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米国長期金利の動向が気になるところ - 外為リアルタイムレビュー

米国長期金利の動向が気になるところ

金融市場関係者は専ら米国長期金利の上昇を懸念しているようですね。
背景としては、
(1) 米医療保険改革法成立による米国の財政支出拡大懸念
(2) 米連邦準備制度理事会(FRB)による住宅ローン担保証券(MBS)買い取りが3月末で終了することで、MBS金利低下の下支え要因がなくなる
(3) 米国債発行が最近相次いでいる中、一部アジア勢が積極的に入札に参加していないとの観測
が挙げられます。
 
しかし、こうやって米国長期金利が上昇すると、今後の米国債の発行時の金利にも影響し、米国が財政赤字を調達するのに高いコストになることは憂慮されます。米国も、ギリシャが高い金利で資金調達していることを他山の石としないとならないでしょう。

米国の経済は米国債で資金調達するのが、その経済の重要な部分でもあるのですが、長期金利以外の為替(ドル)や株の市場にあまり影響を及ぼしていないというのが現状の姿です。しかし、米国債の入札が不調に終わるとか、長期金利がまた一段上昇するとか、様々な要因で今後の市場が変動することも予想されるので、その動向には注意が必要になると見られます。一概に「米国長期金利の上昇はドル買い要因」と一言で片づけられない局面が今後起こるかもしれません。
 

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