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ユーロは米雇用統計で売られ、ギリシャで買戻される展開・・・ - 外為リアルタイムレビュー

ユーロは米雇用統計で売られ、ギリシャで買戻される展開・・・

先週末の「米国雇用統計ナイト」でのユーロドル相場の動きは、大変興味深いものがありました。

(1)日本時間の22:30に市場予想ほど悪くなかった米2月雇用統計が発表された直後は、ユーロドルは指標発表直前の1.3575界隈から一時1.3529まで売られるという反応を示しました。ほぼ同じ時間帯に、豪ドル米ドルやドルカナダなどの資源国通貨のストレートドルは資源買いのドル売りになっていたのとは非常に対照的でした。1.3530界隈からはさすがにショートカバーも入って買い戻されましたが、雇用統計発表から100分間ぐらい、ユーロドル相場は発表前水準よりも低いレベルで推移していました。

(2)一方、日本時間零時前後からユーロドル相場は急速に値を戻して1.36台を回復し、25:30頃には一時1.3629まで逆に上昇しましたが、基本的な背景は、「米国景気回復期待に促されたリスクオンのユーロ買い」というよりは、複数の欧州高官や関係者から伝わって来た「ギリシャ救済の非常時対策」への期待という色彩が強かったようです。

これまで繰り返し指摘してきたことですが、最近のユーロドル相場は、南欧のソブリン問題という複合通貨に固有の信用不安を抱え込んでしまった分、いわゆる「市場参加者のリスク許容度」の伸縮に対する反応が昔ほど素直でなくなってきている感じがします。

ギリシャ問題の解消までの道のりは、今後も紆余曲折が予想され、ユーロドル相場の価格形成をかく乱するノイズの役割を果たすと考えられます。

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