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みんなの目線が豪ドルに向かう中で欧州通貨は・・・ - 外為リアルタイムレビュー

みんなの目線が豪ドルに向かう中で欧州通貨は・・・

2010年3月 2日(火)10:01 written by 外為総研 植野

みんなの目線が豪ドルフェスティバルに吸い寄せられる中、欧州通貨の軟調地合いが続いています。

まず英国ポンドについてですが、昨日はついに心理的節目の1.50を割り込み、20:00台には一時1.4782と昨年5月1日以来の水準まで下ヒゲを伸ばしました。昨晩の急落については、イギリスの生命保険大手プルデンシャルが米系生保のアジア部門を買収するとの思惑に絡んだポンド売りドル買いや、5月に実施されるとみられる英国総選挙を前にした政局不透明感などが材料視されたようです。

ただし、もう少し長い目で見ると、ポンドドル相場の下落基調は昨年11月16日の1.6874をピークに始まっており、(1)ドバイショックに喚起された新興国向け融資の焦げ付き懸念、(2)GDP比2桁に乗せているイギリスの財政赤字膨張懸念、(3)最近のキング英国中銀総裁のハト派発言に象徴される根強い量的金融緩和追加観測、などがポンド相場軟調の背景になっている感じです。

一方、ユーロについても昨晩一時1.3460まで売り込まれるなど、依然安値圏での推移を続けています。これまでの下落が急激だっただけに、1ユーロ=120円前後、1.35ドル割れの水準ではさすがに買い戻しも入ってそれなりに反発したりはするものの、ギリシャを中心とする南欧のソブリン問題が根強く燻っていることから、上ってきた水準から更に積極的に上値を追求しようとする向きは少なく、戻り売りが優勢になって反発しきれないという状況が続いています。

現在、ポンドもユーロも、値段が安いということ以外に、前向きな気持ちになって積極的に買える材料に乏しいという感じは否めません。よって、値下がりするとそれなりの買いは出てきますが、逆に言うと値下がりしないと買い手が出てきにくいようなところもあって、反転攻勢のきっかけを見つけ難いまま、じわじわ下押し圧力に押しこまれているような状態が続いているようです。

東京10:00過ぎ現在、ポンドドルは1.4950前後、ユーロドルは1.3530台での取引となっています。東京市場で積極的に欧州通貨のストレートドルを売買する手掛かりは乏しく、安値圏での小動きになっています。あと2時間半後に控えている豪州の政策金利発表後、オージー米ドルが動意づく可能性があり、豪州発の流れ弾に対する欧州通貨の反応が注目されます。

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