- 外為リアルタイムレビュー >
- ワシントン発の米中要人発言語録
ワシントン発の米中要人発言語録
- 2010年3月25日(木)10:20
- この記事についてつぶやく
現在米国を訪問中の鐘山商務次官と米財務省当局者の会談内容が注目されていますが、その後の双方の発言録が一部伝わってきています。
鐘山・中国商務次官
「人民元相場が米貿易貿易赤字増加の原因ではない」
「ドルの下落は世界にとって大きな災難となるだろう」
ガイトナー米財務長官
「中国が人民元を上昇させることは非常に大切」
「米国は中国に人民元を上昇させるように強要は出来ない」
「中国が長期的にみて人民元を上昇させる可能性は高い」
などです。
従来の双方の主張が入り混じっていますが、外圧をかけるとかえって逆効果であるとの米国側の配慮もうかがえます。中間選挙前のアピールが大切な米国議会と政権を預かるホワイトハウスの対中政策にはやはり温度差があるようです。今後中国景気が回復し続け、金融政策が引き締め色を帯びてくれば、中国の人民元政策もおのずと高め誘導再開に傾いて行くと思われます。
外から見ているだけでは、中国国務院内の議論の動向は分かりませんので、こうした要人発言録のチェックと同時に、日々のドル人民元相場の観察を地道に続けていくしかなさそうです。




