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米雇用統計の期待値が続落、ドル円、ユーロドルへの影響は? - 外為リアルタイムレビュー

米雇用統計の期待値が続落、ドル円、ユーロドルへの影響は?

今週最大の注目点となっている米国2月の雇用統計ですが、事前予想の平均値の形で示される期待値のハードルがどんどん下がってきています。

非農業部門雇用者数についての平均予想値をみると、数週間前は確か前月比+2.0万人ぐらいの雇用増だった気がするのですが、その後時の経過とともに、±0.0万人になり、▲2.0万人、▲3.0万人、▲5.0万人という形で下方修正が進み、今朝みると一部通信社の集計で▲6.5万人の雇用減少にまで下がってきました。

(1)バーナンキFRBの議会証言を順延に追い込んだ米国東部の大雪の影響を雇用統計の予測担当者が精査して反映させるようになったこと

(2)雇用統計よりも前に発表された各種の経済指標で、住宅関係や雇用関連の内容がイマイチだったことが時間とともに反映されたこと

などが背景であると考えられます。

ドル円相場へのインプリケーションとしては、

(1)期待値のハードルが事前に随分引き下げられたことで、悪い数字が出てきた時のドル円の下ヒゲ追及の動きがある程度抑制される効果はあるかもしれません。先週以降のドル円のベクトルは下向き優勢なので、事前予想がプラスの状態でマイナス6.5万人なんて結果が出たら、受け身の取れないようなドル円急落劇が誘発されるリスクはあったでしょうから。

(2)事前の期待値がうんと下がった分、たとえば小幅の雇用増とかいった良い結果が出てきた場合は、逆にドルが買い戻される「のりしろ」が出来ている可能性もありそうです。

(3)怖いのは、期待値を相当下げたにも関わらず、それでも追いつかないぐらい悪い雇用減少という結果が出た場合、ドル円は一段安になるというシナリオです。

結局のところ、これだけみんなが注目している指標は、事前にどれだけ期待値の調整をやっても、出てくる結果次第で大きく相場を動かす可能性があるという点では、毎月同じことなのかもしれませんね。

ただ、悩ましいのはユーロドルの反応です。期待よりも悪い結果だった場合、「リスク許容度圧縮でユーロ売り・ドル買い戻し」が優勢になるのか、「米低金利持続でドル売り・ユーロ買い」が優勢になるのか、微妙に迷いますし、予想より良い内容だった場合でもユーロ買いなのかドル買いなのか迷う感じです。

最近のユーロドルはギリシャ問題に対する懸念の伸縮という要因も絡んで上下していることもあって、特に判断が難しいように思います。一つ言えることは、昨日のギリシャ政府の緊縮財政ネタを口実にユーロが随分買い戻されましたので、溜まっていたユーロショートも、雇用統計を前にある程度成仏して整理されているような気がします。どっちに動くかは迷いそうですが、ポジションが軽くなった分、動きやすくはなっているかもしれませんね。

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