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ドル円、材料難の中で気持ち円高気味の往来相場
2010年3月10日(水)07:15 written by 外為総研 植野
おはようございます。
昨日の海外市場でドル円相場は1ドル=89円60銭界隈から90円強の水準での往来相場となりました。時系列の動きを振り返ってみると・・・
(1)東京時間帯は概ね90円30銭台でのスタート。手掛かり材料に乏しい中、日本株の弱含みやクロス円の下落に連れて昼休み前に89円87銭まで値を落す。東京午後は1ドル=90円前後の狭いレンジで一進一退の攻防戦に終始する展開。
(2)欧州勢力参入後、一時90円09銭まで上昇するが、上値の重たさ意識される。格付け会社フィッチがポルトガル国債格下げの可能性や英仏スペインの財政状況への警戒感を示したことで、リスクオフムードが強まってクロス円が全面的に下落。本邦企業の3月末に向けたリパトリの思惑も重なり、ドル円も引きこまれて一時89円61銭と昨日安値を記録。
(3)ドル円、クロス円の売り一巡後はジリジリと値を戻す展開。ニューヨーク時間帯に入り、軟調に寄り付いた米国株が持ち直すとドル円、クロス円ともに上昇し日本時間未明に一時90円04銭を記録。引けにかけて米国株価が上げ幅圧縮に転じるとドル円、クロス円ともに上昇の勢いが殺がれ、89円90銭台で東京市場へバトンタッチ。
・・・という流れでした。
目立った経済指標の発表や要人発言などの手掛かり材料が非常に乏しい中で、国内外の株価やクロス円を睨みつつ、最近はやりのソブリンネタや需給トークも絡めて細かく立ちまわった印象が強い一日でした。
本日の予定ですが、経済指標関係は
・08:50 (日) 1月機械受注
・08:50 (日) 2月企業物価指数・速報
・16:00 (独) 1月貿易収支
・16:00 (独) 1月経常収支
・16:00 (独) 2月消費者物価指数・確報
・16:45 (仏) 1月鉱工業生産
・16:45 (仏) 1月製造業生産指数
・18:30 (英) 1月鉱工業生産
・18:30 (英) 1月製造業生産高
・24:00 (米) 1月卸売在庫
・28:00 (米) 2月月次財政収支
・・・となっています。敢えて言うならフランスと英国の鉱工業生産ぐらいがユーロ円やポンド円に影響するかどうかという程度で、あまりやる気が湧かないラインアップになっています。今朝の東京は昨日の同時刻よりも30-40銭程度円高の水準でのスタートになっていますが、基本的には昨日同様に株価やクロス円睨みの立ち回りを余儀なくされそうな雰囲気です。
今日も一日よろしくお願いします。




