- 外為リアルタイムレビュー >
- なべ底チャートについて
なべ底チャートについて
- 2010年3月 5日(金)13:32
- この記事についてつぶやく
![]()
(上記ユーロ/ドルのチャート(日足)は03/05の12:55現在。クリックすると拡大します。)
※1 チャート内のラインはボリンジャーバンドが20日移動平均の2シグマ、移動平均が6日、12日、200日です。
※2 チャート内の番号1から3は下記(1)から(3)に対応しております。
ユーロ/ドルの日足にて、チャートの教科書に載りそうなレベルの比較的形の整った、なべ底型のチャートが出来つつあることを昨日のユーロ/円にて述べました。
相場ですので必ずなべ底型が完成となるとは限らず、1.34ドルを割り込み一段と下落する展開もありえます。 今回はなべ底型のチャートが作られる過程を考える機会として取り上げました。 大まかな流れとしては以下のようになるかと思われます。
(1) まず最初は売られる
(2) 次に安値圏で止まり、もみ合いに入る
(3) その後何回も安値を試しても抜けないレベルが形成され、緩やかに反発する
(4) さきほど(3)の緩やかな反発に勢いがついて上昇として認識される
ポイントは(2)から(3)のあたりでしょうか。
たとえば(2)は
市場が下値トライ全開の時にあるレベルで相場が反転し、その後も下値を攻めるものの、前回の安値辺りでなぜか下値トライの勢いはなくなり、弱いながらも反発したとします。そして反発の動きが何回も続くと、売られ過ぎの相場であればあるほど、「そろそろ多少は戻るかな」などと考えるようになります。次第に人々の心理として、下値トライよりも反発のほうに意識が向かいやすくなります。
そして(3)は
市場関係者の間で反発が意識する人が増えることで、人よりも多少高くてもよいから買いたいと言う人が出てきだすことで下値が切り上がります。 そして相場は上値を試しだすとますます、人々は下落よりも上昇を気にするようになり、やがて反発に向かう、という流れです。
以上のように、相場は人が作り出すものであり、そのときの人々の心理状態を映し出す事が往々にしてあります。 まだなべ底チャートは完成しておりませんが、そういった観点からチャートを見てみると、意外な発見があるかもしれません。
現在のユーロ/ドルを見ますと、まずはボリンジャーバンド上限(1.3777)が近く、2/4の下落以降引けで一度も上回っていない1.38ドルを越える動きが出てくると、なべ底チャート完成に向けた戻りが出そうな感じがします。 反対に今回の下落局面において引値で1.35ドルは守っており、仮に1.34ドル台で引けた場合、地合の変化によりなべ底が割れて一段安といったシナリオも考えられます。




