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米雇用統計への期待値更に低下、ドル円の反応は? - 外為リアルタイムレビュー

米雇用統計への期待値更に低下、ドル円の反応は?

本日22:30に発表予定の米国雇用統計について、事前の市場予想の下方修正が依然として続いています。一部通信社が伝える日本時間の本日午前中時点での集計結果をみると、非農業部門雇用者数の平均予想は、前月比▲6.8万人程度の雇用減少になっており、昨日同時刻の▲6.5万人からさらに下方修正されていました。

昨日も書きこみましたが、数週間前は事前予想が+2.0万人程度だったことを思うと、かなり大幅な期待値の低下が統計発表前の段階で進んでいることが示唆されています。

今晩のドル円相場に対する示唆としては、

(1)期待値が事前に下方修正されたことで、悪い数字が出た場合のドル円の下ヒゲ追及がある程度抑制される効果はあるかもしれません。

(2)事前の期待値がうんと下がった分、たとえば小幅の雇用増とかいった良い結果が出てきた場合は、逆にドルが買い戻される「のりしろ」が出来ている可能性もあります。

(3)ただし、期待値を相当下げたにも関わらず、それでも追いつかないぐらい悪い結果が出た場合、ドル円への下押しインパクトは大きくなる可能性もあります。

などが言えると思います。雇用統計の日のドル円は、結局いつも出たとこ勝負になってしまいますね。

一方、同じ雇用統計でも期待値の修正があまり進んでいないのが「失業率」です。現時点での事前予想は9.8%となっていますが、非農業部門雇用者数とは対照的に、ここしばらくずっと変わっていません。予想より改善していればドル円は上昇、悪化していれば下落という心構えは雇用者数に同じですが、期待値の下方修正が進んでいない分、悪いのが出てきた場合の影響はこっちの方が強いかもしれませんね。

最近米国の金融政策がらみで注目されている時間軸文言変更の時期については、個人的には失業率が9%台ではきついと思っていますので、もしも悪化して10%台に戻ったりしたら、時間軸長期化観測を生んで、それなりの影響を与えるかもしれません。もちろん、前月の発表時のように、失業率が予想外に改善している場合もあるので、こっちの数字も出たとこ勝負なのは同じです。

雇用統計発表直後の初期動作という意味では恐らく非農業部門雇用者数のほうが影響力が強いかもしれませんが、失業率も合わせて注目しておきたいと思います。一番避けて欲しいのは片方良くて片方悪くてどっちだかよく分からないというパターンです。その場合、相場が乱高下して上ヒゲと下ヒゲだけ伸ばすけれども方向感は生まれなくて、最後の落ち着きどころは指標発表前とあまり変わらずに終わると言うパターンです。

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