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英予算案は「景気刺激策重視・財政再建先送り」
- 2010年3月25日(木)13:13
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24日に発表された英予算案は以下の通り
・25億ポンド規模
・初回住宅購入者を対象に、25万ポンド未満相当の住宅購入への課税廃止
・100万ポンド以上相当の住宅にかかる税率を5%にする(1%引き上げ)
・相続税の水準を4年間据え置く
・国際的な銀行税の導入には賛成する
・アルコール類やタバコへの課税は引き上げ
・(事実上国有化している)RBSとロイズ・バンキンググループへ940億ポンドの新規融資を行う
・2009/10年度の公的部門借入純所要額は1665億ポンド(対GDP比11.8%)に修正(2009年12月時点の見通しは1776億ポンド)
・2010/11年度の公的部門借入純所要額は1630億ポンド(対GDP比11.1%)に修正(2009年12月時点の見通しは1760億ポンド)
・2014/15年度に公的部門借入純所要額は740億ポンド(対GDP比4.0%)にする(昨年度予算で見込まれていた2014/15年度の額よりも1000億ポンド縮小)
財政赤字の見通しは当初よりは縮小していますが、経済の回復は依然として脆弱であるため、実質的な緊縮財政は来年からになると、ダーリング財務相は述べています。
以前から予想されていた通りですが、予算案は景気刺激策が先行するものとなりました。
財政再建策については具体的なものは出ていない一方で目標は高く、正直不安は残ります。ただ、高級住宅への税率アップや銀行税導入賛成の意向に関して、「過去数年の所得の強い伸びから恩恵を受けた人が相応分の税を負担する番だ」とダーリング財務相が述べており、銀行憎しの感情が強い英国民にはポジティブに映った感もあります。労働党議員は大喝采だったとか。
ちなみに、ダーリング財務相が示した英国の2011年の経済成長率は3.0-3.5%と、12月時点の「最大3.75%成長」からは下方修正となりました。ちなみに2010年の経済成長率は1.0-1.5%と、横ばいです。経済状況はほとんど変わらない中、この予算案を受けて英国総選挙に向けた与党・労働党と野党・保守党の支持率はどう変化するのか、世論調査には注目ですね。
なお、市場においてこの予算案は「問題もサプライズもない」とのことでほとんど材料視されていません・・・




