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リーマン前の状態に戻りたがってる? - 外為リアルタイムレビュー

リーマン前の状態に戻りたがってる?

おはようございます。

昨日のニューヨーク市場のハイライトは言うまでもなく第3四半期の米GDP統計でした。既報の通り、実質経済成長率が前期比年率+3.5%と、5四半期ぶりのプラス成長で市場予想の同+3.3%よりも良かったことで、「リスク許容度改善」の思惑が台頭しました。

この結果、昨日は、米国株式が大幅に上昇する流れの中で、金、原油、ドル円、クロス円、欧州通貨やオセアニア通貨のストレートドルなど、一昨日まで売られていたものが、ほぼすべて買い戻されて上昇しました。ドル円の上昇については、米国債が売られて10年国債利回りが上昇したことも一因だと思われますが、基本的に今週のチャートをみると、ユーロドル、オージードルとドル円は同じような平行移動モードになっているので、個別通貨市場のテーマが主役ではなく、株式市場や商品市況も含めた世の中全体の「リスク許容度」の伸縮がテーマになっているように見えますね。

ただし、よく考えたら、事前の市場予想で「米国が5四半期ぶりにプラス成長に復帰する」というのは織り込まれていたはずですし、「予想より成長率が高かった」とは言っても「前期比年率」で0.2%ポイントの上ブレと言うことは、「前期比」ベースでは0.04-0.05%ポイント程度の「予想外」に過ぎません。それでここまで見事に全ての市場が反応するということは、市場がそっち系の材料に飢えていたのかもしれませんね。

また、リスク許容度改善で株とクロス円が上昇と言うのは分かり易いのですが、秋口以降のドル円相場については同じような連想方程式がこんなに素直に使われて上昇することはありませんでした。それもちょっと新鮮ですね。9月なんかは米国株価が上昇している中でドル円は下落していましたから・・・。これから定着するのかどうかについては、もう少し時間をかけて見極めたいですが、何となく「リーマン前」のパターンに戻りたがっているような雰囲気を感じさせる昨日の相場でした。

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