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外為リアルタイムレビュー: 2010年3月 3日バックナンバー

2010年3月 3日バックナンバー

NY時間の見どころ:ADP全国雇用統計

2010年3月 3日(水)18:40 written by 研究員 神田

22:15 (米) 2月ADP全国雇用者数 前回:-2.2万人 予想:-2.0万人

ADP全国雇用者数過去6ヵ月の推移

09年8月 -26.7    
09年9月 -22.0     
09年10月 -17.8    
09年11月 -12.1     
09年12月 -6.1     
10年1月 -2.2

5日の雇用統計を占う意味でADP全国雇用統計に注目です。
ADPは民間部門の雇用者数になり、前月比2.0万人の雇用者減が予想されています。
5日発表の非農業部門雇用者数との相関性はそれほど高くはないのですが、
2月の悪天候(大雪)がどの程度雇用に影響しているかを見るうえでは参考になりそうです。
この悪天候に加え、民間部門の調査であるADPには含まれませんが、
5日の非農業部門雇用者数には計上される国勢調査のための臨時雇用など、
今月の雇用指標には特殊要因が多いため、あまり結果を気にする必要はなさそうです。
とはいっても、誰もが注目する米国の雇用指標ですから、
為替市場もそれなりの反応を示すものと思われます。

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ギリシャ政府の緊縮財政策発表

2010年3月 3日(水)18:20 written by 研究員 川畑

先ほどギリシャ政府筋より、緊縮財政策の発表がありました。

・48億ユーロの追加緊縮財政措置を決定
・付加価値税を2%引き上げ21%へ
・2010年の公務員賞与を30%削減
・2010年の年金凍結を決定

なお48億ユーロの内訳は半分が増税で、半分は歳出削減で賄うとのことです。
発表を受け18:20現在ユーロは上昇しており、ユーロ/ドルは1.3630レベルから1.3650ドル手前へと、ユーロ/円も120.80円付近から121円台に乗せております。

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夜の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:03/03/18:00)

2010年3月 3日(水)18:14 written by 研究員 川畑

WS000259_1800.JPG
 
(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドル/円は昼の時点と比べ相場が小動きのため大きな変化はなく、ポンド/円は132.40円の買いオーダーが厚くなっております。

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夜の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:03/03/18:00)

2010年3月 3日(水)18:11 written by 研究員 神田

WS000981.JPG

(株)外為どっとコム提供

ドル/円は88.50円が底堅いのか、89円で上値が重いのか・・・
22:15の米2月ADP全国雇用統計の結果、どちらかにブレイクしそうな気がします

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中国元と日本円の関係について動画、アップしました。

2010年3月 3日(水)18:06 written by 外為総研 植野

先ほど、弊社ホームページ内の動画コンテンツ「FXフォアキャスト」において、「人民元の切り上げ期待とドル円相場」についての解説をアップしました。

内容を簡単に要約すると・・・

(1)中国景気の二桁成長復帰、中国当局による金融引き締めの開始という環境の下、過去約1年半停止されていた人民元の高め誘導再開の環境が徐々に整ってきている。

(2)人民元の高め誘導が再開された場合、短期的に日本円の連れ高観測を喚起する可能性はあるが、過去人民元の高め誘導が実施されていた約3年間、ドル円も円高傾向だった時期は9カ月しかなく、その他の時期はむしろ逆相関。日中の期待成長率に10倍近い格差があることも勘案すると、ドル円とドル人民元が長期間連動するという期待に合理的根拠は希薄。

(3)元高=円高という連想は、2005年7月21日に人民元が対ドルで2.1%切り上げられた直後4時間でドル円が2.3%も円高に振れた記憶があまりに鮮烈だったことの後遺症という色彩が強い。中国政府が当時のような唐突な大幅切り上げを実施すれば当時の悪夢が蘇って条件反射的な円高が誘発される可能性はあるが、現在の管理フロート制ではドル人民元の1日当たりの許容変動幅は最大でも0.5%で、制度変更がないと当時のような唐突な切り上げは出来ない。

(4)人民元の相場の運用については、変更の時期も方法も、最終的には中国政府が決める。あまり予断を持たずに常に観察し、変化が起きた場合に現場で迅速な判断と対応が出来る心の準備をしておくことが大切。

という感じでまとめました。約7分半と少し長めですが、図表も使って解説しましたので、興味のある方はコチラからご高覧頂ければ幸いです。

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BOEは資産買い入れ枠を拡大するか

2010年3月 3日(水)17:35 written by 研究員 ジェルベズ

 2月下旬から下落基調を辿っているポンド/円は、1日に2009年3月12日以来、約1年ぶりの安値水準となる131.96円まで下落しました。
 何度かこのブログでも書きましたが、この背景には(1)英保険大手プルーデンシャルが米保険最大手AIGのアジア部門であるAIAを総額355億ドル(約3兆2000億円)で買収することになったことと、(2)英国で少数与党誕生の可能性が高まり、政局が混迷する不安が高まったことの2つがあります。
 
 (1)については、英企業による買収合意を受けて、ポンド売り・ドル買いが出るとの観測が高まったことが、(2)については、連立政権になることによって、財政規律の立て直しに向けたスピーディかつ一貫した行動が取りにくくなる見通しが高まったことが、それぞれポンドの売り要因となりました。

 こうした中、明日には英金融政策委員会(MPC)が開催されます。
 政策金利の据え置きはほぼコンセンサスですが、注目は資産買い入れ枠の拡大があるかどうかです。最近のイングランド銀行(BOE)要人の発言を振り返ると、資産買い入れ枠の拡大については「必要が出てくれば行う」という内容のものが目立っており、今回のMPCで実際に枠を拡大するかについて、市場関係者の間では五分五分という声が大きいです。つまり、今のところ結果の織り込みはそれほど行われていないということが言えると思われます。

 「枠を拡大」ならポンドには売り材料です。ストップロスを巻き込んで下げる展開になれば、2009年3月安値の131.44円までポンド/円は下げてもおかしくないでしょう。ただ、一方で拡大がなかった場合、イベント通過ということで、これまで下げてきたポンドは一旦買い戻される可能性があります。21時の金融政策発表の瞬間、どちらの方向に振れるかにはくれぐれも注意したいですね。

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ギリシャ支援で独首相の首が締まる?

2010年3月 3日(水)17:25 written by 研究員 ジェルベズ

独紙ビルトが電子版にて1日に約7万3000人の読者を対象に行った世論調査によると、5人に4人がギリシャ救済に反対しているそうです。

12月にギリシャの雲行きが怪しくなった当初、メルケル首相は支援に対してかなり前向きでした。しかし、こうした圧倒的な世論の反対によって、救済計画について駒を進められなくなっています。ドイツ自身も緊縮財政を行う必要がある中で、よその国を支援するなんてとんでもない!という所なんでしょう。メルケル首相も無理やり救済を行おうとすれば、急激な支持率低下は避けられそうにありません。

また、堅実なドイツにとって、これまで放漫財政を続けてきたギリシャは、まさに「アリとキリギリス」の「キリギリス」にみえるようで、「これまで楽しく適当にやってきて、今更困ったからって、真面目にやってきたこちらに頼ろうとしないでほしい」という心情的な面もあるようです。現地時間3日あるいは4日にギリシャで発表される予定の追加の赤字削減措置を受けて、ドイツがどのような態度を示すのか、注目ですね。

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ポンド/円、一旦は反発か

2010年3月 3日(水)17:21 written by 研究員 川畑

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(左:ポンド/円日足、右:ポンド/円30分足はいずれも3/3の17:00現在。クリックすると拡大します。)

昨日ポンド/ドルについて書きましたが、ポンド/円も反転の兆しが見えてきました。

といっても兆しであり、3/1につけた下ヒゲ(安値131.96円)を引値で割り込むことなく反発できれば、今まで売られてきた分の戻りは多少は出るのではないかと見られます。 しかし131.96円を引値で割り込むと一段安は十分に予想されるところであり、その場合は131.10円(12/31高値からのN計算値)もしくは130円の節目といった、心理的な抵抗が試されそうです。

そこで右の30分足に目を移しますと、131円台の滞空時間は極めて短く、その後は132.40円を割り込むことなく推移しております。加えて2/23高値(141.62円)からのレジスタンスラインを一度上抜けたことで、目先の下値圧力は緩和されたことが予想されます。 17:00現在はこのレジスタンスラインを挟んでのもみ合いとなっております。

そのため、先ほどの132.40円レベルがサポートラインとして機能し、本日始値(132.97円)より上で引けるかがポイントと見られます。 とはいえ大きな流れでは依然として下値圧力は強そうであり、まずは135.56円(131.96円から133.64円のレンジ倍返し)もしくは136.71円(2/26高値)まで戻せるかに注目したいと思います。

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ウクライナの政治不安長期化が信用問題に火をつけるか?

2010年3月 3日(水)17:04 written by 外為総研 岡田


ウクライナ最高会議(議会)は2日、連立与党会派の崩壊を宣言しました。
 

連立崩壊を受け、3日に内閣不信任案が可決される見通しとなりました。これにより、ティモシェンコ首相は辞任するものと見られます。
 

今後、ヤヌコビッチ氏が新内閣設立に向けて連立工作を目指す中、議会内で駆け引きが続くと見られる。
30日以内に連立が成立しなければ、大統領はギアいを解散させ、選挙を行うことができるが、もしそうなると、
不安定・不透明な政局が引きずったまま長期化する恐れがあり、そうなるとウクライナは外国から融資を受けられないままの状態が長期化する可能性があり、これがウクライナに融資している銀行を始め、国際金融業界での不安材料となります。
 

また、政局が安定しないままでは緊縮財政を始めとする政策も施行されませんから、国際通貨基金(IMF)からの信頼が回復できず、中止となっていたIMFからの融資を再開がストップする恐れもあり、これがまたウクライナに融資している銀行団(特にオーストリア)にとっては頭の痛いところです。
 

政局不安が沈静化するのか、新興国の信用問題の重点ポイントであるウクライナの今後の行方に警戒したいところです。

※過去の研究員レポートで、本件の詳細を説明しています。コチラをどうぞ。

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今夜から明朝に掛けての注目材料

2010年3月 3日(水)16:48 written by 研究員 ジェルベズ

ドル/円は朝にクロス円の売りに連れる形で円高・ドル安が進みましたが、9時半ごろに88.45円の安値を付けた後はすぐに反発。午後に入ってから円売り優勢の展開が続いています。この後の展開はどうなるのか、経済指標のスケジュールを確認していきましょう。

3/3(水)
19:00☆(ユーロ圏) 1月小売売上高
22:15☆(米) 2月ADP全国雇用者数
24:00☆(米) 2月ISM非製造業景況指数 
28:00☆(米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

3/4(木)
09:30☆(豪) 1月貿易収支


今晩は米国の重要指標が目立ちます。特に、ADP全国雇用者数は、5日発表の米2月雇用統計に向けての前哨戦的指標になりますので、注目したいですね。市場予想では2万人の減少と、前月(2万2000人の減少)よりは下げ幅を縮小するとみられています。予想より強い改善が見られればドル買い要因になるでしょう。



♪動画「外為番付 日々解説」はこちらから ← 「ECB・BOE理事会」の事前解説があります!
♪経済指標の予測カレンダーはこちらから
♪本日の為替の見通しはこちらから
 

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週足のドル/円を見て思ったこと

2010年3月 3日(水)15:15 written by 外為総研 岡田

 

 

20100303YEN01400.jpg

週足のドル/円チャート

 

(上記のドル/円チャート(週足)は03/03の15:00現在。為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。

先週の週足は、91円から88円台へと下落する、大きな陰線になりました。
その先週の陰線の実体部分を見ると91.89-88.74円になるので、その直前5週間分の実体部分を全部包む様な形になっています。
これは様々な取引の結果、売りが買いに勝っていて下落した、ということになります。

また、88.50円で線を引いてみたのですが、
88.50円よりも下は、実体での取引はほとんどない(つまり週足の始値-終値の両方とも88.50円である週はこのチャート上ではひとつもない。11月の終わりと12月の最初に終値と始値が88.50円を下回っていたことが1回ずつあるのみ)ということが分かりました。

88.50円以下はいかに「薄くてスカスカの状態」であるかということが分かるかと思います。
逆に行き出すとちょっと怖いような気がします。

 ※本日、朝の時点での見通しはコチラをどうぞ。
 

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ドル円、クロス円じり高、ただしポンド円を除く。

2010年3月 3日(水)15:10 written by 外為総研 植野

昼下がりの東京市場で、ドル円、ユーロ円、豪ドル円がジリ高で推移しています。

日本時間15:00過ぎ現在、ユーロ円は121円20銭前後、豪ドル円は80円40銭台、ドル円は88円80銭台、と、いずれも本日高値圏まで持ち上がってきました。

(1)ユーロ円の上昇は、昨晩深夜のスイス中銀によるユーロ買い介入、EU委員会によるギリシャCDS売り投機の犯人探し、米司法当局によるヘッジファンド5社へのユーロ売り調査、ギリシャの追加財政赤字削減計画への期待感、などが材料視されている模様。

(2)豪ドル円の上昇は、本日9:30に発表された豪州10-12月期GDPの結果を受けた豪州金利先高観の再確認が背景だと言われています。

ドル円の上昇については、特に背景らしきものは伝わってきておらず、上記の要因を背景としたクロス円の上昇に喚起された動きだと言う説明がもっぱらです。

こうした状況下、ポンド円だけはここ数時間133円50銭前後で固まっています。最近のポンド相場の雰囲気が表れているような感じの動きになっています。

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欧州時間はギリシャ待ち

2010年3月 3日(水)15:03 written by 研究員 神田

今日の欧州時間はギリシャの新緊縮財政案の公表待ちとなりそうです。

18時30分にイギリス・サービス業PMI
19時00分にユーロ圏の小売売上高

といった経済指標が発表予定ですが、
参加者の関心はギリシャ問題の行方に集まっている事を考えると
よほどのブレがない限り、これらの指標への反応はないとみて良いでしょう。

16時から始まるギリシャの閣議で、40億ユーロの新緊縮財政案が打ち出される見通しで、
具体的内容の発表待ちの姿勢が強まると思われます。
具体案が発表された場合の反応として考えられるのは、

(1)新緊縮財政案を好感して、ユーロ一段高
(2)材料出尽くしで、ユーロ安
(3)実行可能かどうかの見きわめが必要なことから、様子見で小動き

昨日から今日にかけてユーロはかなり買い戻されているものの、
売り持ちのポジションはまだまだ残っていると見られ、
(1)の可能性もありそうですが、事前の期待が高すぎるようだと(2)もありそうですね。
ただ、案としては評価できても実行可能かどうかは別問題で(3)の線も・・・

結局のところ、どういう内容のものが出てくるのか、待つしかなさそうです

発表は明日4日になる可能性もあるそうなので、待ちぼうけになる場合も・・・

 

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PIMCO運用責任者:英国の財政は調整の過程は容易

2010年3月 3日(水)14:15 written by 外為総研 岡田

世界最大の債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エルエリアン最高経営責任者(CEO)の昨日(2日)の発言です。
 

・英国は財政赤字問題を抱えているが、ギリシャなどの国と比べて調整に向けて財政政策以上の選択肢があり、多い。1つの選択肢しかない場合と比べて調整の過程は容易。一定の調整能力を有していることに投資家は気付き始めている。(英国の2010年の財政赤字は対国内総生産(GDP)比で12%を超える見通しで、アナリストからはギリシャの対GDP比12.7%を上回る可能性を指摘する声もある)
 

・投資家は各国のバランスシートに目を向けるべきで、ソブリン・リスクが今年の主要なテーマである。
 

・ギリシャの債務問題は複雑で解決には時間を要するだろう。
 

・中南米通貨については、一段の上昇余地を背景にアジア通貨をアウトパフォームしている。
 

・アジアでは今後数年で為替レートに一段の柔軟性が見込める。

===

ギリシャに比べて英国は問題があっても、調整可能、ということを述べたいのでしょうけれども、だからと言って、英国に全く問題がないわけではないことが悩ましいです。

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豪ドル/円 80.26円を超えるか

2010年3月 3日(水)13:45 written by 研究員 ジェルベズ

WS001202.JPG

豪ドル/円5分足チャートです。


朝の豪GDP発表後に乱高下した豪ドル/円はレンジを狭め筒もみ合った後、11時過ぎに下に放れました。ただ、今朝未明から2度反発した80.00付近では反発しています。


 
足元では今朝早朝に上値を抑えたラインである80.26円を試す展開となっています。ここで反落するようなら、また80.00円まで下げる可能性があるとみています。一方、80.26円を突破すれば、本日高値の80.34円トライになるとみられます。

いずれにせよ、レンジが狭すぎる点は否めませんが・・・(・・;

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豪ドル/米ドル、上値が重い

2010年3月 3日(水)13:32 written by 研究員 川畑

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(左:豪ドル/米ドル日足、右:豪ドル/米ドル30分足は03/03の12:50現在。クリックすると拡大します。)

昨日豪準備銀行(RBA)が0.25%利上げを行い、声明文のなかで今後の利上げに含みを残す内容となったことを受け、豪ドル/米ドルも底固い動きをしております。しかし30分足では昨晩より0.9060レベルがなかなか突破できず、頭の重い展開が続いております。

前述の0.9060ドルがしっかりと抜ければ、0.9293(2/5安値0.8578ドルからのN計算値)など0.93ドルへのトライが見えてくるだけに注目したいところです。

下値を見ますと30分足上では0.9015ドルがサポートとして機能しており、ここが切れたら0.8958ドル(昨日RBA理事会により急落した時の安値)への後退が予想されます。 その場合日足では0.88前半から0.90後半でのレンジ相場への移行も見込まれます。

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英ポンドは政局不安を背景とした動きに

2010年3月 3日(水)13:06 written by 外為総研 岡田

3月1日にポンド/ドルは1.4782の安値を見ました。しかし、その後は1.50台へと戻しております。

1日の下落の背景は、先週末に、英国のインターネット・マーケットリサーチ会社であるYouGovが行った世論調査が動揺の発端となっています。この世論調査では、保守党(英財政赤字削減を公約している)の労働党に対するリードは僅か2ポイントに縮まっており、絶対多数政党不在の議会が誕生する可能性が非常に現実的になったことです。

仮に保守党優位であっても連立政権が誕生した場合には、大衆迎合的な政策が採られる可能性が高く、そうなると、1800億ポンドもの財政赤字削減に向けた政策実行意志が弱まるものと見られます。
そうなると英国は現在の国債長期格付トリプルAを失うことへとつながり、懸念されるところです。


しかしその後、2日には、英国大衆紙「サン」の2日(火)の世論調査では、英財政赤字削減を公約している保守党が労働党を支持率で7ポイント上回る結果となりました。保守党単独政権になるとの見通しを市場は好感し、ポンドは買い戻しが優勢な値動きとなるとともに、同日の30年債入札も好調な結果で終わりました。

今後も、総選挙前の政治不安が高まりを見せると、ポンドは乱高下するとともに、場合によっては更に値下がりする可能性があります。注意したいところです。
 

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欧州勢参入時刻に白川日銀総裁が参院予算委に出席予定

2010年3月 3日(水)12:40 written by 外為総研 植野

本日16:00過ぎから約1時間の予定で白川日銀総裁が参院予算委員会に出席して、民主党の平野議員の質問に答える予定になっているようです。

先の衆議院予算委員会でのやり取りや、最近の要人発言語録を見る限り、本邦におけるデフレ長期化問題について、現在政府与党と日銀の見解で一致しているのは

(1)デフレの状態は良くない。脱却することが重要。
(2)いざとなったら、積極的な行動に出る準備が必要。

という2点ぐらいです。

デフレ長期化の一因を日銀の金融政策スタンスに求め、「ゼロ金利復活」、「国債買い切り増額」、「物価目標型禁輸政策の導入」などの政策変更を期待する政府サイドと、デフレ長期化の責任は金融政策には無いという立場から現時点での追加緩和に慎重な日銀サイドの「交わらない議論」が繰り返される可能性が高そうです。

よって、この材料は、基本的に為替相場であまり材料視されない可能性が高いですが、語録が伝わってくる時間帯が欧州勢力の参入時刻とほぼ重なるので、その時点での相場の味付け次第では、もしかすると語録の一部が後付け材料にされる可能性はあります。

一応、気に留めておきたいと思います。

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昼の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:03/03/12:00)

2010年3月 3日(水)12:11 written by 研究員 川畑

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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。

豪ドルは午前中は小動きのためあまり変化はありませんが、ポンド/円は朝の時点と比べ133円前半に買いオーダーがわずかに増えております。

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米司法当局によるヘッジファンドのユーロ売り調査?

2010年3月 3日(水)12:10 written by 外為総研 植野

ユーロドルがジリ高で推移し、本日午前中の東京市場で一時1.3650台を記録しました。背景の一つとして、米紙電子版が報じた「米国司法省によるヘッジファンドのユーロ売りに関する調査を開始」という報道の影響を指摘する声が挙がっています。

複数の情報源によれば、2月上旬に米系ヘッジファンド5社が集団で申し合わせてユーロ相場の押し下げに動いた可能性を調査中であるとのことです。米司法省は、2月下旬に送付した書簡で、複数のヘッジファンドに対してユーロ取引に関する書類やメール記録の保管を求めているとか・・・

本日のユーロ相場との定量的因果の分析は不可能ですが、個人的に思ったことを4つ・・・

(1)ヘッジファンドに限らず、市場関係者が同じようなポジションを持つことなんて、日常茶飯なのに何で今更これだけ問題視するのでしょうか。ランチミーティングなのか電話なのかメールなのかディナーなのかはともかく、為替市場関係者は常に会話していますし・・・

(2)ここ数カ月のユーロドルよりも、90年代初頭のポンド危機や、90年代末期のアジア通貨危機などの方がもっと問題だったのでは?

(3)米国の民主党政権が1月に提案した金融規制提案が立ち消えになりそうな中で、米政権の「アンチ・ウォール街」政策の代替手段として、たまたまこの取引が引っかかった?

(4)あるいは、もしかして米国政府はユーロ安・ドル高を嫌がっている?

特に強く違和感を感じたのは(1)で、こんなのにいちいち目くじら立てていたら為替相場なんて・・・

それに、国際決済銀行の調査(2007年4月)によれば、ユーロドルの取引金額は1日あたり8400億ドルだったそうです。新興国通貨などなら別ですが、ヘッジファンド数社がつるんだとしても、3カ月以上もユーロドル相場のトレンドを支配するのは不可能だと思いますし、実際の相場の値動きとの関係を為替で立証なんて出来るのでしょうか?

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昼の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:03/03/12:00)

2010年3月 3日(水)12:08 written by 研究員 神田

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(株)外為どっとコム提供

ドル/円は売り多めで、上値は重そうです・・・

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カナダ中銀の声明文は?

2010年3月 3日(水)11:45 written by 研究員 ジェルベズ

昨晩、カナダ中銀は大方の予想通り、政策金利を現行の0.25%に据え置くと決定しました。同時に発表された声明文の要旨は以下の通りです。

・カナダのインフレや生産活動は予想より若干高い
・強い経済や一時的な要因がカナダのインフレを促進している
・第2四半期の終わりまで、政策金利を0.25%に維持する見通し
・根強いカナダドル高や非常に低水準である米国の需要が、引き続きカナダ経済の大きな妨げ


カナダ中銀の政策金利据え置きはこれで9カ月連続になります。ただ、この件については以前から「第2四半期末まで維持」と明言しているので、驚くには値しません。
インフレについての見解は、前回の「わずかに下向き」という文言を削除して「予想より若干高い」としているところがポイントとなります。GDPも予想より強い結果でしたし、カーニー中銀総裁からも強気の発言が出ていたので、「やっぱり」という内容ですね。カナダドル高けん制の文言も相変わらず。ただ、声明文においてインフレ見通しが強気なものに変更されたのは大きく、発表直後にカナダドルは上昇しました。


今後のポイントとしては、利上げ時期は現行の文言どおり7月以降になるのか、それとも文言を変更して利上げ時期が前倒しされることはありうるのか、という点だと思われます。カナダの指標や要人発言には引き続き注意したいですね。

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豪ドル/円テクニカル分析

2010年3月 3日(水)11:14 written by 研究員 川畑

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(上記の豪ドル/円チャート(日足)は03/03の11:00現在。クリックすると拡大します。)

テクニカル面では200日移動平均(79.84円)や6日移動平均(79.96円)が近い79.90円レベルをサポートに、底堅い動きが続いております。 だがボリンジャーバンド幅に広がりが見られないことから、このまま78円前半から82円後半でのレンジ相場に移行する可能性があります。

上値は昨日NY時間につけた80.80円レベルがポイントかと見られます。NY時間には一時豪準備銀行(RBA)の政策金利発表時に付けた80.61円の高値を更新する場面が見られました。しかし80円台後半での滞空時間は短く、12日移動平均(80.83円)で頭を押さえられているため、まずはこの辺りの攻略がポイントと見られます。 

下値は前述の79円後半や78.18円(2/25安値)を切った場合、ボリンジャーバンド下限(76.74円)や昨年7/13安値(70.72円)からのトレンドラインが位置する76.90円前後がポイントと見られます。ここを割わると市場の注目は76円割れに意識が向かいやすくなりそうです。

○サポート
80.61円(RBA理事会での利上げ発表直後の高値)
80.80円付近(3/2高値や12日移動平均が近い)
81.10円(2/17安値)

○レジスタンス
79.80円付近(3/2安値や200日移動平均、6日移動平均が近い)
78.18円(2/25安値)
76.90円付近(昨年7/12安値からサポートラインが位置)

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ファイザーが独製薬会社に30億ユーロの買収提案

2010年3月 3日(水)11:06 written by 外為総研 岡田

製薬最大手の米ファイザーが、後発医薬品(ジェネリック)メーカーの独ラツィオファーマに最大30億ユーロ(約3600億円)規模の買収提案を行う方針であることが、事情に詳しい関係者2人の話で分かりました。

製薬業界では過去最大規模の企業買収になりますが、これに伴う、ドル売りユーロ買いの為替フロー発生が気になるところです。今後、ユーロが下値からの上昇することがあれば、心理的に後押しする可能性があります。

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昨日のユーロとポンドの上昇の背景

2010年3月 3日(水)11:03 written by 研究員 神田

WS000975.JPG 昨日から今朝にかけて、ユーロやポンドがドルに対して大きく上昇しています。
ギリシャが40億ユーロの新緊縮財政案を今日3日に発表すると
ウォールストリートジャーナル紙が伝え、これがユーロ買い戻しのきっかけとなったようです。

このほかにも、ウォールストリートジャーナル紙は
「米司法省がヘッジファンドに対して取引記録とユーロに関するEメールの保管を命じた」
とも伝えており、これもユーロを買い戻す口実にされたようです。

今朝には、ファイナンシャル・タイ ムズ紙が
「英保険大手プルーデンシャルの株価下落が米保険大手AIGに対する買収に障害となる可能性」
と伝えたことで、ポンドの買い戻しが強まりました。

このように、それほど重要とも思えない報道で、買い戻しが強まるあたり、
米雇用統計を前に、売り過ぎた欧州通貨をどこで買い戻そうかと考えていた投資家が
いかに多かったか、を物語っているように思います。

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ドバイの投資会社が債務不履行に マンハッタンの不動産3億ドル借入で

2010年3月 3日(水)10:20 written by 外為総研 岡田

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資ファンド(SWF)のプライベートエクイティ部門「イスティスマル・ワールド・キャピタル」が、米ニューヨーク・マンハッタンの不動産購入で借り入れた3億ドル(約270億円)でデフォルト(債務不履行)に陥ったとのことで、米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じました。

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ドバイ・ネームというだけで借入の期限更新に苦慮しており、資金繰りがうまくつなげない姿がうかがえます。

ドバイと言えば、例の220億ドルの債務再編の話もそろそろ、というところで、少しは気になります。
その話がまとまらないと、英国系の銀行にインパクトがありそうです。


 

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ギリシャの緊縮財政策の発表について

2010年3月 3日(水)10:10 written by 研究員 川畑

昨日はギリシャから3日に緊縮財政策の発表への期待により、ユーロが買われました。

その発表時刻は今まで未定でしたが、先ほどロイターより、日本時間午後4時からの閣議にてパパンドレウ・ギリシャ首相が新たな緊縮財政策が打ち出す見通し、とのニュースが入ってきました。

そのため午後4時以降は市場の注目はギリシャからの発表に集まるかと見られますが、ニュースの一文に「新たな緊縮財政策の詳細がその場で提示されるかは不明だが、4日までには公表される見通し」ともありました。そのため材料としては明日へ持ち越しとなる可能性もあります。

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豪州GDPはほぼ予想通り、金融政策への示唆は・・・

2010年3月 3日(水)09:40 written by 外為総研 植野

先ほど発表された豪州の第4四半期実質GDPは、前期比+0.9%と事前予想通りの結果になりました。ただし、第3四半期が前期比+0.3%、前年比+0.6%に上方修正されていたことの影響などもあって、第4四半期の前年比は+2.7%と事前予想の同+2.4%よりは若干高めでした。

豪ドル相場の反応は、発表された瞬間に豪ドル円が80円27銭まで上ヒゲを伸ばした後、80円04銭まで下落するという上下運動を示した後、80円20銭台に戻る格好になっています。予想を大きく上回る結果にはならなかったので、急激に買い上がる材料にはならないものの、比較的順調な豪州経済の回復が確認されたことで、昨日のRBA理事会声明で示された「平均値」に向けての政策金利水準の調整が続くという期待は維持される事になりそうです。

今回発表された豪州のGDP統計は、瞬間的な相場の値動きを喚起するには至らなかったものの、今後の豪州の金融政策の行方を考える上では、味わい深い結果になったと言えそうです。毎月息継ぎもせずに連続利上げを繰り返すような雰囲気ではなさそうですが、景気の腰が折れるという懸念が出てこない限り、平均値に向けた金利水準巻き戻しの動きも今年を通じて維持される可能性が高いと言えそうです。

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朝の注文状況(豪ドル/円&ポンド/円:3/03/09:15)

2010年3月 3日(水)09:24 written by 研究員 ジェルベズ

WS001200.JPG

提供は(株)外為どっとコムです。
豪ドル/円は板情報だけで素直に考えれば、80.00円から80.60円のレンジでしばらく推移しそうにみえます。
ポンド/円は全体的には薄い板ですが、132.00円の買いは厚めですね。

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朝の注文状況(ドル/円&ユーロ/円:03/03/09:15)

2010年3月 3日(水)09:23 written by 研究員 神田

 WS000973.JPG

(株)外為どっとコム提供

ドル/円の88.50円、底堅そうでもあり、割れると下げが加速しそうでもあり・・・

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豪州のGDP発表は本日9:30、かなり注目です・・・

2010年3月 3日(水)08:30 written by 外為総研 植野

昨日の豪州中銀理事会での政策金利発表ほどは注目されていませんが、本日の9:30には豪州の第4四半期の実質GDPが発表されます。

前回の第3四半期の結果は前期比+0.2%、前年比+0.5%で、今回発表される第4四半期の事前予想は平均で前期比+0.9%、前年比+2.4%となっています。成長率の大幅改善が予想されており、事前予想のハードルとしてはやや高めの設定になっています。

なので、少しぐらい前回よりもいい結果が出ても豪ドル相場への影響はあまり出ないかもしれない一方で、高いハードルをクリアして余りあるぐらいの強い結果になった場合は、それなりのインパクトがあるかもしれません。昨日のRBA理事会後の声明文では、今後豪州の政策金利は「平均的」な水準にまで回帰していく可能性が示唆されましたが、過去のRBAの政策金利運営をみると、概ね豪州の名目経済成長率(前年比)の動きとオフィシャルキャッシュレートが平行移動に近い形で動いています。

よって、今回発表される豪州の実質経済成長率が仮に予想通り+2.4%となった場合、豪州中銀のインフレ目標の中心値である2.5%を足し込むと、4.9%になり、昨日4.0%に引き上げられた政策金利よりも高い水準が妥当という雰囲気になるかもしれません。長期的に見た豪州の実質経済成長率の巡航速度(自然成長率)は、3.0%前後だと見る向きが多く、RBAの言う「平均値」とはだいたい5%台半ばと見る向きも多いようです。

いずれにしろ、昨日の豪ドルフェスティバルの余韻が残る中で、豪州の今後の金融政策運営への市場の関心は強まっています。今後の動向を占ううえで、本日9:30に発表される結果が非常に重要であることは間違いなさそうです。期待して待ちたいと思います。

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本日、ドル円のポイントは?

2010年3月 3日(水)08:09 written by 外為総研 岡田

20100303YEN0800.jpg



●(上記のドル/円チャート(日足)は03/03の08:00現在。為替レートは外為どっとコム提供。クリックすると拡大します。)

ドル/円は下落しましたが、88.50円近辺がサポート(下値支持)されている状態です。

ただし、これを下抜けすると、これまでドル/円を買ってきたポジションの一段の整理が入るでしょうか。

マーケットがドルショート(ドル/円の売り持ちに傾くこと)になれば、リバウンドで上昇することもあるのでしょうけれども、そんな感じはあまりせずに、むしろドル/円は買っていっているようにも見受けられます。

■上値ポイント
(1)90.53円:60日線(横這い)
(2)89.87円:20日線(下向き)
(3)90.01円・・・ラインD・・・84.79(2009/11/27安値)と88.53(2/4安値)を結んだ下値支持線の本日の場所
(4)89.18円・・・『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』(8:30現在)

■下値のポイント
2/4、3/2の安値88.53円近辺くらいしかめぼしいものはありません。
これを切れると、88.22円(84.79円-93.78円の61.8%戻し)や、88.00円や、87円台が照準に入ってきます。

あと、上記チャートのラインC’(93.78<1/8高値>と92.14円<2/19高値>を結ぶラインC、と平行に2/4の88.53円から引いたもの。)は、本日、87.50円にあります。

□なお、注目の時間足の指数移動平均に関してですが、

『60分足の20EMA』は88.94円です。
『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』の上値抵抗は89.18円になります。(08:15現在)

昨日(3/2)は、『60分足の70EMA(=4時間足の20EMA)』での戻り売りがワークしましたが、
今後は、『60分足の20EMA』での戻り売りがワークするのかどうか、確認してくことになります。



 

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ドル円、海外で乱高下。米国債利回りとの連動性を再認識

2010年3月 3日(水)07:17 written by 外為総研 植野

おはようございます。昨日のドル円相場は東京市場でジリ高推移の後、海外市場で急速に値を落す展開になりました。時系列に動きを整理すると・・・

(1)東京時間帯のドル円はジリ高で推移。早朝89円10銭台でスタートした後、豪州利上げ観測の当否をめぐって乱高下する豪ドル相場や、金融緩和観測を背景に下落するポンド相場を横目に見つつ、比較的冷静な動き。日本時間14:00台には一時89円37銭と当日の高値を記録。

(2)欧州勢力参入後、「ギリシャ公共セクター労組が3月16日に24時間スト実施」との報道を受けて、ユーロポンド、ユーロドル、ユーロ円が全面安。ユーロドルが一時1.3434と年初来安値を更新すると同時にユーロ円も一時119円77銭まで急落。ドル円も連れ安し89円を割り込んで88円88銭まで下ヒゲを伸ばす。

(3)ロンドン中盤からニューヨーク序盤にかけて、ショートカバーと米国債利回りの上昇を背景にドル円反発。「失業率9%台でも利上げ準備すべき」とのカンザスシティー連銀総裁のタカ派発言を受けて日本時間22:00台に米国2年債利回りが一時0.823%台、10年債利回りが3.648%台まで上昇し、ドル円も平仄を合わせる形で一時89円22銭まで上昇。

(4)寄り付き好調だ立ったNYダウが引けにかけて上げ幅を急速に圧縮したことや、ミネアポリス連銀総裁の米国雇用情勢と商業用不動産に対する弱気発言を受けて米国債利回りが一転して急落。引けにかけて2年債利回りが0.7918%まで下落すると同時に、10年債利回りも3.608%まで下落。ドル円相場も平仄を合わせる形で一時88円55銭まで下落後、若干買い戻されて88円70銭台で東京市場の朝を迎える。

・・・という流れでした。

昨日のドル円は特に海外市場で値動きが良くなりましたが、欧州市場の序盤ではクロス円経由の円高圧力が主役となり、その後は米国地区連銀総裁の相反する発言に誘発された米国債利回りのやや乱暴気味な「往って来い」に振り回されたと言う印象の強い相場展開でした。

本日の東京市場は、例によって材料難で、動くきっかけを見つけるのに苦労しそうです。注目材料はやはり今晩22:15に発表予定の米2月ADP全米雇用報告、24:00に発表予定の2月ISM非製造業指数などになりそうです。昨晩のニューヨーク市場でのドル円の動きは、米国債利回りとドル円相場の相関の強さを改めて認識させるような展開になりましたが、これら一連の米経済指標の結果を受けた米金融政策への期待の変化が注目されます。金曜日の雇用統計発表前ということで、派手な動きは封じられるかもしれませんが、ADP全米雇用報告は一応雇用統計の前座としての注目度が高いので、内容によっては米国債市場及びドル相場に相応のインパクトをもたらす可能性はありそうです。

今日も一日よろしくお願いします。

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