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ドル円、海外で乱高下。米国債利回りとの連動性を再認識 - 外為リアルタイムレビュー

ドル円、海外で乱高下。米国債利回りとの連動性を再認識

おはようございます。昨日のドル円相場は東京市場でジリ高推移の後、海外市場で急速に値を落す展開になりました。時系列に動きを整理すると・・・

(1)東京時間帯のドル円はジリ高で推移。早朝89円10銭台でスタートした後、豪州利上げ観測の当否をめぐって乱高下する豪ドル相場や、金融緩和観測を背景に下落するポンド相場を横目に見つつ、比較的冷静な動き。日本時間14:00台には一時89円37銭と当日の高値を記録。

(2)欧州勢力参入後、「ギリシャ公共セクター労組が3月16日に24時間スト実施」との報道を受けて、ユーロポンド、ユーロドル、ユーロ円が全面安。ユーロドルが一時1.3434と年初来安値を更新すると同時にユーロ円も一時119円77銭まで急落。ドル円も連れ安し89円を割り込んで88円88銭まで下ヒゲを伸ばす。

(3)ロンドン中盤からニューヨーク序盤にかけて、ショートカバーと米国債利回りの上昇を背景にドル円反発。「失業率9%台でも利上げ準備すべき」とのカンザスシティー連銀総裁のタカ派発言を受けて日本時間22:00台に米国2年債利回りが一時0.823%台、10年債利回りが3.648%台まで上昇し、ドル円も平仄を合わせる形で一時89円22銭まで上昇。

(4)寄り付き好調だ立ったNYダウが引けにかけて上げ幅を急速に圧縮したことや、ミネアポリス連銀総裁の米国雇用情勢と商業用不動産に対する弱気発言を受けて米国債利回りが一転して急落。引けにかけて2年債利回りが0.7918%まで下落すると同時に、10年債利回りも3.608%まで下落。ドル円相場も平仄を合わせる形で一時88円55銭まで下落後、若干買い戻されて88円70銭台で東京市場の朝を迎える。

・・・という流れでした。

昨日のドル円は特に海外市場で値動きが良くなりましたが、欧州市場の序盤ではクロス円経由の円高圧力が主役となり、その後は米国地区連銀総裁の相反する発言に誘発された米国債利回りのやや乱暴気味な「往って来い」に振り回されたと言う印象の強い相場展開でした。

本日の東京市場は、例によって材料難で、動くきっかけを見つけるのに苦労しそうです。注目材料はやはり今晩22:15に発表予定の米2月ADP全米雇用報告、24:00に発表予定の2月ISM非製造業指数などになりそうです。昨晩のニューヨーク市場でのドル円の動きは、米国債利回りとドル円相場の相関の強さを改めて認識させるような展開になりましたが、これら一連の米経済指標の結果を受けた米金融政策への期待の変化が注目されます。金曜日の雇用統計発表前ということで、派手な動きは封じられるかもしれませんが、ADP全米雇用報告は一応雇用統計の前座としての注目度が高いので、内容によっては米国債市場及びドル相場に相応のインパクトをもたらす可能性はありそうです。

今日も一日よろしくお願いします。

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