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外為リアルタイムレビュー: 2010年3月25日バックナンバー

2010年3月25日バックナンバー

欧州のギリシャ支援策によりクロス円はリスクオンの動きへ


欧州中銀(ECB)のギリシャ支援策のところで触れられていますが、これにより市場ではややリスク・オンの動きとなり、円安・ドル/円以外でのドル安の展開となっております。そのためクロス円は軒並み本日の高値圏での取引となり、その中でも資源国通貨での高値更新が目立っております。

20:30までに高値を付けた通貨のうち、幾つかをピックアップしてみました。

○スイス/円は1/29以来となる高値86.24円を記録しました。 連日ユーロ/スイスの下落によりスイスの利上げ時期は隣接する欧州よりも早くなるとの観測から、上昇しやすい地合いが続いている様子です。

○豪ドル/円は84.18円とこちらは1/20以来となる高値を付けました。本日アジア時間早朝のロウ豪準備銀行(RBA)総裁補佐の発言により4/6のRBA理事会での利上げ期待が高まっており、スイスと同じく買われやすい地合いにあると言えます。

○NZドル/円は65.19円と1/21以来の高値をつけております。こちらは3/11のNZ準備銀行(RBNZ)キャッシュターゲットにて政策金利が据え置かれ、4/29の利上げ期待が後退しているものの、本日発表されたNZの第4四半期GDPが市場予想通りの数値となったとはいえ、2年ぶりの高い伸びを記録したことが背景にあります。 

これにより市場では年央に向けた利上げ期待が高まりつつあり、ブルームバーグの記事によりますと、エコノミスト14人中9人は6月での利上げを予想し、3人は7-9月での利上げを予想、2人は4月での利上げを予想しています。市場ではRBNZの利上げ開始時期は6月と見込む人が多いようです。

本日この後の取引材料になりそうなのは、21:30の米新規失業保険申請件数でしょうか。それまではリスクオンの動きが続きそうです。 

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欧州中銀(ECB)のギリシャ支援策

トリシェECB総裁は
「2010年末を過ぎても(ECBが民間銀行へ資金供給する際の)担保の最低格付けを
投資適格級の最低(BBB?)に据え置く意向だ」と述べ、
当初は今年末で解除の予定であった措置を延長する意向を示しました。
ギリシャに対する救済措置である事は明らかで、
今年1月には「ECBは特定の国のために担保に関する方針を動かすことはしない」
と述べていただけに、180度の方針転換です。

ギリシャ支援について、政治サイドでの不協和音が目立つことから
ユーロそのものへの信認が揺らぎ始めるなか、通貨の番人である中央銀行としての
責任感からの方針転換であろうと思われます。

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メルケル首相:ギリシャ問題でIMFとEU内2国間融資の組み合わせを推奨

独首相:ギリシャ問題でIMFとEU内2国間融資の組み合わせ推奨へ
ドイツのメルケル首相は25日、この日から開催される欧州連合(EU)首脳会議において、ギリシャ問題解決の最後の手段として、国際通貨基金(IMF)による支援とEU加盟国からの2国間援助の組み合わせを推奨する方針を明らかにした。ベルリンで議員らに語った。

===

2国間援助のカウンターパートにドイツがなることはあるのでしょうか?

しかし、ギリシャがEU以外からの金融支援を頼る結果になると、格付け会社も黙っていないと私は思います。
 

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スペイン首相:ギリシャ向け支援の9%拠出を表明

スペイン首相:ギリシャ向け支援の9%拠出を表明-パイス紙
3月25日(ブルームバーグ):スペインのサパテロ首相は、他の欧州諸国に対して、欧州のギリシャ向け支援の9%をスペインが拠出すると表明した。スペイン紙パイスが匿名の政府当局者の話として報じた。
同紙によると、9%の拠出率はスペイン経済が欧州連合(EU)全体に占める割合に等しく、拠出額は最大30億ユーロ(約3670億円)に上る見通し。

==
欧州の中で、ギリシャ救済に向けた”約束” めいたものが、もしやあるのではないか、と思わせるような記事でした。
気になるところです。

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ノボトニー墺中銀総裁:ユーロ安はユーロ景気にプラス・・・

ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言として、

・ユーロの下落はユーロ圏経済にとり実質的にプラスになる
・ユーロが過大評価された場合、輸出産業への打撃となる
・ユーロの過大評価は景気回復にマイナス
・ギリシャは自国の問題を自ら解決する必要がある
・ギリシャへの厳しい措置は適切
・加盟国のユーロ圏からの離脱はばかげている

などが伝わってきています。

さっきも書きこみましたが、ギリシャの債務不履行懸念で域内の金融市場が不安定化するのは困るけど、ユーロが安くなることについては、本音では全く困っていなくて、むしろ喜んでいる人達がユーロ域内には沢山いるのかもしれません。ユーロ高が続いていた時に怒りのコメントを連発していたサルコジさんとか・・・

本質的な問題では無いのかもしれませんが、ユーロ安がなかなか止まらないのは、その辺にも一因があるのかもしれません。

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指数移動平均で見た、現状のドル/円相場

 

20100325YEN1819.jpg

上記のドル/円チャート(時間足)は03/25の18:19現在。為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。)

 

上のチャート:時間足のMACD
下のチャート:時間足の指数移動平均

『60分足の20EMA』:91.87円
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』:91.17円

上の時間足MACDを見ると、ドル/円は買われ過ぎから、売りの方に力が働いているように見受けられます。
下の指数移動平均では、先ほどから『60分足の20EMA』(赤い線)に下値を支持されて上がっていますが、上げ幅もやや鈍いか、といったところでしょうか。

91.70-80円当たりを下値ポイントと見て、そこまでの下値押しがあれば、買いに回って様子を見てみようというところですが、こうした動きの中、ロングが増えていって上がらないと、91.70を割りこんで、91.50や91.17円『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(青い線)までの下押しがありうると思います。
上がるのであれば、早々に92.40円を取らないといけないのではないかと思われます。

※本日のポイント、見通しはコチラの方をご覧ください。

 

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NY時間の見どころ:米新規失業保険申請件数


21:30 (米) 3/21までの新規失業保険申請件数 前回:45.7万件 予想:45.0万件

来週金曜日の雇用統計へ向けて、米国雇用関連の指標が気になる時期になってきました。
今回の雇用統計への期待はかなり高いだけに、
予想通り改善となればドルの上昇要因となるでしょう。

少し極端な例かもしれませんが、失業保険申請件数が予想以上の改善を見せるようだと、
NY株価の上昇と長期金利の上昇につながり、最終的に7年債入札にも影響を及ぼすとなると、
さらに金利が上昇してドルが買われることも考えられます。

 

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英2月小売売上高指数良い?→ポンドは上昇も・・・

18時30分に発表された英小売売上高指数は以下の通り。

【前月比】
前回:-1.8% 予想:+0.8% 結果:+2.1%(前回分修正:-3.0%)

【前年比】
前回:+0.9% 予想:+3.3% 結果:+3.5%(同:-0.8%)

【前月比:除自動車燃料】
前回:-1.2% 予想:+0.6% 結果:+1.6%(同:-2.1%)

【前年比:除自動車燃料】
前回:+2.6% 予想:+4.9% 結果:+5.4%(同:+1.3%)


計算方法が変わり、良い結果になるとの見通しがもともと強かったものの、予想よりも大幅に強い結果になったことから発表直後はポンド買いで反応しました。
ただ、前回分が大幅に下方修正されたためか、ポンド/ドル、ポンド/円ともにすぐにだれています。




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夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:03/25/18:15)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円、ポンド/円ともに昼の時点より買い注文がやや減少している様子です。

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夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:3/25/18:15)

WS001355.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円の91.70円の底堅さは相変わらずですね。

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ギリシャ問題でユーロが売られ続ける訳と解決策は?

相変わらずギリシャ関連のネタで地合いの弱いユーロですが、なんでこんなにこの問題でユーロが売られ続けるのか、改めて考えてみました。

(1)ユーロ域内での国債の持ち合い比率は高いので、ギリシャが債務不履行を起こすと域内全体に悪影響が伝播するという懸念があるにも関わらず、この期に及んでもギリシャ支援の具体策がなかなか決まらず、救済策の提出を期待されている当事者たちが小田原評定を続けている。

(2)その間、EUやドイツは「ギリシャが自力で資金調達できない場合にはセーフティーネットを提供するから、それでなんとか安心して下さい」とか、「場合によってはIMFの力も借りるから大丈夫だと思って下さい」などと言ってはくるものの、「ギリシャが自力で資金調達できない状態になった」と判断する基準が曖昧で良く分からないし、セーフティーネットの具体像を見せないで信用しろと言われても不安である。そんな瀬戸際救済合意だけ見せられると、逆に瀬戸際が何処なのか見てみたくなる人もいる。

(3)仮に単発の急場しのぎの救済策で当面のギリシャの債務不履行不安を除去したとしても、問題の根本解決にはギリシャの財政赤字の削減が不可欠だということはみんな知っている。今年マイナス成長が予想されている国が大規模な増税や歳出カットをやって景気が悪くなったら税収が落ち込んでしまうかもしれず、本当に予定通り今年GDP比4%の赤字削減が出来るかどうか疑わしい。しかも、ギリシャは今年だけでなく、向こう何年間も財政赤字の削減をやり続けないといけない。来年秋にはギリシャで総選挙もあるのに、政治的にそんなことが可能かどうか、現時点で確信を持てる人は誰もいない。そういえば、ギリシャ国内は今年分の財政赤字削減を実施しただけで大規模ストなどが実施されて病院や警察まで参加しているらしい。

(4)昨日格下げされたポルトガルのように、程度の差はあってもギリシャ以外にソブリン格下げの懸念が囁かれている国がほかにも複数ある。同じような問題が将来にわたって起きるリスクを軽減するためには、「今春のギリシャの債務借り換え」だけを保護してもダメで、ギリシャも含めた域内の放漫財政国が将来同じような問題に直面した場合にその資金繰りを包括的に保護する仕組みを提示する必要や、ユーロ参加国全体が財政規律を維持するための新しいルールを作って提示する必要があるが、これにはもっと時間がかかりそうで、いつ出てくるのか分からない。

(5)ギリシャの債務不履行懸念で域内の金融市場が不安定化するのは他国も困るし嫌がっているが、それが理由でユーロが下落することについては、実はドイツやフランスなどの大国の輸出業者や農畜産業者は困るどころか喜んでいる節がある。実際、ユーロ高が進んでいた昨年秋までは、独仏の要人によるユーロ高けん制発言が相次いでいたが、現在同じ人達からのユーロ安けん制発言をとんと聞かない。

・・・などの理由が考えられます。売られて当然と言う感じもしますね。

ただし、さすがにここまでユーロが売り込まれる過程では、いわゆる投機筋を中心に、ユーロを借りてきてまで売る人や、買い戻さないと利益が確定できない人達の売りも膨らんでいるとみられます。今週のEUサミットで何か進展があれば一旦はユーロが一気に買い戻される可能性はあるかもしれません。また、値段が急激に下がれば逆張り系のテクニカルには買いシグナルが点灯したり、値段の安さに惹かれてそれなりに買い手が出てくるのもマーケットです。

一方、現在の最近のユーロ相場を取り巻く環境を考えると、値段が安くなった事以外に買う理由を見つけるのが難しい通貨になっているのも事実です。したがって、何かの拍子である程度買い戻されて値段が上がると買い手は少なくなってしまい、上値を追求していくムードにはなかなかならない感じです。

上記の諸点を考慮すると、ドル安圧力の主たる受け皿としてのユーロの容量が回復するためには、(1)ユーロ圏のソブリン保護の包括的な仕組みの構築や、(2)ユーロ参加国全体に対する新しい財政規律維持の枠組みの作成、などが必要だと思います。また、(3)古今東西、財政再建策をスムーズに進めるための特効薬は何と言っても景気拡大です。ユーロ域内で財政再建が必要そうな国ほど景気が良くないという現状も考えると、戻り売り圧力に対する不安からユーロが解放されるのには時間がかかるかもしれません。

もちろん、あまり想像したくないですが、今週のEUサミットで、具体策の提示が無いという可能性も現時点では捨てきれません。とにかく目先はそこだけでもなんとかしてほしいですね。

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モノライン不安再び? アムバック破産の可能性

米モノライン大手アムバック・フィナンシャル・グループが事前調整型の破産法適用申請を行う可能性があることが発表されました。
目下のところ、同社はウィスコンシン州保険規制当局の勧告に従い、アムバック・アシュアランスの負債の一部を別勘定に移す方針だそうです。


「モノライン」とは金融保証会社のことで、金融債務のみを対象に保証を行います。その債務がデフォルトした際には、発行元に代わって元利払いを行います。サブプライム問題を契機にさまざまな金融商品がデフォルトしたことで、モノライン各社の経営不安が注目されたのは2008年の秋でした。その後はあまり話題になることはありませんでしたが・・・。


この背景には、米国で急速に地方債がデフォルトしていることが背景にあります。
米国の地方債はもともとデフォルト率が極めて低く、大手モノラインは責任準備金の140倍にも上る地方債を引き受けることが可能でした。
しかし、サブプライムショック後の米経済悪化でデフォルトする住宅ローン担保証券(RMBS)が相次ぐと、モノライン各社は多額の保証料を支払わなければならなくなった上、次第にモノライン大手各社自体がそうした多額の支払いによって経営不安が取りざたされ、格付けは引き下げ。これにより、大手モノラインは新たな債券の保証を引き受けられなくなりました。そうなると、今度は地方自治体が借り換えに伴う保証を受けることが出来ずにデフォルト。モノライン各社はまた保証料負担・・・・という悪循環に陥っていた模様です。

同国の公共債のデフォルトに関する月報が報じたところによると、デフォルトした地方債は2007年は31本で3億4800万ドル、2008年は162本で81億5000万ドル、2009年は183本63億5000万ドルと確実につみあがっていました。そうした中で今回のアムバック破たんの可能性のニュースが台頭した格好になります。


アムバック以外にも、最大手MBIAや、アシュアード・ギャランティーなども同様に苦境に陥っているようです
今後、ひさしぶりにモノラインへの注目が高まるかもしれません。引き続き関連報道を追っていきたいですね。

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ユーロ/円、ユーロの売り材料を見直す

ギリシャの支援問題に不透明感が増したことに加え、ポルトガル国債の格下げにより、ユーロは軟調な展開が続いています。現在のユーロ売り材料は通貨ユーロに対する信認であり、仮にギリシャ救済の枠組みが決まった場合、市場の関心はやがて各国の景況感に移ることが予想されます。

景況感の観点から考えた場合、現在のユーロ相場について言及する要人発言は皆無のため、欧州各国からユーロ相場を見た場合、決して居心地の悪いレートではなさそうです。たとえば24日に発表された独3月Ifo景況指数は98.1と前月(95.2)や市場予想(95.8)を上回る結果となり、その理由にはユーロ下落による輸出見通しの改善が挙げられています。

そのためギリシャの支援問題が一段落した場合、いままでのユーロ売りからユーロ買い戻しへと相場の流れが変わる可能性が高いため、売買の際は相場の風向きの変化には気をつけたいところです。

テクニカル面では逆三尊形成の可能性があり、ネックラインと目される125.10円付近を超える上昇につながるか注目されそうです。一方で逆三尊の左肩と目される3/22安値(121.05円)を割り込む場合、再び120円の節目が試されると見られます。ただし節目の近くにはボリンジャーバンド下限(120.22円)があり、合わせて攻防の分岐点になりそうです。

そのほか本日はユーロ/円のテクニカル分析もあります。よろしければご覧ください。
ユーロ/円、逆H&Sが意識されるか

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本日から明朝の注目材料

ドル/円は、昨晩の急激な上昇の反動からか小幅に値を下げたものの、92円を挟んで底堅く推移しています。今後の流れがどうなるか、材料を確認していきましょう。


3/25(木)
18:00  (ユーロ圏) 2月マネーサプライM3・季調済
18:30☆(英) 2月小売売上高指数
21:30☆(米) 3/21までの新規失業保険申請件数 
23:00☆(米) バーナンキFRB議長の議会証言
未定   (南ア) SARB政策金利発表  

3/26(金)
06:45  (NZ) 2月貿易収支
08:30☆(日) 2月全国消費者物価指数


一番の注目はバーナンキFRB議長の議会証言です。公定歩合引き上げについて前向きな発言があれば、ドルの上昇圧力となりそうです。また、英小売売上高指数にも注目。今月から計算方法が変わり、予想よりも上ブレする可能性があるとみられています。ある程度は「計算方法が変わったからでしょ」という冷静な反応も予想されますが、よほど良い場合はポンドの買い材料になりそうです。

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下値の目処が見えないユーロ/ドルに思う

ギリシャ問題をめぐる不透明感に加えポルトガルの格下げと、まさに「弱り目に祟り目」
といった雰囲気のユーロですが、先ほどユーロ/ドルは1.33ドルを割り込んで下落しており、
下値の目処が見えない状況です。
下値の目処は心理的節目の1.30だとか、リーマン直後の1.2326ドルだとかいう声も聞こえてきます。

個人的な感想では、この手の話は売り持ちのポジションを持っている人の
希望的観測である場合が多く、割り引いて考えるべきだと思っています。
もちろん為替ですから何が起こるかは分かりませんし、1.30まで落ちても何の不思議もありませんが、
何が起きるか分からないという意味では、「何も出ない」と思われている今日明日の
EU首脳会議で急きょ、ウルトラCのギリシャ支援策が出る可能性もゼロとは言えないわけで、
少なくとも今日明日は積極的な売りは仕掛けにくいタイミングのはずです。

だからと言って「どこまで下げるのか」が話題となっている以上、
新規の買いが入る事は考えにくく、積極的に買える状況ではない事も確かです。
ただ、高値から12%も下がったユーロをさらに売り込むにも勇気がいる状況で、
ちょっとしたことで急激に買い戻されるリスクを孕んでいるのではないでしょうか。
 

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米国財務長官発言と中国人民銀副総裁発言を巡る思惑

中国人民銀行の朱民副総裁が、「中国は為替制度を改善すべきであり、今後そのようにするだろう」と発言したことが伝わってきています。

これに対する市場の解釈ですが、

(1)素直に人民元の上昇再開を容認する前触れと見るべきだという意見

(2)為替政策に対する国務院内の意見は、人民銀行と商務部で分かれているので中国政府全体の意見だとは見ない方がいいと言う意見

(3)昨日、米国のガイトナー財務長官が「米国は中国に人民元を上昇させることを強要は出来ない」と発言したことに対する単なるリップサービスという意見

(4)4月15日に公表される米国の「半期為替報告」で中国を為替操作国認定させないための方便としてコメントしているだけという意見

など、様々です。これまでの中国の要人発言や報道の傾向として、人民銀行系は為替政策の柔軟化への理解を示す傾向が強いということを考えると、個人的には(2)の立場に近い解釈をしています。

いずれ中国の自主判断で人民元の高め誘導再開が始まる可能性は高まっていると思いますが、その時期については「中国国務院が決める」ということ以外に確実に言えることはないというのが実情です・・・

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今晩のバーナンキ議長の議会証言に対する疑心暗鬼

今晩23:00にバーナンキFRB議長が米国下院の金融サービス委員会で議会証言を行う予定になっています。予告されている演題は、「緊急流動性供給プログラムの巻き戻しと米国景気回復への示唆」となっており、一部の市場参加者からは、米国の公定歩合政策について、追加引き上げの可能性を含む何らかの示唆があるのではないか、という観測が出ているようです。

そうした思惑の背景としては・・・

(1)今回の演題に含まれている「緊急流動性供給プログラムの巻き戻し」という単語は、公定歩合の変更を連想させるものである。

(2)2月18日にFRBが発表した公定歩合の0.5%から0.75%への引き上げについては、2月10日に公開された議会証言テキストで伏線が張ってあった。

(3)今回のバーナンキ調の議会証言は、大雪の影響で延期されてテキストのみの公表となった2月10日の証言のリスケバージョンである。

(4)先週、米国の公定歩合での最長貸出期間が28日から1日へ予定通り短縮されており、ほぼ同じタイミングで降って湧いたように出所不明の公定歩合追加引き上げの噂が流れた。

・・・などが指摘されているようです。

部外者にとって、否定も肯定もできないネタであるだけに、疑心暗鬼を呼んでいるみたいです。

前回の公定歩合引き上げ後にFRB要人から繰り返された丁寧な説明によって、「米国における公定歩合の引き上げと、異例に低いFF金利を維持する時間軸に関する判断の間には直接的な因果関係は無い」ということについて、市場の理解は現在かなり進んでいるとみられます。

しかし、昨晩の米国債利回りの急騰とドル相場の上昇を見せつけられた後だけに、今晩のバーナンキ議長の証言内容やその後の質疑応答に対する微妙な緊張感が漂ってしまうのは致し方ないのかもしれません。内容によっては不発、或いは逆に作用する可能性も含めて、今晩の注目材料であることは間違いなさそうです。

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ユーロ/ドル1.33ドルを割り込む

14時過ぎにユーロ/ドルが昨年5月7日以来となる1.33ドルを割り込み、一時1.3281ドルをつけました。

背景にはギリシャ救済問題が不透明感を増し、ポルトガルの格下げによるユーロ売りの流れがあるものと見られます。

ちなみにユーロ/円もこの動きにつられ122.60円台から下落しましたが、11時過ぎにつけた安値122.33を割ることなく、14:30現在122.40円を挟んでの取引となっています。

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【プロに聞きました】今後の米国債はどうなる?

20100325USSOGVT10.jpgのサムネール画像
(出典)ブルームバーグから外為どっとコム総研作成


朝方から、米国債に詳しい方の話を聞いているのですが、その方の見方としては、

「米国債の金利が全般的に上昇している。
2,5,10,30年の金利は全て上離れ(金利上昇)になるかどうかがポイント。
ヘルスケアなど米国債の需給悪化、米国財政問題が今年これからのテーマになりそうだ」
とのことでした。

たしかに、上記(米国債10年物)のチャートを見ると、ここから上離れするとちょっとイヤだな、というところまで来ています。

米国債の需給悪化については、
ヘルスケア(米医療保険改革)による米国財政支出拡大が懸念されるところです。
(この問題については、また別の機会に。)

米国の経済は順風満帆な回復を遂げて、FFレート等の政策金利をすぐに引き上げるところまでは、まだ至っていないとの解釈が多勢を占めることから、テクニカルな中長期金利の上昇と捕えてよいかと思われます。

米国の金利上昇は、レバレッジファンドによるドル買いにつながりやすいことからドル買い材料と捕えられますが、中長期的には、米国財政悪化懸念で、ドル売り材料とも捕えられます。

また、一方的な米長期金利上昇は、MBS(不動産担保証券)の金利上昇へとつながり、米国の低調な住宅市場を住宅ローン金利の低下で底支えをする要因が無くなるので、米連邦準備制度(FRB)としてはそれは困るとばかりに何が何でも長期金利の上昇を食い止める方に動く、との見方も値強いところです。


 

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ユーロ/円、逆H&Sが意識されるか

EURJPY_100325.JPG(上記ユーロ/円のチャート(日足)は03/25の13:15現在。クリックすると拡大します。)

ユーロ/円は直近ではユーロ/ドルよりもドル/円の影響を受けやすくなっており、24日にはユーロ/ドルが1.34ドルを割り10カ月ぶり安値を記録する中、ユーロ/円は1円近い実体部を伴った陽線をつけています。

加えてチャートの形から見ても逆H&S形成の可能性(左肩が2/5の122.16円、中央が2/25の119.63円、右肩が3/22の121.05円)が想像され、ネックラインにあたる125.10円前後(2/22高値の125.24円や3/12高値の125.19円を結んだライン)突破への期待がかかります。なおボリンジャーバンド上限(125.01円)が近いため、バンド幅を押し広げる動きにつながるかも見てゆきたいところです。

なお上抜けた場合、勢いがないと126.70円前後など126円後半で失速する可能性もありますが、ここを抜ければ130.70円付近(昨年10/26高値138.49円からのレジスタンスライン)や200日移動平均(130.94円)リトライなど、130円後半を試す展開が予想されます。

そして下値は引値が122円台を維持できるかと、ざら場での121.60円前後をめぐる攻防を注目点に挙げたいと思います。引値は3/5の大陽線をつけた以降、引値では122円台はキープされています。そして121.60円台は3/22安値(121.05円)と3/24安値(121.39円)を結んだサポートラインが位置しており、昨日のユーロ/ドル1.34ドルのような攻防の分岐点になる可能性は高くはないと見られますが、割り込むことで心理的に下値試しが再開と見られる可能性があるためです。

○レジスタンス
123.26円(12日移動平均)
125.10円付近(逆H&Sのネックライン)
126.70円前後(昨年7/8安値(126.78円)と11/27安値(126.83円)を結んだライン)
130円後半(前述のレジスタンスラインや200日移動平均が近い)

○サポ-ト
引値で122円台維持
121.60円台(3/22安値(121.05円)と3/24安値(121.39円)を結んだサポートラインが位置)
120.22円(ボリンジャーバンド下限)

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英予算案は「景気刺激策重視・財政再建先送り」

24日に発表された英予算案は以下の通り

・25億ポンド規模
・初回住宅購入者を対象に、25万ポンド未満相当の住宅購入への課税廃止
・100万ポンド以上相当の住宅にかかる税率を5%にする(1%引き上げ)
・相続税の水準を4年間据え置く
・国際的な銀行税の導入には賛成する
・アルコール類やタバコへの課税は引き上げ
・(事実上国有化している)RBSとロイズ・バンキンググループへ940億ポンドの新規融資を行う
・2009/10年度の公的部門借入純所要額は1665億ポンド(対GDP比11.8%)に修正(2009年12月時点の見通しは1776億ポンド)
・2010/11年度の公的部門借入純所要額は1630億ポンド(対GDP比11.1%)に修正(2009年12月時点の見通しは1760億ポンド)
2014/15年度に公的部門借入純所要額は740億ポンド(対GDP比4.0%)にする(昨年度予算で見込まれていた2014/15年度の額よりも1000億ポンド縮小)


財政赤字の見通しは当初よりは縮小していますが、経済の回復は依然として脆弱であるため実質的な緊縮財政は来年からになると、ダーリング財務相は述べています。

以前から予想されていた通りですが、予算案は景気刺激策が先行するものとなりました。
財政再建策については具体的なものは出ていない一方で目標は高く、正直不安は残ります。ただ、高級住宅への税率アップや銀行税導入賛成の意向に関して、「過去数年の所得の強い伸びから恩恵を受けた人が相応分の税を負担する番だ」とダーリング財務相が述べており、銀行憎しの感情が強い英国民にはポジティブに映った感あります。労働党議員は大喝采だったとか。


ちなみに、ダーリング財務相が示した英国の2011年の経済成長率は3.0-3.5%と、12月時点の「最大3.75%成長」からは下方修正となりました。ちなみに2010年の経済成長率は1.0-1.5%と、横ばいです。経済状況はほとんど変わらない中、この予算案を受けて英国総選挙に向けた与党・労働党と野党・保守党の支持率はどう変化するのか、世論調査には注目ですね。


なお、市場においてこの予算案は「問題もサプライズもない」とのことでほとんど材料視されていません・・・

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昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:03/25/12:00)

WS000522.JPG
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は84.00円の売り注文が厚く、83.50円以下では買い注文が厚みを増しています。ポンド/円は136円半ばから136円前半にかけての買い注文が少し増えております。

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昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:3/25/12:00)

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提供は(株)外為どっとコムです。
ドル/円もユーロ/円も買いが目立ってきました。

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一目均衡表から見た豪ドル/円

AUDJPY_100325.JPG(上記豪ドル/円のチャート(日足)は03/25の10:40現在。クリックすると拡大します。)

豪ドル/円は3/17高値(83.64円)を突破し、84円台をうかがう展開となっています。足形も3/22に首つり線がでたものの、結局は反転示唆となり、加えて遅行線も雲に入ったもののすぐに飛び出るなど、チャート上から見る基調は強気なものとなっています。

ただし昨日は実体部を伴った陽線が出現して直近の高値を更新したことで、まずは大陽線の実体部38.2%戻し(83.47円)をキープできるのか、いままで抵抗であった3/17高値(83.64円)と合わせ、本日は83.50円前後での攻防の行方に注目したいと思います。

そして上値は84.00円に迫る場面では売りが出やすく、上値は重い展開が予想されます。それでも83円半ばから後半の売りをさばいて上昇していることから、相場が84円台に定着した場合、83円台後半の時ほどには上値の重さを感じない展開も予想されます。

○サポート(今日のポイント)
83.50円前後(3/17高値(83.64円)や3/25実体部の38.2%戻し(83.47円)が近い)
83.30円前後(チャネル中間地点)
82.84円(転換線)

○レジスタンス(今日のポイント)
84.00円(本日10:45時点の高値83.98円が近い)
81.18円(昨年11/12高値)
84.80円(2/5安値(76.16円)からのN計算値)

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中国が最終的には人民元を上昇させるが強制はできない=米財務長官

ガイトナー米財務長官の昨日の発言です。

・中国が通貨人民元の上昇を容認することが極めて重要
・われわれが中国に対しこうした変更を強いることはできない
・しかし中国が再び人民元の上昇を容認することは極めて重要だ。中国側の多くがこれについて理解していると思う。
(為替政策で)措置を取ることが自らの利益になるとの判断を中国が下すと考えている

===
米国の財務長官のような要職にある人物が、「中国は人民元を切り上げるべき」という発言をすると、明らかな内政干渉に当たりますから、そのようなことは絶対に言えないと思われます。

あくまで期待を込めて「(長期的に)中国は人民元を上昇させるだろう」というのに留めているのだと思われます。

昨日の米国債(5年物)の入札が不調に終わりましたが、昨日は海外の間接入札者の落札比率が低水準だったことに、「中国が行動を起こさないことが関係していたとしても不思議はない」との声までありますが、米国と中国の中国人民元を巡る鞘当て(さやあて)は、ちょっとした波紋を広げているように見えます。





 

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ワシントン発の米中要人発言語録

現在米国を訪問中の鐘山商務次官と米財務省当局者の会談内容が注目されていますが、その後の双方の発言録が一部伝わってきています。

鐘山・中国商務次官
「人民元相場が米貿易貿易赤字増加の原因ではない」
「ドルの下落は世界にとって大きな災難となるだろう」

ガイトナー米財務長官
「中国が人民元を上昇させることは非常に大切」
「米国は中国に人民元を上昇させるように強要は出来ない」
「中国が長期的にみて人民元を上昇させる可能性は高い」

などです。

従来の双方の主張が入り混じっていますが、外圧をかけるとかえって逆効果であるとの米国側の配慮もうかがえます。中間選挙前のアピールが大切な米国議会と政権を預かるホワイトハウスの対中政策にはやはり温度差があるようです。今後中国景気が回復し続け、金融政策が引き締め色を帯びてくれば、中国の人民元政策もおのずと高め誘導再開に傾いて行くと思われます。

外から見ているだけでは、中国国務院内の議論の動向は分かりませんので、こうした要人発言録のチェックと同時に、日々のドル人民元相場の観察を地道に続けていくしかなさそうです。

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日本株もドル/円も利益確定の売りに押される

ドル/円が92円台を付け、約1ケ月ぶりの円安水準となった事を好感して
42円高で始まった日経平均株価は、ドル/円が91円台後半に反落すると
16円高まで上げ幅を縮小しています。

株も為替も一旦は利益確定の売りが出やすい水準にあると思われ、小反落は
やむなしという雰囲気ですが、この後、どこで下げ止まるのかが焦点となりそうです。

ドル/円の下値の目途については、当社岡田の解説をご覧ください。

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朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:03/25/09:15)

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は84.00円と84.20円に売り注文がある以外は板は薄くなっており、同じくポンド/円も136.00円前後の買い注文がやや厚くなっている点を除くと、同じく板はやや薄くなっています。

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朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:3/25/09:15)

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ドル/円の91.70と91.50の買いが目立ちます。ただ、昨日の上昇分の反動の下げが急激にくる・・・なんて流れになった場合は、あっさり割れてしまいそうな気もします。

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豪ドル/円上昇-中銀総裁補発言を受け

豪準備銀行のロウ総裁補の講演の内容が伝わってきています。

・豪経済、適度に力強い状況にあると確信
・住宅価格は力強く上昇、投機的状況になるのは望ましくない
・世界の不透明感解消を待つのは、金利への措置が後手になる恐れ
・金利は正常な水準に向け穏やかに上昇する可能性

などと発言しています。
総じて、目新しさはないものの、追加利上げに向け前向きであることを
改めて確認する内容の発言です。

この発言を受けて、豪ドル/円は83.75円付近から
83.98円まで小幅に上昇しています。

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本日、ドル円のポイントは?

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(上記のドル/円チャート(日足)は03/25の08:00現在。為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。)

ドル/円は「動かない相場で溜めたエネルギー」を大きく吐き出すような上昇となりました。


昨日は90.80円を超えて上昇すると、逆にそこが欧州時間では下値となり上昇し、上値は92.42円まで見ました。

ドル/円は久々に200日線を超えての引値となりました(2009/8/13以来)。

東京時間は輸出企業のドル/円売りはさすがに出やすいと思います。

昨日上昇したのは、もみ合い相場の中で溜まっていたショートが吐き出されたことでの動きと見ています。
今年1月以降の動きはずっと「上がると下がる」「下がると上がる」の繰り返しのトリッキーな相場なので、
このようにショートが大きく吐き出された後、ドル/円は「買った方がもうかる」と思う人のロングが増えて、そこから上がっていかなくなると、再度下落しやすくなるとの見方は「さもありなん」という気がいたします。

もしまだ上昇余地があるのであれば、91.80とか91.50を割りこまずに、間髪入れずに上がって行かないと、力尽きてしまうような相場ではないかと思います。

■上値ポイント
(1)93.78円(1/08高値)

■下値のポイント
(1)91.80円(上記緑色のライン:2009/4からの下落トレンドライン)
(2)91.53円:200日線
(3)90.83円:ラインC:93.78円(1/8高値)と92.14円(2/19高値)を結んだ上値抵抗線の本日の場所
(4)90.53円:60日線(やや上昇)
(5)90.15円:20日線(上昇)
(6)88.87円:ラインB:84.79円(11/27安値)と88.12円(3/4安値)を結んだ下値支持線の本日の場所

■なお、注目の時間足の指数移動平均に関してですが、
『60分足の20EMA』は91.65円です。
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』は90.93円になります。(08:20現在)

現状は取引値が指数移動平均を上回っているので、この指数移動平均値(赤字、青字)に近づくところでは普通は押し目買いを1度は検討するべき箇所になると見られます。
 

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ドル円、今年最大の日足陽線、ドル全面高、円全面安。

おはようございます。

昨日の為替市場でドル円相場は安値から高値までの上げ幅が2円以上に達し、今年最大の陽線を記録しました。ストレート・ドル市場では年初来安値を大幅に更新したユーロドルを中心にドルが全面高となったものの、ドル円の上昇幅がストレートドルの下落幅を凌駕した結果、クロス円では円全面安が進む結果になりました。

ドル円を中心にして昨日の流れを振り返ると・・・

(1)東京6時台は1ドル=90円40銭前後でスタート。手掛かり材料難の中、ほぼ終日円じり安の展開となり、夕刻にかけて90円60銭台まで上昇。

(2)ロンドン勢力参入後、円売り・欧州通貨売りの一方でドル買いの動き強まって。格付け会社フィッチがポルトガルの格付けをAAマイナスに引き下げたとの報道が伝わるとユーロドルの下落に加速がついて1.3400割れ。ポンドドルやオージードルなどその他のストレートドル市場でもドル買いが優勢になってドル円の上昇も加速、重たかった91円台の壁をあっさり突破。

(3)NY勢力参入後、ドル買い・円売りの動きが更に加速。日本時間21:30に発表された米2月耐久財受注除く輸送機器は予想よりも良い内容、23:00に発表された米2月新築住宅販売は予想よりも悪い内容と、経済指標は強弱交錯したものの、ドル買いの動きは弱まらず。米医療制度改革法案成立による財政赤字拡大懸念や5年債入札の低調な結果を受けて米国債利回りが上昇すると、円売りの動きが再度加速し、日本時間25時台にはついに92円の壁も突破、NY終盤にかけて一時92円42銭まで上値を伸ばす。

(4)利食いに押されて反落、92円10銭台で東京市場の朝を迎える。

・・・という流れでした。

日足の安値から高値までの高低差が2円以上という激しい動きは、滅多にあるものではありませんが、昨晩に関しては、(1)ストレートドル市場でのドル買いや、(2)米国債利回りの上昇、も援軍になってドル円市場でのドル買いにも勢いがついたと言う印象です。

ストレートドル市場でのドル買いの流れにおいて、昨晩の主役はユーロドルでしたが、もともと今週のEU首脳会議でギリシャ支援策が提示されないのではないかという不安感で地合いが悪くなっていた最中に「ポルトガルの格下げ」というニュースが重なってユーロ売りが加速しました。ユーロドルは一晩中売られ続け、今朝6時台に一時1.3304ドルまで売り込まれています。

米国債利回りの上昇については、米国景気の朗報に接して利上げ期待が高まったことが背景ではなく、医療保険改革法案成立による財政赤字拡大懸念や5年債入札の低調などが背景だったということなので、本来はあまり良いパターンの金利上ではないのですが、そうはいっても2年国債利回りが今年最高の1.1%台まで上昇するのに反応して、ドル円も92円台まで持ち上げられたという格好になっています。

本日の材料ですが、米国の経済指標では失業保険新規請求件数ぐらいしかありません。ただし、その他に本日は、バーナンキFRB議長の議会証言米国7年債入札が予定されており、ドル円に対する影響力が強い米国債利回りの反応が注目されます。また、本日中には結果は出ないと思われますが、ポルトガルの格付け引き下げを受けて一段と注目されているEU首脳会議でのギリシャ支援の具体策に関する議論の進展具合にも引き続き注目が集まりそうです。

今日も一日よろしくお願いいたします。

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