた訳ですが、これらの要因によって、世界景気全体の回復基調が今後腰折れして米国や中国、その他の新興国なども巻き込んだ減速過程に入っていくのであれば、資源需要も低迷し、資源輸出国通貨の景気にも影響が出て豪州の金融政策運営への期待の変化を通じて豪ドル相場にも下落圧力がさらにかかることになりそうです。

一方、欧州ソブリン問題やドイツ金融規制による景気への悪影響が欧州域内にとどまり、世界全体の景気回復ムードに甚大な影響を与えない場合は、豪州経済の拡大基調も維持され、金融政策もこれまでよりは控え目なペースであっても利上げ局面が続くことで豪ドル相場も復活にむかうことになりそうです。

中国の金融引き締め懸念についても、それを中国景気拡大の所産とみるのか、中国景気悪化の前触れと見るのかによって解釈が分かれそうですが、通常、景気回復初期段階での金融引き締めはすぐに景気悪化に直結するケースは稀です。中国が現在金融引き締めの兆候を見せているのは、むしろ先行きの景気拡大を安定させるためであり、バブルさえつぶせれば景気が悪化してもかまわないという政策運営にはなっていないと思います。実際、前回中国が景気堅調を背景に金融を引き締めを開始した2006年から2007年にかけては、中国の預金準備率や貸出基準金利が上昇し続ける中で、豪ドル相場も上昇し続けました。

個人的には最近の欧州国債市場の混乱や、ドイツの金融規制、中国の金融引き締めなどによって、局所的あるいは一時的な世界景気への悪影響懸念が刺激されることはあっても、それらが理由で米国の非農業部門雇用者数の回復基調が再びマイナスに転じたり、中国や新興国の経済率が下振れしてくるという姿は、今のところ想定していません。

豪州の金融政策についても、これまでのように7回の理事会のうち、6回で利上げを決定するというハイペースでは無いにしろ、数カ月に1回ぐらいのペースでは続くと思っています。また、仮にしばらく豪州の追加利上げが見送られたとしても、4.5%の政策金利水準を適正と判断している状態とゼロ?1%台を適正と判断している日米英欧の状態を冷静に比較すれば、豪州の金利上昇が止まるというだけの理由でずっと豪ドルが売られ続けて70円、60円と下がっていくと考えるのも違和感があります。豪州の金利がハイペースで挙がることを期待して買っていた人達の売りが一巡すれば、ある程度のところで豪ドルの下落には歯止めがかかるのではないでしょうか。豪州の金利が下がると見るなら話は別ですが、豪州金利は高いけどこれ以上は挙がらなそうなので、豪ドルを借りてきてでも積極的に売るという動きにはなかなか発展しにくいと思います。

よって、今回の豪ドル相場の下落についても、今のところは世界景気の回復持続を前提に、「趨勢的な上昇基調の中で表れた一時的な調整局面」という判断を維持したいと思っています。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/19/09:20)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は売買が拮抗している様子です。
一方、ユーロ/円は111.00円の買いの壁が目立ちます。ただ、同じラインに売りストップも割とあり、かなり相殺されてしまいそうです。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/19/09:20)

WSX000384.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は78.80円前後に買いがやや見られます。ポンド/円は130.00円前後に買いが集まると同時に、131.80円にある買いストップも気になります。

本日、ドル円のポイントは?

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上記のドル/円チャート(日足)は5/19の08:00現在【91.93円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

昨日(5/18)のNY引け値は92.21円と、5/10以降ではもっとも安値になりました。もみ合いながら下がった動きです。

昨日(5/18)の動きは、「下がったところで少しずつ買いながら、滑るように下がっていった」動きに見えます。
買う人がいるから下がる、買ってしまった人がいかにも捕まってそのままである、という困った状況にあり、どこで買えば安心というレベルが見つけにくいところです。
節目の下値のストップ売り注文(例・91.70とか)に近づけば、狙われやすい地合いにあると言えます。

昨晩はユーロ/円だけでなく、豪ドル/円、ポンド/円も下落しています。

(海外でポンド/ドルが売られた次の日は、ドル/円が売られやすい傾向にあるのにも注意です。)

ラインCのサポートも切れて下落しており、ラインCのあるところの、戻りの92.30-35円近辺を重くしそうです。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)93.63円:【先週高値(5/10)】
(3)93.09円:20日線(下落)
(4)92.95円:5/18高値
(5)92.74円:ラインD:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(6)92.67円:先週の高値-安値(93.63-91.70)の半値
(7)92.53円:5/18の高値-安値(92.95-92.10)の半値
(8)92.33円:ラインC:90.00円(5/07安値)と91.75円(5/17安値)を結んだ線
(9)92.23円:5/7米雇用統計以降の高値-安値(93.63-90.83)の半値
 

■下値のポイント
(1)92.09円:60日線(少し上昇)
(2)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(3)91.16円:200日線(少し下落)
(4)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(5)90.80円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(6)90.16円:上記チャートの緑色の線:101.44円(2009/04/06高値)からの線
(7)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:09現在)です。
『60分足の20EMA』:92.34円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:92.45円

取引値【91.97円】  < 『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』  
と、典型的な下落相場のパターンになっています。

『60分足の20EMA』『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』に近づくところがあれば、戻り売りを検討することになります。

また、もし、それを超えて、上昇の足が2時間以上(2本以上)続くようであれば、目先は反転上昇になるので、注意したいところです。

本日もよろしくお願いします。

 

三都三様。独空売り規制でクロス円、ドル円とも大幅下落・・・

おはようございます。

昨日のドル円相場は、東京序中盤が揉み合い、ロンドン序中盤が堅調、NY時間帯が大幅下落と、三都三様の展開となりました。一日の流れを振り返ると・・・

(1)東京序中盤は手掛かり材料難。早朝から昼下がりにかけて、92円30銭台から60銭台で方向感に欠ける一進一退の推移。

(2)東京終盤から欧州序盤にかけて、上海株の後場堅調や欧州株の高寄りなどを手掛かりにリスクオンの円売りムードが強まってクロス円、ドル円ともに上昇。ユーロ円が一時115円40銭台、豪ドル円が81円台半ばまで買い戻されると同時にドル円も一時92円90銭台まで上昇。ただし、93円台の壁は厚く、92円60銭台から90銭台で上下しながらNY勢力の参入待ち。

(3)NY時間帯はクロス円、ドル円ともに一貫して軟調。序盤に発表された米経済指標の影響は比較的軽微だったが、高寄り後の米国株価が終日軟調に推移し、米国長期金利も大幅低下に転じたことからクロス円、ドル円ともに軟調に推移。日本時間早朝には一時92円を割り込んで91円90銭台まで下落。日本時間深夜にドイツ政府が発表した「ユーロ圏国債及び関連CDS、主要金融機関10社の株式に対する空売り規制導入」の報道に接すると、金融株を中心に株価が一段安となり、米国債が買われて米国債利回りが一段と低下、日本時間早朝にはユーロドルが一時1.2157と月曜日に記録した4年ぶり安値を更新、ユーロ円が111円80銭台まで下落すると豪ドル円が79円00銭台まで連れ安し、ドル円も一時91円90銭台まで売り込まれる。

(4)ショートカバーで買い戻されるも戻りは鈍く、92円前後で東京市場にバトンタッチ。

・・・という流れでした。

昨晩の大規模為替変動の震源地はドイツ、主役はまたしてもユーロでした。ドイツ政府が発表した空売り規制のインパクトは、先にオバマ大統領が金融規制強化を演説で打ち出した時のようなショックを金融・為替市場に与えました。空売り規制の対象に、ユーロ圏国債やCDSだけでなく、主要な10金融機関の株式まで含まれていたことで、「まだ表面化していないバランスシートの問題を欧州金融機関が抱えているのではないか」との思惑が一部で広がったと指摘する向きもあったようです。

ドル円相場への影響という意味では、やはり2年国債利回りの大幅下落に反応した痕跡が濃厚で、同利回りが昨晩21:00台の0.8177%から本日早朝の0.7329%まで下落する過程で、92円90銭台から91円90銭台まで、約1円の下落を余儀なくされています。

本日の東京市場では、ドイツ・ショックの影響で強まったリスクオフのムードを反芻しつつ、本邦株式市場やユーロを中心としたストレートドル市場やクロス円市場の動きが注目されます。ドル円相場に固有の独自材料というよりは国内外の株式市場や他通貨市場の動きに一段と神経を使わされる状態になりそうです。

今日も一日よろしくお願いいたします。

本日、ドル円のポイントは?Part2

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上記のドル/円チャート(日足他)は5/18の19:07現在【92.73円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、「夕方の時間のお約束のような」ユーロ/円、ドル/円のショートカバーに92.95円を見て後、その後、92.63円を見ています。

・ラインCとラインDとの間で三角もちあいっぽく、しっかりと納まっているのが、ニクイですね。
とりあえず、このもちあいの中をドタバタするのでしょうか?

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):92.69円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):92.54円

位置関係:
『15分足の70EMA』 < 『15分足の20EMA』 < 取引値 

と、ちょっとした上昇相場の形になっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):92.55円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):92.52円

位置関係:
『60分足の70EMA』 < 『60分足の20EMA』 < 取引値  

、『60分足の20EMA』『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』までの押しがあれば、一度は買いましょう、のフォーメーションに転換しました。

しかし、上昇後にいまいち勢いがなく、『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』はまだ上向きになっていませんのも気になるところです。

ユーロ/円は115円、ユーロ/ドルは1.2400を挟んで行ったりきたりの動きが激しいです。ドル/円はそれらの付随物的な動きでピンと来ないところです。株式市場もまだフカフカしているので、仮に買いから入っても、あまり長くはキャリーしたくはないところだと思います。悩ましいです。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

今夜の米住宅着工件数の見どころは?

本日の米国市場では、4月生産者物価指数、同住宅着工件数など、主要指標が発表される予定です。
ただ、生産者物価指数に関しては、米連邦準備制度理事会(FRB)要人から、今のところは物価について懸念する声はほとんど聞かれず、市場予想を大幅に上回らない限りは特に材料視されない公算です。

注目は住宅着工件数となるでしょう。
米国では景気刺激策の一環として、住宅購入者に対して税制優遇措置を行ってきましたが、これは4月末をもって終了しています。つまり、今回(4月)はその「終了前の駆け込み住宅購入」が期待されており、市場では65万件というかなり強気な結果(前月:62万6000件)が予想されています。

ただそれだけに、市場予想を下回った場合は住宅市場の弱さが浮き彫りになりそうです。また、住宅市場の先行指標とされる4月住宅建設許可件数も同時に発表されますが、これも市場予想を大幅に下回るようならば、優遇措置の終了した来月以降の数値について悲観的なムードが広がりやすいです。そうなれば、ダウ平均株価は下落し、ドル/円相場にはドル安・円高要因になるとみられます。


ただ、ユーロ圏のニュースが報道されると、どうしてもそちらに市場の注目が持って行かれがちです。経済指標結果と同時にニュースにもしっかり気を配っておきたいですね

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/18/18:10)

WSX000375.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は本日高安の中間地点(18:00現在では高値が81.62円、安値が80.39円)に位置しており、既に近くの注文が成立した後のため、板が薄めです。ポンド/円は132.00円の買いと135.00円での売り&買いストップが目立ちます。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/18/18:10)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円はやはり売りの方が厚めですね。
ユーロ/円はというと、相変わらず薄いのですが、やや売りが目立ってきました。

ユーロ/ドルの5月終値は?クイックアンケート結果発表

この度皆様に予想していただきました、ユーロ/ドルの5月終値は5/7終値(1.2737ドル)と較べてどうなっているか?についてのクイックアンケートを終了させていただきましたので、ご連絡いたします。
ご投票いただきました皆様、ご協力ありがとうございました。

アンケート結果は以下の通りとなり、お答え頂いた方の約半数が、5月末時点のユーロ/ドル相場については5/7終値(1.2723ドル)よりも下落を予想しておりました。

上昇(ユーロ高/ドル安) 31.3%
ほぼ横ばい 13.4%
下落(ユーロ安/ドル高)  55.3%

5/7は米4月雇用統計直後であったものの、その後のギリシャの財政赤字問題がポルトガルやスペインに波及し、更にはこれらの国が緊縮財政を取ることにより景気が後退し、その流れが広がって今後の世界経済が当初市場参加者が予想していたよりも景気拡大はしないのではないか?との疑念が世界で渦巻き、ユーロ売りを初めとして世界の市場はリスクオフの動きとなり、主要国では株安が進行したことが、ユーロ下落に票を投じる方が多くなった理由かと思われます。

さて、今回の質問ですが、「ギリシャは通貨ユーロから離脱するかどうか?」との内容です。
今回はある、ない、わからない、の3択です。皆様の一票をご投票いただければ幸いです。

是非皆様のご協力をお願いします。

ギリシャに第一弾のつなぎ融資が振り込まれたそうです

一部通信社が伝えたところでは、EUのアルタファイ報道官は、ユーロ圏諸国によるギリシャ向けのつなぎ融資の第一弾となる145億ユーロを先ほど既に送金したと語ったそうです。IMFが既に振り込んだとされる55億ユーロと併せて200億ユーロがようやくギリシャに届くことになりそうです。

中銀当局の話として、ギリシャは日本時間の本日19:00頃に当該資金を受け取るとも伝えられており、これで明日償還を迎える85億ユーロの債務不履行懸念が回避されることが確実になりました。

先週話がまとまった時点でほぼ大丈夫とは思っていても、この手の案件は実際にお金が振り込まれるまでは100%の安心にはならない訳で、そう言う意味ではユーロ圏金融市場の懸案事項は、重要な節目を一つクリアしたと言えると思います。

ギリシャはこれでしばらく間は資金繰り不安から解放されるとみられ、今後は市場からの信任を回復するための財政再建の取り組みの成否が注目されることになりそうです。

ユーロ堅調の背景は

欧州時間後は、ユーロが堅調に推移しています。
背景としては

1・原油高(NY原油先物2.3%高)や欧州株式市場の堅調さからくるリスク志向の高まり
2・EUからギリシャに対して145億ユーロが送金されたとの報道を好感
3・ギリシャ国債とドイツ国債の利回り格差縮小

などが挙げられます。

先ほど17時30分過ぎには
ユーロ/ドルは1.2433ドルまで、ユーロ/円は115.43円まで、それぞれ上昇しています。
 

英CPI「予想上回る上昇」→ポンドは一瞬上昇も・・・

17時30分に発表された英4月消費者物価指数は

【前月比】
前月:+0.6% 市場予想:+0.4% 結果:+0.6%

【前年比】
前月:+3.4% 市場予想:+3.5% 結果:+3.7%

【コア前年比】
前月:+3.0% 市場予想:+2.9% 結果:+3.1%


と、市場予想を大幅に上回る結果となりました。
これを受けて、発表直後はポンドは全面的に上昇しましたが、「英国のインフレが目標以上に上がっている状況が長期化しているのにポンドを買ってよいのか?」という迷いから、その後数分はもみ合い。ただ、やはりインフレ目標を大幅に上回る状況の長期化観測→英国の金融政策への不安、という連想で、現時点ではポンド売りが先行しています。

今夜から明日朝の注目材料

東京市場の為替相場は、午後に上海総合株価指数が上昇したことなどを背景に、クロス円を中心に円売り優勢の展開となりました。今後の動きの鍵を握る手掛かり材料を確認していきましょう。

5/18(火)
17:30☆(英) 4月消費者物価指数 
17:30  (英) 4月小売物価指数
18:00☆(独) 5月ZEW景況感調査
18:00  (ユーロ圏) 5月ZEW景況感調査 
18:00  (ユーロ圏) 4月消費者物価指数・確報
18:00  (ユーロ圏) 3月貿易収支
21:30☆(米) 4月生産者物価指数
21:30☆(米) 4月住宅着工件数 
21:30  (米) 4月建設許可件数

5/19(水)
13:30  (日) 3月鉱工業生産・確報
※☆は特に注目の材料

今日は欧州・米国で主要経済指標の発表があり、比較的材料豊富と言えそうです。ただ、米生産者物価指数については、足元でのインフレ警戒感が弱いだけに、注目度は比較的低めです。米住宅着工件数については、かなり良い数値が予想されていますので、それに反して弱い結果が出た場合のドル/円の下落は警戒しておきたい点と言えそうです。

♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「米4月住宅着工件数」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから

ポンド/円、寄引同事線が出現

GBPJPY_100518.JPG(上記ポンド/円のチャート(日足)は5/18の16:00現在。クリックすると拡大します。)

ポンド/円の18日の足形は下ヒゲが長い寄引同事線となっており、しかも為替では珍しく始値と終値が同値(134.09円)のきれいな形となっています。足形では本日16:00時点では134円以下での下ヒゲ3連発となっており、目先は本格的は相場反転の機運が感じられます。

チャートの形から見た場合、仮にこのまま反発に向かうとすれば、129.94(5/6安値)と131.06円(5/17安値)でWボトム形成の可能性が浮上しそうです。仮に相場がWボトム完成に向かったとしても、さすがにこれだけ急な下げのため、すんなりと始点にあたる142.28円(5/6高値)まで戻すのは難しいと見られ、先ほどの始点や20日移動平均(同、140.06円)を試すまでには、少し時間がかかるものと見られます。

そのため、まずは12日移動平均(5/18時点では137.62円)や5/4高値(144.88円)からのレジスタンス(137.30円前後)などが集まる137円半ばが、今後相場が戻り基調を強めた際の攻防の分岐点として考えられそうです。

反対に下値は引値で134円を割り込み、5/6の下ヒゲをローソク足の実体部で埋めにかかるようでしたら、再び下値を試す展開が予想されます。その場合、今度は131.74円((5/18時点でのボリンジャーバンド下限)や131.06円(5/17安値)、そして129.94円(5/6安値)など、今度は戻り道につき5/6安値までは多くの目標値があります。

もし129.94円より下に踏み入れた場合、128.35円(5/18時点での月足でのボリンジャーバンド下限)にて反発できるかがカギと見られ、ここを割り込むようだとそれなりの下げにつながる可能性もあり、注意したいところです。

欧州時間の見どころ:独ZEW


18:00 (独) 5月ZEW景況感調査 前回:53.0 予想:47.0

ZEW景況感調査の調査対象である機関投資家やアナリストらが、
ドイツ経済の先行きについてどのように見ているのか注目されます。
予想では47.0と前回の53.0からかなりの悪化となっており、
発表を受けて比較的堅調とされるドイツ経済もギリシ危機の影響から
減速が免れないとの見方が強まるようだと、
ユーロに再び下落圧力がかかる可能性もありそうです。

日本株、冴えない展開も・・・

先ほど、日経平均株価が前日比+6円88銭高の10242円64銭で引けました。午前中に一時前日比100円以上値上がりする局面もありましたが、その後急速に上げ幅を圧縮し、一時的には前日比マイナス圏に落ち込む場面もあるなど、あまり冴えない展開でした。

一方の為替相場ですが、ドル円、クロス円ともに日本株引け前後は上昇気味に推移し、ドル円は一時92円60銭台と本日高値圏まで買い戻されているほか、ユーロ円も114円台半ば、豪ドル円も81円前後まで買い戻されています。

本日のアジア市場で日本株は冴えない展開でしたが、上海株が後場に入って上昇しており、その辺りが材料視されているとの声が挙がっています・・・

【ユーロ/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のユーロ/円チャート(日足)は5/18の14:50現在【114.30円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

「ユーロ/円が100円説」とかいろいろ出てきている市場です。(その根拠は不明)

取引値がボリンジャーバンドの下限を押し下げ、スローストキャスティクス(日足、13日)も先行する赤い線が再度、青い線を下回ってきています。こういう相場だと、なかなか逆張りで買いから入ることができにくいと思います。

 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

明日朝は半年に1度のNZの金融安定報告書が発表予定

明日19日の6:00にNZにて、金融安定報告書のリリースが予定されています。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)のHPによりますと、この報告書は2004年の10月に最初にリリースがなされ、それ以降半年ごとにNZの金融政策を健全性や効率性を評価して報告している、とのことです。

前回の昨年11月11日にはボラードRBNZ総裁の発言もありましたが、最近の当局者の発言をまとめたものであったため、特にサプライズは無かった模様です。


この報告書について、たとえば失業率のように「改善」「悪化」「変わらず」などと分けて考えるには不向きであり、発表と同時にNZドル/円が走る展開はなりにくいかと思います。発表された報告書や声明の中で、今後の金利情勢を読み解くヒントが含まれていた場合、市場はその材料に反応してNZドル/円が動く可能性はありそうです。

今回は6:00の報告書リリースの後、9:00にボラードRBNZ総裁が同レポートについて話し合うために金融特別委員会に参加することが伝えられており、念の為どちらの時間も押さえておきたいところです。

なお次回の報告書リリースは11月10日の予定となっています。

韓国哨戒艦沈没の原因究明と為替相場・・・

本日付の韓国各紙によれば、

韓国軍の哨戒艦が沈没した原因究明に重視している調査団が、沈没の直接の原因になったとみられる魚雷の一部を周辺の海底から回収して分析し、製造国を中国あるいはロシアに絞り込んだ

との報道が一斉に報じられているようです。

正式調査結果は木曜日までに公表されるとの事ですが、今のところ、朝鮮半島の緊張が高まりそうな情勢になっていることは間違いなさそうです。

為替市場への影響という観点では、

(1)いわゆる地政学的リスクの台頭は、一般的には隣接地域の金融市場や通貨の不安定化要因となることから、他の条件が行ってならば、日本円や韓国ウォンの下落要因になる?

(2)関係国の株価下落、リスク許容度の圧迫要因になるため、リスク・オフの円買い要因になる。円を買いにくいと判断した場合は、一時的にせよ有事のスイスフラン買いになる?

(3)先行きの展開や為替市場への影響も含めて、読みが難し過ぎて消化できず、それを直接的な材料にした為替相場の反応は限られる?

・・・など、様々な解釈が可能です。

為替相場がどの要因でどれだけ動いたか、純粋な影響のみを抽出するのは、事前的にも事後的にもほぼ不可能ですが、個人的には(3)の可能性が高いと考えています。

60分足から見たドル/円相場

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(画面は12:00時点のドル/円60分足。クリックすると拡大します。)

ドル//円は5/13の夜あたりから、93.63円(5/13高値)と92.60円レベルにて上値を押さえられる展開が続いています。一方で下値は91.75円付近にて底堅く推移しており、相場は大まかに見て91.75円から92.60円(値幅0.85円)でのレンジを形成しているようにも見えます。なお目先の動きは5/13高値(93.63円)からのレジスタンスライン(5/18の12:00時点では92.00円前後)を上抜いており、まずはレンジ上限が試されそうです。

もしレンジが底割れとなると先ほどのレジスタンスラインに加え、5/7の23時過ぎにつけた90.83円がちょうどレンジの倍返し(91.75円-0.85円=90.90円)にも近く、まずは下値目処なりそうです。

反対に上値は92.60円を引値でしっかりと上抜けることが条件となりそうですが、仮に上抜けた場合、レンジ倍返し(92.60円+0.85円=93.45円)よりわずかに上ですが、93.63円(5/13高値)が射程に入りそうです。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/18/12:00)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は相変わらず売りの方が多そうです。
ユーロ/円は午前中の下げで売り注文はずいぶんさばけたようです。113.00円の節目にはずらりと買いが並んでいます。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/18/12:00)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は80円前半から80.00円にかけて買い注文が見られ、ポンド/円は133.00円や132.00円のような節目に注文が集まっているようです。

ポンド/円はもう一度下を試すか

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ポンド/円日足チャートです。赤線は20日、黄線は60日、青線は200日の移動平均線です。

先日、下落した場合の下値目途を
(1)133.08(5/7安値 (2)131.96(3/1安値) (3)129.94(5/6安値)
という風に書きましたが、昨日に(2)を割り込んでしまいました。

 
ただし、昨日は長い下ヒゲをとなるなど、大幅に値を戻しています。(1)の水準(133円付近)はかなり底堅いとみてよさそうです。とはいえ、本日もポンド/円は軟調。このまま何度か133円割れ、131.96割れを試せば、釜の底が割れる可能性は十分あり得ます。そうなれば、5月6日安値129.94円まで下げる可能性は高いとみています。

仮に129.94円を割れた場合、今度はどこまで下げるでしょうか。
実は、目立った過去の高安には、もう2009年1月安値の118.76円しかありません。他のテクニカル指標もあまり参考になりそうなものは見当たらず。つまり、地道に1円ずつの節目をたどっていくような展開になりそうです。

一方、ここから反発した場合ですが、60日線がやはり重くのしかかりそうです。

サルコジ仏大統領のユーロ離脱に言及した発言以降

仏蘭西サルコジ大統領は、「ギリシャ支援で欧州全体の関与なければユーロ圏を離脱する」と発言したと伝えられました(伝聞の伝聞で)。

5月14日の報道
・スペイン紙エルパイスは、5月7日の欧州首脳会合に出席した者の発言として、サパテロ首相は、サルコジ大統領が「すべての国がギリシャ支援に責任を負うよう求め、確約が得られなかった場合、フランスはユーロ圏におけるフランスの立場を再考する(=ギリシャ支援で欧州全体の関与なければユーロ圏を離脱する)」と述べたと伝えた。

・同紙はまた、別の会合出席者の発言として「サルコジ大統領は握りこぶしをテーブルに叩きつけ、ユーロ圏を脱退すると脅した。これでメルケル独首相が譲歩し、合意が成立した」と伝えた。
 
これに対するカウンター(対抗)ではないですが、5月16日付けの英「テレグラフ」紙は、
・ドイツ・メルケル首相が「ユーロが破綻すればヨーロッパが破綻し、欧州統合の理念も破綻する」と言った。
・ドイツの経済紙フランクフルター・アルゲマイネの記事において、ドイツ、オーストリア、ベネルクス三国、フィンランド、チェコ、ポーランドで、フランス抜きで新「通貨」を作る構想があるとの記事が掲載されている。
「The Alternative(代替策)」と題されたこの記事は、デフレ政策の施行で、ドイツは「内戦」寸前まで追いつめられ、欧州は相容れない二つのグループを統合しようとする試みを断念した方が良いと結論付けている。「それは可能だ」と記事は記されている。

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「ああ言えば、こう言う」・・・フランスとドイツの溝の深さを感じさせます。
 

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

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(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/18の11:00現在。クリックすると拡大します。)

昨日豪ドル/円は下ヒゲの長い足形となりましたが、本日11:00時点ではその下ヒゲをたどるような動きとなっており、目先は昨日安値(79.97円)や5/7安値(79.71円)が下値となるかどうかが試されているようです。加えて200日移動平均(5/18時点では81.85円)を下回っており、同線を早期に回復できないようですと、当面豪ドル/円は軟調な推移が予想されます。

まず下値は前述の79.71円(5/7安値)から79.97円(5/17安値)にて下げ止まるかどうか、と見られます。仮にそこで下げ止まらない場合、76.98円(5/6安値)リトライが想起されるとともに、昨年9月からサポートとして機能してきた76円の節目が意識されそうです。なお76円は少なくとも3回試されており、いずれも割り込むことなく反発しているため、仮に割り込んだ場合は下値余地の拡大が見込まれます。

一方で上値は5/4安値(87.92円)からのレジスタンスライン(5/18時点では82.90円前後)が上値を押さえており、まずは現在の下落トレンドラインから脱却するためには、先ほどの200日移動平均とこのラインを上抜けることができるかが、ポイントとなりそうです。しかし、20日移動平均(同、84.51円)はローソク足のかなり上に位置しているうえ、線の傾き具合も下向きとなっていることから、やはり当面は上値の重い展開が考えられます。


○サポート
79.71円(5/7安値)から79.97円(5/17安値)
76.98円(5/6安値)
76.16円(2/5安値)

○レジスタンス
引値で81.36円(5/7終値)
81.85円(5/18時点での、200日移動平均)
82.90円前後(5/4安値(87.92円)からのレジスタンスライン)

欧州財政不安で対米証券投資過去最高に

昨日発表された米3月の対米証券投資では、米国外からの中長期の
金融資産買い越し額は過去最高水準となる1405億ドルにのぼり、
2月の471億ドルから3倍近くに膨らみました。

背景としては

1・欧州の財政不安からユーロ建て資産を売却して、ドル建て資産に移した。
2・米国の景気回復基調がユーロ圏以外からも対米投資意欲を高めた。

などが考えられます。

昨年秋の新興国を中心とした「ドル離れ」相場で、ドル売りが強まった流れからは
半年で180度方向転換した事が覗われます。
ちなみに、昨年10月の対米証券投資は、わずか193億ドルの買い越しでした。

RBA議事録発表後の豪ドル円は往って来い

先ほど、豪州中銀の議事録が発表されました。

内容は、

・豪州の金融政策は5月4日の利上げでさしあたっては適切な状態に
・ユーロ危機について討議したが、現時点での影響は欧州に限ら得ると判断
・5月4日時点では資源ブームによるインフレ圧力がユーロ圏への懸念を上回ると判断
・5月4日の利上げで家計・企業向け貸付金利は過去の平均に近づく見込み
・インフレ率は今後2年間で政策目標上限に遠くない水準に達する見込み

などと伝わってきています。

議事録発表直後の豪ドル円は20銭近く売られて一時80円45銭界隈まで下落しましたが、その後80円60銭台まで買い戻されるなど、影響は比較的限定されているようです。

「これまでのハイスピードでの利上げ局面が一巡し、今後は経済状況に応じた金融政策運営に転じる」という最近の見方を改めて裏付ける内容であったと言えそうです。

ユーロ円、一時113円台に下落。背景は・・・

昨晩のNYで114円台後半まで買い戻されていたユーロ円相場が下落し、先ほど一時113円台まで差し込む局面が見られました。

(1)前日比で一時100円超まで上伸した日経平均が上げ幅圧縮気味に推移していること
(2)大手米銀と目されるユーロドルのまとまった売りの噂

などを背景に指摘する声が多いようです。

特段のきっかけがあったという感じでは無く、ある程度反発すると戻り売り圧力の強さに押し返されるという地合いの弱いパターンが続いていると言う印象です。

ユーロ円の下落に押される形で、ドル円相場も92円30銭台まで下落してきました。

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

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上記のドル/円チャート(日足)は5/18の10:00現在【92.51円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
200日線(91.18円)< 60日線(92.07円)< 取引値【92.51円】< 
20日線(93.17円)

結局、昨日(5/17)は日中は60日線を割り込んだものの、引値ベースで60日線を割り込むことはなく、若干上昇しました。
昨日の陽線が、下ヒゲが伸びた分、上値を取る余地があると普通は考えるのですが、実際にはクロス円、ドル/円で相当上値は重いと思われます。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.22円:横這い
20日線の位置:93.17円:やや下落  
バンドの下限:91.12円:横這い

バンドの下限 < 取引値【92.51円】 < 20日線

となり、20日線とバンド下限との間での取引の動きになっています
上昇して20日線を食っていくのか、下落してバンド下限を割り込むような強い動きになるのか、
どちらで来るかが焦点です。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:65.87(やや下落)
赤い線:65.15(横這い)


赤い線 ≦ 青い線

ですが、売りに力が働いているというほどの強さを感じさせません。



以上のようなサインが出ています。

ユーロ/ドルについては、1.22割れのストップ注文と、1.25前半からミドルのストップ注文が気になるところです。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

ドル円、92円55銭から59銭界隈で仲値を通過

本日のドル円の仲値ですが、金融機関によるバラつきがあるものの、概ね92円55銭から59銭界隈で通過したようです。

手掛かり材料難の中、1ドル=92円台半ばでのもみ合いが続いています。

ギリシャへの金融支援第一弾、本日ようやく振込み完了へ

最近為替市場での露出が増えているレーン欧州委員の発言として、

ユーロ圏諸国の拠出によるギリシャ向けつなぎ融資の第1弾を本日実行する

・・・が伝わってきています。

ユーロ圏諸国からの融資額は145億ユーロで、先に融資が決まっていた国際通貨基金(IMF)からの55億ユーロと併せて、総額200億ユーロの低利融資の実行が、ようやく確定しました。

この結果、明日のギリシャ10年国債の大量償還は無事故での通過が確実になりました。

つなぎ融資の実施によって目先の資金繰り不安から解消されたギリシャによる財政再建の進捗動向が今後の注目点になりそうです。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/18/09:20)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円は売りの方が完全に厚いですね。
一方、ユーロは板全体が薄いです。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/18/09:20)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は板が薄い一方、ポンド/円は133.00円や132.00円での節目での買い注文に加え、135.00円の買いストップが目立ちます。

ドル円、株価にらみで方向感の出にくい展開

本日の日経平均は前日比+77円38銭高で寄り付いた後、一時前日比+100円超まで上伸する局面もありましたが、その後は反落に転じ、前日引け値よりは高いけと、本日の寄り付きよりは低いと言う中途半端な状態で落ち着いてきました。

こうした状況の下、ドル円相場も92円台半ばで方向感の出にくい展開が続いています。

日米の金融政策運営に決定的な方向感が出にくい状態が続く中、ドル円相場は国内外の株価やクロス円の動きに神経を使わされる難しい商状が続いています。相変わらずですね。

本日これからの材料としては、10:30に発表が予定されているRBA議事録の内容と、それに対する豪ドル円相場の動きということになりそうです・・・

RBA議事録に注目

本日午前10時30分に、豪準備銀行(RBA)議事録が発表されます。
RBAは4.5%への利上げを決めた5月4日の理事会後の声明で、
「(今回の利上げで)借り手の金利は平均的な水準になる」としており、
今後の利上げのペースダウンを示唆しています。
欧州の債務問題の影響で、世界景気の行方に不透明感が漂う中、
今回の議事録が、タカ派寄りの議事録となる可能性は低く、
利上げを急がない姿勢が改めて示されれば、豪ドル売りの材料となる事も考えられます。

本日、ドル円のポイントは?

 

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上記のドル/円チャート(日足)は5/18の08:00現在【92.54円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

目先は、ラインD(92.96)とラインC(92.29)との間で三角持ち合いになっています。

見動き取りにくいですが、ドル/円、ユーロ/円ともにショートカバー(売りポジションの買い戻し)でしか上がらないような
動きになってきています。

ユーロ/円の115.00円やドル/円の92.70円が上値重そうに見えます。

売りから入るとしても、売りポジションが溜まりやすそうであるのに注意、でしょうか。
売りポジションが溜まると、お約束のようにロンドン市場の早い時間でショートカバーが入ります。

今日は昨日以上に「上がると買いたくなる」「下がると売りたくなる」人が増えると思います。
相場の動きに翻弄されるかもしれません。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)93.17円:20日線(少し下落)
(3)92.96円:ラインD:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(4)92.69円:5/17高値
(5)92.67円:先週の高値-安値(93.63-91.70)の半値

■下値のポイント
(1)92.29円:ラインC:87.94円(5/06安値)と91.75円(5/17安値)を結んだ線
(2)92.23円:5/7米雇用統計以降の高値-安値(93.63-90.83)の半値
(2’)92.22円:5/17の高値-安値(92.69-91.75)の半値
(3)92.07円:60日線(少し上昇)
(4)91.75円:5/17安値
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.18円:200日線(少し下落)
(7)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(8)90.75円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(9)90.22円:上記チャートの緑色の線:101.44円(2009/04/06高値)からの線
(10)87.94円:5/06安値


■また、注目の時間足の指数移動平均(08:19現在)です。
『60分足の20EMA』:92.38円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:92.49円

『60分足の20EMA』< 取引値【92.46円】  < 『60分足の70EMA』  
と、目先ニュートラルな形になっています。
『60分足の20EMA』と『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』の上か下か、どちらかを超えて2時間以上連続して動く強い力があれば、注意したいところです。

 


本日もよろしくお願いします。

 

ドル円、難しい値動き作りが続く・・・

おはようございます。

昨日のドル円相場は、91円銭70台から92円60銭台のレンジ内で激しく体を入れ替える目まぐるしい展開のとなりました。1日の動きを振り返ってみると・・・

(1)週明け東京早朝の動き出しは、概ね92円30銭台。前週末比マイナスで寄り付いた本邦株価が前場軟調に推移したことや、ユーロ圏のソブリンリスクへの根強い懸念などを背景に、ユーロ円を中心にしてクロス円が軒並み軟調に推移。日経平均が一時前週末比▲300円を超える下げ幅を記録する局面ではユーロ円が112円台半ばまで下落するとともにドル円も91円70銭台まで下落。

(2)日本株の下落が一巡し、小規模ながら下げ幅圧縮に転じるとクロス円、ドル円ともにショートカバーが優勢な展開に。荒っぽい値動きを繰り返しつつも、ユーロ円113円台半ば、ドル円92円20銭界隈まで買い戻されて欧州勢力の本格参入を待つ状態に。

(3)欧州勢力参入後も基本的にはショートカバー優勢の流れ続く。序盤に一時91円90銭台まで押し返される局面もあったが、時間外のNYダウ先物の上昇などを手掛かりにユーロ円114円台半ば、ドル円92円60銭台まで上昇してNY市場の開演待ち。

(4)NY勢力参入後は米経済指標と株価に振り回される展開。序盤、米5月NY連銀指数の予想外の悪化に反応して92円10銭台まで下落した後、NYダウの前週末比プラス圏での寄り付きや米3月証券投資統計ネット対米長期資金が統計開始後最大の流入になったことなどを背景に再び92円60銭台まで値を戻す。その後NYダウが一時前週末比180ドル超下落する局面では91円80銭台まで売り込まれるが、米5月NAHB住宅市場指数の良好な結果に触発されて米国株が買い戻されるとドル円も上昇し92円50銭台まで買い戻される。

(5)余勢を駆って続伸し、92円60銭台で火曜日の東京市場にバトンタッチ。

・・・という展開でした。

ユーロ圏の金融安定化策の評価、ユーロ圏の緊縮財政の経済への影響に対する読みが難しくなっていることで、相変わらずユーロドル、ユーロ円の動きが不安定な状態が続いており、ドル円相場にもその余震が及ぶ状況が続いています。ドル円相場にとって本筋の材料である米国経済指標の内容にも細かく反応しつつ、日替わり、時間替わりで値幅づくりの主要テーマがコロコロ変わる難しい相場が続いています。

本日も基本的に同じような相場展開が予想されます。国内外の株価、クロス円、経済指標などの内容を吟味しながらの難しい方向感の模索が続くのではないでしょうか。

今日も一日よろしくお願いいたします。

RSIから見てみるユーロ/ドル相場

EURUSD_100517.JPG(上記ユーロ/ドルのチャート(日足)は5/17の20:26現在。クリックすると拡大します。)

RSIを使ってユーロ/ドルを見てみると、画面をキャプチャした時点において、RSIは14日、42日のいずれも前営業日比で上昇に転じており、17日の昼前につけた1.2232ドルで底打ちしたか?との期待を抱くかもしれません。足形的には既に5陰連、直近の陽線を入れると1陽介在8陰連となり、そうとうな下げである事は間違いありません。

では、ここからすぐに反転に向かうか?となると、確率はゼロではないものの低いと見られます。
何故か?
(1)類似のパターンは昨年12月後半や2月中旬にも出た(しかも2月中旬は14日が42日を上回りゴールデンクロスしている)ものの、いずれも下落トレンドの値幅に対し上昇トレンドの値幅は小さい
(2)移動平均やMACDは下向きを継続している
(3)週足から見ても(2)と同様の上、足形を見ても下げ止まりの様子は感じられない
といったところでしょうか。

そのため一般的には新規の買いを検討する位置ではなく、仮に上昇したとしても今までの下落分の戻りである可能性から、戻り売りが出やすそうです。


○以下、上値と下値の目処です
仮に戻り幅を予想した場合、4/12高値(1.3691)をつけた後は6日もしくは12日の移動平均を上回ることなく下落しており、まずは6日移動平均(5/17時点では1.2545)、その次は12日移動平均(同、1.2745)が戻りの目途となりそうです。この辺りを越えられれば、目先の下落トレンドは終了することが予想されます。 ただ、これだけの大幅下落のため、そう簡単に突破できるかどうかはまた別ですが。

そして下値は、月足ベースで考えるとWトップ完成が意識される可能性から、その始点にあたる1.1640ドル(2005年11月安値)が目標値として点灯している状況です。そのほか1.2134(2000年安値0.8230から2008年高値1.6037の値幅0.7807の2分の1戻し)以外では、1.1860(2006年3月安値)や1.2032(2006年4月安値)などが目標値として挙げられますが、後ろの2つは月足上の安値をピックアップしただけなので1.1640ドルほどにはインパクトはないかもしれませんが、それを決めるのは相場であり人ですので、皆が意識するようになればチャートポイントとして重みをもつことも予想されます。

===
ダマシを回避するためには、日足と週足のMACDが共に上向きになるなど、日足だけでなく週足の時間軸とも照らし合わせたほうが、日足だけでトレードするよりもだまされる確率は減らせるのではないかと見られます。

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100517YEN1830.jpg


上記のドル/円チャート(日足他)は5/14の18:30現在【92.35円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、「夕方の時間のお約束のような」ユーロ/円、ドル/円のショートカバーに92.45円を見て後、その後、92.29円を見ています。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):92.14円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):92.18円

位置関係:
『15分足の20EMA』 < 『15分足の70EMA』 < 取引値  

と急な上昇にちょっとついていけない形になっています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):92.21円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):92.54円

位置関係:
『60分足の20EMA』 < 取引値 < 『60分足の70EMA』 

、『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』までの戻りがあれば、一度は売りましょう、のフォーメーションになっています。

『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』はまだ上向きになっていません。
しかし、これを時間足引値ベースで2時間以上超えると、売りから入るのは一旦は考え直しになります。


ユーロ/ドルは以下の値動きをたどっています。

1.2255(14:47)⇒1.2319(16:25)⇒1.2255(16:48)⇒1.2302(17:21)⇒1.2274(17:38)⇒1.2328(18:27)

と1.2326(2008/10安値)を今朝方、下の方に割り込んで、ユーロ/ドルの市場が壊れてから、一進一退の動きになっています。

ユーロ/ドルは下がる方向なのでしょうけれども、しかし・・・というところでしょうか。
これまでの下落で、普段、聞かないようなネーム(投資家)までユーロ/ドル売りで出てきているので、何なんだろう?と言われています。
アジア中銀がユーロ/ドルを売り遅れているので、彼らが売ったら終わり、という市場参加者もいますが、not too sure of it(よく分からん)というところでしょうか。

月曜日はNYで株が上昇しやすい日だという傾向があるそうですので、注意ですね。

ドル/円の91.70-80円の不気味な底堅い買い注文に、皆さんが何だろう?と言っています。

まだしばらくユーロ/ドル、ユーロ/円、ドル/円ともに上値は重そうです。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

 

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/17/18:20)

WS001254.JPG

(株)外為どっとコム提供

ドル/円は18時過ぎに小幅に上昇しましたが、上値では売りが優勢なようです。

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/17/18:20)

WSX000357.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円、ポンド/円共に相場が動いて注文が成立した後のため、板は薄くなっています。

クロス円買い戻し優勢もユーロ/ドルは戻り鈍い

日本時間18時を過ぎたあたりからドル/円クロス/円ともに買い戻しが優勢となっています。

背景としては

1・欧州株式市場の切り返し(ギリシャ以外)

2・EU大統領の発言 
  「ユーロの下落を幅広い意味で注視する必要」
  「ユーロ安定に向けた欧州の決定は力強く、信用できる」

などが挙げられています。

ここまでの下落の反動もあって、ドル/円は92.45円まで、
ユーロ/円は113.91円、豪ドル/円は81.19円
ポンド/円も133.60円まで、それぞれ上昇しています。

ただ、注目のユーロ/ドルは戻りが鈍く、1.2328ドルとリーマンショック後の安値である
1.2326ドルとほぼ同水準でもみ合っています。アジア時間に早々とこのレベルを
下抜けてしまったことで、今度は上値抵抗線として意識されているかのような動きです。
 

今夜から明日朝の注目材料

今日のドル/円市場は朝に急激に円高が進み、一時92円を割り込みましたが、その後は92.23円まで一時値を戻しました。しかし夕方に入り、再び円買い優勢で推移しています。今後の手掛かり材料を今のうちに確認しておきましょう。

5/17(月)
21:30☆(米) NY連銀製造業景気指数
22:00  (米) 3月対米証券投資
26:00  (米) 5月NAHB住宅市場指数

5/18(火)
07:45  (NZ) 第1四半期生産者物価
08:50  (日) 3月第3次産業活動指数
10:30☆(豪) RBA議事録
※☆は特に注目の材料

今夜一番の手掛かり材料はNY連銀製造業景気指数でしょうか。ただ、現状、もっとも注目されているのはユーロ圏経済の先行きについてで、噂や観測報道によって神経質に動きます。経済イベントでどこまで動くか、微妙なところです。


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本日より外為情報ナビにて「今夜のトレード、その前に!」がスタート

本日より外為どっとコムの『外貨ネクスト』『FXステージ』各口座をご開設の会員様専用の情報サイト「外為情報ナビ」にて、「今夜のトレード、その前に!」がスタートします。

この番組では東京市場のマーケット市況を踏まえ、今夜のトレードを行う上で欠かせないポイントを解説致します。内容は2分前後に濃縮されておりますので、トレードを行う前に必須の情報を手早く抑えておくことができます。

「今夜のトレード、その前に!」のスタートを記念し、今週(5/17から5/21)一週間、外為どっとコムHPにて特別公開いたします。また、外為どっとコムの会員の方は『外為情報ナビ』を無料でご利用いただけるキャンペーンを実施中となっております。

直近の為替市況、今夜のポイントをコンパクトにキャッチできる本コンテンツをご活用いただき、ぜひ皆様のトレードにお役立てください。


■「今夜のトレード、その前に!」
形態:動画コンテンツ
更新:毎営業日 17時頃(祝祭日は休刊)
配信:『外為情報ナビ』「動画」ページ

特別公開:外為どっとコム 動画
 

欧州経済低迷の長期化観測がユーロ安圧力に

本日行われる、ユーロ圏財務相会合では、ユーロ圏と国債通貨基金(IMF)が決定した
総額7500億ユーロにのぼる金融安定化メカニズムの資金提供について話し合われる予定で、
スペインとポルトガルが発表した緊縮財政策についても検討される見込となっています。
19日にはギリシャ国債の償還が予定されており、これに向けて、迅速な資金供与が
行われるようなら(IMFは、すでに55億ユーロを融資済み)一時的に債務不履行懸念の後退から
ユーロ買いが強まる可能性はあるものの、あくまでもギリシャの債務不履行懸念の後退であり、
欧州経済低迷の長期化観測が後退するほどの材料とはなり得ない事から、
上値ではユーロの戻り売り圧力が強まりそうです。

また、明日の5月独ZEW景況感調査が材料視される可能性もありそうです。
4月の53.0から大幅な悪化となる45.0が予想されており、
ギリシャの債務問題が欧州全体へ波及しつつある中、アンケート調査の対象である
機関投資家やアナリストらが、ドイツ経済について悲観的な見方を強めている事が確認されれば、
ユーロ一段安の手掛かりとなることも考えられます。


おりしも、本日のユーロ/ドル相場は、リーマンショック後の安値1.2326ドルを下抜けて下落した後
やや値を戻しており、この1.2326ドル付近が戻り売りのメドとして意識される可能性があります。

5/14発表のIMMポジション

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 (上記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)

5/14に発表された米国商品先物取引委員会(CFTC)の国際通貨先物市場(IMM)のポジションによりますと、円ショートは34,669枚となり、ショートがほぼ半減する結果となりました。テクニカル的にはMACDとRSIが共に下向きとなっており、円ショート拡大のトレンドは一服となる可能性がありそうです。

そのほか目立ったのがユーロとポンドのショートが過去最大となったことです。ユーロのショート増加はギリシャに端を発した財政問題がスペインやポルトガルに波及したのみならず、景気対策よりも財政健全化を優先することにより景気後退となるリスクが指摘され、ユーロ圏の景気後退が市場では想起されたことが理由かと思われます。ポンドも政権は後退したものの財政健全化を優先するとの観測により、過去最大のショートを記録しましたl

それ以外ではNZドルのロングが小幅に増加する一方、豪ドルはロングが8千枚近く減少しています。この辺りは金利先高感から来ているのかもしれません。

5/14に発表されたIMMポジションは以下の通りです。

通貨枚数前週比
34669枚ショート30943枚減
ユーロ113890枚ショート10488枚増
ポンド72188枚ショート6572枚増
スイスフラン17527枚ショート935枚増
カナダドル50454枚ロング1558枚減
豪ドル49198枚ロング7784枚減
ニュージーランドドル16892枚ロング1916枚増

【ドル/円】ボリンジャーバンドで斬る

 

20100517YEN1315BOl.jpg上記のドル/円チャート(日足)は5/17の13:15現在【91.90円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

これを見ての見解としては、以下のとおりです。

(1)移動平均線
200日線(91.20円) < 取引値【91.90円】< 60日線(92.02円) < 
20日線(93.17円)

日中の動きとして、60日線を割り込んでの下落の動きが進行中ですが、91.50円のポイントの手前であり、
ちょっとここから売り進むかどうか、微妙な位置です。

(2)ボリンジャーバンド(期間:20日間、±2σの幅)
バンドの上限:95.26円:やや上昇
20日線    :93.17円:やや下落  
バンドの下限:91.08円:やや下落

バンドの下限 < 【取引値】 < 20日線

となり、下落向きの動きになっています。下落するとして、バンド下限を割り込むような強い動きになるかどうかが焦点です。

(3)下のスローストキャスティクス(日足、13日)
青い線:64.61(やや下落)
赤い線:60.58(下落)

赤い線 < 青い線

で、売りに力が働いているように見受けられます。

以上のようなサインが出ています。

ユーロ/ドルも下落の動きが強まっていますが、アジア時間の動きはともかく、市場に厚みのある欧州からNY時間で、
再度下落に走る動きを見せるかどうかがカギを握るといえましょう。

※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。


 

日本株一段安、ユーロ安・円高を嫌気


前場の取引を207.50円安で終えていた日経平均株価は前引け後に
ユーロ安・円高が進んだ影響から245円安と下げ時幅を拡大して午後の取引を開始しています。

朝方発表された本邦3月の機械受注は前月比5.4%増と3ヵ月ぶりのプラスに転じ、
内閣府はその基調判断を上方修正したものの、材料視されず、株式市場は一段安、
為替市場でも円高傾向が鮮明となっています。

昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/17/12:20)

WS001769.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
節目に買い注文が目立ってきました。

昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/17/12:20)

WSX000354.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は80.00円の買いとストップの注文が、ポンド/円は130.00円にある買い注文がそれぞれ目立っています。

ユーロの売りが加速し、1.2232まで下落

11時過ぎにユーロの売りが加速し、1.2232へと下げが進行しました。(11:40現在)
ユーロ/円も11:35過ぎに112.53円の安値を見ています。
ポンド/ドルも11:35過ぎに1.4249に下落しました。
ドル/円の安値は現在までは91.96円まで。

先週の地合いを引きずり、ユーロ/ドルの1.23以下の強烈なストップ注文を狙う動きが加速しました。
ユーロ/ドルのチャート上は、下落に向けた動きが進みそうに見えます。

ユーロ/ドルはリーマンショックの安値を更新して1.22ドル台へ下落

ユーロ/ドルは11時に入り、リーマンショック時につけた2008年10月につけた1.2326ドルを下回ると共に1.23ドルの節目も割り込み、11:30時直前には一時1.2240ドルまで下落しました。チャートの月足上ではWトップが意識されやすくなり、目標値としてはその始点に当たる1.1640ドル(2005年11月安値)が点灯した模様です。

これにより市場ではリスク回避の動きが強まり、
(1)クロス円では円買い戻しの動きにより軒並み下落しており、11:30前後にユーロ/円は112.64円、豪ドル/円は80.30円とそれぞれ17日の安値を記録。ドル/円も連れ安となり、91.96円をつけた
(2)株式市場ではリスク回避の動きにより、日経平均株価は207.50円安(前営業日比-1.98%)の10,255.01円で前場を終え、上海株式市場は約2.11%の下落となるなど、日中で株安が進行
(3)資金の逃避先はアジア時間では金のようであり、COMEXの金先物は11:30現在、9ドルほど高い1,237ドル台での取引
となっています。

なお安値を付けた後の戻りは早く、値動きの荒い展開が続いています。 しかし、これから欧州・NY市場にかけて戻りがきつくなるようですと、一段と下落する可能性も出てきます。

仮にNY時間もこの流れが続くようですと、NY市場では金価格上昇・株安・米債高という典型的な安全資産への逃避パターンとなりそうな気配です。

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

AUDJPY_100517.JPG
(上記豪ドル/円のチャート(日足)は5/17の11:07現在。クリックすると拡大します。)

豪ドル/円は200日移動平均(5/17時点では81.85円)をめぐる攻防が続いており、本日11:00時点では同線を下回って推移しています。 今日は200日移動平均との関係という始点から、相場を見てみたいと思います。
(エンベロープは200日移動平均を使用、上下3%と6%にライン描画)

まず現状の流れは17日11:00時点では、200日移動平均が下向きに傾いてきた点は押さえておきたいところです。今までは上向きであったものの、ここから下向きに転じたとなると、現状はトレンドが変わるか変わらないかの分かれ目にあると考えられるため、場合によっては相場に対する見方を変える必要があるかもしれません。

下落のポイントとして、引値では-3%ライン(5/17時点では79.40円)をキープできるかがポイントとなりそうです。前回2/5の下値トライ(安値76.16円をつけた時)の際、引値では-3%のラインがサポートとして機能しており、今回もポイント視されそうです。

その下はざら場で-6%ライン(同、76.94円)が底支えとなるかが注目となりそうです。5/6の急落の際は安値が76.98円とちょうど-6%ライン(5/6は76.86円)で下げ止まったことからも、次回下値トライの際には攻防の分岐点となりそうです。

そして上値は200日移動平均自体がすでに抵抗となっており、更にその上+3%ライン(5/17は84.31円)は5/6の急落以降上値抵抗として機能しています。現状はこの辺りまで反発できれば下値圧力は後退するものと見られますが、まずは200日移動平均にしっかり掴まり、振り落とされないようにできるかどうかが、+3%にトライできるかどうかを見極めるポイントとなりそうです。

朝のポンド急落は?

今朝8時ごろに発表された英5月ライトムーブ住宅価格(イングランドのウェールズの平均価格)が前月比+0.7%となりました。市場予想を特に出ていませんでしたが、前月(+2.6%)を大幅に下回っています。さらに、今年初めて、ロンドンの物件売却希望価格が下落。融資条件の厳格化が要因の模様です。

これを受けて、今朝のポンドは大きく売られました。
日経平均の安寄りに伴うユーロの下落も相まって、ポンド/ドルは8時時点の1.4538ドルから現時点までで一時1.4426ドル、ポンド/円は134.25円から一時132.78円まで下落しています。

朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:5/17/09:20)

WS001766.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ユーロ/円は朝の急落のあと、113.40円台で反発しています。
上の板をみると113.00円以外は薄めですが、市場でみると結構113円台前半は厚いのかもしれません。
ドル/円の板はかなり薄めです・・・。

朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/17/09:20)

WSX000350.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は買いがやや優勢ですが、81.00円の売りストップが目立ちます。ポンド/円は133.00円に買い注文がある一方、133.00円以下では売りストップが散見されます。

日経平均は下落でスタート

日経平均は9:10現在、10303.49円と▲159円でスタートしています。

直近の安値が5月7日の10257.32円なので、そこにかなり近づいてきた印象があります。

日本人の株については、ポジションが割と軽いので、下がったところで買いの余地がある、との話を聞いていますが、10000円を割り込む動きになると印象が悪くなりそうですね。

金曜日に日本株のファンドマネジャーをやっていた人物とお会いし、「日本株は円高を見て連動して売られる」と言っていましたが、こちらの為替の人間からすれば、「日本株が売られるから円高になるんだ」ということになります。ニワトリが先か卵が先か、のような話ですが、ハイ・フリークェンシー・トレードの功罪がここにもありそうですね。


ウィーン金貨が一部ネット販売中止?

ユーロ圏経済に対する信用不安や金融市場の混乱の中で金価格が高騰しているのは、みなさんもご存じかと思います。背景については、先日の記事で触れましたが、足元では機関投資家のみならず個人投資家による金買いも勢いを増しています。

日本と欧州で最も販売量の多い金貨を製造しているオーストリア造幣局はここ数週間で売上が急増。製造が間に合わなくなってきているようです。受注は日本・米国・欧州で増えており、オーストラリア造幣局のマーケティング・ディレクターのタッタソール氏は「パニック的な買いだ」と述べていると一部通信社は報じています。あまりの売れ行きに、欧州の一部のウィーン金貨・ネット販売では販売中止を余儀なくされているようです。

パニック的な買い、というものは延々と続くものではありません。金ETFと同様、どこかで買いが一服する場面が出てくると考えられます。個人的には、「買いが衰え、アジア実需国のスクラップの売りがそれを上回れば、それをきっかけに投機筋が手じまい売り」・・・という流れになるのでは、と考えています。

日経平均株価、引き続き200日線が試される

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(上記日経平均株価のチャート(日足)は5/14大引け後。クリックすると拡大します。)

日経平均株価は前週5/7の急落によって生じた、チャート上の窓が開いたままとなっています。先週末の時点でその窓は10,643.28円(5/11高値)から10,682.61円(5/7安値)となり、未だ完全には埋めきってはいません。相場に勢いが足りない場合は窓埋め完了で再び相場は反対方向に向かう(今回ですと反落)ことも考えられるのですが、今回はその前段階でつまづいていることから、仮に今後上値を試す局面において、この窓は意識されるものと思われます。

加えて下値では2008年3月10日につけた(2008年安値である)7,021.28円からのサポートラインが何とか下値支持として機能しており、14日には10,360.87円に位置しています。同線は3/7に一度ざら場で割り込みましたが、引値では回復した後は下値支持として機能していることから、今のところ重要な下値支持と見て良いと思います。ただし2度、3度と割るようですと、そのたびに重要度は下がる事が予想されますが。

さらに先週からは2008値安値からのサポートラインと軌を一にして、200日移動平均(5/14時点では10,348.30円)の存在も先週に続き注目されると見られ、こちらも併せて注目されそうです。なおこれらのチャートポイントを割り込んだ場合、ボリンジャーバンド下限(5/14時点では10,254.70円)で止まるとは思えず、チャートの形という点では9,867.39円(2/9安値)までの下値余地はありそうです。

そいて上値は先ほどのチャート上の窓(10,643.28円(5/11高値)から10,682.61円(5/7安値)がポイントであり、その上は60日線(5/18時点では10,736.34円)が立ちはだかっている模様です。さらに20日線(同、10,867.25円)は下向きのため、上値を試すためにはまずは下値を固める必要があると見られ、時間がかかるものと思われます。

本日、ドル円のポイントは?

20100517YEN0800.jpgのサムネール画像上記のドル/円チャート(日足)は5/17の08:00現在【92.34円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

週末の飲み会やメール交換で、いろいろな方からここからの相場についての話を聞いたのですが、

「ユーロはやばい。ソブリン(中央銀行やSWF)で過去5年間に買って積み上げたユーロを売り始めたところも出てきた。典型的逃げ遅れの相場だ。ただし、皆が売りと言っているから、もうそろそろという考えもあるかもしれない」
というのが、最も印象的でした。
確かに、2008/10/28の1.2326を割れると割れないでは、相場の波動のカウントが180度違ってきますので、それこそ大変なことになります。

仮にユーロが上がるとしても、底値圏で大きく上下動をしてからになるのでしょう。

国際的に資本市場がとても心配な状況で、「ドル/円、クロス円は下値で買いたい」というイメージが強いのは、日本人だけなのかもしれません。

■上値ポイント
(1)94.99円:5/04高値
(2)93.76円:ラインC:88.12円(3/04安値)と91.59円(4/19安値)を結んだ線
(3)93.63円:5/10高値
(4)93.20円:20日線(少し下落)
(5)93.18円:ラインD:94.97円(5/05高値)と93.63円(5/13高値)を結んだ線
(6)92.67円:先週の高値-安値(93.63-91.70)の半値
(7)92.44円:5/14の高値-安値(93.09-91.79)の半値

■下値のポイント
(1)92.23円:5/7米雇用統計以降の高値-安値(93.63-90.83)の半値
(3)92.03円:60日線(少し上昇)
(4)91.79円:5/14安値
(5)91.47円:5/04-5/07の高値-安値(94.99-87.94)の半値
(6)91.21円:200日線(少し下落)
(7)90.83円:【重要】5/07における上昇後の戻り安値
(8)90.70円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/04安値)を結んだ線
(9)90.25円:上記チャートの緑色の線:101.44円(2009/04/06高値)からの線
(10)87.94円:5/06安値

■また、注目の時間足の指数移動平均(08:11現在)です。
『60分足の20EMA』:92.40円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:92.69円

取引値【92.30円】 < 『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』  
の下落相場の形になっています。
目先、『60分足の20EMA』『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』
での戻りは売りということになりますが、何度でもそこのポイントで売ることができるようであれば、考え直さないといけないと思います。また、それを超えて2時間以上定着するようであれば、底堅くなってきて下落しにくくなると見られます。

今週もよろしくお願いします。
 

今週はユーロが主役の1週間

こんばんは。

今週は取引開始前にギリシャ問題の進展が見られたことにより、市場ではリスクを回避する姿勢が一気に後退し、ドル/円を始めとしてクロス円は窓を開けてスタートしました。しかしその勢いも長くは続かず、週後半にかけて今度はギリシャやスペイン、ポルトガルの財政赤字削減に向けた実効性が問われ、米国ではニューヨーク州の検察当局が住宅ローン証券担保(MBS)の取引に対する捜査対象を拡大したことを手掛かりに、市場は再びリスクを回避する姿勢を強めました。金曜にはユーロ/ドルの下値をめぐる攻防と共に、スペイン紙からのサルコジ仏首相の発言がユーロ売りを強めるなど、市場はユーロ売りに加えリスク回避の動きが一段と強まり、株安に加えてユーロ安にともなうクロス円安が進行しました。


【月曜日】
ドル/円は先週終値(91.50円)から窓を開けて上昇して92.69円で寄り付き、その直後に91.70円まで押し戻されたが、そこから欧州時間にかけて93.50円台まで反発。しかしNY時間では格付け会社ムーディーズがギリシャやポルトガルの格下げの可能性に言及したことを理由に投資家のリスクオンの動きが後退し、ドル/円も引けにかけては93円前半に押し戻された。

【火曜日】
アジア株式市場やダウ平均株価先物の下落によりリスク回避の動きとなり、ドル/円は朝方から欧州時間にかけて下落し、朝方につけた93.39円から20時過ぎには92.20円まで下落。しかしNY市場ではダウ平均株価が下落幅を取り戻し、米長期金利の上昇により93.14円まで反発するも、ダウ平均の軟化に伴いドル/円は再び92.60円台に押し戻されるなど、上値の重い展開に。

一方ユーロは欧州市場に入り、今回EU(欧州連合)・IMF(国際通貨基金)が打ち出した欧州安定化基金の創設は短期的な問題解決にしかならないとの見方が市場では根強く、早くもユーロは軟調な展開へと移っていった。

【水曜日】
日本時間の昼過ぎに「米金融当局は米金融大手モルガン・スタンレーの行った住宅関連のデリバティブ取引について調査に乗り出した」とのニュースが伝わると、市場ではリスクを回避する動きとなり、ドル/円は92.45円まで下落。その後上海株高によりドル/円も反発に転じ、欧州市場にかけてはクロス円での円安もサポートとなりドル/円は93.24円まで上昇。

【木曜日】
東京時間ではアジア株式市場の堅調な推移を受けて、クロス円の上昇に伴いドル/円は16時過ぎに93.63円まで上昇。しかしその後英3月貿易収支の市場予想を上回る赤字幅の拡大やドバイ・ワールド参加のナキールのイスラム債の支払いについてトラブルが発生したとの噂が出た事により、市場ではリスク回避の動きが先行しクロス円は下落、ドル/円もNY市場序盤に92.59円まで下げ、その後は92円半ばから93円手前での値動きとなった。

このあたりからユーロ各国が緊縮財政に移行することにより、ユーロ圏の景気が後退するのでは?との見方が市場に広がり、次第にユーロ売りの流れがリスク回避の流れへとつながり、日米欧の株式市場は下落、資産の逃避先としてNY金は過去最高値を更新、米国債が買われる(=長期金利は下落)する展開へとなった。

【金曜日】
日経平均株価が170円安で寄り付き、その直後にドル/円 は92.50円まで下落。その後このレベルで何とかサポートされるも、
(1)スペインの4月のエネルギーと生鮮食品を除く消費者物価指数が1986年の統計開始以来のマイナスとなり、同国でのデフレ懸念が浮上。
(2)ユーロ/ドルが2009年3月以来となる1.25ドルを割り込む
(3)スペイン紙はサルコジ仏大統領が先週7日の欧州首脳会合にて「ギリシャ支援で欧州全体の関与なければユーロ圏離脱」と発言したと伝えた(後に仏大統領報道官やラガルド仏経済財務雇用相がこの発言を否定)。
(4)格付け会社ムーディーズが「ギリシャ格下げの確率は80%以上」との見解を示した
(5)出所不明ながら仏の格下げの噂が飛び出す(後にムーディースはこの噂を否定)
(6)ドイツ銀行のアッカーマン最高経営責任者がギリシャの債務返済能力について懐疑的な見方を示した
これらにより市場では一段とユーロ安&欧州株安が進行、リスク回避の動きからドル/円も下値を試す展開となり、18時過ぎには92.24円まで下落。

NY市場に入ってもこの勢いは止まらず、ダウ平均株価は取引開始直後から100ドル以上下落し、さらに5月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が73.3と市場予想(73.5)を下回る結果も加わって、市場ではリスクを回避する動きが一段と強まった。14日未明にユーロ/ドルが1.2356ドルをつけると共に、ドル/円も91.79円まで下落。引けにかけて92.38円まで反発して週を終えた。



今週は全般的に、特に月曜と金曜については、ドル/円よりはユーロ/ドルが相場を支配していたようです。そのため週足ではドル/円は駒に近い陰線となっているのに較べ、ユーロ/ドルは陰の大引け坊主となり一時は1.2352ドルの安値を記録、リーマンショック後の2008年10月につけた1.2326ドル以来となる安値をつけました。ちなみこの辺りを下抜けると、月足チャート上ではWトップ完成が意識される可能性から、下値は一段と深くなる可能性が出てきます。

週末の金曜になってはすっかりかすんでしまいましたが、月曜に出た、欧州安定化基金にて発表された7,500億ユーロの内訳は、
(1)ユーロ加盟国が比例配分で保証する特別目的会社の形で4400億ユーロ
(2)欧州委員会が導入する欧州安定メカニズムで600億ユーロ
(3)IMFの協調融資で2500億ユーロ

となり、ユーロ圏の中央銀行がギリシャを始めとする政府債の購入を行うことが発表されました。10日はこれらを手掛かりに市場では欧州を巡る極度の信用不安が後退、ユーロは取引開始から大きく上昇し、また、この動きは株式市場にも波及したことで、アジアや欧州の株式市場が軒並み上昇となりました。


しかし週後半に入り、市場が注目したのは欧州や英国が財政健全化に向けての措置を厳正に行った場合、これらの国では景気後退が伴うのでは?との見方が浮上し、その懸念が世界経済の停滞をも想起させるまでに膨らみました。これにより特に金曜に入るとリスク回避の売りであったり、ユーロ/ドルの1.2500ドルを初めとした下値トライであったりと、とにかく売り材料にばかり反応する地合いとなりました。


さて来週は、今週これだけ相場を動かしたユーロ圏の経済に対する懸念はくすぶり続けるものと見られ、根本的にはギリシャやポルトガルなどが財政赤字削減の中で、景気後退が市場が懸念するほどには進んでいないことを証明することが求められるのでしょうが、こればかりは先週の欧州安定化基金の発表のように何かをリリースすれば市場が安心するというものではありません。根本的な解決策としては、地道にかつ着実に財政赤字削減が進んでいることをアピールすることが求められそうです。

そのため、今後ギリシャやスペイン、ポルトガルや英国以外にも財政健全化の動きが拡大するようですと、市場では「財政緊縮による景気後退」が想起され、多くの市場参加者が予想する「年後半にかけての世界景気の回復」シナリオが崩れる可能性も出てくるため、注意が必要となりそうです。

加えてEUの仕組みそのものも問われており、ユーロ加盟国は同一の政策金利のなかで各国が財政政策を行っていることが、今回の問題を大きなものにしてしまったとの見方もあります。今後はユーロ加盟希望国の加盟審査を厳格化する以外にも、どのような方策を取って今回の危機を乗り切るのか、壮大な実験とも言われるEUは今、大きな試練に立たされています。歴史的な考察で見ると、こちらも目が離せません。


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来週もよろしくお願いします。

本日、ドル円のポイントは?Part2

20100514YEN1831.jpg

上記のドル/円チャート(日足他)は5/14の18:31現在【92.43円】。
為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

■左のチャート:日足
・ドル/円は、ユーロ/円、ドル/円のショートカバーに93.09円を見て後、大口のユーロ/円の売りに下落し、92.34円を見ました。
東京時間で売りこんだあと、ロンドン市場で15時台以降にショートカバーするのは、”お約束”のようになっていますね。
しかし、そこから切り返して下落してきています。

今日のポイント、92.20円が近く感じられます。

■右上のチャート:15分足の指数移動平均
『15分足の20EMA』(赤い線):92.66円
『15分足の70EMA』(=『60分足の20EMA』)(青い線):92.77円

位置関係:
取引値  < 『15分足の20EMA』 < 『15分足の70EMA』

と、下げ相場のフォーメーションになってきています。
 
■右下のチャート:時間足の指数移動平均
『60分足の20EMA』(赤い線):92.75円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線):92.86円

位置関係:
取引値  <『60分足の20EMA』 < 『60分足の70EMA』 

と、下げ相場のフォーメーションになっています。

『60分足の20EMA』、『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』も下向きになってきています。
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』を時間足引値ベースで2時間以上超えなかったことから、
しっかりとレジスタンス(上値抵抗)として機能しています。

ユーロ/ドルは1.25を超えて、地獄の釜の蓋を開けてきたような気がします。
昨日海外時間からのポンド/ドルの下落といい、ユーロ/円、ポンド/円が上値を抑え、クロス円が下落しやすい
地合いかと存じます。

また、ヘッジファンドの「6月30日付け解約」の受付は45日前ルールとすれば、「5月14日まで」ですから、
解約集計が終わったところで、来週(5月17日、18日・・・)にもリスクアセットの株式を中心に売られやすい地合いであろうとの話もあります(株の売り⇒クロス円、ドル/円の売り)。

この投機的な動きにしっかりと合わせていくしかないでしょう。
 
※本日のドル/円の重要ポイントは、コチラをご覧ください。

※ユーロ/ドル相場の大きなポイントの分析は、コチラになります。
 

夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:5/14/18:10)

WSX000332.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は82.50円や82.30円に買い注文が見られます。ポンド/円は134.00にある買いストップと共に、売りストップも混在しているのが目立ちます。

夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:05/14/18:10)

WS001244.JPG

(株)外為どっとコム提供

夕方以降、ドル円、クロス円とも下落傾向を強める中
注文状況では買いが優勢です。

リスクオフのスパイラルか

さきほど18時直前にユーロ/ドルが再び1.25ドルを割り込むと、18時直後には1.2469ドルまで一気に下落するなど、ユーロ/ドルの下値試しの動きが続いています。先ほどは1.2500ドルを割ったことでオプションの攻防を一度制したことで相場は反発に転じたようですが、反発が終わると再び下値を攻める展開となっています。

これに伴いクロス円はユーロ/円が下落、それに伴い他のクロス円も連れ安となり、クロス円に引きずられる形でドル/円も18時直前に本日のサポートレベルであった92.50円を割り込むと92.34円まで下落するなど、ドル/円を始めクロス円では円高・クロス円安が進行しています。

ちなみにドルストレートではドル買いが優勢となっており、対オセアニア通貨よりも対欧州圏通貨の方で、ドル買い・欧州通貨売りが顕著に見られます。

本日この後21:30に米4月小売売上高などがありますが、それまではリスクオフの動きに加え、オプションやテクニカル上のポイントを攻めた余韻が相場を支配しそうな空気が漂っています。

60日線が重たいポンド/円・・・

WS001758.JPG

ポンド/円日足チャートです。赤線が20日、黄線が60日、青線が200日のそれぞれ移動平均線です。

先週の下げから一転して反発したポンド/円ですが、60日線(本日時点:139.48)を超えると、何とも上値の重さが鮮明となっています。上値については、60日線を越えてNYを引ければ、基調が上昇転換すると考えられます。

一方、このまま下値を模索する流れになった場合の下値目途はどうなるでしょうか。

まず第1の下値目途は、5月7日安値の133.08円。
ここを割り込むと次に見えるのは3月1日安値の131.96円です。
このラインをも下回ってしまうと、今度はダウ大幅安の中で全面的に円急騰した5月6日の安値、129.94円が視野に入ってきます。

個人的には、2つ目の下値目途が、2010年年初からの下落トレンドの底となったことを考えると、132円前後の水準は割と底堅く推移するとみています。

ユーロ/ドル1.25割れ

欧州株安を背景にユーロ/ドルが先ほど17時25分頃、
心理的節目とされる1.25ドルを割り込みました。
ただ、思ったほど下抜けせず、1.2491ドルで一旦下げ止まり、
1.25ドル台を回復しています。相当に激しい攻防戦が繰り広げられているようで、
1.2530ドル付近まで買い戻されるなど、かなり不安定な値動きとなっています。

引き続き、売り買いが交錯しそうですが、この後のNY時間には
重要な経済指標の発表が予定されており、中でも小売売上高については
前回分はイースター休暇の影響でかさ上げされた(前月比+1.6%)
とされており、今回はその反動により伸びが鈍化する(+0.2%)との見方が一般的。
それだけに、上ブレの場合はポジティブ・サプライズとなりそうで、
特にユーロ/ドルの売り仕掛けをもくろむ筋のユーロ売り・ドル買いの
口実とされる可能性があります。

今夜の注目材料は?

日中の円相場はジリジリと円売り優勢となりましたが、夕方に欧州勢が参入するに伴い、乱高下しています。今後の動きの鍵を握る材料を確認していきましょう。

5/14(金)
17:30   (香港) 第1四半期GDP
21:30☆(米) 4月小売売上高
22:15☆(米) 4月鉱工業生産
22:15   (米) 4月設備稼働率
22:55☆(米) 5月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 
23:00   (米) 3月企業在庫
※☆は特に注目の材料です

今日は米国の主要経済指標が相次いで発表されます。特に4月小売売上高や5月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は、米国の国内総生産(GDP)の7割を占めると言われる個人消費の強さを計る上で重要視されるとみられます。
 

♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ←「米4月小売売上高」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
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ドル/円、今晩発表の経済指標に注目が集まる

今年に入り米経済が回復基調を強める中、本日は米国にて多くの経済指標の発表が予定されているが、その中でも21時30分の4月小売売上高を取り上げたいと思います。同指数は今年に入り回復基調を強めている米経済の中において、GDP(国内総生産)の7割を占める個人消費の動向を見極める上で注目が集まると見られます。

前回はイースター休暇といった特殊要因により、前月比が+1.6%、除自動車が+0.4%とそれぞれ市場予想の+1.2%、+0.5%を上回る結果となりました。今回は前回の反動が予想されているため、市場予想は前月比+0.2%、除自動車が前月比+0.4%と控えめな予想になってます。

もし市場予想を上回る場合、好調な消費がアメリカ経済の力強い回復を印象付けることとなり、ドルが買わる展開が予想されます。一方で市場予想を大きく下回り、消費分野の回復が遅れているとの見方へとつながれば、ドルが売られる展開もありそうです。

その後22時15分には米4の鉱工業生産と設備稼働率が、22時55分には5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値の発表がそれぞれ予定されています。特にミシガン大消費者信頼感指数は5月の速報値であるため、ここでも個人消費の堅調さが示されるようなら、ドル/円は一段と上昇する可能性がありそうです。

スペインCPI、統計開始以来のマイナスに

スペイン統計局が14日発表した4月のエネルギーと生鮮食品を除く消費者物価指数は
前年同月比0.1%下落となり1986年の統計開始以来初のマイナスを記録しました。
もし今後も物価の下落が続く事になれば、先日発表した歳出削減計画が足かせとなって
デフレスパイラルに陥る可能性もありそうです。

なお、16:00の発表直後からユーロ/ドルが下落しており、16:50現在
1.2525ドル付近で推移しています。

日経平均再び下落で円買い優勢

日経平均株価は158.04円安で14日の取引を終えました。
後場に入り、68円安まで下げ幅を縮めた場面では、ドル/円、クロス/円も
小幅に持ち上がりましたが、引けにかけて再び下げ幅を拡大すると
ドル/円は92.65円まで、ユーロ/円は115.99円まで、豪ドル/円も82.80円まで
下落しました。

注目のユーロ/ドルは1.25ドル台前半での推移が続いており、この後、欧州勢の参入で
1.25ドル割れを狙った売り仕掛けが見られるのか?この攻防は見ごたえがありそうです。

ユーロ/ドル1.25をめぐる攻防に注目

ユーロ/ドルは本日午前の取引で、1.2514ドルの安値を付けた後、小幅に反発していますが、
今後は心理的節目である1.25ドルを割り込むかどうかが焦点となりそうです。
オプションに絡む防戦買いやアジア中銀の買いといった支援材料もありますが、
欧州諸国の緊縮財政措置はユーロ圏の経済成長を阻害するとの見方が一般的となっており、
引き続きユーロに対する売り圧力は強そうです。
ユーロ/ドルは1.25ドルを割り込むようだと、ストップロスを巻き込んで
さらに下げ幅を拡大する可能性もあり、本日の欧米時間は、この水準の攻防に注目が集まります。
米国では4月の小売売上高や鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数などの
経済指標の発表が予定されており、これらの指標が米国経済の強さを示すようなら
ドルが買われ、結果的にユーロ安が進む可能性もありそうです。

昨日SARBが政策金利を据え置いた背景について

昨晩22:14にSARB(南アフリカ準備銀行)は政策金利を6.50%に据え置くことを、全会一致で決定しました。マーカスSARB総裁は会見で、利下げについての話は出なかったと述べています。

その中でリスク材料について、欧州の財政赤字問題がグローバル経済と国内経済に影響を与えることが懸念されています。

次に最近のインフレ動向では、
・CPI(消費者物価)は年ベースでは2010年3月には5.1%と前月の5.7%よりも低下。
・PPI(生産者物価)は年ベースでは2010年3月には3.7%と前月の3.5%よりも上昇しており、その理由はCPIに直接影響を与えない1次産品の価格上昇によるもの
となっています。

そのほか、声明からピックアップしました。
・CPIのインフレ予想は2010年第3四半期まで4.7%と低く抑えられる
・2012年末までインフレ率は5.3%に抑えられる
・南アの財政赤字は2009/10年度でGDP(国内総生産)比で6.7%。今後は世界経済の回復期待により財政赤字削減が進むと見られ、2012/13年度には4.7%になると予想。中期的には政府全体の債務はGDP比で43%に達する模様。
・南ア国内では緩やかな景気回復が続いており、リスク要因としては世界経済の動向が挙げられる。