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ホーニグ連銀総裁vsその他連銀総裁 - 外為リアルタイムレビュー

ホーニグ連銀総裁vsその他連銀総裁

2010年3月 4日(木)14:10 written by 研究員 ジェルベズ

2月19日の公定歩合引き上げ以降の米地区連銀総裁の発言を追っていくと、FRBが何度も早期利上げ期待を打ち消そうとしている様子が分かります。

2/19
「低金利の長期間維持との文言に同意している。文言削除は適切な時期に行うだろう」(ロックハート・アトランタ地区連銀総裁)
「公定歩合の引き上げはFF金利と関係ない(ブラード・セントルイス連銀総裁)」
2/22
「失業率は許容できないほど高い。金融刺激策を巻き戻すときではない(イエレン・サンフランシスコ連銀総裁)」
2/23
「FRBは2010年の利上げを見送る可能性がある(ブラード総裁)」
2/24
「政策金利は長期間低水準を維持する可能性(バーナンキFRB議長)」
2/25
「米雇用指標が与える影響は厳しい」「インフレは抑制されている(バーナンキ議長)」
「インフレに警告サインはみられない(ピアナルト・クリーブランド連銀総裁)」
「金融市場の状況は改善を続けているが、信用市場は多くの中小企業にとって困難な状況(デュークFRB理事)」
「政策金利は依然長期にわたり異例の低水準を維持すると思う(エバンズ・シカゴ連銀総裁)」
3/2
「インフレは比較的抑制されている(コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁)」
3/3
「FOMC声明にある"長期にわたる"低水準の政策金利を完全に支持(ロックハート総裁)」
「失業率は再び10%を超える可能性がある。インフレ圧力は見当たらない(フィッシャー・ダラス連銀総裁)」
「現行の低水準なFF金利は全体として適切(ローゼングレン・ボストン連銀総裁)」

おもに、「雇用が悪く、インフレは低い。だから異例の低金利を長期間・・・という文言は正当化できる」というスタンスですね。


一方、このような発言が相次ぐ中で、唯一タカ派の姿勢を崩さない連銀総裁もいます。ホーニグ・カンザスシティー連銀総裁です。
彼は前回のFOMCで「異例の低金利を長期間にわたって維持」という文言の変更を意見し、今月に入ってからは「政策金利は遅くより早く通常の水準に戻したい」「市場に利上げの準備を始めさせるべき」などという発言をしており、現在の地区連銀総裁の中ではかなり浮き上がった存在になっています。

 今のところは唯一のタカ派であるホーニグ連銀総裁の言葉が、市場の早期利上げ期待を瞬間的に沸騰させ、そのほかの連銀総裁が火消し・・・という形が良くみられています。こうした発言やFOMCのみどころは、今のところ孤軍奮闘中のホーニグ連銀総裁に仲間ができるのか、という点でしょう。

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