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英ポンドは政局不安を背景とした動きに - 外為リアルタイムレビュー

英ポンドは政局不安を背景とした動きに

3月1日にポンド/ドルは1.4782の安値を見ました。しかし、その後は1.50台へと戻しております。

1日の下落の背景は、先週末に、英国のインターネット・マーケットリサーチ会社であるYouGovが行った世論調査が動揺の発端となっています。この世論調査では、保守党(英財政赤字削減を公約している)の労働党に対するリードは僅か2ポイントに縮まっており、絶対多数政党不在の議会が誕生する可能性が非常に現実的になったことです。

仮に保守党優位であっても連立政権が誕生した場合には、大衆迎合的な政策が採られる可能性が高く、そうなると、1800億ポンドもの財政赤字削減に向けた政策実行意志が弱まるものと見られます。
そうなると英国は現在の国債長期格付トリプルAを失うことへとつながり、懸念されるところです。


しかしその後、2日には、英国大衆紙「サン」の2日(火)の世論調査では、英財政赤字削減を公約している保守党が労働党を支持率で7ポイント上回る結果となりました。保守党単独政権になるとの見通しを市場は好感し、ポンドは買い戻しが優勢な値動きとなるとともに、同日の30年債入札も好調な結果で終わりました。

今後も、総選挙前の政治不安が高まりを見せると、ポンドは乱高下するとともに、場合によっては更に値下がりする可能性があります。注意したいところです。
 

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