2010年3月10日(水)17:14 written by 外為総研 植野
ポンド相場が軟調に推移しています。先ほど一時1.4883と、週初来安値を記録しました。
背景として指摘されているのは、
(1)欧州時間帯に新規参入してきた短期筋のポンド売り仕掛け
(2)16:45発表の仏鉱工業生産が予想より良かったことでユーロポンドでのユーロ買いポンド売り
(3)英国の財政赤字懸念や量的金融緩和追加観測の蒸し返し
などです。
同じ時間帯に、ポンド円も一時134円を割って133円87銭、ユーロポンドも0.91を超えて0.9101までポンド安が進み、ポンド全面安の様相を強めました。
相変わらず値動きの良いポンドですが、昨日も同じような時刻に同じようなパターンで売られており、最近のポンドはやや地合いが悪くなっていると言う印象です。
2010年3月10日(水)16:16 written by 研究員 神田
10日付けのウォールストリート・ジャーナルは
米連邦準備理事会(FRB)、景気回復期を迎え政策金利を引き上げる際には
そのかなり前から市場に利上げのサインを送る必要性がある。
サインの示し方についてFRB内での議論が高まっている。
と報じています。
来週16日のFOMCで「長期間」の文言が修正される可能性は低そうですが、
前回ホーニグ氏の1票だけであった反対票が増える可能性はありそうで、
注目のFOMCとなりそうです。
また、FOMCの数時間後の17日昼ごろには日銀から金融政策の発表が行われます。
こちらは、対照的に追加緩和が焦点となっており、
日米の金融政策の対比から、16-17日のドル/円は大きく動く事も考えられます。
だからこそ、昨日今日とドル/円はあまり動かないのかもしれません。
2010年3月10日(水)15:59 written by 外為総研 植野
さきほど、弊社ホームページ内に
外為の杜(もり)第22号「注目される中国の為替政策とドル/円相場」をアップしました。
中国の為替政策については、昨年11月下旬にも一度レポートにしましたが、その後の状況変化を踏まえて私個人の見解をまとめました。内容は・・・
(1)全人代開幕後、中国の為替政策に注目集まる
(2)中国経済回復、金融引き締め期待の萌芽が伸長
(3)今後、時の経過とともに人民元の高め誘導再開の可能性は逓増
(4)過去のドル円とドル人民元に有意な相関は存在しない
(5)唐突な元切り上げが実施されれば条件反射的な円高の可能性はあるが
(6)断続的な切り上げ継続、一気に大幅な切り上げ実施、はともに中国の国益に反する
(7)現在の管理フロート制を変更しなければドル人民元の許容変動幅は1日±0.5%まで
(8)ドル人民元相場観察の際の三段構えの判断基準
・・・といった内容になっています。
興味のある方はコチラからご高覧賜れば幸いです。
なお、上記のレポートの内容のうち、(8)を除いた部分のより簡略な動画解説をFXフォアキャスト「人民元切り上げ期待とドル円相場」でも行っています。先週水曜日に収録した7分30秒程度の動画です。
2010年3月10日(水)15:32 written by 研究員 神田
ブラウン英首相は10日、経済界の首脳らを前にスピーチを行う予定で、
このスピーチに先だってスピーチの抜粋を公表しました。
・「英国は岐路に立たされている」
・「前途にはなお大きなリスクが存在する」
昨日は欧州時間にフィッチのネガティブな見解を受けて大きく下落した
英ポンドは、いまのところ反応を見せていません。
むしろこの発言が伝わった後、対ドルや円では小幅に上昇しています。
後30分から1時間で参入してくる欧州勢がどう受け止めるか
ちょっと気になります。
今日はこの後18:30にイギリスの1月鉱工業生産が発表されます。
最近では、イギリスのネガティブ材料には敏感に反応する事が多いため、
予想を下回った場合は英ポンド売り再開となる可能性もありそうです。
2010年3月10日(水)14:50 written by 研究員 ジェルベズ
2月25日に78.16円の安値を付けた豪ドル/円はその後堅調に推移していますが、今週に入って2月22日につけた直近高値82.78円を射程圏内に収めながらも、上値が重い状態で推移しています。ここを突破してさらに上値を伸ばすのか、それとも反落するのか、鍵を握りそうなのが11日午前に発表される豪2月雇用統計と中国の消費者物価指数など主要経済指標です。
豪州の雇用統計については、今回は新規雇用者数が1万5000人増、失業率は5.3%になるという予想が出ていますが、これが市場予想を上回る結果になれば4月の利上げ期待が一気に高まり、豪ドルが急激に上昇する可能性もあります。一方、中国の経済指標については「消費者物価指数が市場予想の+2.5%を超えるか」と言う点が注目です。中国は2010年のインフレ率を3%に抑制することを目標としており、ここをを超える結果が出れば「中国の追加引き締め観測」が台頭するとみています。そうなれば、中国の緩和的な政策を受けた中国経済の堅調さを手掛かりに買われてきた資源国通貨の豪ドルは、一旦は売られることもあり得ます。
この2つの経済イベントを経て、豪ドル/円が直近高値82.78円目前の上値の重さを払拭できれば、2009年11月の高値となった84.18円辺りまで上値余地が広がるんですが、これら経済指標が積極的な豪ドル買いにつながらない結果の場合は、一旦先週末の米雇用統計前の水準である80.00円前後まで下落することも考えられます。
明日早朝にはNZの政策金利発表などもありますし、オセアニア通貨市場から目が離せませんね
2010年3月10日(水)14:36 written by 研究員 ジェルベズ
本日のドル/円市場は朝にやや値動きの荒さがみられたものの、概ね90.00円ちょうど前後で推移しています。この後の方向性の手掛かり材料を確認するために、経済指標発表予定を見ていきましょう。
3/10(水)
16:00 (独) 1月貿易収支
16:00 (独) 1月経常収支
16:00 (独) 2月消費者物価指数・確報
16:45 (仏) 1月鉱工業生産
16:45 (仏) 1月製造業生産指数
18:30☆(英) 1月鉱工業生産
18:30 (英) 1月製造業生産高
24:00 (米) 1月卸売在庫
28:00 (米) 2月月次財政収支
3/11(木)
05:00☆(NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート
08:50 (日) 第4四半期GDP・二次速報
08:50 (日) 3/6までの対外及び対内証券売買契約等の状況
09:30☆(豪) 2月雇用統計
11:00☆(中) 2月消費者物価指数
今晩は発表される指標は多いものの、手掛かりとして弱そうなものが並んでいます。むしろ明朝のオセアニアや中国の経済イベントの方が注目度は高いです。明日午前の資源国通貨の動きには注意が必要になりそうです。
2010年3月10日(水)14:24 written by 外為総研 植野
本日の東京市場のドル円相場はほぼ終日を90円前後の攻防戦に費やしていると言う印象ですね。早朝に一時商いの薄いところを狙ったまとまった売りがあって下に差し込みかけましたが、89円83銭まででした。
仲値通過後は、上は90円08銭、下は89円95銭の小さい値幅で一進一退。昼下がりに差し掛かって膠着感は一層強くなっています。
特段の材料もありませんし、このタイミングで敢えてやる気になれないのだと思います。
欧州勢力の参入を待ちたいと思います。
2010年3月10日(水)13:40 written by 研究員 川畑
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(上記NZドル/米ドルのチャート(左:日足、右:週足)は03/10の12:30現在。クリックすると拡大します。)
日本時間明日の午前5時、ニュージーランドではニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利発表が予定されています。市場では今回利上げを予想する者は皆無に等しく、年央からの利上げを予想する声が多いことから、政策金利発表後の声明文には注目したいところです。
NZドル/米ドルは日足チャート上(図左)では2/5安値(0.6806ドル)から反発し、上値を探る展開が続いています。20日移動平均(0.6977ドル)を越えて0.70台にしっかり乗せてきたため、0.71手前での攻防に足を取らるる可能性はあるものの、流れとしては0.7310ドル前後に位置する昨年10/21高値(0.7634ドル)からのレジスタンスラインへのトライが見込まれます。 ただ週足を見る限り、緩やかな下落トレンドが続いていることから、0.7310を超えるのは容易ではなさそうです。
反対に下値は0.6970ドル前後がポイントと見られます。 この付近には6日と12日、20日、そして200日移動平均が密集して束になっており、割れると流れが下向きに傾く可能性があるためです。その場合NZドル/米ドルはボリンジャーバンド下限(0.6877ドル)など2/25安値(0.6846ドル)が近い、0.68ドル半ばを目指す動きにつながる展開が予想されます。こちらも週足で見るとボリンジャーバンド下限(0.6825ドル)が近いため、この辺りの攻防の行方には注意したいところです。
○サポート
0.6970ドル前後(前述の移動平均が密集)
0.6846ドル(2/25安値)
0.6587ドル(昨年安値0.4891ドルから昨年高値0.7634ドルの38.2%戻し)
○レジスタンス
0.71ドル手前(60日移動平均(0.7096ドル)やボリンジャーバンド上限(0.7077ドル)が位置)
0.7134ドル(20週移動平均)
0.7310ドル前後(昨年10/21高値(0.7634ドル)からのレジスタンスライン)
2010年3月10日(水)12:58 written by 外為総研 岡田
来週の欧州連合(EU)財務相会合で協議される報告の草案内容が明らかになりました。
・ギリシャが財政赤字削減に向けて設定した増税による税収入の伸びは、同国政府が予想しているほどの歳入増にはつながらない恐れがある。
・需要減退が税収入にもたらす影響を過小評価すべきではない
==
・パパンドレウ首相は、今年の対国内総生産(GDP)比での赤字を8.7%と前年の12.7%から縮小することを目指しています。ギリシャ議会は今月5日、財政赤字削減に向け、さらなる増税と歳出減を盛り込んだ追加措置を承認しました。
・本件報告草案は、48億ユーロ規模の追加措置は「2010年の予算目標を達成する上で十分な内容に思われる」と指摘しながら、付加価値税や燃料税引き上げによる税収入では政府が推定しているほどの歳入増は見込めないリスクがなお残ると述べています。
・ギリシャ財務省によると、付加価値税(VAT)の中心税率引き上げで13億ユーロの歳入増が見込まれているほか、ガソリンとディーゼル油の消費税率引き上げでは推定4億5000万ユーロの税収増が予想されています。
2010年3月10日(水)12:52 written by 研究員 神田
先ほど12時20分に発表された中国2月の貿易収支は、76.1億ドルの黒字となりました。
輸出額の前年比45.7%増、輸入額の44.7%増と貿易規模の拡大が続いています。
これを受けて、豪ドルはドルや円に対して小幅に上昇したものの、
朝方付けた高値は更新できず伸び悩んでいます。
景気に過熱間も出始めている中国では、
明日、注目の2月の消費者物価指数が発表予定で、+2.5%の伸びが予想されています。
インフレ圧力は、利上げ観測や人民元上昇容認観測につながりやすいだけに、
貿易統計の好結果だけでは、豪ドルを買い上がる動きとはなりにくいようです。
中国の消費者物価指数や、鉱工業生産などは明日午前11時に発表予定です。
2010年3月10日(水)12:24 written by 研究員 川畑
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(株)外為どっとコム提供
ご参考までに。
朝の時点と比べ、豪ドル/円は82.50円より上の売り注文が、ポンド/円は134円より下の買い注文の厚みが増しているようです。
2010年3月10日(水)12:22 written by 研究員 ジェルベズ