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米国公定歩合ショックから75時間が経過して・・・ - 外為リアルタイムレビュー

米国公定歩合ショックから75時間が経過して・・・

米国の公定歩合引き上げショックから約75時間が経過しました。

先週末のニューヨーク市場では、

(1)ダドリーNY連銀総裁やロックハートATL連銀総裁による早期利上げ観測火消し発言
(2)1982年12月以来の前月比マイナスを記録した1月米コア消費者物価指数

などを受けて、米国の早期利上げ期待がひとまず鎮静化し、やや前のめり気味だったドル円、ストーレートドル時市場でのドル買いの動きも一旦落ち着いた感じですね。

先週も書きこみましたが、今回FRBが発表した公定歩合の引き上げと貸出期間の短縮計画は、「FRBが民間金融機関へ供与している流動性枯渇保険の値段と期間を金融危機前の水準に戻す」ということに主眼を置いたもので、主要政策金利であるFFレートの引き上げ時期に関する市場の期待に影響を与えようという意図を含んだ政策ではありません。土日の間にみんなが米公定歩合引き上げの意味を咀嚼する時間を持つことができたこともあって、為替市場の反応もようやく冷静さを取り戻してきた感じです。

ただし、米国の公定歩合の引き上げを受けて、「米国の金融政策正常化の後のステップ」に対する市場参加者のセンサーは、従前にも増して感度が上がった感は否めません。米国の政策金利は既にゼロ近傍でこれ以上は下がらない状態にありますので、今後異例の流動性供給策や信用緩和策が撤廃されて、金融政策の正常化プロセスが完了した暁には、実体景気睨みで最初の利上げ時期を探ろうとする気運がより強まっていくことは想像に難くありません。

オージードルやユーロドルなどのストレートドル相場については、米利上げ期待の伸縮によって変化する「市場のリスク許容度」が株価や商品の反応を通じて複雑な影響を及ぼしたりするので判断は難しいですが、日米の中短期ゾーンの金利差に比較的敏感なドル円に関しては、(1)今後米国の景況感が温まってくれば最初の利上げ時期までの想定時間軸が短縮されてドル買い、(2)米国の景況感が再び冷え込めば想定時間軸が延伸されてドル売り、という比較的素直な反応が想定されます。

米国の金融政策がらみの材料として、目先的には24日、25日に予定されているバーナンキFRB議長の議会証言が注目されていますが、結局のところ、今後のFRBの政策運営の方向や速度は、今春以降の米国景気が進んでいく方向と速度に依存して決まるという状況は基本的には変わらないと思います。その意味では、いつもそうなってしまうのですが、3月第一金曜日の夜に発表される2月分の米雇用統計の結果が、本邦決算期末に向けてのドル円相場の味付けを決める一番重要な要素になりそうです。

結局毎月同じ事の反復ですね・・・

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