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- 【商品雑記】チリ大地震に揺れた銅相場と豪州
【商品雑記】チリ大地震に揺れた銅相場と豪州
- 2010年3月 4日(木)18:50
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2月27日にチリでマグニチュード8.8の大地震が発生しました。チリは世界最大の銅生産国で、その生産量は世界の3分の1をしめています。そんなチリで大地震が起こったことで、銅生産の影響が懸念され、銅価格は高騰しました。これを受けて、豪ドルも大幅高になったほどです(オーストラリアは世界第5位の銅生産国)。
一部報道によると、世界最大の産銅会社コデルコが運営するエル・テニエンテ銅山とアンディナ銅山、総合資源開発・投資グループであるアングロ・アメリカンの保有するロス・ブロンセス鉱山とエル・ソルダード鉱山の4つの大きな銅鉱山が地震の被害域内に入っていたようです。今回の地震で電力供給などインフラの被害が甚大だったことにより、チリの銅生産の約17%、世界の生産量の約5%に支障が出るとの試算もあります。
ただ、チリの主要銅山はサンディアゴより北部で、今回の被害区域に入っている銅山の生産量はそれほど多くなく、操業停止が長期化しなければ問題は大きくならなそうですし、そもそも輸出のための備蓄もあります。さらに、もともと今年の銅生産は供給過剰になる見通しでした。また、アングロ・アメリカンの広報担当者はこの2つの鉱山で大きな被害がなかったことを明らかにしていますし、コデルコではすでに輸出が通常の状態に戻ったようです。問題は今後の電力供給面ですが、コデルコについては「同社が保有する全ての鉱山で電力供給問題は発生しなかった」という関係筋の話も伝わってきています。
もっとも、こうした情報にも関わらず、銅価格は高止まりしています。一旦は安心感がが出たと言っても、まだ先高観は維持というところのようです。銅価格の水準は2009年の上昇トレンドの中でリーマン・ショック前に戻っており、高値警戒感がありました。そんな中で2月は一旦大幅に下落したんですが、今回のチリ大地震(=銅相場の起爆剤かつ今後の下支え要因)によって、2月の下げが今後の上昇に向けたちょうど良い押し目になった可能性もあります。
今後、豪ドル相場で銅価格が大きく取り上げられる可能性は低いものの、銅の上昇は他の非鉄相場にも強材料視され、結果的にオーストラリア経済を押し上げることも考えられますね(オーストラリアはアルミニウムの原料であるボーキサイトの世界一の生産国でもあります)。




