- 外為リアルタイムレビュー >
- アイスランド金融危機年表
アイスランド金融危機年表
- 2010年1月 6日(水)13:52
- この記事についてつぶやく
アイスランドの金融危機の流れについて、ここ数年の流れをかいつまんで年表にしてみました。ご参考まで。なお、昨日今日起こったことや、今後の見通しについては、コチラやコチラをご参照くださいませ。
2006/10
アイスランド第2位の銀行「ランズバンキ」が英国でネット銀行「アイスセーブ」にて個人向け預金サービスを開始。年利6%以上で大人気となり、英国民30万人が40億ポンドもの預け入れを行うまでに。
2008/5
アイスセーブがオランダで開始。年利5%以上。ポンド換算で17億ポンド集まる。
2008/9/15
「リーマン・ショック」を契機とする世界的な金融危機が台頭
2008/10/04
英国にてアイスランド系銀行の取り付け騒ぎが起こる
2008/10/06
アイスランドが金融危機を理由に非常事態宣言
2008/10/07
ランズバンキ国有化
アイスランド中銀理事が、アイスランドの銀行の対外債務を国が代わって返済する意思がない事を表明
2008/10/08
アイスランド第3位の銀行「グリトニル」が国有化
英ブラウン首相は英国民の預金保護目的で「反テロ法」を根拠に英国にあるアイスランド系銀行を凍結
2008/10/09
アイスランド最大の銀行「カウプシング」が国有化
2008/10/28
アイスランドは政策金利を15.50%から18.00%に引き上げ(通貨の信用回復とIMFをなだめるため)
2008/11/19
IMFがアイスランドへの21億ドルもの貸出を承認
2008/12/02
アイスランド政府が産業界に対して債務支援対策を発表。また、海外の債権者を落ち着かせるために、新銀行に対外債務を移すことも表明
2009/01/26
ホルデ首相退陣。アイスランド与党連合は解体
2009/02/01
社会民主同盟のヨハンナ・シグルザルドッティル氏が暫定的に首相就任
2009/04/25
暫定政府が選挙で勝利
2009/06/06
アイスランド政府が英国とオランダのアイスセーブ預金を補てんし、返済することに同意
2009/06/29
アイスランド議会が予算の不足分を補うための税金の引き上げと歳出カットを許可
2009/07/17
アイスランドがEUへの加盟を申請
2009/08/28
アイスランド議会がアイスセーブ預金の返済法案を、有限責任とする条項を盛り込んだ上で承認
2009/10/18
英国とオランダの非難により、アイスセーブ預金の返済法案が議会に差し戻される
2009/10/30
アイスランド議会がアイスセーブ関連法案の改正案を承認
2010/01/05
アイスランドのグリムソン大統領がアイスセーブ法案の署名を拒否
ちなみに、アイスセーブと同様に、カウプシング銀行のネット銀行「カウプシング・エッジ」がありました。これは11カ国で開業し、カウプシングが国有化されたときには同様に口座が凍結されました。ただ、フィンランドやノルウェーなどでは、地元の金融機関がカウプシングの業務を引き継ぎ保証したことで、大きな混乱はなかったようです。また、オーストリアでは、カウプシングとオーストリア当局が個別に結んだ覚書によって救済があり、違う銀行に口座が引き継がれたとのこと。ただ、ドイツにおいては英国やオランダのように救済がなく、比較的規模は小さい(預金者は3万人程度)ものの、やはり問題化しました。




